こんにちは。理系就活情報局です。

「自分なりに頑張って就活をしてきたけれど、うまくいかない」

「最後まで内定が取れないんじゃないかと考えてしまう」

そんな心配を抱えている理系就活生も多いと思います。

そこで、今回は就活に失敗する人の特徴や挽回するための対策を解説します。

就活を成功させたい理系就活生は、ぜひ参考にしてみてください!

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就活に失敗したら人生終了?

就活に失敗したら人生終了?

就活は人生を左右するため、就活に失敗したら、人生が終わると考える方は少なくありません。

確かに貴重な新卒カードを使える機会のため、結果が出ないと思い描いたキャリアからは遠ざかるかもしれません。

ですが、就活に失敗しても人生は決して終わりではありません。

本章では就活に失敗した場合の進路を解説しています。

就活に失敗しても、人生を諦めるには早すぎることを理解していただけるでしょう。

就活に失敗しても人生は終わらない

結論、就活に失敗しても人生は終わりません。

「第一志望の企業に落ちてしまった」

「友達はもう内々定が出ているのに、自分だけ最終面接を突破できてない」

こうした状況になると、就活に失敗してしまった……と落ち込む理系就活生もいると思います。もし今失敗だと感じていたとしても、就活を続けていれば、光が見えてくる可能性は充分にあります。今が最終地点と考えず、成功につながる過程だと考えてみましょう。

就活には、秋採用や冬採用もあるため、夏休み明け以降にも採用のチャンスはあります。

また、現在は卒業後3年間は新卒扱いになり、卒業する年に就職できなかったとしても、新卒として就活を続けられます。

「周囲に遅れをとっている」と思うと、焦ってしまうかもしれません。

諦めず、採用情報を集めて就活の準備を着実に進めていきながら、自分だけのゴールを目指しましょう。

(参考:厚生労働省「大学等卒業・修了予定者の就職・採用活動時期について」)

大卒・大学院卒で就活に失敗したら高学歴ニート?

大卒や大学院卒で就活に失敗した場合、卒業後の就職は難しく、高学歴ニートしか道はないと考える方もいるかもしれません。

結論からいいますと、就活に失敗して内定がないまま大学・大学院を卒業しても、就職のチャンスはまだまだ多くあります。

卒業後の3年間は新卒扱いとなるうえ、昨今はどの企業でも人手不足が深刻化しています。

就活に失敗した原因を振り返り、対策を怠らなければ、昨今の社会情勢を考えると卒業後でも就職は十分に可能です。

自分は高学歴ニートになるしか道はないと諦めず、卒業後も粘り強く就職活動を続けましょう。

参考:第Ⅱ部第1章 我が国を取り巻く人手不足等の現状

就活で内定が出なかった場合の進路

就活に失敗したら人生終了と考えるのは、内定がない状態で卒業した場合の進路を知らないために起きている可能性があります。

幅広い選択肢があることを知らずにいると、新卒入社という一つの道が絶たれた瞬間に絶望感を感じてしまいます。

以下のとおり、就活で内定が出なかったとしても、将来につながる進路が数多くあることを覚えておくとよいでしょう。

  • ・進学
  • ・留学
  • ・知人にリファラル採用を依頼する
  • ・派遣社員として働き、実績をつける
  • ・公務員試験を受ける
  • ・個人事業主として働く
  • ・留年
  • ・就職浪人

就活が失敗だと感じるケースとは

就活が失敗だと感じるケースとは

成功や失敗の判断基準は個人で異なるため、同じ結果でも就活に成功したと感じる人もいれば、失敗したと感じる人もいます。

本章では、就活生が就活に失敗したと感じる一般的なケースを解説します。

内定をもらえない

就活が失敗だと感じるケース1つ目は、内定をもらえないことです。

特に、「絶対この会社に入社したい!」と意気込んでいた人ほど、第一志望に落ちた場合に就活に失敗したと感じます。

また、就活が佳境に近づいた時点で内定をひとつも貰えていない理系就活生も就活に失敗したと感じるでしょう。

友達はどんどん内定をもらっていくのに、自分だけが置いていかれていると就活に失敗した感覚を覚えると思います。

内定を獲得しても自分に合うか確信が持てない

就活が失敗だと感じるケース2つ目は、内定を獲得しても自分に合うか確信が持てないことです。

第一志望には落ちたものの、第二志望の企業から内定、苦労の末に得た初めての内定の場合、はたして自分に合う企業なのか悩む方は多いでしょう。

納得のいかない就活となっているため、まだ就職活動を続けるのか、他の内定先に決めるのかを決断できない方は少なくありません。

確信の持てない就活の現状に対して、自身の就活は失敗したと感じる方はいるでしょう。

就活を続けるのか、入社するのかの判断に迷ったときは、企業との相性を確かめるべく、採用担当者と会うなどの行動に出てみることをおすすめします。

内定が取り消された

就活が失敗だと感じるケース3つ目は、内定が取り消された場合です。

内定の取消により卒業後の進路が絶たれたことや内定を取り消すような企業を選択したことに、自身の就活が失敗と感じてしまいます。

「内定をもらって、4月の入社を楽しみにしていたのに、取り消されてしまった。」

「もう就職活動もしていないし、今から応募できる企業があるのかわからない。」

内定が取り消された方は、不安の中にいると思います。

まずは気持ちを落ち着かせて、しっかり睡眠を取りましょう。

気持ちの切り替えができたら、以下の行動を取るなど、少しずつ動き始めることをおすすめします。

  • ・就職活動の再開
  • ・企業側へ内定を取り消す理由の確認
  • ・弁護士・労働局への相談

就活に失敗する人の特徴

就活に失敗する人の特徴

今後就活をおこなう方は、就活に失敗する人の特徴を把握しておけば、事前に対策が可能です。

現在、就活がうまくいっていない方は、就活に失敗する人の特徴を把握して、自身を振り返る材料にしましょう。

本章では就活に失敗する人の特徴を解説するので、ぜひ参考にしてください。

就活を始める時期が遅い

就活の早期化が進む現在、スタートが遅くなってしまうと、周りと大きな差が生まれて結果につながらないことがあります。

いざ就活を始めようと思った時には、エントリーが締め切られていたとならないよう、就活スケジュールはしっかり確認しましょう。

多くの学生は学部卒での就職の場合、遅くとも3年の夏頃までに準備を始めており、就活の解禁時には既にOB訪問やESの添削などの準備を進めています。

中には、1年や2年時から準備をしている人もいます。修士卒の場合は、修士1年の夏~秋に就活をスタートするのが理想です。

自己分析・企業分析が足りない

自己分析や企業分析が足りないと、採用担当者に志望度が低いと判断されるため、内定が出にくくなります。

どの企業でも使いまわせる薄い内容の志望理由や自己PRを書いているESは、「この学生はまともに企業研究をしていないな」とすぐに見抜かれます。

例えば、志望動機に企業や業界の特徴を書いただけの文章からは学生の気持ちが全く伝わってきません。

また志望する企業のファンであるような内容では、志望動機としては弱いため、企業の事業に自分がどのように関わりたいかなどをプラスしましょう。

SPIの対策が後回しになっている

自己分析や企業研究、エントリーにかかりきりで、SPI対策がおろそかになっていると、その先の選考に進めません。

SPIは、くり返し問題を解くことで克服できますが、いきなり本番で受けると戸惑いから、うまくいかない可能性があります。基本的な学力があるから大丈夫と慢心せず、隙間時間を使って対策しておきましょう。せっかくエントリーシートが上手く書けていても、SPIでつまずくのはもったいないです。

ほかの理系就活生がやっていることは、自分もきちんとやって、周囲に遅れを取らないようにしましょう。

大手企業ばかり志望している

大手企業は魅力的ですが、その分倍率も高く狭き道となるため、内定が獲得できない可能性が上がります。

「誰もが知っている企業だから」「安定していて給料も良いから」と、安易に志望企業を選んでいませんか?

大手企業は応募者も多く、選考に通過できる可能性は低くなります。

将来の選択肢を狭めないためにも、志望企業は絞りすぎず、範囲を広げましょう。

大手ばかり志望している理系就活生の中には、就活の軸が定まっていない方もいます。

今一度、自分が就職する企業に何を望むのかを考えてみましょう。

専門性にこだわりすぎている

理系の学生は研究室でテーマを決めて、試行錯誤しながら日々学んでいます。

しかし、研究テーマのすばらしさや研究の実績などから研究そのものや専門性にこだわりすぎるあまり、志望企業を絞りすぎる理系就活生もいます。

たとえば、専門性にこだわるあまり研究職だけを目指すのは職種や企業、業界の選択肢を狭めるため、危険です。研究職はもともと狭き門であるのに加え、応募者も多く、質の高い学生が集まっているため、内定を獲得するのは難しい職種です。

あまりに専門性にこだわりすぎると、持ち駒やエントリー先がなくなり、就活に失敗する可能性が高くなります。

身だしなみやマナーに欠ける

学生と社会人ではマナーに対する意識のレベルが全く違います。学生なら許されたことも、社会人にとってはありえないことも少なくありません。

身だしなみやマナーはビジネスマンとしての基本でもあるため、欠けていると判断されれば、選考は落選になります。

自分が取る行動で相手が迷惑することが無いか、不愉快な気持ちにならないかと考えてみましょう。

礼儀とは相手に対して敬意を示すための作法をさす言葉であり、自身の言動に「敬意」が含まれているか振り返ることをおすすめします。

採用担当者は「礼儀を知らない」「マナーがなっていない」と感じた学生を覚えているものです。

「基本だからできている」と思い込まず、今一度自分の身だしなみやマナーを振り返ってみましょう。

就活が失敗して人生終了と感じる理由

就活が失敗して人生終了と感じる理由

誰もが人生において多くの失敗を重ねており、失敗から立ち上がってきたでしょう。

一方で同じ失敗でも、就活の失敗は人生終了と感じるほどダメージを受けます。

就活に失敗した場合、以下のことが頭によぎるため、多くの方が人生終了と感じます。

  • ・内定を取れるのが「普通」と考えており、内定の取れない自分はダメ人間と感じるため
  • ・周囲の進路が決まる中、自分だけ将来が決まらないため
  • ・新卒採用でしか入れないような会社に入るチャンスを逃したため

就活は社会人としての一歩が決まるため、失敗した場合のインパクトの大きさから、人生終了と感じる方が多くなります。

就活が失敗だと感じた時に取りたい対策

就活が失敗だと感じた時に取りたい対策

就活に失敗したと感じた場合、多くの方は落ち込み傷ついていることでしょう。

しかし、気持ちを切り替え、対策を打てれば、就活の失敗を挽回するチャンスは十分にあります。

本章では就活が失敗だと感じたときに取りたい対策を解説します。

まずは気持ちを切り替えて、就活失敗の原因を探す

就活が失敗だと感じた時は、まず現状に落ち込むことから抜け出しましょう。

一度就活から距離を置いて、しっかりと睡眠をとり、息抜きに趣味を満喫するなどがおすすめです。

少し気持ちが上向いてきたら、次は今までの失敗を振り返ってみましょう。

勉強で予習と復習をするように、就活にも振り返りが大切です。

  • ・どうしてESが通過しなかったのか?
  • ・どうして面接でうまく話せなかったのか?
  • ・どうしていつも二次面接止まりなのか?

上記の疑問を自分にぶつけると、徐々に改善点が見えてくるため、メモに書き残しましょう。

失敗の原因と思われる内容を調べる、もしくは人にアドバイスを求めるなどで、同じ失敗をしないことが重要です。

自己分析をやり直す

失敗の原因を見つけたら、次は自己分析をやり直しましょう。

就活で自己分析が不足すると、志望企業選びに影響します。

就活に失敗しているのは、あなたが自分のことをわかったつもりになっており、自分に合わない企業を選んでいる可能性があります。

改めて自己分析をして、自分の本当の望みは何なのかを探ってみましょう。

企業選びの軸を見直す

自己分析をして自分の望みを再確認できたら、次は企業選びの軸を見直しましょう。

自己分析をやり直すと、企業を選ぶ基準にも変化が生まれます。

今まで自覚していなかった望みが見つかったなら、以前とは違う基準で志望企業を選べるはずです。

企業選びの軸がなかなか思い浮かばない人は、先輩理系就活生の意見を参考に見てみるのもおすすめです。

逆求人型サイトを利用する

就活に失敗したと思う理系就活生には、大手ナビサイトしか使っていない方は少なくありません。

大手ナビサイトは、規模が大きい分、大手企業や有名企業に埋もれてしまうことを危惧して、あえて利用しない企業もいます。

一つの就活サイトに限定していては、優良企業へのエントリーを逃してしまうこともあるでしょう。

理系就活生には、理系に特化した逆求人型サイト「TECH OFFER」がおすすめです。

大手ナビサイトと異なり、理系就活生が応募するのではなく、あなたのプロフィールを見た企業から、インターンや選考案内などのオファーが届くサイトです。

もしかすると、今まで知らなかっただけで、あなたと相性の良い優良企業との出会いがあるかもしれません。

理系に特化した逆求人型サイトを活用して、失敗を挽回するチャンスを手に入れましょう。

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就活に失敗したときの心構え

就活に失敗したときの心構え

就活に失敗した場合、どのような気持ちで就活に再び取り組めばよいのかわからない方も多いでしょう。

就活を始めたときのようなフレッシュな気持ちで取り組むのは、ほどんどの方が難しいためです。

就活を失敗から成功へ転換するためには、以下の心構えで取り組むようにしましょう。

  • ・同じ失敗を繰り返さないように準備する
  • ・人は人、自分は自分の精神で結果を比較しない
  • ・一人で進めずに誰かに頼る

特に大事なのは一人で就活を進めないことです。

一人では気づけない失敗のポイントも、誰かにチェックしてもらえれば気づける可能性があります。

誰もが知る大企業も、事業に失敗をすれば改善のためにコンサルタントを雇うなど人を頼りにします。

同様に失敗を繰り返さないようにするために、人の手を借りながら改善を続けましょう。

就活に失敗した人の体験談

就活に失敗した人の体験談

「人の振り見て我が振り直せ」の言葉があるとおり、他人の行動を参考にすれば、自身の行動を改善できます。

本章では数ある就活体験談の中から、就活に失敗した体験談を取り上げます。

就活に失敗した体験談を参考にして、同じ失敗を繰り返さないようにしましょう。

就活に失敗した人の失敗談①:高学歴に高をくくり失敗

自身の経歴やスペックの高さにあぐらをかき、就活に失敗した方は少なくありません。

特に旧帝大や上位私立大学の出身者は、高い学歴が就活に有利と考えて、自己分析や企業分析など重要な作業を怠ることがよくあります。

経歴やスペックの高さから、ある程度の選考段階までは進めますが、準備不足が露見して、三次・最終選考では落とされます。

また自身に見合うと考えて、大企業・有名企業しか狙わない点も失敗の要因となりがちです。

大企業や有名企業は選考が早い時期に終わるため、気がつけば“持ち駒”がなくなる結果となります。

内定がないまま時期が進み、とりあえず内定が欲しいために、ミスマッチな企業ばかりを受ける悪循環が生まれます。

高学歴に高をくくった失敗談から学べるのは、自身の経歴・スペックには過信せずに全力で就活に取り組むことです。

「獅子は兎を狩るにも全力を尽くす」の言葉があるとおり、必要な準備を怠らないようにしましょう。

就活に失敗した人の失敗談②:専門性にこだわり失敗

理系就活生の中には自身の研究・専門分野にこだわりすぎて、就活に失敗するケースがよくあります。

特に専門性を追求している方は、専門性にこだわりすぎる傾向が強いため、要注意です。

研究・専門分野にこだわり、特定分野の企業・職種のみを狙い就活をしていると、対象企業・職種の募集が終了した瞬間に「持ち駒」がなくなります。

特定分野の業界研究・企業研究をしてこなかったために、慌てて方向性を切り替えても一朝一夕ではうまくいきません。

持ち駒がない焦りは判断ミスを呼び、内定欲しさにミスマッチな企業を受け始めます。

悪循環が始まると止められずに、就活が失敗します。

専門性にこだわりすぎる失敗談から学べるのは、就活の初期段階では業界や職種を限定せずに、広く見渡すことです。

思わぬ出会いから、自身に合う業界・企業に出会える可能性は大いにあります。

就活に失敗した人の失敗談③:数を打てば当たる戦法で失敗

自身の研究・専門性にこだわりを持たな過ぎるケースも、就活の失敗につながります。

業界研究・企業研究を怠り、手当たり次第に就活を進めるやり方では内定獲得は難しいです。

ある程度の選考段階までは進めますが、競合他社と比較して選定した理由など深い質問に上手く答えられないため、三次・最終選考では落とされます。

こだわりがない分、「持ち駒」に困ることはありませんが、決定的な決め手に欠けるため、内定には辿り着きません。

仮に内定が出たとしても、入社後にミスマッチを感じるケースとなるでしょう。

数を打てば当たる戦法の失敗談から学べるのは、自己分析・企業研究を深掘りして、自身に合う業界・企業を絞ることの重要性です。

幅広く社会を見渡すのはよいですが、自分にマッチする業界・企業を探すのも同様に大事な作業です。

まとめ

就活に失敗したと思っても、人生が終了することはありません。

気持ちを落ち着けたら、今の状況を成功へつなげるために、何をしたらいいのか考えてみましょう。

就活は人生の通過点の一つです。

世間一般の幸せに左右されず、あなただけの幸せを目指して、失敗を逆転のチャンスに変えましょう!

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