【就活ノウハウ】失敗する原因から学ぶ、理系就活の基本の「き」

失敗から学ぶことは少なからずあると、認識されている方々は多いと思います。
これはもちろん就職活動にも当てはまります。
ですので、本記事を通して、先にありがちな失敗を理解し、早期からの対策を入念にしておきましょう!

目次

  • 無い内定理系学生にありがちな失敗とは
  • 先輩たちの失敗から学ぶこと
  • これだけは知っておきたいポイント(まとめ)

インターネットには就職活動に関する情報があふれています。

ESを書くための筆記用具の選び方から面接時の挨拶の仕方まで、ない情報はないというほどありますが、それでも毎年就活に失敗する人がいます。

彼らはどこでどのようにつまずいたのでしょうか。

ここでは理系就活者がやってしまいがちな失敗と、それを防ぐための就活の基本について解説します。

無い内定理系学生にありがちな失敗とは

まわりがどんどん決まっていくのに自分はESの段階で落とされてしまう、最終的に希望の企業の内定がもらえず仕方なく全く希望していなかった企業に就職することになってしまった、という話はよく聞きます。

就活に失敗する学生には共通点があることをご存じでしょうか。ここではその「ありがちな失敗」についてご説明していきます。

就活を始める時期が遅い

多くの学生は学部卒での就職の場合、遅くとも3年の夏頃までに準備を始めており、就活の解禁時には既にOB訪問やESの添削などをかなり進めています。

中には1年や2年から準備をしている人もいます。修士卒の場合は、修士1年の夏~秋に就活をスタートするのが理想です。

夏インターンシップへのエントリーは4~6月にあるのでこの点も押さえておきたいですね!

工学系の中でも特に機械、電気電子、建築・土木、情報系学生などは学校推薦があるから大丈夫、とのんびりしていて準備を怠ると失敗します。

学校推薦は学内での審査もありますし、推薦が取れたからといって必ず受かるとも限りません。

中には解禁時に就活を始めたのに、いい会社に就職が決まったという話を聞いて安心しているのかもしれませんが、そういう人はごく一部の「特別な人」と思った方が賢明でしょう。

自己分析・企業分析が足りない

自己分析や企業分析が足りないとESの内容が薄っぺらに見えてしまいます。

どの企業でも社名を変えたら使えてしまうような志望理由や自己PRを書いているESは見る人が見れば「この学生はまともに企業研究をしていないな」とすぐに見抜かれてしまうはずです。

例えば、志望動機に企業や業界の特徴を書いただけの文章からは学生の気持ちが全く伝わってきません。

またその企業のファンであるというような内容も、そのままでは志望動機としては弱いです。

その商品やサービスに自分がどのように関わっていきたいかなどをプラスしていきましょう。

エントリーする企業数が多すぎる

就職活動は、たくさん応募すれば内定率が上がるというものではありません。とりあえず有名な企業に入れればいいと考えてエントリー数を増やすのは危険です。

エントリー数が増えれば増えるほど、各企業の準備に割ける時間は短くなっていきます。その結果ESの内容や面接の準備が追い付かなくなり、かえって面接までたどり着かなくなったという事態を招きかねません。

友人たちがどんどん内定を取っていく中で、焦りがでて自信を無くし、さらにエントリー数を増やしてしまう悪循環に陥ることがありますので注意が必要です。

自分の研究テーマにこだわりすぎる

理系の学生は研究室でテーマを決めて、試行錯誤しながら日々学んでいます。

しかし、研究テーマのすばらしさや研究の実績など、研究そのものの売り込みや将来性について語ってしまう学生が時々います。

就職活動は自分をアピールするものですから、特に研究に強い思い入れがある学生は注意が必要です。

研究職だけを目指してしまうのも危険です。研究職はもともと狭き門であるうえ、応募者も多く、質の高い学生が集まっています。

あまりこだわりすぎると失敗する可能性が非常に高くなります。

また、研究と言っても一般企業では応用研究を行っている場合が多いのが特徴です。

利益を求め、納期やコストを意識した応用研究は、多くの大学の基礎研究とは内容が異なる場合もありますので求職内容をよく確認してください。

入社への熱意が伝わっていない

本人がどれほど優秀であっても、入社への熱意がなければ採用担当者の心を動かすことはできません。

なぜこの会社に入りたいのか、入ったらどんなことをしたいのか、そのためにどんな努力をしているのか(するべきなのか)を具体的に説明する必要があるのです。

面接の場合にはさらに熱を感じるような本気度を声や態度でも示すことが大切です。どれだけ素晴らしいことを語っても、無表情で抑揚のない声では何も伝わりません。

伝えたい言葉は、全身からあふれる強い気持ちの後押しがあって、初めて伝わることを覚えておきましょう。

人に誇れる実績がない

自己分析をしてみたらアピールできるポイントが全くなく、通り一遍の事しか書けなかった・話せなかったという人も少なくありません。

自分でも自信がないものを強くアピールすることはとても難しいといえるでしょう。

しかし、どのような研究をして、その研究を通して何を得たのかをきちんとまとめて伝えることができればそれは立派な「実績」といえるのではないでしょうか。

また、実績や自己PRは大学時代に限ったものではなく、子供の頃から続けてきたことなどでも構わないのです。熱心に取り組んできたことや、自分がどのような人間かをしっかり分析することが大切です。

参考:理系就活における自己分析方法「ライフライン分析」他4選を徹底解説!

理系就活は自己分析も論理的に!「なぜなぜ分析」で自分の軸をつかもう

やる気が出ない

就活生の中には「就職活動が嫌」という人や、そもそも「就職したくない」という人が少なからずいます。そのような気持ちがあるため就職活動をする気にならないと考えられます。

就活が嫌という人には、お金を稼ぐ手段として企業に就職することに納得していなかったり、受験勉強のような雰囲気が嫌だったりという理由があるようです。

一方、就職したくないという人の中には企業というものに良くないイメージを持ちすぎている可能性があります。

やりたくない仕事を押し付けられる、満員電車で通勤しなければならない、ブラック企業に入りたくないなど、マイナスなイメージが払拭できない状態なのかもしれません。

中には進学か就職か迷っていて決め切れていない人もいるでしょう。そういう場合は就職が先送りになるだけか、大学に残って研究を続けるかの2択となります。

文章力がない

ESを書く時に、内容にこだわりすぎて文章としてきちんと成立していないものが少なからずあります。その典型が読点(、)で文章をつなぎ過ぎた長文です。

文章には読みやすい長さというものがあります。だらだらと長い文章は要点が分かりにくく、非常に読みづらいものです。

また「~でした」「~ました」の繰り返しも良くありません。こういった文章を書いている学生は、要点をまとめる文章力がないと評価される可能性が高くなります。

毎日10分でもいいので本や新聞を読む習慣をつけておきましょう。

作成した文章を一度音読するのもおすすめです。句点(文章最後の。です)まで息継ぎをせずに読んでみて、途中で息が切れるようならその文章は長すぎると考えて間違いないでしょう。

採用側に対する礼儀がない

学生と社会人ではマナーに対する意識のレベルが全く違います。学生なら許されたことも、社会人にとってはありえないことであることも少なくありません。

例えば連絡や相談にLINEを使うのは良くありません。LINEしか連絡先を知らないのであれば、メールアドレスを聞いて改めてメールするなどの配慮が必要です。

特にLINEで長文を送るのは完全なマナー違反といえるでしょう。また、OBの方にESの添削をお願いする時は、相手が仕事をしていることを良く理解し、期限を長めに取ることも必要です。

自分が取る行動で相手が迷惑することが無いか、不愉快な気持ちになったりしないかと考えることは大切です。

礼儀とは相手に対して敬意を示す作法をさす言葉ですから、その言動に「敬意」が含まれているか考えてみてください

採用担当者は「礼儀を知らない」「マナーがなっていない」と感じた学生を覚えているものです。ESや面接でどれだけ取り繕っても、本質がバレていれば意味がありません。

ネット上にある就活テクニックだけで乗り切ろうとする

ネットには就職活動に関する情報があふれています。しかし、書いてあることを実践すれば必ず内定がもらえるとは限りません。

ネットの情報は就活における心構えやノウハウを提供するものであって、特定の個人に向けて発信されたものではないのです。

ひとりひとりが違う人間である以上、「このサイトに書いてあることをやっておけば大丈夫」ということではありません。

就職先が決まらず絶望する

就活を乗り切る戦術に失敗したか、他に問題があるのかは分かりませんが、何社受けても内定がもらえず精神的に追い詰められる就活生は少なくありません。

今まで頑張ってきたことが全て否定されたような気持になり、引きこもりになってしまったり、うつ状態になったりする学生もいます。

自分の価値を他人との比較でしか確認できない学生が増えてきている結果ともいえます。自分の幸せは自分で定義するものと考えて、他社との比較はやめましょう。

現在では逆求人サービスを行う会社や、既卒者の就職支援サイトもありますので、何が良くなかったのか考えて再チャレンジできることを覚えておくとよいでしょう。

先輩たちの失敗から学ぶこと

就職活動で失敗した先輩を見て「自分はこうなりたくない」と強く思った人も多いでしょう。

失敗には必ず原因があります。失敗をしっかりと分析し、同じ轍を踏まないように万全の対策で望むために、まずはここから考えていきましょう。

就活はいつから始めるか

修士卒で就職したい人は修士の夏インターンシップの応募(4-6月)からがスタート。

学部卒で就職をしたい人は3年の夏のインターンシップから就職活動は始まりますので、遅くともそれまでには開始しましょう。

テックオーシャンのアンケートによると、3年の8月には就職活動を既に始めていると答えた学生が70%近くに上りました。

※2020年8月段階での21卒理工系学生への就活アンケート調査結果より

また外資系企業は日系企業よりもさらに選考開始が早く、卒業前年の4月にはインターンシップのエントリーが開始されます。

外資系のインターンシップは選考を兼ねている場合も多く、ここで優秀な成績を収めることができればこの時点で内定が出ることもあります。

外資系を希望する場合はインターンシップへの参加が必須になるため、より早い時期から準備が必要になります。

企業の中には1年生から参加できる就活イベントを行っているところもあります。

業界や企業の絞り込みまで行かなくても、自己分析などできることから早めに手を付けておくことが賢明です。

エントリー数はどのくらいがいいか

21卒の理系学生のエントリー数は平均で10~15社ほどとなっています。

エントリー数をある程度絞ることで、各企業の準備に取り組む時間をしっかりと確保することができます。

時間をかければ内定率が上がるわけではありませんが、納得するまで行うことができる分、気持ちにも余裕を持つことができると考えられます。

研究テーマのアピールは必須、説明は分かりやすく

理系学生は大学での所属や専攻で業界や職種を選ぶことが多いため、研究に関してのアピールは絶対に必要になってきます。

主な研究内容や実績のほか、その知識をどのように役立てることができるのかについてもしっかり説明できるようにしておきましょう。

あえて失敗したことを取り上げて、いかにその状況を乗り切ったかといったアピールの仕方も有効です。

ただ、面接官の全てが学生の専門分野に明るいわけではありませんので、説明をするときにはなるべく分かりやすい言葉を使用することを心がけましょう。

学生に限ったことではありませんが、理系の人間は専門用語を使いたがる傾向があります。

研究室の中では共通語でも、研究室の外では全く通じない可能性があるため、かみ砕いて説明ができるように準備しておくことも忘れないでおきましょう。ぜひ頑張ってください。

これだけは知っておきたいポイント(まとめ)

・就職活動は早めに始めるほど有利になる

・応募企業数は絞ってそれぞれに全力で挑む

・他人の失敗であっても、そこから学ばない者は成長しない

  • 監修
    株式会社テックオーシャン
    人工知能やビッグデータを駆使し、理工系人材領域における採用ベストマッチングを生み出すHR Tech企業です。 理工系学生専門のオファーがもらえる就活サービス「TECH OFFER」と、大型イベントから1on1面接まで、気軽に企業と出会えるカジュアル就活サービス「TECH MEET」を運営しています。