こんにちは。理系就活情報局です。
2027年(令和9年)の3月に大学卒業予定の「27卒」の方は、就活シーズンを間近に控えて、さまざまな不安を感じていると思います。
「27卒のスケジュールはいつから始まるの?」
「大変そうで、何から手を付けて良いのかわからない」
そんな不安を抱いている27卒の理系就活生に向けて、本記事では就活スケジュールと、就活シーズンに向けて取りたいファーストアクションについて解説します。
就活は、早めに第一歩を踏み出す事が大切です。
そのために、まずは本記事を読んで、基本的な就活スケジュールを把握しておきましょう!
27卒の就活スケジュールはどうなっている?いつかスタート?
27卒とは?何年生のこと?
27卒は、2027年3月に大学または大学院を卒業予定の学生のことです。
具体的には、2025年4月時点で大学学部3年生、または院1年生が27卒に該当します。ただし、留年や休学・留学などの事情で卒業時期が遅くなり、2027年3月に卒業予定になる学生も27卒に含まれます。
27卒は従来の就活スケジュールに準拠
就活を始める前に、まずは27卒の基本的な就活スケジュールを把握しておきましょう。
効率的な就活を進めるためには、まずは全体像を知ることが必須です。全体像を理解しておくことで、事前準備をスムーズにできるメリットがあります。
27卒に関しては、従来の就活スケジュールに準拠するということになります。
近年ではスケジュールやルール策定の仕組みに変化がありましたが、27卒はほぼ影響がないと考えてよいでしょう。ここでは一般的な就活スケジュールについて整理しておきます。
28卒は就活スケジュールが変化する可能性も
27卒まではほぼ現行スケジュールが踏襲される見込みですが、就活スケジュールは年々早まっているのも事実です。
ますますインターンの重要性が高まり、早期に人材を確保したい企業による早期選考・早期内定の傾向は強まっていくでしょう。
一方で、大手企業の富士通が2026年度から「新卒一括採用」を廃止し、通年採用を導入することを発表しました。新卒や中途採用の枠組みを設けず、採用計画数も定めないとしており、大手企業がこの流れに続く可能性も捨てきれません。
今後の採用関連のニュースを注視する必要があるでしょう。
27卒が就活で取り組むべき項目一覧
自己分析
自己分析は、就活をする上で基本となります。「自分がどんな人間で、どんなことに興味を持っているのか」「強みや弱みは何か」などしっかりと把握したうえで、働き方や企業選択へ反映する必要があります。
業界・企業研究
業界・企業研究は、自分に合った企業を見つけるために欠かせない作業です。
また、書類対策や面接対策をする上でも基礎となるため、おろそかにすると選考で苦戦することになるでしょう。
説明会参加
一般的に、企業にエントリーした後は説明会の参加を経て選考へと進みます。
説明会日程は複数設けられているケースが多く、オンライン・対面など実施形式は様々です。意中の企業がある場合は、早くから日程をチェックして参加できないことがないようにしてください。
就活の軸を明確にする
就活をする上で、自分の軸を明確にすることは迷った時の判断基準として非常に重要です。
「何がしたいのか」「どんな働き方をしたいのか」「将来のビジョン」「仕事とプライベートどちらに重点を置きたいか」など、複数の項目から軸をもち、企業選択の基準として活用しましょう。
ES・面接などの選考対策
書類対策となるESやガクチカ、グループディスカッション対策・筆記試験対策・面接対策などの選考対策も必要です。
特に、書類対策と筆記試験対策は選考初期に課されることが多く、突破できなければ面接に辿り着けません。
27卒の基本的な就活スケジュール
27卒の就活は2025年春からインターンのエントリーで動き出す
27卒の就活は2026年3月に採用情報が解禁されてから動き出します。
2025年4月〜6月は、27卒対象の就活サイトがオープンし、27卒向けサマーインターンシップ情報を公開しはじめます。
この期間は、サマーインターンシップの募集と並行して、27卒向けの就活イベントやセミナーが開催されるので、志望する企業のイベントを逃さないようにしましょう。
中には、4〜5月でインターンシップの応募を締め切ってしまう企業もあります。
6月には各社インターンシップの受け入れを開始し、採用活動における企業の足並みも揃っている状態となっています。一方でこの時期からの就活開始を逃すと、インターンや説明会への参加ができない場合もあります。
企業にアピールする機会を逃してしまわないよう、早めに就活を開始することをおすすめします。
2025年9月までに就活の下準備をする
2025年の8〜9月は、サマーインターンシップの時期にあたります。
夏は一年を通して最もインターンシップが多い時季のため、この期間までに就活の下準備を終えておくようにしましょう。
夏は大学が休みになることもあり、サマーインターンシップは長期開催が多い傾向にあります。
春〜夏の間に就活の準備をしておくことが、その後の就職活動を左右します。
インターンシップに集中するためにも、コツコツ準備をしておきましょう。
2025年9月からは本選考の準備期間
2025年9月から〜は、本選考の準備期間です。
2025年10月から2026年1月にかけては秋〜冬季インターンシップが行われるとともに、一部の早期選考を進める企業は27卒新卒採用情報をします。
企業によっては、この時点でエントリー受付や早期選考を行なう場合もあるため、志望する企業や業界の情報はしっかりチェックしておきましょう。
また、大学によっては、12月初旬頃から学校推薦の説明会が行われます。
2026年2月から説明会・エントリー開始
志望する業界や企業によって多少前後するものの、2026年2月からは会社説明会の開催やエントリーシートの〆切が立て続けに訪れます。
就職活動はエントリー期間を逃してしまうと、以降の選考に参加できません。
この時点でどれだけエントリーできるのかによって、理系就活生の選択肢の数は変わってきます。
2026年3月からは就活ルールに則って、採用情報の公開が続く時期です。
今まで準備してきたことをもとに、志望する会社に漏れなくエントリーしましょう。
2026年6月から本選考開始
2026年6月から本格的に本選考が始まります。
書類選考を突破すれば筆記試験や面接に参加でき、企業の採用スケジュールに則って、随時内々定〜内定が出始めます。
スケジュールが込み合ってくるので、アプリや手帳で予定を管理して、志望企業の選考に参加しそびれることがないよう気をつけましょう。
ただし、実際には6月以前に内定が出ることも多いため、選考のピークが前倒しになるケースもあるので注意が必要です。
就活を有利に進めるために取り組みたいこと
OB・OG訪問
可能な限り、OB・OG訪問をして採用要項に書かれていない生の情報を聞くようにしましょう。なお、志望企業側にOB・OG訪問したことや話した内容が報告されるケースが多いです。そのため、、調べてすぐわかるような質問や休日・福利厚生に関する質問をたくさんすると印象が悪くなります。
くれぐれも失礼のないOB・OG訪問を心がけ、話す内容や質問にも気を配ってください。
各種就活イベントへの参加
各種就活イベントには可能な限り参加しましょう。
「興味のない業界だから」「知らない企業だから」と敬遠せず、積極的に参加すると視野が広がり、より多くの業界や企業を知るきっかけになります。
志望企業のIR情報をチェック
志望企業のIR情報はしっかりチェックしておきましょう。
もし、見方が分からない場合は親や先輩などに質問して、志望企業の最新情報を知っておくことが大切です。
長期インターンへの参加
可能であれば、長期インターンへ参加しましょう。
理系学生は研究室などの学業も忙しいため、なかなか長期インターンへ参加しづらいですが、夏季休暇などを利用して参加している学生もいます。
もし、志望企業で長期インターンを募集していたら、スケジュールを上手く調整して参加してみてください。
ビジネスコンテストへの参加
ビジネスコンテストへ参加して賞をもらうことで、ガクチカや面接でのアピールに使えるだけでなく企業から直接声がかかるケースがあります。
参加するビジネスコンテストにもよりますが、企業が審査員を務めているケースもあります。特に、志望職種や業界と近いコンテストの場合は参加すると就活を有利に進められる可能性があります。
27卒の就活で注意したいポイント
27卒用の就活アプリを活用する
就活用のアプリはたくさんありますが、必ず27卒に対応したものを使いましょう。
違う卒業年度のアプリを使うとスケジュールが狂い、後で慌てることになりかねません。自分が登録している新卒就活サイトが提供するアプリを使うと安心です。
早期選考を行う企業が増えている
近年は、優秀な人材を早い段階で獲得したい企業によって、早期選考が進んでいます。
そのため、大まかな就活スケジュールはあるものの、志望する業界・企業によって情報公開やエントリー期間も異なります。
「まだ志望する業界の募集が少ない時期だから余裕があるな」と構えていると、第一志望の企業を見逃してしまう可能性も否めません。
就職活動を円滑に進めるためには、日々企業のHPや就活サイトで情報収集を欠かさないようにしましょう。
オンラインとオフライン選考を使い分ける企業が多い
コロナ禍によって、就職活動には大きな変化が訪れました。
リアルイベントがことごとく中止となった結果オンライン採用が浸透し、実際に会社まで赴くのは最終面接のみだったという場合も少なくありませんでした。
落ち着きを見せてきた現在でも、採用活動をオフラインとオンライン開催を使い分ける企業が増えています。
27卒の就職活動は、企業の方針に合わせてオンライン・オフラインを切り替えながら選考が進むと考えられます。
27卒の就活が終わっていないとやばいとされる時期は?
27卒の就活が終わっていないとヤバいとされる時期は、学部4年生または院2年生の夏頃です。
この頃になると、多くの企業で内定が出され、多くの学生が何らかの内定を手にしている状態となります。教職や進学・公務員試験を受ける場合は別ですが、夏になっても全くない手がない場合は就活の見直しを含めた仕切り直しを考えましょう。
28卒の就活情報が増えてきたらヤバいと思おう
基本的に、27卒採用が一段落すると企業は次の28年卒に向けた新卒採用へと移っていきます。もちろん通年で27卒を採用している企業もありますし、追加募集もありますが、基本的に28卒の情報が増え始めると「ヤバいな」と焦ってください。
どうしたらいいか分からない場合は、すぐにキャリアセンターへ相談に行きましょう。
新卒スカウト型サイトに登録して効率的な就活をおこなおう
就活情報サイト以外に、スカウト型サイトに登録して効率的に企業と出会う機械と窓口を増やすことも大切です。
多くの企業や職種を知り、自分に合ったところを選べるかどうかは社会人人生のスタートとして重要になるでしょう。ぜひ登録してみるだけでもいいので、気軽に利用しましょう。
なお、スカウト型サイトでは理系学生に特化した「TECH OFFER」がおすすめです。プロフィールに研究分野・所属情報などを入力しておけば、興味を持った企業からインターン・選考などのオファーがもらえます。
応募企業を探す手間を省けるため、学業が忙しくても効率的に自分に合った企業を見つけられる点がメリットです。3分で簡単に登録手続きが済むため、以下のリンクから登録しておきましょう。
まとめ
以上、27卒の就活の始め方について解説しました。早くから準備している学生は学部2年生の頃から筆記試験対策や資格取得など、できることをやっています。
まずは自己分析や筆記対策など、いつでもできることから手を付けて就活で実力発揮できるように準備していきましょう!