志望動機はエントリーシートはもちろん、面接でも必ず聞かれる項目で採用判断として大きな要素となっています。

しかし、いざ志望動機を書こうと思っても、どのように描けばいいかわからない方も多いのではないでしょうか?

今回はエントリーシートにおける志望動機の書き方について、例文と合わせて解説します。

志望動機をしっかりと作成し、エントリーシートの通過率を上げたい方はぜひ参考にしてみてください。

エントリーシート通過率をあげる志望動機のポイント

エントリーシート通過率をあげる志望動機のポイントとして、以下2点が挙げられます。

  • 1社ごとに合わせた内容にする
  • 企業での活躍をイメージさせる

志望動機作成の際は、上記ポイントを参考にしてみてください。

1社ごとに合わせた内容にする

志望動機は1社ごとに合わせた内容で作成しましょう。

人事担当者は数多くの学生の履歴書やエントリーシートを見てきています。

そのため、他の企業の使い回しは一目でばれてしまうので、注意しましょう。

「なぜその企業に入りたいのか」を企業ごとに合わせた内容で伝える必要があります。

企業での活躍をイメージさせる

志望動機は企業での活躍をイメージさせるものにしましょう。

企業は入社後に会社で活躍し経営に貢献できる人材を採用したいと考えており、その部分を採用基準として定めています。

志望動機を通して入社後の活躍がイメージできれば、エントリーシートの通過率も大きく高まるでしょう。

志望動機の文章には、企業で実現したいことなど入社後の姿を具体的に明示するのがおすすめです。

志望動機の構成

志望動機は以下の構成を意識して作成するのがおすすめです。

  • ①「なぜ」魅力を感じたのか?:深掘りしすぎず端的に
  • ②「何」に魅力を感じたのか?:企業理念や事業内容など根幹部分
  • ③企業で実現したいこと:入社後の活躍を連想

なぜ魅力を感じたかについては、面接で詳細を聞かれるため、エントリーシートでは端的に答えましょう。

何に魅力を感じたのかでは、「同業他社と違って弊社のどこがいいのか?」という部分を面接でよく聞かれます。

そのため、業界研究をしっかり行い、同じ業界でも志望企業にしかない魅力を調べておきましょう。

志望動機の例文

志望動機の例文として、以下を見てみましょう。

※志望動機の例文

私が貴社を志望する理由は世界最高峰の技術力を持っていることです。

貴社では高効率・低騒音・小型のモータを開発しており、世界を牽引していける技術力の高さに魅力を感じています。希望職種としては試行錯誤を繰り返しながら目標を達成していく過程が好きなため研究開発に携わりたいです。専攻以外の電気や機械、プログラミングなど、今まで触れたことのない分野に関しても一から学び直していくつもりです。

先述した構成の項目ごとに分けると以下の通りです。

  • ①「なぜ」魅力を感じたのか:私が貴社を志望する理由は世界最高峰の技術力を持っていることです。
  • ②「何」に魅力を感じたのか:貴社では高効率・低騒音・小型のモータを開発しており、世界を牽引していける技術力の高さに魅力を感じています。
  • ③企業で実現したいこと:希望職種としては試行錯誤を繰り返しながら目標を達成していく過程が好きなため研究開発に携わりたいです。専攻以外の電気や機械、プログラミングなど、今まで触れたことのない分野に関しても一から学び直していくつもりです。

特に重要なのは「何」に魅力を感じたのかの部分で、「高効率・低騒音・小型のモータを開発しており、世界を牽引していける技術力の高さ」とその企業にしかない魅力を具体的に記載することです。

その企業にしかない魅力を記載することで、志望度の高さをアピールでき採用担当者も志望動機に納得できるでしょう。

また、企業で実現したいことの部分では、「専門性にこだわりすぎない」ことも重要です。

あまりに専門分野の追求をアピールしてしまうと、企業側は「専門分野以外の業務はやってくれないのではないか」と懸念を抱いてしまいます。

そのため、例文のように「今まで触れたことのない分野に関しても一から学び直していくつもりです。」と専門分野以外も積極的に取り組むことをアピールした方が良いでしょう。

志望動機のNG例

志望動機のNG例として以下の内容が挙げられます。

  • 待遇に関する内容
  • やめることを前提にした内容
  • 「学びたい」アピールが強すぎる内容

志望動機を作成する際は、上記内容が含まれないよう注意しましょう。

待遇に関する内容

待遇に関する内容は志望動機で触れない方が良いでしょう。

働く上で「給料がいい」など待遇面は大切なポイントですが、待遇面を志望動機にしてしまうろ「他に条件がいい企業が見つかればすぐ転職してしまうのでは?」と採用担当者に懸念を抱かれます。

待遇面の話は選考の場ではいい印象を与えないため、避けておくのが無難です。

やめることを前提にした内容

転職などやめることを前提にした内容も避けた方が良いでしょう。

企業は採用に多額のコストをかけており、できるだけ長期間活躍してくれる人材に入社してほしいと考えています。

「将来起業するために御社でスキルを磨きたい」などやめることを前提とした志望動機は、選考で落とされる確率が上がってしまいます。

逆に企業で長期に活躍できるイメージを志望動機で与えられれば、エントリーシート通過に大きく近づくでしょう。

「学びたい」アピールが強すぎる内容

「学びたい」という意欲が強すぎるのも、企業に悪い印象を与える場合があります。

学ぶ姿勢はポジティブに捉えられる場合が多いですが、あまりに教えてもらいたいという姿勢が強すぎると、「自立して企業に貢献する意志がない」とネガティブに捉えられてしまいます。

同じ学習意欲でも、「教えてもらう」ではなく「自ら積極的に学ぶ」姿勢をアピールした方が良いでしょう。

まとめ

志望動機はエントリーシートや面接で必ず聞かれる定番の項目です。

多くの就活生が準備をしてきているため、選考を勝ち抜くためには志望企業にしかない魅力を伝えるなど、志望動機を魅力的にする工夫が必要です。

今回の内容を参考に、志望度合いの高さを伝えられる志望動機を作成し、エントリーシート通過を目指しましょう。