こんにちは。理系就活情報局です。

「理系でもインターンに参加したほうがいいのかな…」

「インターンに参加すると就活に有利ってホント?」

「参加したいけどインターンについてよくわからなくて不安…」

こんな悩みを抱えていませんか?

研究と就活の両立でさえ苦しい理系学生にとって、インターンもとなるとなかなか1歩が踏み出せないですよね。

そこで、この記事では理系のインターンシップについて徹底解説していきます。

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インターンとは?

インターンとは?

学生が企業で実際の業務を行う就業体験

インターンシップとは、学生が企業で実際の業務を行ったりする就業体験のことです。

今までは体験型のものが中心で、企業と学生のミスマッチを防ぐことが大きな目的でした。

しかし、最近は実務型のインターンが増えてきており、それが直接選考に影響するケースが多くなっています。

理系学生もこれまでの推薦中心の就活から、自由応募での就活にシフトしつつあり、就活を有利に進めようとインターンに参加する学生も増えているのが現状です。

理系がインターンに行かないのはあり?

結論、理系就活生はインターンに参加した方がメリットが大きいです。

25卒から就活のルールが変更になり、採用直結型インターンシップが公認となりました。

企業がインターンシップで得た学生の情報を、一定の条件を満たすことで採用選考に利用できるようになったため、これまでの就活よりもインターンシップが採用に直結します。

実際に、26卒のインターンシップ参加率はかなり高い状況です。

マイナビ 2026年卒大学生インターンシップ・就職活動準備実態調査(11月)」によれば、26年卒学生のインターンシップ・仕事体験への参加割合は8~9月は70%以上、10月は44.1%、11月は52.2%と高い参加率が窺えます。

就活の波に乗り遅れないためにも、インターンシップへの参加をおすすめします。

理系が参加するインターンの倍率は?

長期インターン求人サイトRenew(リニュー)は、職種別に長期インターンの平均倍率をデータとして出しています。

そのデータの内、他の職種が10~20倍に留まっているのに対し、理系が志望する職種であるエンジニアのインターンの倍率は41.3倍となっています。

大手企業のインターンは言わずもがなですが、人気のインターンに参加するためには選考を突破しなければいけません。

ライバルが多いことを認識した上で、インターン選考を突破するために対策を行いましょう。

理系がインターンに参加するメリット

理系がインターンに参加するメリット

内定につながる可能性がある

採用直結型インターンシップに参加すれば、実際の業務と近い内容のプログラムを受けられるだけでなく、内定につながる可能性があります。

インターンシップ参加後にまた、本選考の優遇が受けられれば、内定までのステップを短縮できるでしょう。

必ずしも内定につながるわけではありませんが、参加するメリットは大きいと言えます。

就業体験ができる

インターンシップの就業体験を経て、企業の社風や業務内容についての理解を深められます。

自分に合う仕事や企業なのかどうかは、Webサイトや採用ページを見ただけではわかりません。

インターンシップに参加して実際の仕事内容に触れることで、入社後のビジョンもイメージしやすくなります。

採用直結型は学業と両立しやすい

経団連が指定する採用直結型インターンシップは、学部3年・4年もしくは修士1年・2年の長期休暇期間に実施されます。

採用直結型インターンシップはかならず就業体験ができる上、学生が参加しやすい時期に開催されるので学業とも両立しやすいでしょう。

企業側からフィードバックがもらえる

採用直結型インターンシップは、企業側からフィードバックがもらえます。

経団連がインターン終了後にフィードバックすることを条件にしているため、インターンに参加した自分の経験に加えて企業からの客観的な評価を得られます。

就活の早期段階で企業目線で見た自分を知れるので、課題を把握して今後の選考に役立てられます。

理系がインターンに参加するデメリット

理系がインターンに参加するデメリット

学業と両立しづらい

理系学生がインターンに参加する際のデメリットの一つは、学業との両立がしづらいことです。

理系学生は研究・実験・課題が多く、インターンが長期に及んだり業務が忙しかったりする場合、学業に割く時間が減る可能性があります。

必ずインターンに参加できるとは限らない

理系学生がインターンに参加するデメリットの一つは、必ずしもインターンに参加できるとは限らない点です。

インターンの選考は倍率が高い傾向にあり、ESや面接によっては選考に通過できない可能性があります。

特に、有名企業や人気の高いプログラムでは参加枠が限られており、選考に漏れる可能性が高いです。また、専攻分野によってはインターンの募集自体が少なく、自分の学びたい分野での経験が積みにくい場合もあります。

理系はいつインターンに参加する?何社行くべき?

理系はいつインターンに参加する?何社行くべき?

企業理解のためには学部2年から

企業理解を深めるためには、学部2年からインターンに参加することをおすすめします。

志望業界が決まっていない方や自分に合う職種がわからない方は、オープン・カンパニーやキャリア教育に参加して業界・企業研究をしましょう。

早い段階で実際の会社の雰囲気に触れれば、業界の仕組みや企業文化を知り、自分の進路選択に役立ちます。

学部3年以降は就職活動が本格化し、インターンの競争率も高くなります。早めの参加は実践経験を積むチャンスを広げ、将来のキャリア形成に大きなプラスとなるでしょう。

採用直結型は学部3年から

採用直結型である汎用的能力・専門活用型インターンシップは、学部3〜4年を対象にしています。

目指す業界がはっきり決まっている方は、汎用的能力・専門活用型インターンシップに絞って受けるのも良いでしょう。

院生は1年から

理系院生の場合は、修士1年からインターンに参加しましょう

修士課程では研究が中心となりますが、企業での実務経験を積めば、自分の研究がどのように社会で役立つかを実感できます。

修士2年になると研究や論文執筆が忙しくなり、インターンに参加する時間を確保しにくいです。早い段階で企業の業務を経験すれば、キャリアの選択肢が広がり、就職活動の際にも有利になります。

最低2~4社は参加しよう

インターンシップには、最低2~4社参加するのがおすすめです。

同じ業界や職業を目指していたとしても、実際の業務や社風は企業によって様々です。

募集要項を見た時にはA社のほうが自分に合っていると思っても、実際に企業の内側で就業体験をしてみるとB社の雰囲気の方が働きやすく、よりやりたいことができるとわかる場合があります。

採用直結型である汎用的能力・専門活用型インターンシップは確かに魅力的ですが、入社後のギャップを減らすためには業界・企業を比較することも大切です。

オープン・カンパニーやキャリア教育を組み合わせながら参加して、企業選びの軸を定めてみましょう。

理系就活のインターンの特徴

理系就活のインターンの特徴

理系学生限定のインターンがある

インターンシップの中には、理系学生を対象にしたものもあります。

企業には、理系限定のインターンを実施することで、理系の知識が必要な職種における入社後のミスマッチを減らしたい思いがあります。

近年、理系職に限らずさまざまな業界で、論理的思考力や数値処理能力に優れた理系学生を求める声が増えています。

企業側としても、優秀な理系の学生を見つけ、採用したいという意図があるのでしょう。

特に金融やメーカー、IT業界ではそのようなインターンが増えてきているので、視野を広げるためにも参加してみてはいかがでしょうか。

一般応募以外に推薦参加がある

理系学生の場合、一般応募だけでなく、大学や教授からの推薦でインターンシップへの参加が決まることもあります。

通常なら選考が必要なインターンに、選考なしで参加できるという大きなメリットがありますので、1度キャリアセンターや教授に相談してみましょう。

推薦参加となると、学校の代表としての信用度があるため、採用に結びつくケースもありますよ。

インターンの種類

インターンの種類

オープン・カンパニー

オープン・カンパニーは、1日限定のインターンシップです。

企業や仕事を知る説明会として開催されるため、就業体験ではなく業界・企業研究の情報を得る場所として考えるのが良いでしょう。

企業が学生の情報を採用活動に使用できる条件に合致しないため、内定には直結しません。

キャリア教育

キャリア教育は、1〜3日間もしくは長期で実施する学生の教育を目的としたインターンシップです。

キャリア教育の場合、就業体験は任意であり、必ず含まれているとは限りません。

企業が学生の情報を採用活動に使用できる条件に合致しないため、内定には直結しません。

汎用的能力・専門活用型インターンシップ

汎用的能力・専門活用型インターンシップは、主に大学3〜4年生が対象です。

学生の素質を見極めるのが目的としており、これまでの長期インターンシップに該当します。

汎用的能力・専門活用型インターンシップは、一般的なプログラムの場合は最低5日間以上実施されます。専門性を重視する場合は、2週間以上の実施が必須です。

さらに、実施期間の半分以上は必ず就業体験を行うルールになっています。

また、内定や優遇措置を受けられる可能性があります。

高度専門型インターンシップ

高度専門型インターンシップは、主に大学院生が対象です。

専門性を実践で活かしながら向上させることを目的にしているため、実施期間は2か月以上と長期の場合が多いのが特徴です。

また、内定や優遇措置を受けられる可能性があります。

理系に人気のインターン先

理系に人気のインターン先

26卒に人気のインターン人気企業ランキング

みん就「2026年卒 インターン人気企業ランキング 男女・文理別ランキング」によれば、26卒に人気のインターン人気企業トップ10は以下の通りです。

順位企業
1NTTデータグループ
2ニトリ
3ソニーグループ
4味の素
5富士通
6パナソニック
7Sky
8富士フイルム
9資生堂
9NEC(日本電気)

上位のランキングからは、理系の注目が自分の専門性を活かせるフィールドを持つ大手企業に集中していることがわかります。

理系がインターンで参加できる主な職種5種

理系がインターンで参加できる主な職種5種

1.エンジニア

エンジニアはプログラミングを利用してモノづくりを行う仕事です。

一口にエンジニアといっても、業界や働き方がさまざまで、それぞれが専門性に富んでいます。

そのため、インターンで探す場合は自分の興味のある業界に絞って探すようにしましょう。

インターンでは、実務を通じて専門的な知識やスキルを学ぶことができます。

未経験からでもという企業が多いので、専門知識がなくても参加しやすいのもポイントです。

2.SE(システムエンジニア)

SEはエンジニアとは違い、システムの提案から設計、構築までの幅広い業務にかかわる仕事です。

プログラミングのイメージが強いかもしれませんが、クライアントへの提案やプログラマーチームの管理など、コミュニケーション力が重要なスキルになります。

インターンでは、SEだけでなくそこに関わるプログラマーやテスターなどの仕事への理解も深めることができます。

業務の見学が中心になると思いますが、プログラミング体験を実施している企業もあるため、実務的なスキルアップも可能ですよ。

3.研究者

研究者は分野はさまざまですが、新たな技術や発見を求めて研究を行うのが仕事です。

興味があるという学生も少なくないのではないでしょうか。

意外とインターンを募集している企業が多いのでぜひチェックしてみてください。

インターンでは、研究施設や実際の仕事の見学が中心です。

しかし、研究者の実際の仕事を目にする機会はほとんどないので、参加する価値は大いにありますよ。

また、研究室によっては企業と共同研究をしている場合もあるので、そういった場合は積極的に活用してみてください。

4.MR(医薬情報担当者)

MRは病院やクリニックで、医療従事者へ自社の薬の説明や販売をするのが主な仕事です。

専門知識に加え、コミュニケーションが重要になります。

インターンでは、先輩社員と一緒に実務の経験ができるので、職種理解が深まりますよ。

ただし、MRは理系だけでなく文系からも人気の職種で、インターンからかなりの倍率になります。

そのため、選考対策を含め事前準備をしっかりするようにしましょう。

5.コンサル

コンサルは、クライアントの課題を分析し、解決策を提示する仕事です。

データ分析力や論理的思考力などが求められる仕事なので、理系の強みを活かして働くことができます。

理系なら文系のチャレンジしづらい金融やIT業界が特におすすめ。

インターンでは、ワーク形式で実際の業務を疑似体験でき、先輩社員からフィードバックがもらえます。

実践を通してコンサルの仕事の感じが掴めます。

インターンに参加する方法

インターンに参加する方法

企業のHPや情報サイトから応募する

参加したい企業が決まっている場合は、企業のHPや就活情報サイトから応募しましょう。

参加したい企業がはっきり決まっていない方は、就活情報サイトを活用して、自分に合う企業を探すところから始めてみてください。

就活情報サイトを利用すれば、条件を絞って効率よくインターンを探せますし、サイトからそのまま申し込めることも多いです。

申し込み企業や日程などもひと目でわかるので、とても便利です。

就活サイトを使用する場合は、リクナビやマイナビなどの「大手ナビ型サイト」と、企業からオファーが届く「逆求人型サイト」を併用するのがおすすめです。

大学のキャリアセンターから応募する

大学によってはインターンの推薦枠を持っている場合がありますので、学校のキャリアセンターや教授に1度相談してみるといいでしょう。

推薦枠で参加した場合は、インターンは選考の場だということを頭に入れ、学校の代表として最後まで責任をもってやり抜きましょう。

理系学生がインターンを選ぶポイント

理系学生がインターンを選ぶポイント

理系学生がインターンを選ぶポイントとしては、志望する企業や業界、職種に関わる長期プログラムであることが大事です。

汎用的能力・専門活用型インターンシップなどの長期インターンは、5日以上にわたるものが多く、実際の職場に配属されて現役社員と共に業務や課題に取り組む機会が得られます。

一方で、1日から数日程度のオープン・カンパニーやキャリア教育では、ワークショップやセミナー形式が中心となります。

そのため、リアルな職場や仕事を知りたい場合は長期インターンシップが最適です。

ただし、多くの企業や職種を見たい場合やスケジュール調整が難しい場合は、複数の短期インターンシップに参加して比較検討することをおすすめします。

理系におすすめのインターン情報サイト

理系におすすめのインターン情報サイト

大手ナビ型サイト

理系におすすめのインターン情報サイトの1つ目は、大手ナビ型サイトです。

「リクナビ」や「マイナビ」といった大手ナビ型サイトには多くの企業が採用情報を提供しており、インターン情報も多数掲載されています。

大手ナビ型サイトは多くの企業の選考情報を網羅的に把握し、比較検討できる点が魅力です。

さらに、大手ナビ型サイトには各企業のインターン情報に加え、エントリーシート(ES)や面接対策の方法がまとめられています。就活に役立つ情報を効率的に収集できる点もメリットです。

理系に特化したインターン情報サイト

理系学生におすすめのインターン情報サイトは、理系に特化したインターン情報サイトです。

理系に特化した情報サイトでは、研究職や技術職など、理系のスキルや専門知識が求められる職種の情報が豊富に揃っています。

自分の専攻や研究テーマに合ったインターンシップを見つけやすく、効率的に応募先を絞り込めます。

また、理系学生向けに選考対策やエントリーシートの書き方、面接のポイントなども掲載されているため、忙しい研究の合間でも効果的に準備を進められます。

参考:理系インターンナビ

エンジニアに特化したインターン情報サイト

理系学生におすすめのインターン情報サイトは、エンジニアに特化したインターン情報サイトです。

エンジニアに特化したインターン情報サイトでは、プログラミングやシステム開発、データ解析などエンジニア職に直結するインターンが豊富に掲載されています。

特に、IT系やものづくり系の企業のインターンが充実しており、自身のスキルに合った企業を見つけやすいのが特徴です。

技術力を重視する企業が多いため、実務経験を積む絶好の機会になります。

効率よくエンジニアとしてのキャリアを築くために、エンジニア特化型のインターン情報サイトを積極的に活用しましょう。

参考:エンジニア就活

逆求人サイトに登録してインターンの選択肢を増やそう

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まとめ

理系就活生にとって、インターンは実務経験を積む絶好の機会です。

実践的なスキルを身に付けたり、ネットワークを広げたり、企業文化を理解することで、就職活動を有利に進められます。

インターンは、おすすめの参加時期や倍率の高さを理解した上で、自分に合ったプログラムに積極的に参加することが重要です。

未来のキャリアを切り開くために、ぜひインターンシップを活用してください!