エンジニアの新卒面接で、逆質問した方が良いのか迷う方も多いものです。結論としては逆質問した方が良いのですが、それは複数のメリットがあるからだと言えます。なぜ新卒面接では逆質問した方が良いのか、理由や注意点を含めて理解しておきましょう。

本記事では、逆質問が必要な理由とメリット、代表的な6つの逆質問例などを解説します。面接に臨む前に今回の内容をぜひご参考ください。

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新卒面接で逆質問はなぜ必要か?

新卒面接で逆質問はなぜ必要か?

新卒面接で逆質問はなぜ必要なのか、早速記事の本題から解説します。

逆質問とは

逆質問とは、新卒面接中などに、応募者が企業側(面接官)へ質問をすることを言います。面接の終盤に面接官から、「最後になにか質問はありますか?」と聞かれた際に質問するのが一般的です。新卒面接では面接官からの質問に答えることがほとんどですが、逆質問は応募者の意思で質問することができます。

ただの質問コーナーではなく、他の応募者との差別化を図るアピールの場として、逆質問を上手く活用したいところです。逆質問の許可をされた際に覚えておきたい心持ちや、逆質問することのメリットなどを踏まえて、自分らしく逆質問するための準備をしておきましょう。

「特にありません」は避けるべき

面接官から、「最後になにか質問はありますか?」と聞かれた場合は、「特にありません」だけは避けたいところです。3次、4次面接と複数回面接を受けている場合は、質問が無いことも理解できますが、1次や2次面接で質問することが無いのは、興味が無いのと同じだと言えます。面接官側には、「入社意欲に乏しい」という印象を持たれるでしょう。

また、質問をしなければ、悪い印象どころか面接官の印象に残らない場合もあります。つまり、逆質問の場はただの質問・疑問を聞く目的以外に、自己アピールの場でもあるということです。しっかりと自分の特徴や性格を覚えて貰えるよう、自分なりの逆質問をするのが新卒面接の鉄則だと言えます。

採用担当者に逆質問が好印象な理由

採用担当者にとって逆質問は、就活生を知ることができる材料のひとつです。逆質問が無い就活生は印象に残りにくく、逆に良い質問などがあれば印象に残るもの。そのため、逆質問があるとやる気があるとわかり、逆質問をした就活生には好印象を抱くことが一般的です。不満や疑問をそのままにしない人物であることがわかることに、安心する側面もあるでしょう。

新卒面接で逆質問をするメリット

新卒面接で逆質問をするメリット

新卒面接で逆質問をする具体的なメリットには、どのようなものがあるのでしょうか。ここからは、代表的な逆質問のメリットを解説します。

意欲を表現できる

新卒面接で逆質問をすると、面接官に入社意欲があることを伝えることができます。興味が無いものには疑問点がわかないものですので、疑問や懸念点があるというだけでも、興味があることがわかるものです。

逆質問をするだけでも興味を持っていることを伝えられますが、質問の質を上げれば興味を越えた強い意欲を感じさせることができます。入社を意識したより具体的な質問が、強い入社意欲を表現するポイントです。本記事の例文などを参考に、意欲の伝わる逆質問を心がけましょう。

疑問を解消できる

新卒面接で逆質問は、当然ですが疑問点や不安点を解消することもできます。実際に入社することを想定すると気になることを、率直に質問できるのが逆質問です。まずは自分自身で入社後を想像してみて、解消しておくべき疑問を解消しておきましょう。

疑問点がすっきりすれば、自身の入社意欲が増すのもメリットだと言えます。不満や疑問が残ったままだと、人は思ったようなパフォーマンスができないものです。折角の質問できる場面を無駄にしないよう、事前に疑問点を洗い出しておくことも大切なポイントです。

自分を印象付けられる

新卒面接で逆質問は、面接官へ自分を印象付けられることが最大のメリットです。面接官は応募者がどんなところに疑問をもち、どんな質問をするかも選考材料としています。そのため、逆質問の内容次第では、プラスのアピールに繋げることもできるでしょう。

逆質問を通してよい印象を与えるためには、より具体的で入社意欲を感じさせる質問をすることが大切です。入社後の自分自身を想像し、働く前提で質問をすることをおすすめします。逆質問は面接官とコミュニケーションを取るひとつの手段です。面接官の立場にも配慮して、丁寧に質問することを心がけましょう。

新卒面接で逆質問をするための準備

新卒面接で逆質問をするための準備

では、実際に新卒面接で逆質問するために、行っておきたい準備を確認しておきましょう。

企業研究をする

逆質問の材料として、企業研究は丁寧に行っておく必要があります。自身が入社することを想定して、待遇や労働環境、能力が活かせる職場であるかの確認作業が必要です。また、入社直後だけでなく、3年後・5年後・10年後をイメージし、待遇やキャリアパスなども調べておきましょう。

また、企業研究を通して、企業方針や事業の方向性についても疑問がでてくることもあります。組織の一員になることを想定すると、企業が進む道筋もしっかりと明確にしておきたいところです。同業他社などとの比較も行いながら、疑問点を明確にしておくことをおすすめします。

アピールポイントを明確にする

逆質問では通常の質疑では伝えきれない部分を表現できるため、自身のアピールポイントをまとめておくことも非常に大切です。たとえば、エンジニアとしての経験や実績が伝えきれていない場合は、上手く実績と絡めて質問することも有効だと言えます。あくまでも質問することがメインテーマですので、アピールに偏り過ぎないようバランスをみることも、忘れてはいけないポイントです。

逆オファー型サイトを活用し企業を知っておく

TECH OFFERなどの逆オファー型就活サイトを活用して、幅広い企業を知っておくことも逆質問の材料となります。TECH OFFERは簡単なプロフィール登録をするだけで、企業からのインターンや説明会、本面接へのオファーを受け取れる就活サイトです。

一度登録しておくだけで、エンジニアを求める企業から声がかかるため、候補となる企業を効率良く探すことができます。オファーを通して説明会などに参加することで、企業ごとの特色や待遇の違いを感じることが可能です。企業ごとの違いを知ることで、面接時に質問したい内容を明確にできるでしょう。

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疑問点を日頃からメモしておく

就活を進めるなかで、志望企業に対して質問したいことを日々メモしておくことも、おすすめの方法です。いざ面接の前になって逆質問の内容を考えても、緊張などで思い浮かばないこともあります。当日に焦ってしまわないよう、日頃から疑問点を常に書き溜めておくと安心です。質問しておけば良かったということがないよう、事前の丁寧な準備を心がけましょう。

エンジニア新卒面接で使える逆質問例6選

エンジニア新卒面接で使える逆質問例6選

ここからはエンジニアが新卒面接で使える、逆質問の例を6つご紹介します。

活躍されているエンジニアの特徴を教えてください

すでに活躍しているエンジニアの特徴を聞くことで、活躍したい想いがあるという向上心と意欲を感じられる逆質問です。新卒面接では良く聞かれるオーソドックスな質問のひとつですが、非常に大切な質問のひとつだと言えます。他の応募者から同様の質問が無い場合は、ぜひ聞いておきたい内容だと言えるでしょう。

具体的な業務の進め方を教えてください

日々の具体的な業務の進め方を聞くことで、入社をイメージしているということをアピールできます。質問を通して一日の流れを知り、自分に合った働き方であるかを判断することにも役立つでしょう。業務の進め方を聞くなかで、新たな疑問点が出てくれば追加で質問することも可能です。面接の時間経過などにも配慮したうえで、率直に質問すると好印象にも繋がります。

30歳までのキャリアプラン例を伺いたいです

入社直後だけでなく長く働く前提での質問は、面接官に覚悟感を感じさせる逆質問です。多くの就活生は入社前後の質問をするため、差別化にも繋がる質問だと言えます。キャリアプランの逆質問後に理想のキャリアプランを聞かれることもあるため、自身が目指すキャリアパスも明確にしておく必要があるでしょう。

この仕事をやっていてよかったと感じる時を教えてください

現場で実際に勤務するエンジニアが面接官である場合は、特に有効な逆質問です。仕事をするなかでの喜びは、長く働くうえでのモチベーションになります。実際に働く人が感じていることを聞けると、企業選びの参考にもなるものです。すでに活躍している先輩の意見を参考にする姿勢も、好印象に映るでしょう。

入社までに勉強しておくことはありますか?

入社後の即戦力となるために、前向きに取り組む姿勢を表現できる逆質問です。自発性が感じられる質問ですので、入社意欲や活躍できる人材であることをアピールできます。エンジニアとしてのこれまでの実績と絡めて質問すれば、アピール度も倍増する質問です。

事業の今後の方向性を教えてください。

事業の方向性までを考えている、視野の広さと入社意欲をアピールできる逆質問です。エンジニアの場合は、自身のスキルが活かせる事業方針であるかが重要ですので、活躍する意欲も同時にアピールできます。企業研究を充分にしたうえで質問したい、アピールに効果的な良い質問です。

新卒面接で逆質問する際の注意点

新卒面接で逆質問する際の注意点

最後に、新卒面接で逆質問するうえでの注意点を確認しましょう。

調べてわかることは聞かない

HPに乗っていることや事前に知らされていることは、あえて聞かないことが基本的なマナーです。調べてわかることを聞けば企業研究が充分でないと判断され、悪い印象となってしまいます。事前にしっかりと調べておき、慎重に逆質問することが大切です。

休みや給与に偏った質問は避ける

休みや給与などの条件に偏った質問は、打算的な人物だというイメージをもたれる可能性もあります。3つ逆質問したら1つ程度に留めるなど、工夫して質問するのが良策です。ポイントは偏り過ぎないことなので、気になる場合は率直に質問しても問題はありません。

アピールポイントを意識した質問をする

逆質問は質問+アピールが目的ですので、自身のアピールポイントを明確にしておくことが大切です。可能であればアピールポイントと絡めて質問し、特徴を分かって貰うよう努力しましょう。この質問もアピールに偏らないことが非常に重要です。

まとめ

本記事では、逆質問が必要な理由とメリット、代表的な6つの逆質問例などを解説しました。コミュニケーションが苦手な方も多い理系職種ですので、逆質問ができれば大きなアピールとなります。今回の内容を参考にまずは一度、逆質問にチャレンジしてみましょう。

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