はじめまして、理系就活情報局です。

今回は、理系学生のTOEIC取得について解説していきます!

多くの理系就活生が意外と知らないのですが、実は理系学生でもTOEICを受けるメリットが存在します。

そこで、この記事では、「理系就活生がTOEICを受けるべき理由」「企業別目標スコアの目安」などを解説します。

就活を優位に進めたい理系就活生の方は、ぜひ参考にしてみてください!

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理系でもTOEICが必要な理由 

理系でもTOEICが必要な理由 

就活に備え、TOEICを受験する学生は多いと思います。

しかし、理系学生がTOEICを受験すべき理由・メリットには、具体的にどのようなものがあるのでしょうか?

ここでは、理系就活生がTOEICを受験しておくべき理由を3つ解説します。

TOEICを受験すべきか迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。

TOEICを評価する理系企業が多い

理系学生がTOEICをもっていると良い理由として、TOEICスコアを評価する理系企業が多いことが挙げられます。

多くの理系企業では、入社後、昇格時にTOEICスコアが必要になります。

実際に、自動車メーカー・自動車部品メーカーでは昇格時にTOEICスコアが必須となっています。

文系職で有利になる

理系学生が文系職に就きたい場合、TOEICスコアをもっておくと文系学生よりも選考が有利になる可能性があります。

文系職への就職を考えている方は、TOEICを取得しておくと良いでしょう。

ただ、文系学生はスコアが高い人が多いため、文系職に応募する場合は注意が必要です。

エントリー時に必須の企業がある

実は、外資系・総合商社・トップクラスのメーカーなどでは、TOEICスコアでの足切りがあるケースがあります。

こういった企業では、入社後も継続して英語力の向上が求められるため、入社後にもTOEIC受験が義務付けられることもあります。

グローバルな業務・企業に興味がある方は、必ず受験しておくべきでしょう。

努力をアピールできる

ある程度学習時間が必要なTOEICスコアをもっていれば、自分の努力を伝えることができます。 

具体的には、スコアが600点以上あれば履歴書に書いても問題ありません。

さらに、高いスコアを持っている場合は、勤勉な姿勢をアピールできますし、グローバルな企業からの評価につながります。

英語が得意な方・自信がある方は、一度受験しておいて損はないでしょう。

そもそもTOEICとは

そもそもTOEICとは

TOEICとは、主にビジネスにおける英語力を測定するためのテストです。TOEICには、「TOEIC Listening & Reading(L&R) Test」「TOEIC Speaking & Writing」「TOEIC Speaking」の3つのテストがあります。就職活動で主に活用されるのは、「TOEIC Listening & Reading Test」です。

資格には有効期限がなく、得点に応じて就活を有利に進めるツールにもなります。企業の約半数が選考時にTOEICスコアを参考にしているというデータもあるなど、就活生は一度は受けておきたいテストのひとつです。

TOEICを重視する企業・職種の特徴

国内のグローバル企業をはじめとして、外国人を雇用している企業ではTOEICを重視した選考を行う傾向があります。ユニクロでお馴染みのファーストリテイリングや楽天、パナソニックなどが代表的な企業の例です。

グローバルに展開する企業では英語での社内コミュニケーションが推奨されていたり、英語力が無ければ就けないポジションなどもあります。そのため、海外文化を用いた出題の多いTOEICスコアを通して、英語力を確認するとともにグローバル感覚をチェックする企業が多いようです。自身の希望する企業や職種のスコア目安を確認のうえ、受験勉強を進めると良いでしょう。

TOEICの就職への影響が低いケース

一方で外国人雇用がない企業や、英語を活用していない企業である場合は、TOEICスコアの影響は高くない場合がほとんどです。国内中心の事業展開をしている企業や、日本人向けだけのサービスを展開している企業、中小の製造業などが代表的な例だと言えます。

とはいえ、製造業にも外国人の力が必要となってきている昨今では、今後英語を活用して行く方針のある企業も少なくありません。志望業界や企業の動向をしっかり把握したうえで、適切な対策を行う必要があるでしょう。

TOEICに関して注意すべきポイント 

TOEICに関して注意すべきポイント 

ここまで、理系就活生がTOEICを受験すべき理由を解説してきました。

しかし、TOEICを就活で使うにあたって注意すべき点もいくつか存在します。

ここでは、TOEICに関して知っておくべき注意点をご紹介します。

これからTOEICを受験しようと考えている就活生は、ぜひ参考にしてみてください。

TOEICスコアを重視しない企業もある

外資系・メーカーを中心に、英語力を備えているグローバルな人材を求める企業が増えていることは事実です。

しかし一方で、TOEICスコアをそこまで重視していない企業ももちろん存在します。

そのため、「ある程度高いスコアをもっていれば必ず評価してもらえる」とは思わない方がよいでしょう。

「TOEICスコアが高い=内定がとれる」わけではない!

英語力(=TOEIC)は企業が学生に求める能力のうちのひとつに過ぎません。

そのため、「TOEICスコアが高い=すべての企業から内定をもらえる」わけではないことを十分に認識しておきましょう。 

就活は総合力での勝負となります。

企業が求める能力をバランスよく伸ばすことが、就活全体としての成功につながります。

余裕をもって対策する

就活が始まると、TOEIC対策に充てられる時間はなくなってしまいます。

TOEICは、就活がスタートする3月より前に受験しておくとよいでしょう。

また、TOEICスコアに有効期限はないため、スコアの有効期間を心配する必要はありません。

時間に余裕があるうちに準備を始め、受験しておきましょう。

英語が苦手・自信がないという方は、早めに勉強を始め、就活がスタートする前に何度か受験できるようスケジュールを組むと良いかもしれません。

TOEICスコア別の解説

TOEICスコア別の解説

ここまで、TOEICを就活で使う上でのメリット・デメリットや注意点をご紹介しました。

ここからは、具体的なTOEICスコア別のレベルを解説をしていきます。

「自分が今どの位置にいるのか」「どこを目指すべきか」を把握する指標にしていただき、効率的に就活準備に取り組んでいただければと思います。

未受験もしくは500点台

スコアが500点台の場合は履歴書に書く必要はありません。

まだTOEICを受けた事が無い方・スコアが500点台の方は、600点を目標に勉強してみましょう。

600点は就活や昇進で基準となることが多いスコアであるため、学生のうちにとっておいて損はないスコアといえます。

時間的な余裕があるうちに、対策をはじめ受験してみましょう。  

600点台

スコア600点台は、履歴書に書いて問題のないスコアです。

また、スコア600点以上は理系学生の中では十分に高いスコアであるため、努力が評価してもらえるかもしれません。

スコアが高いに越したことはないので、余裕がある場合はもう一度受験し、ワンランク上のスコアを目指してみてはいかがでしょうか。

700点台

スコア700点台は、履歴書に自信をもって書けるレベルです。

TOEIC受験者全体のうち上位30%に入るため、企業からも「英語ができる」という評価を得られるでしょう。

また、英語に自信がない・苦手な方が700点台をとれた場合、満足していいスコアといえます。

そのような方は、いったんTOEICからは離れ、他の就活準備に注力してもよいでしょう。

800点以上

スコア800点以上は非常に高いスコアであり、必ず履歴書に書くべきレベルです。

面接の際には、グローバルな業務への意欲・関心をたずねられる可能性もあります。

外資系企業に興味がある方は目指すべきスコアといえます。

英語が得意である、もしくは余力がある場合は、可能な限りスコアを伸ばしておくと良いでしょう。

スコア別のTOEIC勉強法

スコア別のTOEIC勉強法

では、スコア別の勉強法についてみていきます。あくまでも勉強法の1つなので、参考にしたうえで自身に合ったやり方で進めると良いでしょう。

未受験もしくは500点台

500点代を目指す方は、基本的な単語の意味や文法の理解から始める必要があります。単語帳などを活用して単語を覚えながら、文章の構成を覚えていきます。何度も文章を読んでまずは英語に慣れ、概要を掴むことから始めると良いでしょう。

600点台

600点台を目指す場合は、基本+αの学習が必要です。例えば単語なら600点獲得の場合は5千語程度必要になると言われています。長文読解にも慣れながら、慣用句などの知識を身につける必要があります。リスニングとリーディング計200問のうち、120問以上の正解が600点台の目安です。

リーディングは自身で時間配分できますので、まずはリーディングで60問以上を正解できることを目標に勉強することをおすすめします。

700点台

700点台を狙うには、特にリスニング力が必要になります。リスニング強化法としておすすめなのが、ディクテーションと言う方法です。ディクテーションは耳で聞き取った英語を書きとるトレーニングで、答え合わせすることで正確に聞き取る力が身につきます。

また、インプットだけでなくアウトプットも非常に大切です。聞いた話をアウトプットしたり英会話を活用することで、話す能力の基本も身につけておくと良いでしょう。

800点以上

800点以上を目指す場合は、ネイティブレベルのコミュニケーション能力が目安となります。そのため、豊富な単語力が必須です。800点以上の場合は、8500語の単語を覚える必要があり、空き時間などを活用してできるだけ多くの単語を身につけます。

また、同時に会話能力を身につけるため、シャドーイングの実施も有効です。シャドーイングとは、音声を聞いて同じように発音しながら話すこと。意味や文法はもちろん、アクセントも意識して練習することをおすすめします。85%の正解が必要になるため、苦手分野のない状態まで勉強しておくことが必須です。


【企業別】TOEICボーダースコア

【企業別】TOEICボーダースコア

ここまで、TOEICスコア別に解説をしてきました。

ここからは、TOEICスコア別に、そのスコアを求める具体的な企業名を挙げていきます。

就活でTOEICを使う際の目標スコアとして活用してみてください。  

600点以上

・スコア600点~

 …王子製紙、大正製薬、大和ハウス工業、ニトリホールディングス、 住友商事(総合   職) NEC(全社員) 三井物産(入社時)、日立製作所(総合職2年目社員) 横浜ゴム(全社員) 日本ビクター(全社員) 楽天(一般職全社員)、マツダ(課長職) トヨタ自動車(係長) 日本IBM(課長) 富士通(エンジニア・事業企  画担当・入社2年目社員) 住友商事(総合職)、 丸紅(入社5年目社員)

 

・スコア650点~

 …アサヒビール、佐川グローバルロジスティクス 、シチズンホールディングス 、 双日   (主任クラス) ソニー(係長級・課長級) ブリヂストン(開発企画職上級) 楽天(係  長級)

700点以上

・スコア700点~

 …三菱電機、ヤマト運輸 、ブリジストン、 東京電力、三菱自動車、 伊藤忠商事(入社4  年目社員)、 伊藤忠商事、資生堂 シャープ、みずほ証券、ソフトバンク、武田薬品、  京葉銀行、 日本IBM(次長) 住友商事、双日、丸紅、三井物産、三菱商事、NTTコ   ミュニケーションズ(新人の1年間派遣権利)

・スコア750点~

 …丸紅(入社5年目社員) 三井物産(入社3年目社員)、 楽天(上級管理職・部長     級)

800点以上

・スコア800点~

 …住友不動産、野村不動産、日立製作所、 三井住友(総合職全員の目標スコア)、 日本  マクドナルド、NTTコミュニケーションズ、ヒュンダイ

・スコア850~

 …野村ホールディングス(グローバル型社員)、富士通(海外出張)、三菱商事(社内留学)、   Panasonic(国際広報)

まとめ

TOEICの受験はアドバンテージにもなりますが、就活をおろそかにしないよう注意が必要です。受験勉強と並行して就活を進める場合は、「TECHOFFER」の活用がおすすめ。専攻や研究分野、志望業界や職種などを登録しておくだけで、無料で企業からのオファーを受け取ることができます。

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