こんにちは。理系就活情報局です。
就職活動では、どこかのタイミングで「成績証明書」が求められます。就活生の皆さんは、大学や大学院の成績に自信を持っていますか?
「勉強よりサークル活動に力を入れていたので、成績はあまり良くない。成績が悪いと、就活は不利なのかな?」
「面接で成績のことを聞かれたら、どう答えればいいのだろう。」
このように成績に自信がなくて、不安を感じている就活生は少なくありません。
そんな悩みを持つ理系就活生に向けて、今回は大学の成績と就職活動の関係について解説します。あわせて、就職活動を上手に進める方法や面接で成績について聞かれた場合の答え方も紹介します。
大学の成績に不安を感じている理系就活生の方は、ぜひ参考にしてみてください!
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大学の成績が悪いと就活は不利?
「大学の成績が悪いと就活は不利なの?」という疑問をお持ちの皆さん。
結論から述べると、成績が悪いだけで不採用になることはありません。
その理由について、具体的に見ていきましょう。
成績だけでは就活生を判断しない
企業は「成績が良い人は即内定」と判断するわけではありません。それと同様に、成績が悪いだけで不採用になるケースも少ないといえます。成績だけで就活生を判断しないということです。
なぜなら、成績のつけ方は統一した基準があるわけではなく、大学や学部、教授によって異なります。したがって、大学の成績を見るだけでは学生を公平に判断できません。
また、大学の成績が良いからといって、ビジネスの世界で通用するかは一概に判断できません。仕事の場で必要なスキルは、コミュニケーション能力や協調性、リーダーシップ力など、成績だけでは測れないものが多いため、企業はそのスキルがあるかを総合的に判断しています。
新卒はポテンシャルが重要視される
新卒採用は、キャリア採用と違い社会人経験がないため、大半の企業がポテンシャル(潜在能力、将来の活躍の可能性)を重要視しています。ポテンシャルは成績だけでは判断できません。
企業がポテンシャルを感じる新卒は、次のような学生です。
●成長意欲がある
やる気や熱意、自主性がある学生は、成長意欲があると見られます。学業成績だけではな く、サークル活動、アルバイト、ボランティア活動などでもアピールできま す。
●明確なキャリアビジョンを持っている
この企業に入って、5年後、10年後にどうなっていたいかというキャリアビジョンを持っ ている学生は魅力的です。
キャリアビジョンを持つためには、しっかりとした企業研究をし、具体的なイメージを頭 に描き、言葉にして伝えられることが大事です。
●課題解決能力がある
自分の強みと弱みを把握・分析できている学生は、企業に入ってから遭遇するさまざまな 課題を放置せず、ポジティブな姿勢で解決していけます。
専門職を志望する場合は不利になることも
成績が悪くても就職活動への影響は少ないと述べましたが、懸念点もあります。
研究職など専門職で志望する場合、大学の専攻や研究内容を重視することが多いでしょう。専門職は、大学や大学院で学んだ内容が仕事に直結することがあるからです。
学内推薦を利用する場合も、成績が重要になるでしょう。理系は学内推薦が多くの大学にあります。
成績から、学生のスキルや人物像がすべて把握できるわけではありません。ただし、学問への姿勢を見られるため、理系就活生で研究職に就きたい皆さんは、可能な限り好成績をとっておくに越したことはありません。
なぜ企業は「成績証明書」の提出を求めるのか?
大学の成績が悪いだけで、就職活動が不利にはならない理由について見てきました。
では、なぜ企業は成績証明書を就職活動で提出させるのでしょうか。
大学を卒業できるか確認するため
学生に内定を出した後に内定者が卒業できないことがわかった場合、その学生は企業が指定する時期に入社できないことになります。
そのようなリスクを防ぐために、企業は学生の成績証明書を確認して、学生が確実に卒業できるか確認することが必要です。
企業は、「今年は新卒20人採用する」といった採用計画をたてています。目標達成のため採用活動を行っており、単位不足で入社できない学生がいると、計画が崩れ採用コストも無駄になってしまいます。
履歴書の内容が正しいかを確認するため
履歴書は本人が書くので、虚偽の記載ができてしまいます。嘘をつく信用できない人を採用すれば、企業としてもリスクを背負うことになるでしょう。
そのため、企業は成績証明書と履歴書を照合し、内容が正しく書かれているか確認します。
言うまでもありませんが、履歴書には事実を記載しましょう。
人物像を知るため
就職活動では、企業は多角的に学生の人物像を把握したいと思っています。成績証明書から、どんな科目やゼミを受講し、どんな研究をしてきたのかを見ることで、学生の興味関心のある分野を把握できます。
面接で「どのような思いで学業に取り組んできたのか」を質問し、学生の人柄を知る一つのヒントにする場合もあります。
入社後、どの部署や職種に配属するかを決める手掛かりにする可能性もあります。
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就活を上手に進める方法
成績の悪さを補うためにも、できるだけ効率的に就職活動をしたいものです。おすすめの方法を紹介します。
就活は早期にスタート
理系学生は研究と就職活動を両立しなければならず、できるだけ早期に就職活動をスタートすることをおすすめします。
就職活動の準備は、業界や企業研究と、自己分析が必須です。インターンシップやOB・OG訪問も、自己理解と仕事理解につながります。
早期に就職活動を始める学生は、企業研究や自己分析にじっくり取り組め、選考の経験を積めます。面接やグループディスカッションなどの場にも慣れられるため、選考の通過率が高まります。
選考を通過できない場合は、失敗をもとに対策を練り直し、次のチャンスに挑みましょう。数をこなせば、それだけ結果もついてくるので、早期スタートは効果的です。
大学のキャリアセンター活用
大学のキャリアセンターには、多くの卒業生の事例が集約されています。ES対策や面接対策はもちろん、OB・OG訪問につないでもらえます。
職員やキャリアカウンセラーが、さまざまな就職活動に関する相談にのってくれます。就職活動を効率的にするヒントを得られるでしょう。
参照:理系学生こそ積極的に使いたい!キャリアセンターの利用法を解説
オファー型リクルーティングサービスを活用「TECH OFFER」
理系学生に特化したオファー型就活サービスの活用も、おすすめです。
「TECH OFFER」は、登録をしておくことで、専門性や研究実績に目を留めた企業から直接、選考やインターンなどのオファーがもらえるサービスです。
上手に活用すれば、多くの企業とマッチングすることができ、効率的で幅広い就職活動につながります。
参照:テックオファーはどう使う?オファーをもらうためのコツも解説!
面接で成績が悪い理由を聞かれたら?
実際、成績が悪い場合、面接で「なぜ成績が悪いのですか」と聞かれるかもしれません。そのときの答え方が大事です。答え方次第で、印象が良くも悪くもなります。対策を見ていきましょう。
成績が悪い理由をきちんと説明する
まず、気をつけたいのは言い訳です。言い訳は社会人としてもふさわしくないので、しないようにしましょう。
面接官の言葉を素直に受け入れ、ポジティブな姿勢できちんと説明をすることが大事です。たとえば、部活動や留学、親の仕事を手伝っていたため、成績が悪くなってしまったケースもあるでしょう。
成績が悪くなってしまった原因を丁寧に答え、反省の言葉を添えましょう。そして、改善に努めていることをアピールしてください。
受け答えの例をあげます。
「実家の仕事を手伝わなければならなかったため、学業が疎かになった時期がありました。ただ、どのような状況の中でも成績が良い友人もいますので、私の努力が足りなかったと反省しています。今後は、家業と両立して学業の結果が出せるよう、時間の使い方を工夫して集中して勉強に取り組むようにしています」
面接の受け答えの際には、謙虚に前向きに答えることで印象がプラスになります。言い訳や開き直る姿勢はマイナスにしかなりませんので気を付けてください。
授業以外で得た強みをアピールする
学業以外に力を入れたことをアピールすることも大事です。部活動やインターンシップ、ボランティア活動などに熱意を持って取り組み、そこから得られた強みがあれば、真摯に伝えましょう。
就職後に活かせる強みは、大学の学業以外からも得られます。具体的なエピソードを交えながら経験したことを話し、仕事に活かしたいという思いをしっかりアピールしましょう。
「特にアピールできるようなことが思いつかない」という人もいるかもしれません。そのような場合は、大学時代を振り返って何か一生懸命に取り組んだことを思い出してみましょう。小さなことでも、何か自分に影響を与えたことがあるはずです。
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成績が悪くても大丈夫!効率的な就活をして内定を勝ち取ろう
企業は、成績だけで就活生を判断するのではありません。スキルや人柄など、総合的に判断されます。
成績が悪くても、面接の場でその理由を謙虚にきちんと説明し、授業以外で得た強みをアピールできれば、プラスイメージに変わります。
キャリアセンターやオファー型リクルーティングサービスを積極的に利用し、早期に就職活動をスタートしましょう。効率的に進め、自信を持って就職活動に挑みましょう。