理系学生は研究など学業面が忙しく、文系学生と比べて就活にかけられる時間が少ないのが難点です。
大学の活動に時間を取られ、思うように就活を進められず悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
今回は、時間がない理系学生に向けた就活を時短できるポイントについて解説します。
時間に追われ就活が上手くいかない理系学生はぜひ参考にしてみてください。
就活の早期化が年々進んでいる
就活は年々早期化が進んでいます。
上記はTECH OFFERに会員登録した理系学生に行ったアンケートです。
24卒予定の学生は、実に7割以上が2022年7月末時点で就活を始めていると回答しています。
志望企業によっては多くの就活生が応募しており、厳しい選考を勝ち抜かなければなりません。
就活の開始時期が遅いと、早く始めた就活生よりも不利になるため、早めに開始しておいた方が良いでしょう。
理系学生は就活と学業の両立が大変
理系学生は就活と学業の両立が大変です。
まず就活は非常にやることが多くあり、具体的には以下の項目が挙げられるでしょう。
- ・就活サイトに登録
- ・自己分析
- ・就活セミナー参加
- ・SNS等で情報収集
- ・ES準備
- ・説明会申し込み
- ・面接練習
応募企業が多ければ多いほど、上記にかかる作業量も増えていきます。
理系学生は就活の時期になると学業面も忙しく、具体的には以下の項目をやらなければなりません。
- ・論文執筆
- ・学会準備
- ・レポート課題
- ・研究室の情報収集
- ・実験
- ・授業
また、やるべきことだけでなく「いい企業にいきたい」「早く内定が欲しい」「どうやったらうかる?」など就活の悩みもつきません。
このように理系学生はやるべきことや考えることが非常に多く、就活を進めるのが難しい現状があります。
理系学生の平均エントリー数は?
理系学生の平均エントリー数は「平均10社程度」です。
ただし、上記は実際にエントリーした数を表しており、説明会やインターンに参加する数も含めると平均20社以上にもなります。
前述した事情を考慮すると、「一体どうすれば20社も説明会やインターンに参加できるのか」不安に思う方も多いはずです。
1番避けたいのが「とにかく場当たり的に活動する」ことです。
手当たり次第インターンなどに参加していると、やるべきことが増え続けてしまい、結局どの企業の対策も中途半端になり、肝心の内定が勝ち取れません。
そのため、無駄な作業を減らし効率的に就活を行うことが、内定取得で重要となります。
就活の効率化には「1:5:4の法則」を意識する
就活の効率化には「1:5:4の法則」を意識しましょう。
「1:5:4の法則」とは、人間の行動パターンを以下3つに分類した時の割合を示した法則です。
- ・判断(10%):どうしたらいいかを都度考え行うこと。
- ・選択的判断(50%):パターンを判断し行うこと。
- ・作業(40%):考えなくても簡単に行えること。
この内「判断」は考える作業が必要で効率化が難しいですが、「選択的判断」や「作業」は思考時間をそこまで必要とせず効率化による時間短縮が可能です。
つまり、就活を効率化するためには「選択的判断」や「作業」に当たる部分を洗い出し、短時間で行えるよう無駄な作業を省くことが大切です。
就活を時短できるポイントとは?
具体的に就活を時短できるポイントとして、以下の2つが挙げられます。
- ・インターン・説明会の参加に関連する作業
- ・企業探しツールの活用
それぞれ以下で詳しく解説します。
インターン・説明会の参加に関連する作業
インターン・説明会の参加に関連する作業は効率化が可能で、具体的に以下の作業が挙げられます。
- ・申し込み時期を把握する
- ・参加者数の目安を決める
- ・参加条件を確認する
- ・インターン・説明会に使える時間を把握する
- ・当日参加の準備
- ・今後のイベント予定を確認
上記の作業は単純作業である場合がほとんどで、効率化が可能です。
具体的な効率化の方法は以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひチェックしてみてください。
※時間がない理系学生の為の就活時短術《インターン・説明会編》のリンクを挿入
企業探しツールの活用
企業探しツールの活用も、就活を効率化してくれます。
企業を探すツールにはナビサイトや口コミサイトなどさまざまなツールが存在します。
これらのツールを活用することで1度に大量の企業情報を収集でき、気になった企業を1つ1つ調べるよりも大幅に時間短縮が可能です。
企業探しツールの効率的な活用方法については、以下の記事で詳しく解説しているので、気になる方はぜひチェックしてみてください。
※時間がない理系学生の為の就活時短術《企業を探すツールをそろえる》のリンクを挿入
就活で時間をかけるべきポイント
就活で時間をかけるべきポイントとして、以下3つが挙げられます。
- ・就活の軸決め・業界研究
- ・選考準備
- ・情報収集・分析
上記の作業については効率化をせず、じっくり時間をかけて行いましょう。
就活の軸決め・業界研究
就活で時間をかけるべきポイントとして、「就活の軸決め・業界研究」が挙げられます。
インターンや説明会に参加する企業を選定する上で、就活の軸がはっきりしていなければ企業選びきれず膨大な数エントリーしなければなりません。
また、就活の軸に会う業界がどこかを見極めるため「業界研究」を入念に行う必要があります。
就活の軸決めや業界研究には、優先的に時間を使って作業しましょう。
選考準備
選考準備も時間をかけるポイントです。
具体的には、「インターンや説明会で参加者しか得られない情報をとるためにはどうすべきか?」など、面接時にいい質問をする準備が挙げられます。
こうした選考本番に向けた対策などは成果に直結するため、時間を省略せず入念に準備することが大切です。
情報収集・分析
情報収集・分析にもしっかり時間を使いましょう。
例えば、以下が情報収集・分析として時間を使うべき作業です。
- ・インターンや説明会に参加した上でとりきれなかった情報を追加で調べる
- ・今まで参加した他企業と比較し、志望企業での面接対策を行う
こうした選考対策に直結する情報収集や分析は、就活の中でも優先的に時間を使いましょう。
まとめ
理系学生は学業と就活を両立させる必要があり、就活の効率化が内定取得の鍵となります。
そのためには、就活に関連する作業の中でも「選択的判断」や「作業」に該当する部分を、いかに短縮できるかが重要です。
今回の内容を参考に就活を効率化させ、志望企業の内定獲得を目指しましょう。