こんにちは。理系就活情報局です。
就職活動がスタートして選考が進んで行くにつれ、一人一人の状況には差が出てきます。
「なんだか、思っていた以上に就活ってうまくいかないな……」
そんなふうに思っている理系就活生の方もいるのではないでしょうか。
友達や研究室仲間の話を聞くと、すでに内定をもらっていたり、誰もが羨むあの企業の最終面接に進められそうだったり……。
つい自分の状況と比較してしまって、ゆううつになってしまうこともあるかもしれません。
そこで、今回は「つらい時どうしてる?就職活動の壁にぶつかった時の対処法」というテーマで解説していきます!
「周りは順調すぎて、つらい気持ちを共有できない」という理系就活生の方は、是非参考にしてみてくださいね。
理系の就職活動がつらい理由
理系の就職活動は、何かと「文系に比べて有利」と言われています。
就職活動がうまくいかない人の多くは、そういった「何となく大丈夫」という認識の元で就職活動を行っている可能性が多いです。
しかし、実際は「理系だから」というだけで就職活動がうまくいくわけではありません。
研究がすぐにゴールに達しないように、就職活動にも力を入れたり時間をかけたりして取り組む必要があるのです。
対処法に行く前に、まずは「なぜ理系の就職活動がつらいのか」というポイントを押さえるところから始めます。
研究との両立が難しく時間的な余裕がない
理系の就職活動のつらさは、研究との両立が難しいことに端を発しています。
それでなくとも就職活動はおおまかにスケジュールが決まっていて、説明会やエントリーの段階から〆切りが設けられています。
もちろん1社だけに絞って応募するわけにはいきませんので、数十社以上の企業について調べたり、エントリーシートを書く練習をしたりと、就職活動シーズン前に想定していた倍以上の時間と手間がかかります。
充分な対策をしなければ選考に通過できないとはいえ、時間的なゆとりの少ない理系就活生にとっては中々にハードです。
就職活動中は、時間的な縛りが細かく発生してしまうため、忙しい研究室に所属していると、体力的にも精神的にも余裕がなくなってしまいがちなのです。
進学する人が多いと周囲に相談しにくい
理系就活生のつらさは、周りに就職活動の悩みを相談しにくい環境も起因しています。
専攻にもよりますが、理系の場合は大学院進学は当たり前だという認識があります。
学部での就職活動をはじめから想定していない人が多いので、身近な友達や先輩たちに相談しても理解を得られないと感じてしまいます。
その上、数少ない就活仲間が自分よりも先に内定を貰い始めると、自分だけが取り残されているような気持ちになってしまうものです。
何気なくInstagramを見ていても「内定もらった!」という喜びの声を目にするなど、周囲との差を感じると、誰しも落ち込んでしまいます。
始めから志望先を絞りすぎてしまった
理系の就職活動がつらいのは、「就職活動に対する見込みの甘さ」が原因であることもしばしばあります。
「理系だから」「うちの大学の研究室だから」という気持ちが少しでもあると、周りの理系就活生がしている準備が充分にできていなかったり、始めから応募先を限定しすぎてしまったりという行動に繋がります。
企業ごとに決められた採用スケジュールに合わせて行動する以上、選考に途中参加することはできません。エントリー受付期間に応募できていなければ、どんなに熱意があったとしても選考に加わることはできないのです。
それなのにエントリー段階から志望先を絞り込みすぎていると、どんどん手数が減っていって、「あと1社しかない」という事態に陥ってしまう危険があります。
つらい就職活動を短期化するには初期の準備が重要
まずは、理系の就職活動がつらい理由について3つのポイントから解説しました。
「自分にもあてはまる部分がある」と感じたり、「読むのすらつらかった」と思ったりした方もいたかと思います。
ですが、安心してください。
もしあなたがいまつらい思いをしていて、「どうにかしたい」という気持ちが少しでもあるのなら、まだ挽回できるチャンスはあります。
以下では、「つらい就職活動を短期化するための準備」について解説していきます。
エントリーシートで落ちないための自己分析
「就職活動を短期化して、できるだけつらい思いをしたくない」という理系就活生は、まずエントリーシートで落とされることを防ぐ必要があります。
前述したように、就職活動は途中参加ができません。
自分の可能性を減らさないためには、エントリーシートを通過して手数を増やす必要があるのです。
そのためには、採用担当者に「この学生に会ってみたい」と思ってもらわなければなりません。
企業の採用担当者は、何百何千のエントリーシートを見るプロです。
一見良いことを書いているようで、ただ上っ面を撫でたような内容では、弾かれてしまいます。
選考を通過できるエントリーシートを作成するためには、何はなくとも自己分析が重要です。
「何となく知っているつもり」でいる自分の内心や望みにしっかりと向き合い、魅力的なエントリーシートを作成しましょう。
エントリー数は多すぎるくらいがちょうどいい
エントリーシートを書くことが上達してくると、次のステップに進めることが増えてくることと思います。
ですが、選考は一回だけではありません。最終面接で落とされてしまうことも当たり前のようにあります。
そのため、「もう◯社一次選考に参加できるからいいかな」と思った時は、自分でも多すぎると思うくらいにエントリーしておくことをオススメします。
選考は後になって辞退することができますが、エントリーは後からでは間に合いません。
自分の首を絞めないためにも、「エントリーは多め」を心がけましょう。
複数の就活サイトを使い分ける
可能性を増やしておく重要性は、就活サイト選びにも言えることです。
就活生なら誰もが登録する大手就活サイトは、その知名度の高さから幅広い企業を網羅しています。ですが、一つの就活サイトだけを利用していては、優良企業を取りこぼしてしまう可能性が高いのです。
大手就活サイトでは埋もれてしまうような優良企業を見つけたり、自分が知らなかっただけで魅力的な企業と出会うためには、複数の就活サイトを活用することが大事です。
「あのサイトには載っていなかったから、今年は採用がないのかと思っていた」
「知っていたら、応募したのに……」
そんな思いをしないためにも、特長の異なる就活サイトを賢く使い分けて、自分の将来の可能性を増やしましょう。
【理由別】就職活動がつらい時の対処法
ここまで、「理系の就職活動がつらい理由」と「つらい就職活動を短期化するには初期の準備が重要」について説明してきました。
次からは、実際にいまつらい気持ちをかかえている理系就活生に向けた内容に踏み込んでいきます。
3つのパターン別に、就職活動がしんどい時の対処法について解説します。
自分を否定されていると感じる時
選考に落ちてしまうとき、就活生が一番陥りやすいのが「自分を否定された」という感覚だと思います。
「今後の活躍をお祈りされても、この会社がよかったのに」
「意欲は示したつもりだけど、あれじゃ足りなかったのかな……」
そんな風に考えて、「自分はダメなのかもしれない」と思ったことのある人は多いのではないでしょうか?
そんな時に効果的なのは、友達や先輩、先生といった身近な人に「自分のいいところを教えて貰うこと」です。
「就職活動の自己分析をやり直したい」「自信をつけるために、客観的に見た自分の強みを知りたい」と伝えて、ポジティブなことばをかけてもらいましょう。
もしかすると、自分では思っても見なかった強みが見つかって、その後のアピールポイントにできるかもしれませんよ。
周囲と自分を比較して落ち込む時
そうはいっても、身近な人には就職活動の悩みは言いにくい。
なぜなら、友達や研究室仲間は順調に内定をもらっているから……。
そんな風に、周囲と自分を比較して落ち込んでしまった時には、頭を切り替えるのがオススメです。
自分と他者の比較はどうしても目が向いてしまいがちなことですが、出口の見えない問題でもあります。
映画を観たり、音楽を聞きながら体を動かしたりして、就職活動の悩みに引っぱられることなく別の何かに没頭できる時間を作ってみてください。
気分転換が上手くいくと、自然と気持ちが上向いてきますよ。
就活のモチベーションが保てない時
どんなにやる気を持って就職活動に取り組んでいたとしても、ゴールが見えてこないと感じると、意欲が減退してくるものです。
「つらいけど、でも頑張らなくちゃ」と思えるあなたは、充分えらいのです。
えらいからこそ、ちょっとだけ休息を取ることを自分に許してあげましょう。
どうしてもやる気が出ないと感じたときには、1日完全にフリーな日を作ってみましょう。
就活や研究から解き放たれて過ごすなら、何でも構いません。
ずっと気になっていた近場の観光地に出掛けてみたり、サウナでととのってみたり、好きな映画やゲームを満喫するのでもOKです。
「今日は就活のことは何にもしない!」と決めてリフレッシュすれば、はりつめていた気持ちも緩んで、また明日から頑張れるようになりますよ。
就職活動がつらいのは悪いことじゃない
これまで、「理系の就職活動がつらい理由」から「【理由別】就職活動がつらい時の対処法」まで紹介してきました。
中には、つらい気持ちから逃れられないという方もいるかと思います。
最後に、「就職活動がつらいのは悪いことじゃない」について解説します。
自分を責めるくらいならおいしいものを食べよう
就職活動は、思っている以上に精神的にも肉体的にもつらいものです。
「つらいのはあなただけじゃないよ。みんな同じように頑張っているんだから」
時には、そんな励ましに見せかけたことばを重く感じることもありますよね。
でも、自分を責めすぎないでください。
改善できるポイントがあったとしても、「就職活動がうまくいかない=あなたの存在が否定された」わけではありません。
反省して改善することは大切ですが、落ち込みすぎてしまうと上手くいくものも上手くいきません。
自分を責めすぎてしまうくらいなら、「今日はおいしいものを食べてぐっすり寝よう」というマインドでいるほうがずっと良いのです。
反省することができる=成長できる余地があるということ
自分のつらい気持ちをある程度コントロールできるようになったら、これまでの反省をするフェーズに移行しましょう。
反省することができるのは、これから成長できる余地があるということです。
落ち込むために過去を顧みるのではなく、明るい未来を掴むために「ポジティブかつフラットな視点」で失敗を見直しましょう。
俯瞰して眺めることで、改善できそうなポイントや「こうしたらいいんだ」という発見があるはずです。
これだけは知っておきたいポイント(まとめ)
この記事では、「【理系の就活】つらい時どうしてる?就職活動の壁にぶつかった時の対処法」について解説してきました。
重要なポイントをおさらいします。
・理系の就職活動がつらい理由
➀研究との両立が難しく時間的な余裕がない
②進学する人が多いと周囲に相談しにくい
③始めから志望先を絞りすぎてしまった
・つらい就職活動を短期化するには初期の準備が重要
①エントリーシートで落ちないための自己分析
②エントリー数は多すぎるくらいがちょうどいい
③複数の就活サイトを使い分ける
・【理由別】就職活動がつらい時の対処法
①自分を否定されていると感じる時
②周囲と自分を比較して落ち込む時
③就活のモチベーションが保てない時
・就職活動がつらいのは悪いことじゃない
①自分を責めるくらいならおいしいものを食べよう
②反省することができる=成長できる余地があるということ
・活用するべき逆オファーサイト
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