こんにちは。理系就活情報局です。
「理系の就活って、資格は関係ある?」
「英語の資格は取っておいた方がいい?」
履歴書やエントリーシートを書く時に、資格欄が気になる理系就活生の方も多いと思います。目指す企業や職種によっては、持っている資格の種類や成績次第で選考を有利に進めることが可能です。
これから就職活動を始める皆さんへ向けて、理系就活向けのおすすめ資格についてご紹介します。
他の理系就活生よりも就活を有利に進めたい方は、ぜひ参考にしてみてください!
理系学生が資格を取得すべき理由

やる気や熱意のアピールになる
業務に役立つ資格をあらかじめ取得しておけば、やる気や熱意のアピールになります。
入社に対する熱意を、言葉だけでなく、資格の取得という行動で示しているためです。
資格の取得は、入社への意欲を客観的に証明する手段ともいえるでしょう。
就職活動の選考が進んでいくにつれて、残る学生の学歴やスキル、研究内容などは似通っていくものです。同じような理系就活生と比較される場合、資格のあるなしは時に大きな差となります。
自分が目指す業界や職種にとって魅力的な資格を取得して、他の理系就活生から一歩抜きんでた存在になりましょう!
応募条件として課されることがある
職種によっては、応募条件に特定の資格が必須となるケースがあります。
たとえば、病院や薬局の薬剤師の応募条件には、薬剤師の免許が必須条件になっています。
薬の調剤や服薬指導は、薬剤師の免許がなければできないと法律で定められているためです。
業務の遂行に免許・資格が必要な場合は、応募条件として課しているケースは少なくありません。
自分に向いている業界や職業がわかる
資格を取得する過程で、資格に関連する業界や職業の“一端”を体験できるため、自分に向いているかがわかります。
たとえば、簿記の取得過程では、経理が日々の業務でおこなっている仕訳を実施します。
複雑な計算や会計処理を難なくできる場合には、自身が経理・財務に向いていると判断ができるでしょう。
「興味がある業界・職業=自分に向いている」とは限らないため、資格の取得を通して、向き・不向きを判断できることは生産的といえます。
IT・情報系でおすすめの資格

IT・情報系でおすすめの資格は以下の6つとなります。
- ・ITパスポート試験
- ・情報セキュリティマネジメント試験
- ・ジェネラリスト検定
- ・基本情報技術者試験
- ・応用情報技術者試験
- ・情報処理安全確保支援士
ITパスポート試験
理系就活生におすすめのIT・情報系の資格1つ目は、ITパスポート試験です。
ITパスポート試験とは、情報処理に関わる社会人や学生に必要な基礎知識を問う国家試験です。
IT系の国家資格の中で最も簡単な試験のため、文系出身者でも取得が目指せるレベルです。難易度自体はそこまで高くありませんが、就職活動でIT系の知識を持っていると示せるため、就活前に受験する方も多い試験といえます。
ただし、あくまで入門的なレベルのため、ITエンジニア志望の学生のアピール要素としては弱くなってしまうことを押さえておきましょう。
ITパスポート試験は、直接ITを専門としない企業に就職したい理系就活生におすすめです。
情報セキュリティマネジメント試験
理系就活生におすすめのIT・情報系の資格2つ目は、情報セキュリティマネジメント試験です。
情報セキュリティマネジメント試験とは、情報セキュリティの基礎知識と実務での対応力を問う国家試験です。
個人情報の保護やウイルス対策、セキュリティルールの整備など、現場で必要なセキュリティリテラシーを体系的に学べます。
IT知識の浅い方でも取り組みやすい試験であり、以下の方におすすめです。
- ・セキュリティが関わる情報管理部門
- ・一般職の方
- ・今後セキュリティ関連の職種を目指す方
試験のレベルは、基本情報技術者試験と並ぶレベルとされており、キャリアの第一歩として最適な資格です。
ジェネラリスト検定
理系就活生におすすめのIT・情報系の資格3つ目は、ジェネラリスト検定です。
ジェネラリスト検定とは、日本ディープラーニング協会(JDLA)が実施しているAI・ディープラーニングのビジネス活用に特化した民間資格です。
AI・ディープラーニングの検定というと、プログラミングスキルが問われると考えがちですが、ビジネス活用に特化した検定のため、安心してください。
データサイエンスの基礎や最新のトレンド、著作権や倫理的なリスクなど幅広い分野を網羅的に学べます。
エンジニアの方はもちろん、マネジメント層やビジネスパーソンにもおすすめの検定になります。
基本情報技術者試験
理系就活生におすすめのIT・情報系の資格4つ目は、基本情報技術者試験です。
基本情報技術者試験は、ITエンジニアを目指す理系就活生におすすめです。
基本情報技術者試験は、ITパスポート試験と同様、情報処理技術者試験の1つです。
難易度はITパスポート試験より一段階上で、プログラミングに関する問題が出題される、ITエンジニア志望者の登竜門的存在の資格です。
試験合格を昇進の条件や資格手当の対象として設定する会社も多くあります。ITエンジニア志望の理系学生は、学生のうちに取得できれば書類選考で有利に働く可能性があるでしょう。
この資格は、ITエンジニアや社内SE、データ活用職を目指す理系学生に向いています。
応用情報技術者試験
理系就活生におすすめのIT・情報系の資格5つ目は、応用情報技術者試験です。
応用情報技術者試験とは、基本情報技術者試験の上位に位置づけられる国家資格です。
アルゴリズムやネットワーク、データベースに加え、プロジェクト管理や経営戦略などが問われるため、ITエンジニアとしての総合力を証明できます。
合格率は20%前半を推移しており、相応の難易度があることがわかります。
なお、応用情報技術者試験は、2027年度からの新試験制度への移行が想定されています。今後、試験区分や出題範囲が見直される可能性があるため、受験を検討する場合はIPAの公式情報で最新の試験制度を確認しておきましょう。
この資格は、基本情報技術者試験より一歩進んだIT知識を示したい理系学生や、将来的に上流工程・企画・管理にも関わりたい学生に向いています。
参考:IPA 統計情報(応用情報技術者試験、高度試験、情報処理安全確保支援士試験)
参考:経済産業省 情報処理技術者試験における試験区分体系などの見直し(案)について
情報処理安全確保支援士
理系就活生におすすめのIT・情報系の資格6つ目は、情報処理安全確保支援士です。
情報処理安全確保支援士とは、サイバーセキュリティ分野の知識・スキルを問う国家資格です。
ネットワーク知識やプログラミング、インシデント対応などが実践的かつ高いレベルで問われる資格になります。
情報系の資格のなかでも、最も高いレベルの難易度が設定されており、取得のハードルは高いといえるでしょう。
一方で、資格を取得できた際には、企業・組織におけるセキュリティ体制の構築やリスク管理に深く関われます。
昨今はセキュリティに対するニーズが高まっているため、情報処理安全確保支援士は就活において強力な切り札になります。
この資格は、サイバーセキュリティ職やセキュリティエンジニアを本格的に目指す理系学生に向いています。
製造・化学・バイオ系でおすすめの資格

製造・化学・バイオ系でおすすめの資格は以下の4つとなります。
- ・QC検定
- ・衛生管理者
- ・知的財産管理技能検定
- ・乙種第4類危険物取扱者
QC検定
理系就活生におすすめの製造・化学・バイオ系の資格1つ目は、QC検定です。
QC検定とは、製品やサービスの品質向上に必要な知識や手法を問う資格です。
品質改善のアプローチやデータ分析、問題解決のフレームワークなどが出題されます。
製造・化学・バイオ系など、ものづくりをおこなう業界において、品質の維持・向上は最優先事項であるため、QC検定の取得が推奨されています。
特に、近年は品質に対する要求が非常に高まっているため、資格の取得は品質管理への理解力を示す有効なアピール材料になるでしょう。
この資格は、製造業の品質管理・生産技術・研究開発職を目指す理系学生に向いています。
衛生管理者
理系就活生におすすめの製造・化学・バイオ系の資格2つ目は、衛生管理者です。
衛生管理者とは、労働者の健康管理や安全な職場づくりに必要な知識を問う国家資格です。
試験では、労働衛生や関係法令、労働生理などに関する知識が問われます。
法令により、常時50人以上の労働者を使用する事業場では、衛生管理者の選任が必要です。そのため、製造業や化学メーカー、製薬会社など、作業環境の管理が重要な企業では知識が役立つ場面があります。
ただし、衛生管理者は誰でもすぐに受験できる資格ではありません。大学や高等専門学校を卒業した場合でも、その後1年以上の労働衛生に関する実務経験が必要です。
そのため、在学中に取得して就活で直接アピールする資格というよりも、就職後のキャリア形成で活きる資格として理解しておくとよいでしょう。
この資格は、化学メーカーや製造業で、安全衛生や作業環境管理に関わるキャリアを考えている理系学生に向いています。
知的財産管理技能検定
理系就活生におすすめの製造・化学・バイオ系の資格3つ目は、知的財産管理技能検定です。
知的財産管理技能検定は、メーカーを志望する理系就活生におすすめです。
知的財産管理技能検定は著作権や特許、技術保護など企業の保有する知的財産の管理を行う知的財産管理技能士を認定する国家試験です。難易度は1級〜3級まであり、3級が初級レベルとなります。
知的財産管理技能士の資格は直接の業務に関わることが少ないため、必ずしも就活に役立つ資格とは言えません。しかしながら、特許や商標、自社技術を保有するメーカーにおいて知的財産の管理知識は重要です。面接などの場面で話題に上がれば、選考が有利に進む可能性があります。
この資格は、メーカーの研究開発職や知財部門に関心があり、特許や技術保護の視点を持ちたい理系学生に向いています。
乙種第4類危険物取扱者
理系就活生におすすめの製造・化学・バイオ系の資格4つ目は、乙種第4類危険物取扱者です。
乙種第4類危険物取扱者は、化学メーカーや石油プラント、材料系研究所の技術職志望の理系就活生におすすめの試験です。
危険物取扱者は、消防法によって定義される危険物を取り扱う上で必要な資格です。
取り扱う危険物の範囲や種類によって、甲種・乙種・丙種に分かれており、乙種と丙種は受験資格の縛りがなく誰でも受けられます。
乙種第4類危険物取扱者(通称乙4)は、石油をはじめとした可燃性液体の取り扱いに必要で、危険物取扱者の中で最も受験者数が多く、人気の試験です。
難易度が高くないため、乙4の資格だけで就活を有利に進めるのは難しいかもしれません。
将来的に化学工場の責任者などを目指す場合、甲種危険物取扱者の取得が必須です。化学系の学生は、甲種受験の前段階として乙4試験を受験しておくと、「将来を見据えて準備をしている」とアピールできるでしょう。
建設・施工管理系でおすすめの資格

建設・施工管理系でおすすめの資格は以下の7つとなります。
- ・電気工事士
- ・第三種電気主任技術者試験
- ・高圧ガス製造保安責任者
- ・ガス主任技術者
- ・消防設備士
- ・公害防止管理者
- ・建築士
電気工事士
理系就活生におすすめの建設・施工管理系の資格1つ目は、電気工事士です。
電気工事士とは、電気の配線工事や電気設備の設置・保守をおこなうために必要な国家資格です。
資格は第一種と第二種に分かれており、以下のように対応可能な規模・建物に違いがあります。
- ・第二種:一般住宅や小規模施設
- ・第一種:工場やビルなど大規模施設
建設・施工管理の現場では、電気設備は欠かせないため、電気工事士の資格は非常に重宝されます。
特に近年は、インフラ整備や再生可能エネルギー分野が拡大しているため、資格を持つことは大きなアピール材料です。
この資格は、電気設備・施工管理・インフラ関連の仕事に関心がある理系学生に向いています。
第三種電気主任技術者試験
理系就活生におすすめの建設・施工管理系の資格2つ目は、第三種電気主任技術者試験です。
第三種電気主任技術者試験は、電力会社や電機系メーカー志望の理系就活生におすすめの試験です。
第一種から第三種まである電気主任技術者試験のうち、第三種電気主任技術者試験は、工場などの電気設備の保全業務を監督するための資格です。
電気電子工学科では一般的な資格のため、所属する大学や研究室によっては在学中に取得を推奨されることもあります。
高圧ガス製造保安責任者
理系就活生におすすめの建設・施工管理系の資格3つ目は、高圧ガス製造保安責任者です。
高圧ガス製造保安責任者を取得することで、高圧ガスの製造や設備の安全管理がおこなえる国家資格です。
試験では、高圧ガスに関する法令や設備の管理、保安技術などの知識が問われます。
資格は「甲種」「乙種」「丙種」の区分に分かれており、扱うガスの種類や規模に応じて資格保有者を配置しなければなりません。
化学プラントやエネルギー関連施設、製造工場など高圧ガスを取り扱う現場に欠かせないため、高く評価されています。
建設・プラントエンジニアリング業界で、キャリアを積みたい方に最適な資格です。
ガス主任技術者
理系就活生におすすめの建設・施工管理系資格の4つ目は、ガス主任技術者です。
ガス主任技術者とは、都市ガス事業においてガス設備の工事や管理、保安監督をおこなうための国家資格です。
試験では、ガス工学や関連法、保安管理に関する知識が問われます。
資格は「甲種」「乙種」「丙種」に分かれており、取り扱える規模や圧力が異なります。
都市ガスの供給施設の建設や施工管理、ガス配管の敷設工事において、資格保有者は欠かせないため、建設会社やガス会社で高く評価されます。
インフラ設備の建設・施工管理を目指す方には外せない資格といえるでしょう。
消防設備士
理系就活生におすすめの建設・施工管理系の資格5つ目は、消防設備士です。
消防設備士とは、建物に設置されるスプリンクラーや火災報知設備などの設備設置や点検をおこなうための国家資格です。
資格は、工事・整備ができる甲種と点検のみができる乙種に分かれています。
建物の安全性を維持する上で欠かせない資格のため、建設・施工管理の現場で活躍の場があります。
昨今は、防災対策への関心が高まっていることから、社会貢献性の高い資格といえるでしょう。
公害防止管理者
理系就活生におすすめの建設・施工管理系の資格6つ目は、公害防止管理者です。
公害防止管理者とは、大気汚染や水質汚濁、騒音、振動などの公害を防止するための知識と管理能力を証明する国家資格です。
試験では、環境関連の法令や公害防止の技術、設備管理などに関する問題が出題されます。
昨今は、大規模な工場・プラントの建設工事や都市部の土木工事で周辺環境への配慮が厳しく求められるため、この資格のニーズが高まっています。
同資格を取得することで、建設業界や製造業界において、環境対策もできる人材としてアピールできるため、取得する価値が高いといえるでしょう。
建築士
理系就活生におすすめの建設・施工管理系の資格7つ目は、建築士です。
建築士とは、建物の設計や工事監理を行うために必要な国家資格です。
試験では、建築の構造や施工技術、関連する法令など幅広い内容が出題されます。
資格は、一級建築士・二級建築士・木造建築士に区分されており、扱える建物の規模や構造が異なります。
ただし、建築士試験は理系学生であれば誰でも受けられる資格ではありません。大学や高等専門学校などで、国土交通大臣が指定する建築に関する科目を修めて卒業するなど、受験資格を満たす必要があります。
そのため、建築士は建築系・土木系の学生に特に関連性が高い資格です。建設業界を目指す場合は、在学中に試験制度や必要科目を確認しておくと、卒業後のキャリア設計に役立ちます。
この資格は、建築系・土木系の学生や、設計・施工管理・不動産開発を目指す理系学生に向いています。
理系の国家資格

ここでは、理系学生が専門性を活かしやすい国家資格を紹介します。国家資格のなかには実務経験や特定の学習歴が必要なものもあるため、在学中に取得を目指す資格と、就職後のキャリア形成で活きる資格を分けて考えましょう。
技術士第一次試験
理系就活生におすすめの理系の国家資格1つ目は、技術士第一次試験です。
技術士第一次試験は、ゼネコン・土木関連企業・通信メーカーなどを志望する理系就活生におすすめの試験です。
技術士試験は、公益社団法人日本技術士会が提供する国家試験で、技術士・技術士補になるために必要です。機械部門・電気電子部門・化学部門など、20の専門分野別に行われます。
技術士・技術士補になるには、試験に合格するだけではなく、実務経験などの要件が必要です。
学生のうちに挑戦できるのは、技術士補取得の要件となる技術士第一次試験となります。
第一次試験に合格しただけでは技術士補は名乗れませんが、学生時代に合格していれば、仕事への熱意を示せるでしょう。
弁理士
理系就活生におすすめの国家資格2つ目は、弁理士です。
弁理士の資格を取得することで、特許や商標など知的財産を、法的に保護する手続きを企業や研究機関の代理でおこなえます。
特許庁へ申請するには、最先端の技術や発明の内容を理解する必要があり、研究の経験や理系の専門知識が役立ちます。
技術革新が激しい現代において、高度なテクノロジーを理解できる理系弁理士のニーズは高まる一方です。
資格を保有することで、特許事務所だけでなく、企業の知財部門や研究・開発部門などでも活躍ができます。
不動産鑑定士
理系就活生におすすめの国家資格3つ目は、不動産鑑定士です。
不動産鑑定士とは、土地や建物などの不動産価値を客観的かつ専門的に評価するための国家資格です。
試験では法律や経済学が中心に出題されますが、不動産の開発計画や建築物の特性などを理解する必要があります。
建築系や土木系などで培った知識や考え方が活かせる場面は少なくありません。
資格を取得することで、不動産取引や企業の資産評価、公共事業に伴う用地取得など、さまざまな場面で活躍が期待できます。
難関資格とされていますが、資格があることで高い信頼性が得られる点が特徴です。
宅地建物取引士
理系就活生におすすめの国家資格4つ目は、宅地建物取引士です。
宅地建物取引士とは、不動産取引において重要事項の説明や契約関連の業務を担当できる国家資格です。
試験では民法や宅建業法などが主に出題されますが、建築基準法や都市計画法なども含まれるため、建築系や土木系で学んだ知識を活かせます。
資格を取得することで、不動産会社はもちろん、建設会社、金融機関、住宅メーカーなど幅広い業界で活躍が期待できます。
建設業界や金融業界を目指す場合、熱意と知識をアピールする上で有利な資格といえるでしょう。
理系・文系の両方におすすめの資格

ここでは、専攻にかかわらず就職活動でアピールしやすい資格を紹介します。専門資格だけでなく、英語力・会計知識・PCスキル・運転免許などの汎用スキルを備えておくと、応募できる企業や職種の幅を広げやすくなります。
TOEIC
TOEICは、英語によるリスニング力・リーディング力をスコアで示せる試験です。理系学生の場合、メーカーの研究開発職、技術営業、生産管理、外資系企業などを志望する際に、英語力を補足する材料として活用できます。
特に、海外拠点とのやり取りがある企業や、英語論文・海外資料を扱う職種では、TOEICのスコアが一定の評価につながる可能性があります。英語に苦手意識がないことを客観的に示せるため、専門性に加えてグローバル対応力もアピールしやすくなるでしょう。
一方で、TOEICのスコアだけで就職活動が大きく有利になるとは限りません。国内勤務が中心の技術職では、研究内容や専門知識、職種理解の方が重視されるケースもあります。
そのため、TOEICは単独でアピールするのではなく、「海外文献を参考に実験を進めた」など自分の経験と結びつけて伝えることが大切です。
英語資格をまだ持っていない理系学生は、まずTOEICを受験し、自分の英語力を数値化しておくとよいでしょう。600点以上で基礎的な英語力、700点以上で英語力を強みのひとつとして伝えやすくなります。
TOEFL
TOEFLも、TOEIC同様アメリカの非営利民間財団「教育試験サービス(Educational Testing Service、ETS)」が提供する英語の試験です。
TOEFLは非英語圏の出身者のみを対象としており、英語圏の高校や大学などの教育機関が留学生を受け入れる際の英語力判定として採用しています。
TOEIC同様合否判定ではなく、スコアの認定を受けるシステムです。
知名度においてはTOEICに劣るTOEFLですが、海外留学経験者、海外進学者が受けることが多い試験です。そのため、外資系企業など英語力を重視する企業では高評価を得られることがあります。
また、TOEFLは自宅受験型の新しいテスト「TOEFL®︎ Essentials™️テスト」も用意されています。会場受験が難しい場合でも、自宅の受験環境が条件を満たしていれば受験できるため、研究や授業で忙しい理系学生でも検討しやすい試験です。
ただし、受験形式や実施条件は変更される可能性があります。受験を検討する際は、必ず公式サイトで最新の試験形式・受験条件・利用できるスコアを確認しましょう。
この資格は、海外大学院への進学や留学経験のアピール、外資系企業への就職を考えている理系学生に向いています。
簿記
理系・文系就活生におすすめの資格3つ目は、簿記です。
簿記とは、企業におけるお金の流れや経営状況を記録・管理するための資格です。
簿記の資格にはいくつか種類があるなかで、日商簿記は知名度が高く、多くの企業で評価されています。
経理や会計だけでなく、お金の流れを理解できるようになることは、ビジネスパーソンにとって共通の武器になります。
財務諸表の読み方や収益構造が把握できるようになるだけで、企業の強みや弱み、経営戦略の狙いが分かるためです。
マネジメント職に就くと売上やコストの管理を任されるため、キャリアアップを目指す場合には外せない資格といえるでしょう。
メーカーの企画職・管理部門・技術営業など、技術だけでなくビジネス数字への理解も示したい理系学生にも向いています。
MOS
理系・文系就活生におすすめの資格4つ目は、MOSです。
MOSとはMicrosoft Office Specialistの略称であり、Microsoft Office製品の操作スキルを証明する資格です。
試験勉強を通じて、適切な関数の利用や見やすい資料作成など、実務で使える実践的なテクニックが身につきます。
デスクワークでオフィスソフトを使わないケースは少ないため、理系・文系の就活生におすすめです。
またスマホの利用がメインの学生が多くなっている昨今では、オフィスソフトの利用を不得意とする学生が増加しています。
資格を取得することで、実務レベルのPCスキルがあることの客観的な証明ができるため、即戦力としてアピールができます。
この資格は、研究データの整理や資料作成、デスクワークを含む技術職・研究補助職を目指す理系学生に向いています。
アクチュアリー
理系・文系就活生におすすめの資格5つ目は、アクチュアリーです。
資格は、確率論や統計学、金融理論、保険数理など高度な数学知識が求められるため、難関の資格とされています。
出題内容から、数学や工学を学んだ理系学生との親和性が高い資格です。
アクチュアリーを取得することで数理のプロフェッショナルとして、生命保険会社や損害保険会社、信託銀行などで活躍ができます。
具体的な業務内容としては、保険や年金、金融商品のリスクを数学や統計学を用いて分析・評価することです。
保有者が少なく、希少性の高さから好待遇や高年収が期待できる資格の一つといえるでしょう。
普通自動車第一種運転免許
内定先企業の都合によって地方に配属された際、移動手段として自家用車は必須です。
首都圏配属の場合でも、企業によっては拠点間の移動や顧客訪問に社用車を利用する会社は多く、普通免許を持たない学生が内定後に困るケースがあります。
普通免許の取得には、ある程度の時間的余裕が必要です。
夏休みなどに短期集中で取得できる免許合宿を利用するなどして、可能であれば学生時代に取得しておくことをおすすめします。
理系学生が在学中に資格を取るコツ

研究内容と相関性が高い資格を選ぶ
研究内容と相関性の高い資格を選べば、勉強のコストやハードルが下がるため、資格が取りやすくなります。
たとえば、大学・大学院で数学を研究している場合には、試験科目に数学があるアクチュアリーと相性がよいでしょう。
また、研究と取得する資格の内容に一貫性があると、専門分野への意欲や知識の深さをアピールしやすくなるというメリットもあります。
研究に忙しい理系学生が合間を縫って、知識・経験が乏しい分野の資格を、一から勉強するのは簡単ではありません。
研究内容と相関性の高い資格を選び、効率的に資格を取得しましょう。
隙間時間を活用した勉強習慣を作る
研究や実験で忙しい理系学生が資格を取得するには、まとまった勉強時間を確保するよりも、日々の隙間時間を学習に変える工夫が重要です。
たとえば、以下のように短時間でも継続できる形にすると無理なく習慣化できます。
- ・通学中に暗記系のアプリで用語を確認する
- ・実験の待ち時間に過去問を1問だけ解く
- ・研究室に着く前の15分を資格勉強にあてる
資格勉強は「休日にまとめて進める」と考えると、研究や課題で予定が崩れた時に挫折しやすくなります。毎日15〜30分でも学習を積み重ねれば、試験範囲の広い資格でも少しずつ理解を深められるでしょう。
特に理系学生の場合、研究内容と関連する資格を選べば、授業や研究で得た知識をそのまま試験対策に活かせます。新しい分野を一から学ぶよりも負担が少なく、面接でも「なぜその資格を選んだのか」を説明しやすくなります。
「今からだと専門性に結びつく資格を取るのは難しい」という方は、理系学生に特化したオファー型就活サービス『TECH OFFER』を活用してみましょう。
『TECH OFFER』は、理系就活生が持つ専門性や研究実績と企業をマッチングする新しい就活方法の一つです。
隙間時間にプロフィール内容を充実させておけば、あなたの専門性とマッチする企業からオファーが届く可能性が高まります。
自分から企業を探す必要がないため、企業探しの時間を省くことができ、浮いた時間で資格の勉強ができます。
オファー型就活サービスを活用して、自分の強みを活かした就活を行いましょう!
逆算した学習スケジュールと目標を設定する
理系学生が資格を取得するには、就活時期から逆算したスケジュールの組み立てと目標設定が必要不可欠です。
理系学生は就活と研究の両立が求められており、無計画な場合はいつまでも資格の勉強に取り組めないためです。
あらかじめ学習スケジュールと目標を設定しておくことで、忙しい理系学生でも資格の勉強に取り組みやすくなります。
学習スケジュールと目標を立てる上でのポイントは、無理のない計画を立てることです。
実験の繁忙期や学会発表などで、資格の勉強に取り組めない時期なども想定しておくことで、余裕のある計画となります。
無理のない計画にすることで、モチベーションが維持しやすくなるため、資格取得の可能性を高められます。
まとめ
今回は理系学生が資格を取得すべき理由や就職におすすめの資格を解説しました。
就職活動では、自分と同じレベルの就活生と比較した時に、何が強みになるのかを常に考えなくてはなりません。
資格は、理系就活生が他の就活生より一歩抜きんでた存在となるために役立つアピール要素です。
取得する資格は、自身のキャリアや強みが活かせる資格にすることで、より強いアピール材料にしましょう。




