就活は「企業に応募→書類選考→面接」と一般的に流れが決まっているため、対策はしやすいといえるでしょう。
特に、昨今では多くの情報が出回っており、対策のしやすさは増しています。
一方で、27卒の就活はやばいといわれており、対策には注意が必要です。
また、定期的に就活のルールが変更されるため、情報を押さえておかないと思わぬ失敗につながります。
今回は、27卒の就活はやばいといわれる理由と就活を成功させるための取り組みを解説します。
27卒の方で就活に不安を感じている方は、ぜひ本記事を参考にしてください。
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27年卒向けの最新の就活情報
27卒の就活がやばいといわれる理由を解説する前に、まずは現状の整理をおこないます。
現在の就活状況を知れば、変化を知る手がかりになります。
本章では、27年卒向けに最新の就活情報を解説するため、ぜひ参考にしてください。
25年卒大学生の10月時点の就職内定率は約96%
昨今の就活市場は売り手市場といわれていますが、実際はどうなのか気になるところです。
就職みらい研究所が発表したデータによると、2024年10月1日時点の内定率は95.9%です。
高い内定率となっており、就職希望者のほとんどが内定を持っている計算になります。
23年卒・24年卒も同時期のデータが90%を超えており、近年の就活次章は売り手市場といえる状況です。
参考:就職みらい研究所 就職プロセス調査(2025年卒)「2024年10月1日時点 内定状況」
25年卒大学生の10月時点の内々定率は約90%
10月時点の内定率は非常に高い数値でしたが、就活が本格化する半年前の段階では、どうでしょうか。
就職みらい研究所が発表したデータによると、2024年4月1日時点の内定率は58.1%です。
つまり、半年前の時点で6割の学生が内定を保有していることになります。
23年卒・24年卒の同時期のデータでは3〜4割ほどとなっており、25年卒の就活が早期で決着がついていることを表しています。
参考:就職みらい研究所 就職プロセス調査(2025年卒)「2024年10月1日時点 内定状況」
27年卒の就活スケジュール
企業の採用スケジュールは決まっており、就活生はエントリーや選考に間に合うように準備をする必要があります。
27年卒の就活スケジュールの目安は、以下のとおりです。
- ・2025年4~5月:自己分析を通じた就活の軸の形成
- ・2025年6~8月:サマーインターンシップの開催
- ・2026年3~5月:企業説明会・エントリー
- ・2026年6~9月:選考開始(筆記試験・面接)
- ・2026年10月:内定式
- ・2027年3月:卒業
27年卒の就活がやばいといわれる理由:27卒のインターンシップは採用につながる
経済状況や就活のルール変更など毎年何らかの理由で就活がやばいといわれていますが、27年卒はインターンシップを理由にやばいといわれています。
以前のインターンシップは採用に影響しませんでしたが、特定の条件を満たしたインターンシップは採用に直結するように変わります。
応募企業によってはインターンシップへの参加が必須となり、就活生が対応すべき事柄が増えたため、やばいといえる状況です。
また、一日でおこなわれるインターンシップはオープン・カンパニーと名称が変わり、インターンシップと明確に線引きがされるようになりました。
参考:文部科学省庁等 インターンシップの推進に当たっての基本的考え方
就活がやばい状況になりやすい27卒生の特徴
就活期間は長いように見えて、あっという間に終わりを迎えます。
気がつけば、内定が決まらずに就活がやばい状況になるケースは珍しくありません。
27卒生で就活がやばい状況になりやすい方は、以下の特徴があります。
- ・インターンシップに参加しない
- ・就活は大学4年4月もしくは3年3月から始めればよいと持っている
- ・就活を何から始めたらよいかわかっていない
- ・やりたいことや行きたい企業がなく、何となく大手志向
特にやばいのが、インターンシップに参加しないことです。
前章で解説したとおり、インターンシップの重要性が以前とは異なります。
採用に影響するため、インターンシップに参加しない学生は就活で不利な状況になります。
上記の特徴に当てはまらないように、今からできる対策をしていきましょう。
27年卒の学生が就活に向けて今からできること
27年卒の学生の中には、就活はまだまだ遠い出来事と考えている方も少なくありません。
しかし、就活が近づくにつれて、研究も忙しくなるため、思うように時間が取れなくなります。
本章では27年卒の学生が就活に向けて、今からできることを解説します。
自己分析で自分への理解を深める
業界・企業選びをする上で自分が何を重視するのか、就活の軸があるとスムーズに業界・企業選びが進みます。
就活の軸を見つけ出すには、自己分析で自分への理解を深める必要があります。
一朝一夕では就活の軸が定まらないため、時間をかけて就活の軸を見つけましょう。
ガクチカのネタを見つけておく
就活では志望理由と並び、ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)は必ず聞かれる質問です。
現時点で頑張っていることがあればガクチカのネタになるため、メモをしておきましょう。
メモの際にはガクチカの中で感じた課題と課題を解決した方法も記録をしておくと、面接対策に役立ちます。
現時点で頑張っていることがなければ、今からガクチカのネタを作れるように行動しましょう。。
ガクチカはES・面接で必ずといっていいほど聞かれるため、対策が必要になるためです。
業界研究・企業研究を始める
就活の軸が定まってくると、徐々に目指す業界や企業が見えてきます。
完全に見切りをつける必要はありませんが、絞り込みのために業界・企業研究を始めましょう。
業界・企業研究をおこない、興味が深まれば、さらに調べを進めることをおすすめします。
オープン・カンパニーに参加する
業界・企業研究の一環として、オープン・カンパニーに参加して知見を深めましょう。
オープン・カンパニーではネットでは手に入らない「生」の情報が手に入るため、業界や企業の絞り込みに有効です。
オープン・カンパニーは短期間のイベントのため、参加がしやすい点もおすすめです。
資格を取得する
就活が本格化する時期は研究も並行で進むため、思うように時間が取れません。
志望する職種に役立つ資格や興味のある資格は、時間のあるうちに取得しておきましょう。
どの資格を取るかは目指す方向性にもよりますが、TOEICやTOEFLなどの英語系の資格は取得しておいて損はありません。
27年卒の就活を成功させるポイント
27年卒の学生は本格的な就活が始まる前に、就活が上手くいくポイントを知っておいた方がよいでしょう。
本章では27年卒の就活を成功させるポイントを4つ解説します。
早め早めの対策を心がける
昨今の就活は早期化しているため、就活は想像以上のスピードで進みます。
気がついたときには募集期間が終わっているなど流れに乗り遅れないようにするため、早め早めの対策を心がけるようにしましょう。
本記事で27年卒の就活スケジュールを紹介しましたが、提示したスケジュールより前に準備を進めておくと慌てずに対応ができます。
早め早めに対策しておけば、目指す業界や企業を変えたい場合でも方向性は変えられます。
インターンシップには参加する
本記事で何回も繰り返しているとおり、インターンシップが採用に与える影響は大きくなっています。
27年卒の学生は、インターンシップへの参加が必須といえる状況です。
インターンシップは長期間に及ぶため、参加する企業は慎重に選びましょう。
就活の軸を見つけておく
業界や企業にアタリをつけて早め早めに就活対策するためには業界・企業選びの軸となる基準が必要です。
自身の経験や価値観を見つめ直し、就活の軸を見つけましょう。
就活の軸がないまま就活を始めると大企業や有名企業ばかりがターゲットとなり、就活が失敗する要因となります。
スカウトサービスを利用する
企業への応募方法といえば就活ナビサイトからの応募を思い浮かべますが、昨今ではスカウトサービスを利用した就活も増えています。
スカウトサービスとは、サイトに登録した学生のプロフィールを基に企業が学生をスカウトするサービスです。
一部の企業では、スカウトサービスでのみ採用をおこなう企業も現れています。
就活の効率化以外にも、スカウトサービスを使うと自分と相性の良い企業に出会えるメリットもあります。
スカウトサービスは数多くあるなかで、理系学生におすすめなのが『TECH OFFER』です。
『TECH OFFER』は理系学生に特化したスカウトサービスであり、利用するのは理系学生を採用したい企業になります。
会員登録は無料でたったの5分でおこなえますので、ぜひこの機会に『TECH OFFER』に登録してみてはいかがでしょうか。
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まとめ
今回は、27卒の就活はやばいといわれる理由と就活を成功させるための取り組みを解説しました。
今回解説した内容をまとめると以下のとおりです。
- ・27年卒の就活がやばい理由はインターンシップが採用につながるため
- ・27年卒の学生がすべきことは自己分析とガクチカを見つけること
- ・27年卒の就活を成功させるためにはインターンシップに参加する
就活はいつの時代も簡単ではないため、さまざまな対策が必要です。
ぜひ本記事を参考にして、27年卒の方は就活を成功させるために取り組みを始めていただければと思います。