こんにちは。理系就活情報局です。
理系就活生にとって、インターンシップは内定を獲得するために無視できない存在です。
しかし一方で、何かと忙しい理系就活生は、研究に追われて参加しづらいのも事実。
「インターンシップに参加したほうがいいって言うけれど……」
と迷った末に、夏季のインターンシップを見送ってしまった方もいるのではないでしょうか?
関連記事:【就職活動の悩み】忙しい理系はいつインターンに参加すればいい?
「理系」「就活」「インターンシップ」で検索すると、「夏季インターンシップがオススメ」といった記事がたくさん見つかることと思います。
「……もしかして、夏にインターンシップに参加しなかったから、就活に出遅れた?」
今回は、そんな気持ちを抱いている理系就活生に向けて、意外と知られていない「冬季インターンシップ」について解説していきます!
「夏は忙しくてムリだったけど、冬なら参加できるかも」
「夏に参加しなかったのを後悔してるから、挽回したい」
という理系就活生の方は、ぜひ読んでみてくださいね!
冬季インターンシップは狙い目?
大学3年は、理系就活生にとって研究室への所属も就活もスタートする時期です。
特に夏休みが過ぎて秋になると、就活のことを否応なしに考えてしまいますよね。
周囲と自分とを比較して、焦りを感じはじめるのもこの時期です。
「気づけば友人や研究室仲間が一歩就活を先に進めてしまっていた……」と冷や汗をかいた人もいるかもしれません。
でも、安心して下さい。
大学3年の夏を逃しても、まだまだ就活は巻き返すことは可能です!
まずは、冬季インターンシップについて基本的なところから説明していきます。
主流は夏だが大手も冬にインターンシップを開催
数多くの就活サイトで、「インターンシップに参加するなら夏」と言われているのには理由があります。
①夏季インターンシップがもっとも開催数が多いので、本当に参加したいものを選べる
②大学の夏休み時期にあたるため、多忙な理系就活生でも参加しやすい
確かに、この2点は事実です。
しかし、近年では必ずしも夏だけにインターンシップが集中しているわけではありません。
母数としては多いことに変わりはありませんが、誰もが知る大手企業も冬季インターンシップを開催しています。
冬季インターンシップは、概ね10月〜11月にエントリー受付が開始され、12月〜2月頃に行われます。
いよいよ就活も本格化してくる時期だけに、忙しい理系就活生も多いはず。
そこで、次に夏と冬のインターンシップの違いについて解説します。
夏と冬のインターンシップの違い
夏と冬のインターンシップの違いは、数だけではありません。
一番大きな差は、「理系就活生の志望度が高く、企業が採用が本格化する前に人材を獲得したいと思っている」という、理系就活生にとっても企業にとっても最初の勝負どころであるという点です。
夏季インターンシップは、企業説明に留まるものも多く開催されます。
一方で、冬季インターンシップは「志望業界と企業が固まってきた理系就活生」と「同業他社に先んじて優秀な人材を確保したい企業」の目的が一致することから、より本選考に近いインターンシップと言えるでしょう。
つまり、夏にインターンシップに参加できなかった人でも、冬で充分巻き返すことができるのです。
冬季インターンシップに参加するメリット
夏と冬のインターンシップの違いについて理解したところで、次は「冬季インターンシップのメリット」について説明します。
次から紹介する3つのメリットに「自分もあてはまる」と感じた理系就活生の方は、ぜひ冬季インターンシップへの参加を検討してみてください!
夏には参加できなかったリベンジができる
研究室が忙しくて夏季インターンシップに参加できなかった人は、冬季インターンシップに参加することで、チャンスを取り戻すことができます。
秋や春にもインターンシップは開催されますが、冬に比べると開催される数も少ない傾向にあります。
おまけに、2~3月に開催される春のインターンシップは、本選考の開始と被ってしまうため、避けた方がいいでしょう。
つまり、冬季インターンシップは本選考前に大きな巻き返しができる最後の機会なのです。
企業研究の成果を確認し、本選考を前に志望動機を補強するために、冬季インターンシップは絶好のチャンスと言えます。
就職活動への遅れを取り戻すチャンス
前述の通り、冬季インターンシップは夏よりも企業側の本気度も高くなります。
理系の場合は、インターンシップに参加することで選考のステップを短縮できたという人も珍しくありません。
たとえ内定に直結しなくとも、冬季インターンシップでいい印象を残せれば、すぐそこに迫った本選考を一歩有利に進めることができます。
たとえ就職活動のスタートが遅かったとしても、冬季インターンシップで自分をしっかりアピールすることができれば、「夏の遅れ」は気にしなくても大丈夫です。
「就職活動に出遅れてしまった」と感じている理系就活生こそ、冬季インターンシップに参加するのがオススメです。
志望する企業に自分という存在をアピールできるチャンスを活かして、プラスの印象を持ってもらえるように頑張りましょう!
就職活動への迷いを見直せる
冬季インターンシップは、本選考前に自分の適性をチェックする大事な機会でもあります。
どんなに業界・企業研究をしたとしても、「本当にこの業界でいいのか」「本当にその企業が自分に合っているのか」は、実際に入社しなければ見えてこない部分があります。
インターンシップは、そういった入社前後のギャップを埋めるのに効果的です。
「就職活動は企業から選ばれるもの」と考えている人も多いかもしれません。
しかし、就職活動にあたっては、理系就活生側も企業を見極め、選ぶことが肝要です。
少しでも「本当に、今進もうとしている道でいいのかな?」と感じたことがあるのなら、短期を中心に、複数の業界のインターンシップに参加してみるのもいいでしょう。
エントリーの時期を過ぎてから「やっぱり違った」と後悔しないためにも、冬季インターンシップで自分の進みたい道についてしっかり確認しておきましょう。
パターン別!冬季インターンシップの選び方
ここまで読んできたことで、「冬季インターンシップにエントリーしてみようかな……」と思った理系就活生の方も多いと思います。
そこで、以下では3つのパターン別に「冬季インターンシップの選び方」について解説します。
自分に合ったインターンシップを把握して、効率的に就職活動を進めましょう!
現在の就職活動を掘り下げたい理系就活生
・夏季インターンシップに参加して、志望する業界が明確になった理系就活生
・夏季インターンシップには参加できなかったが、志望する業界は今後も変わらないと感じている理系就活生
の方は、中~長期のインターンシップに参加することをオススメします。
冬季インターンシップは、参加する目的が明確な理系就活生ほどメリットが大きくなります。
自分が進む道が明確ならば、本格的に内定のチャンスを狙いにいきましょう!
そのためには、短いインターンシップよりも、実際にあなたという「個」を見てもらうチャンスの多い長期のインターンシップが向いています。
目指す業界・企業が明確ならば、他に目を向ける必要もありません。
自分の可能性を信じて、志望度の強さをアピールしてみてください。
就職活動のスタートが遅れてしまった理系就活生
・夏季のインターンシップに何となく参加しなかったけれど、焦っている理系就活生
・周囲に比べて、就職活動が進んでいないと感じている理系就活生
の方は、まず自己分析をして、志望する業界をいくつかに絞り込みましょう。
その次に、複数の冬季インターンシップにエントリーします。
エントリーするのは、短期のインターンシップを複数か、短期と長期を1つずつ組み合わせるのがオススメです。
時間は巻き戻せませんが、大学3年の時期なら、いまこの瞬間からでも始めればやり方次第で挽回できます。
複数のインターンシップを活用して、自分の将来を検討してみましょう。
自分の希望や将来に迷い始めた理系就活生
就職活動を進める中で、「もっと自分には色んな可能性があるのかも……」と感じることがありますよね。
・夏季インターンシップに参加したことで、本当にこの業界でいいのか悩み始めた理系就活生
・夏季インターンシップに参加しなかったし、自分の希望もわからなくなってしまった理系就活生
の方は、冬季インターンシップを「本選考が始まる前の最終確認」として活用しましょう。
そのためには、もともと志望している業界と、もう1つ別の業界のインターンシップに参加するのがオススメです。
異なる業界のインターンシップを経験することで、自分にとっての正解を探し出すのを目標に参加すれば、おのずと進みたい道が明確になっていきますよ。
関連記事:理系インターンシップにおすすめのサイト5選!応募方法なども詳しく紹介
冬季インターンシップは内定に直結する?
これまで、「冬季インターンシップは狙い目?」から「パターン別!冬季インターンシップの選び方」まで解説してきました。
これまで何となくインターンシップに消極的だった方も、「冬季インターンシップに参加するの、意外とアリかも……」と検討しはじめたのではないでしょうか?
最後に、やはり気になるポイントである「冬季インターンシップは内定に直結する?」について、解説します。
好印象を残せば内定ルートに乗れる可能性アリ
冬季インターンシップは、本選考前に就職活動を体験できる機会としても有用です。
ですので、エントリーシートや面接の練習に受けるというのも手です。
冬季インターンシップは、既にその業界に志望する意思を固めた理系就活生と一緒に過ごす機会でもあります。そうした理系就活生に囲まれることで自分の実力を試し、「就活生の中で、自分はこのくらいの位置かな」「このポイントを磨けば、一歩有利に立てるかも」と改善点を見つけられます。
本選考の前に、理系就活生としての自分の価値を客観視できるのは大きなメリットです。
その上、うまくいけば内定ルートに乗ることができるのです。
インターンシップが内定に直結しやすい理系就活生だからこそ、冬季インターンシップに参加することで得られるメリットは見過ごせません。
内定ルートに乗れたり、本選考でプラスになる評価を得られたりしますので、迷っている理系就活生の方はぜひ冬季インターンシップへ参加してみてください。
内定獲得のカギは短期の冬季インターンシップ
短期インターンシップは、長期に比べると期間が短いため、アピール出来る機会に乏しかったり、内容の深度が足りないという印象があるかもしれません。
しかし、冬季インターンシップでは1day以外の短期インターンシップが狙い目です。
選択肢の一つとして短期インターンシップに参加してみると、思ってもみなかった道が開けるかもしれません。
関連記事:【理系の就職活動】インターンシップ担当者の目を惹く志望理由を書くためのポイントを解説!
これだけは知っておきたいポイント(まとめ)
この記事では、「【理系就活】冬季インターンシップって実際どう?意外と知られていないメリットを解説」について解説してきました。
重要なポイントをおさらいします。
・インターンシップは夏だけじゃない!冬にもメリットがある
・冬季インターンシップに参加するメリット
①夏には参加できなかったリベンジができる
②就職活動への遅れを取り戻すチャンス
③就職活動への迷いを見直せる
・パターン別!冬季インターンシップの選び方
①現在の就職活動の道を掘り下げたい理系就活生
②就職活動のスタートが遅れてしまった理系就活生
③自分の希望や将来に迷い始めた理系就活生
・冬季インターンシップは内定に直結する?
①好印象を残せば内定ルートに乗れる可能性アリ
②内定獲得のカギは短期の冬期インターンシップ
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