こんにちは。理系就活情報局です。
「理系でもインターンに参加したほうがいいのかな…」
「インターンに参加すると就活に有利ってホント?」
「参加したいけどインターンについてよくわからなくて不安…」
こんな悩みを抱えていませんか?
研究と就活の両立でさえ苦しい理系学生にとって、インターンもとなるとなかなか1歩が踏み出せないですよね。
そこでこの記事では、理系のインターンシップについて徹底解説していきます。
インターンシップとは?
インターンシップとは、学生が企業で実際の業務を行ったりする職業体験のことです。
今までは体験型のものが中心で、企業と学生のミスマッチを防ぐことが大きな目的でした。
しかし、最近は実務型のインターンが増えてきており、それが直接選考に影響するケースが多くなっています。
理系学生もこれまでの推薦中心の就活から、自由応募での就活にシフトしつつあり、就活を有利に進めようとインターンに参加する学生も増えているのが現状です。
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理系がインターンに行かないのはあり?
行かない選択肢もあるがメリットは大きい
結論、理系就活生がインターンシップに参加しない選択肢もありますが、参加した方がメリットが大きいです。
25卒から就活のルールが変更になり、採用直結型インターンシップが公認となります。
企業がインターンシップで得た学生の情報を、一定の条件を満たすことで採用選考に利用できるようになったため、これまでの就活よりもインターンシップが採用に直結します。
実際に、25卒のインターンシップ参加率はかなり高い状況です。
「マイナビ 2025年卒大学生インターンシップ・就職活動準備実態調査(9月)」によれば、25年卒学生の9月のインターンシップ・仕事体験への参加割合は69.6%、9月までの累計参加割合は85.0%です。
就活の波に乗り遅れないためにも、インターンシップへの参加をおすすめします。
理系がインターンに参加するメリット
内定につながる可能性がある
採用直結型インターンシップに参加すれば、実際の業務と近い内容のプログラムを受けられるだけでなく、内定につながる可能性があります。
インターンシップ参加後にまた、本選考の優遇が受けられれば、内定までのステップを短縮できるでしょう。
必ずしも内定につながるわけではありませんが、参加するメリットは大きいと言えます。
就業体験ができる
インターンシップの就業体験を経て、企業の社風や業務内容についての理解を深められます。
自分に合う仕事や企業なのかどうかは、Webサイトや採用ページを見ただけではわかりません。
インターンシップに参加して実際の仕事内容に触れることで、入社後のビジョンもイメージしやすくなります。
採用直結型は学業と両立しやすい
経団連が指定する採用直結型インターンシップは、学部3年・4年もしくは修士1年・2年の長期休暇期間に実施されます。
採用直結型インターンシップはかならず就業体験ができる上、学生が参加しやすい時期に開催されるので学業とも両立しやすいでしょう。
企業側からフィードバックがもらえる
採用直結型インターンシップは、必ず企業側からフィードバックがもらえます。
経団連がインターン終了後にフィードバックすることを条件にしているため、インターンに参加した自分の経験に加えて企業からの客観的な評価を得られます。
就活の早期段階で企業目線で見た自分を知れるので、課題を把握して今後の選考に役立てられます。
理系のインターンはいつから?何社行くべき?
採用直結型は学部3年から
採用直結型である汎用的能力・専門活用型インターンシップは、学部3〜4年を対象にしています。
そのため、早めに就活を始めたい理系就活生の方はオープン・カンパニーやキャリア教育に参加して業界・企業研究することをおすすめします。
目指す業界がはっきり決まっている方は、汎用的能力・専門活用型インターンシップに絞って受けるのも良いでしょう。
最低2~4社は参加しよう
インターンシップには、最低2~4社参加するのがおすすめです。
同じ業界や職業を目指していたとしても、実際の業務や社風は企業によって様々です。
募集要項を見た時にはA社のほうが自分に合っていると思っても、実際に企業の内側で就業体験をしてみるとB社の雰囲気の方が働きやすく、よりやりたいことができるとわかる場合があります。
採用直結型である汎用的能力・専門活用型インターンシップは確かに魅力的ですが、入社後のギャップを減らすためには業界・企業を比較することも大切です。
オープン・カンパニーやキャリア教育を組み合わせながら参加して、企業選びの軸を定めてみましょう。
文系とは違う!理系就活のインターンの特徴
理系学生限定のインターンがある
インターンシップの中には、理系学生を対象にしたものもあります。
理系限定のインターンを実施することで、理系の知識が必要な職種における入社後のミスマッチを減らしたい思いがあります。
近年、理系職に限らずさまざまな業界で、論理的思考力や数値処理能力に優れた理系学生を求める声が増えています。
企業側としても、優秀な理系の学生を見つけ、採用したいという意図があるのでしょう。
特に金融やメーカー、IT業界ではそのようなインターンが増えてきているので、視野を広げるためにも参加してみてはいかがでしょうか。
一般応募以外に推薦参加がある
理系学生の場合、一般応募だけでなく、大学や教授からの推薦でインターンシップへの参加が決まることもあります。
通常なら選考が必要なインターンに、選考なしで参加できるという大きなメリットがありますので、1度キャリアセンターや教授に相談してみましょう。
推薦参加となると、学校の代表としての信用度があるため、採用に結びつくケースもありますよ。
インターンの種類
オープン・カンパニー
オープン・カンパニーは、これまでの1dayインターンシップにあたる1日限定のインターンシップです。
企業や仕事を知る説明会として開催されるため、就業体験ではなく業界・企業研究の情報を得る場所として考えるのが良いでしょう。
企業が学生の情報を採用活動に使用できる条件に合致しないため、内定には直結しません。
キャリア教育
キャリア教育は、1〜3日間もしくは長期で実施する学生の教育を目的としたインターンシップです。
キャリア教育の場合、就業体験は任意であり、必ず含まれているとは限りません。
企業が学生の情報を採用活動に使用できる条件に合致しないため、内定には直結しません。
汎用的能力・専門活用型インターンシップ
汎用的能力・専門活用型インターンシップは、主に大学3〜4年生が対象です。
学生の素質を見極めるのが目的としており、これまでの長期インターンシップに該当します。
汎用的能力・専門活用型インターンシップは、一般的なプログラムの場合は最低5日間以上実施されます。専門性を重視する場合は、2週間以上の実施が必須です。
さらに、実施期間の半分以上は必ず就業体験を行うルールになっています。
また、内定や優遇措置を受けられる可能性があります。
高度専門型インターンシップ
高度専門型インターンシップは、主に大学院生が対象です。
専門性を実践で活かしながら向上させることを目的にしているため、実施期間は2か月以上と長期の場合が多いのが特徴です。
また、内定や優遇措置を受けられる可能性があります。
理系インターンで参加できる主な職種5種
1.エンジニア
エンジニアはプログラミングを利用してモノづくりを行う仕事です。
一口にエンジニアといっても、業界や働き方がさまざまで、それぞれが専門性に富んでいます。
そのため、インターンで探す場合は自分の興味のある業界に絞って探すようにしましょう。
インターンでは、実務を通じて専門的な知識やスキルを学ぶことができます。
未経験からでもという企業が多いので、専門知識がなくても参加しやすいのもポイントです。
2.SE(システムエンジニア)
SEはエンジニアとは違い、システムの提案から設計、構築までの幅広い業務にかかわる仕事です。
プログラミングのイメージが強いかもしれませんが、クライアントへの提案やプログラマーチームの管理など、コミュニケーション力が重要なスキルになります。
インターンでは、SEだけでなくそこに関わるプログラマーやテスターなどの仕事への理解も深めることができます。
業務の見学が中心になると思いますが、プログラミング体験を実施している企業もあるため、実務的なスキルアップも可能ですよ。
3.研究者
研究者は分野はさまざまですが、新たな技術や発見を求めて研究を行うのが仕事です。
興味があるという学生も少なくないのではないでしょうか。
意外とインターンを募集している企業が多いのでぜひチェックしてみてください。
インターンでは、研究施設や実際の仕事の見学が中心です。
しかし、研究者の実際の仕事を目にする機会はほとんどないので、参加する価値は大いにありますよ。
また、研究室によっては企業と共同研究をしている場合もあるので、そういった場合は積極的に活用してみてください。
4.MR(医薬情報担当者)
MRは病院やクリニックで、医療従事者へ自社の薬の説明や販売をするのが主な仕事です。
専門知識に加え、コミュニケーションが重要になります。
インターンでは、先輩社員と一緒に実務の経験ができるので、職種理解が深まりますよ。
ただし、MRは理系だけでなく文系からも人気の職種で、インターンからかなりの倍率になります。
そのため、選考対策を含め事前準備をしっかりするようにしましょう。
5.コンサル
コンサルは、クライアントの課題を分析し、解決策を提示する仕事です。
データ分析力や論理的思考力などが求められる仕事なので、理系の強みを活かして働くことができます。
理系なら文系のチャレンジしづらい金融やIT業界が特におすすめ。
インターンでは、ワーク形式で実際の業務を疑似体験でき、先輩社員からフィードバックがもらえます。
実践を通してコンサルの仕事の感じが掴めます。
理系インターンへの参加方法
企業のホームページや情報サイトから応募する
参加したい企業が決まっている場合は、企業のホームページから応募すれば問題ありません。
もしホームページに記載がなかったら、電話やメールで問い合わせてみるといいでしょう。
参加したい企業がはっきり決まっていない、複数企業受けたいという方は就活サイトを活用しましょう。
条件を絞って効率よくインターンを探せますし、サイトからそのまま申し込めることも多いです。
申し込み企業や日程などもひと目でわかるので、とても便利です。
就活サイトを使用する場合は、リクナビやマイナビなどの「大手ナビ型サイト」と、企業からオファーが届く「逆求人型サイト」を併用するのがおすすめです。
大学に相談する
大学によってはインターンの推薦枠を持っている場合がありますので、学校のキャリアセンターや教授に1度相談してみるといいでしょう。
推薦枠で参加した場合は、インターンは選考の場だということを頭に入れ、学校の代表として最後まで責任をもってやり抜きましょう。
まとめ
これからインターンに参加する理系就活生は、「TECH OFFER」へ登録しておくことをおすすめします。
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