こんにちは、理系就活情報局です。
今回は、理系の大学院を卒業した場合の就活事情を解説します!
多くの理系就活生が大学院を出ると就職が難しくなると思われていますが、実は就活にとても有利です。
この記事では「理系大学院卒のメリットデメリット」から「【理系で大学院卒】を最大限に活かして就活する方法紹介」までを解説します。
最後に、理系大学院卒の就活を優位に進めるために「理系大学院卒の自分と合う企業を見つけるべく、活用するべき逆求人サイト」を紹介します!
大学院卒で理系就活を優位に進めたい理系就活生は、是非参考にしてみてくださいね!
理系大学院卒における就活でのメリット・デメリット解説
大学院への進学にかかる労力や金銭的コストは決して小さくないため、就活をする上で院卒だからこそのメリット・デメリットがあるのかは気にならないでしょうか。
本章では理系大学院卒の就活する上でのメリット・デメリットを確認します。
理系大学院卒の就活生における就活でのメリット
理系大学院卒の就活におけるメリットは、以下の2つです。
- ・学部卒業では身につけられない基礎の能力を身につけられること
- ・専門分野を活かした就活ができること
大学院を卒業すると、学部卒業よりも2年も多くの研究や発表を行っているため、論理的思考力を始めとする基礎力や、専門知識が培われます。
また、研究を続ける上で様々な課題にぶつかり、解決して研究成果を出します。
課題解決のプロセスを繰り返すことによって、学部卒業では身につけることの出来ない、問題解決能力や分析力、強いメンタリティといった基礎力が得られます。
さらに、自身が選択して大学院で学んだ分野のため、学部生より詳しくなり、研究職や開発職などの職種で活かす事ができます。
理系大学院卒の就活生における就活でのデメリット
理系大学院卒の就活におけるデメリットは、学部生より社会人デビューが遅れる事です。
大学院に通うと2年間は学生の期間が伸びるため、24歳で卒業して社会人になります。
大学院に行って知識や基礎力を積むか、早く社会人になって経験を積むかは、しっかり自分と向き合って決めるべきでしょう。
理系大学院卒と学部卒の就活スケジュールの違い
大学院卒と学部卒では、強みや求められる素質に違いがありますが、就活スケジュールも異なります。
学部卒では3年の春・夏ごろから就活を始めますが、修士で卒業を目指す場合には1年の4月から就活を始める必要があります。
修士の場合は入学直後から就活を始めなくてはならないため、息つく暇はありません。
学部生も修士も基本的には、卒業までの残り2年を切るタイミングで就活を始める必要があります。
博士で卒業を目指す場合には、もう少し遅く2年目の夏から就活を始めて研究と両立できるように進めることをおすすめします。
理系大学院卒の学生は就職に不利?就職できない?
理系大学院卒の就活は難しい、選択肢が狭まるとよく言われたりしますが、実際はどうなのでしょうか。
難しいかどうかはさておき、選択肢が狭まることの捉え方を変えれば、選択肢を絞れると言い換えることもできます。
本章では就活が難しいといわれる理系大学院卒の就職事情を解説します。
そもそも大学院になぜ進学したのか
学部から大学院に進むと決めた時、皆さんはなぜそこに進もうと決めたのでしょうか。
おそらく学部で学んだ内容や惹かれる分野に興味や関心が湧いて、より深く学びたいと考えたからだと思います。
他の理由で進学された方もいると思いますが、自分のやりたいことが絞れているともいえるため、大学院で学習された学生さんは素晴らしいといえるでしょう。
大学院で学んだことを誇りに思って就活をしていただきたいです。
大学院卒、実はとても有利
大学院に進んだことにより、選択肢を絞れていると考えた場合、大学院卒の理系就活生は就活でとても有利といえます。
なぜなら専門職の選択肢や大学院で学んだ学生だからこそできる研究・開発職の選択肢は大学院を卒業したからこそ得られるためです。
大学院に進学するほど自身のやりたい事が定まっていることを生かして、自身の研究分野にそって就活を行えば良い方向に進むでしょう。
有利なはずの理系大学院卒が就活に失敗する理由
大学院への進学は高度な知識を身につけたり、研究の経験を積めたりするなど就活に有利なことばかりです。
一方で、就活で有利なはずの理系大学院生が就活に失敗している例は少なくありません。
理系大学院生が就活に失敗する理由は主に以下の2つです。
・就活対策が中途半端になる
・業界・職種にこだわりすぎる
1つ目は就活と研究の両立を目指した結果、対策が中途半端になるためです。
修士で卒業を目指す場合、就活は1年目から始めなければならないため、研究と並行して就活をすることが求められます。
両方を並行した結果、就活の対策が不十分となり、思うように結果が出ないケースは珍しくありません。
2つ目は業界・職種にこだわりすぎるためです。
大学院進学により高度な知識やスキルを身につけると、自然と専門性を生かせる業界・職種しか選択肢に入らなくなります。
就活の方向性としては間違えではありませんが、上手くいかなかった場合のプランが用意されていないため、リスクが生じます。
専門とする業界・職種に落ちた場合、慌てて対策を始めても企業研究をあまりしていない業界・職種のため、思うような結果が出ません。
就活で有利なはずの理系大学院生ですが、就活のやり方・方針を間違えると、就活に失敗する可能性が高まります。
理系大学院卒の就職先ランキング
就活を始めようと考えたときに、理系大学院生はどのような企業を目標にすればよいのかわからない方も多いでしょう。
もちろん先輩や知り合いの進路を参考にするのもよいですが、世間一般の理系大学院生がどこを目指しているのかも参考になります。
以下のランキングは理系大学院卒に人気の就職先になりますので、ぜひ参考にしてください。
- 1.ソニーグループ
- 2.パナソニックグループ
- 3.三菱重工業
- 4.味の素
- 5.日立製作所
- 6.KDDI
- 7.NTTデータ
- 8.トヨタ自動車
- 9.キヤノン
- 10.富士フイルム
参考:就職情報サイト マイナビ
理系大学院卒を最大限に活かして就活する方法を紹介
理系就活で内定を勝ち取るためには、抑えたいポイントが3つあります。
本章では理系大学院卒を最大限に生かして就活する方法を3つ解説します。
抑えるべきポイント①:自己分析を完璧にする
理系で大学院卒を最大限に活かすためのポイント①は、自己分析を完璧にすることです。
真に打ち込める研究分野はわかっていても、自分をよく知らなければ自分に合う企業も、働き方も職種もわかりません。
また、就活する上でよく耳にする就活の軸も定められません。
そこで、自己分析する上でオススメの方法を2つ紹介します。
1つ目は、自分年表を作ることです。
幼少期から現在までの頑張ったことや、喜怒哀楽を感じた出来事やイベントをまとめて分析することで、自分がどんな人間なのかが見えてきます。
幼少期から自分を振り返ることは、初めはくだらないと思うかもしれません。
ですが、意外にも人間は子供の頃からそんなに思考回路は変わらないため、ぜひ自分と向き合ってみてください。
2つ目は、自己分析を自分で行うだけでなく、友人などの他の人にも協力してもらうことです。
自己分析は自分目線のため、どうしても自分の考えでしか分析が出来ませんが、友人からの視点での分析も加わることでより精度の高い分析が出来ます。
抑えるべきポイント②:企業分析を完璧にする
理系で大学院卒を最大限に活かすためのポイント②は、企業分析を完璧にすることです。
ポイント①では自己分析の重要性を述べましたが、自分について詳しいだけでは企業と自分とのミスマッチが発生するリスクがあります。
そこで、企業分析をする上でオススメの方法を3つ紹介します。
1つ目は企業理念・経営理念を知ることです。
何を軸として企業が動いているのか知ることにより、企業が行っていることの根本にはある考えと行動原理が理解できます。
自己分析と比べて、共通点を見つけることもできます。
2つ目は、企業の歴史を知ることです。
日本を代表する自動車メーカーのトヨタ自動車は、元々紡績の会社であったように、今の事業とは別のことをしていた企業は世の中に多くあります。
企業の歴史を知ることで、理念だけではわからなかった企業のスタート地点を知る事ができます。
(引用元:【初心者向け】知ってる? 自動車メーカー社名の由来~日本編)
3つ目は、企業の社長の記事やインタビューを見ることです。
自分が直属の上司に指示される仕事の大元は、社長の決定からやってくるケースがあります。
社長がどのような考えを持って、会社を動かしているのかを知ることは企業を分析する上で大切です。
抑えるべきポイント③:企業と自身の相性をより重要視する
理系で大学院卒を最大限に活かすためのポイント③は、企業と自身の相性をより重要視することです。
理系大学院は学部生より専門的な知識を持っているため、自分と企業との相性は就職活動において非常に重要です。
より自身の知識やスキルを生かせる企業にいくことで、入社後はもちろん将来のキャリアがより良いものになる可能性が高まるためです。
理系大学院卒の自分と合う企業を逆求人サイトで見つけよう
理系大学院卒の就活でのメリット・デメリットから、就活で抑えておくべきポイントまでを紹介しました。
自己分析と企業分析の大切さ、自分と企業との相性が大事ということに触れました。
相性の良い企業と出会うためには、自分の目線から企業を見るだけでなく、企業からも見てもらうことで相性の良い企業に出会う確率が上がります。
相性の良い企業に出会える就活生におすすめな逆オファー型のサイトを紹介します。
紹介する逆オファー型のサイトをうまく活用して、理系大学院卒就活を優位に進めましょう!!
相性の良い企業に出会うために活用するべき逆オファーサイトは「TECH OFFER(テックオファー)」です。
TECH OFFER(テックオファー)は理系専用のサイトであり、採用企業が多い点も特徴です。
大手企業から中小企業まで、技術系の職種を中心にスカウティング(面談や早期選考案内の声掛け)が活発です。
素養や性格、経験・求める就職条件などを基にマッチングを行うことも可能で、自身が思ってもみなかった優良企業と出会えることも多々あります。
また登録でAmazonギフト券1000円分が貰えるのも嬉しいポイントです。
理系大学院卒の就職事情でよくある質問
理系大学院生は高い専門性を持つが故に、就活で特有の悩みを抱えており、解決策に困っているケースは珍しくありません。
本章では理系大学院卒の就職・就活でよくある質問を解説します。
大学院卒か就職で迷っている場合はどうすればいい?
学部の3年になると就活が始まりますが、理系学生の場合は大学院進学の進路もあるため、就職か院進学かで迷う方も多いでしょう。
結論からいえば、やりたい研究や知識を深めたい分野が明確にあれば、大学院への進学をおすすめします。
大学院の研究では研究結果を求められるため、本当にやりたいテーマでなければ続けることが難しいです。
就職が難しいことを理由に大学院に進学すると、研究に対するモチベーションで苦しむことになります。
大学院での研究はより専門性が高くなるため、明確にやりたいテーマがなければ就職をおすすめします。
大学院の卒業後でも就職は可能か?
高い専門性を持つ理系大学院生といえども、卒業までに内定が取れない可能性も十分にあります。
既卒になると就職はできないと考える方もいるかもしれませんが、大学院の卒業後でも就職は可能です。
昨今は人手不足が深刻であり、また理系人材が持つ高い専門性を求める企業は数多くあります。
在学中に内定が取れなかった理由を分析・言語化するなどの対策は必要ですが、準備をすれば、大学院の卒業後でも就職は可能です。
理系院卒が研究職以外に就くのはありか?
理系大学院生の多くが、専門性の生かせる研究職を目指します。
理系大学院生が研究職以外に就くのは、問題があると考える方もいるかもしれませんが、他の職種を選ぶケースも多いです。
実際、理系大学院生の中には高い論理的思考力を生かしてコンサルタントになる方や、数字に強い点を生かして金融系の仕事に就く方もいます。
就活時に幅広く業界や職種をみた結果、興味を引く業界・職種があっても不思議ではありません。
専門職を目指さない理由を回答できるようにするなど、プラスの対策は必要ですが、研究職以外を目指すのも立派な選択になります。
まとめ
重要なポイントをおさらいします。
- ・理系大学院卒の就活はメリットが多く、デメリットは少なめ。
- ・理系大学院卒を最大限に活かすために抑えるべき3つのポイント
①自己分析を完璧にする
②企業分析を完璧にする
③企業と自身の相性をより重要視すべきである
活用するべき逆オファーサイト:TECH OFFER(テックオファー)