こんにちは。理系就活情報局です。

インターンシップに参加する・しないは、忙しい理系就活生にとって大きな悩みです。

インターンシップの違いは、長期や短期、開催時期だけではありません。

給料が発生する・しないによっても違いがあります。

今回は、就業体験をしながら給料が発生する「有給インターン」に注目します。

「ESに書ける経験も欲しいけど、その間バイトができないのはつらい」

「実践的な経験を積みながら給料がもらえるインターンがあるって本当?」

という理系就活生の方は、是非参考にしてみてください!

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インターンには有給と無給がある

給料なしのインターンは法律的に違法?

「長期のインターンに参加しているのに、給料が支払われないのはおかしい……」

そんな疑問を持つ理系就活生もいると思います。

法律的には、インターンが労働基準法の「労働者」とみなされるかどうかが判断の分かれ目です。

インターンが社員と同様の業務を行っている場合、労働者と見なされる場合が多いです。

その場合、最低賃金以上の給与を支払わなければ違法となります。

また、定められた時間を超えて強制的に残業させられる場合や、賃金が支払われていても最低賃金を下回っている場合も違法です。

もし自分が参加しているインターンが違法なのではないかと感じたら、大学のキャリアセンターに相談してみましょう。

有給インターンとは

有給インターンとは

有給インターンとアルバイトは、給料が発生するという点でよく似ています。

数週間〜数か月に及ぶ有給インターンは、企業の中で実践的に働きながら、仕事内容や環境が自分のキャリアビジョンに合っているか考えるものです。

長期的なプロジェクトやアプリ開発など、実際にそこで働く社員と一緒に責任のある仕事をすることになります。

有給インターンの給料相場

有給インターンは、時給制・日給制・成功報酬制によって給料が異なります。

場所によっても異なりますが、実際にインターンシップ募集サイトに掲載されている時給の例をご紹介します。

・エンジニア:時給1,200円~ 

※開発エンジニア:1,500円~など高時給案件も

・IT系マーケティング:時給1,100円~

・企画職:時給1,200円~

・営業職:時給1,200円~

都心の企業だと1,100円〜1,200円前後の募集が多く、スキルによっては高時給案件も掲載されています。

(参考:ゼロワンインターン「理系学生おすすめの長期インターンシップ」

公務員や海外インターンは無給が多い

公務員や海外インターンの場合は、無給の場合が多いです

令和5年度文部科学省におけるキャリア実習及びインターンシップ実施概要」でも、必要経費は原則として各自で負担するものと記載されており、給料の記載はありません。

海外インターンは有効期限付きのビザによるインターンとなり、インターン先企業への就職を前提としていないものに分類されます。

長期間のインターンだからといって、必ずしも給料がでるわけではないと理解した上で、インターンを探しましょう。

アルバイトとはどう違う?両立方法は?

アルバイトとインターンの違い

給料が発生することで、「アルバイトとインターンは具体的に何が違うの?」という疑問を持つ方もいるでしょう。

アルバイトとインターンは給料をもらえるという点では同じですが、「仕事内容」と「環境」に大きな違いがあります。

インターンでは、様々な専門職から総合職まで幅広い職種が募集され、社員と同じ業務を任されることもあります。また、企業のオフィスで社員と一緒に働くのが一般的です。

インターンでは、アルバイトよりも実践的な仕事を、企業の中で経験することになります。

インターンは学業と両立できるのか

結論、インターンは学業と両立可能です。

実際に、多くの学生が大学生活と両立しながら長期インターンに取り組んでいます。中には、アルバイトと両立しているケースもあります。

インターンの勤務日数の最低ラインは企業によって異なり、週1日から可能な企業もあればフルタイムで働く企業もあります。

フルタイムのインターンの場合は両立することが難しくなりますが、中には大学の単位と互換できるインターンもあります。

学費や就活費用が心配な方は、時間割の調整やアルバイトのシフト変更をしながら両立してみましょう。体力面が不安な方は、アルバイトを辞めて、インターンに集中するという手段もあります。

志望する業種と自分の希望する時間を考慮した上で、インターン先を選ぶことが重要です。

有給インターンに参加する時に気をつけたいこと

自分の扶養を確認しておく

まずは、自分の扶養がどうなっているのか確認しておきましょう。

理系就活生の場合、多くは親の扶養に入って生活していると思います。

親の扶養に入っている学生が働いて給与を得る場合、1年間の所得が103万円を超えると、親の扶養から外れてしまいます。

自分で学費を払っている理系就活生やバイトに勤めている方は、気をつけないとこれまでのバイト代にインターンの給料が加わることで、扶養から外れてしまうかもしれません。

親の扶養から外れた場合、確定申告が必要となり、親の所得税・住民税が増えることになります。

もし年収が103万円を超えそうな場合は、必ず親に報告するようにしてください。

扶養と併せて、これまでの収入を見直してみましょう。

確定申告には給与明細や源泉徴収票が必須

確定申告書には、給与明細と源泉徴収票が必要です。

源泉徴収票は、1年間の給与と所得税が記載された書類です。

1年の所得が確定した12月末に発行されます。

給与明細に記載された給与支払額や控除額、手当や所得税などの勤怠情報は確定申告に必要なため、紙でもらっている場合は保管しておきましょう。

大学と両立できるようスケジュールを調整する

インターンに参加するときは、授業やゼミ、研究など、大学と両立できるようスケジュールを調整しましょう。

大学生の場合、インターンシップを通じて大学の単位がもらえることもあります。

単位認定の申請や基準については、事前に大学のキャリアセンターや事務室に問い合わせておきましょう。

大学生でも有給インターンで確定申告が必要な条件

収入が103万円を超える

社会経験が積めるだけでなく給料が発生する有給インターンは、理系就活生にとって魅力的ですが、年収が103万円を超えると親の扶養から外れてしまいます。

年収によっては所得税を引かれて損をするので、必ず応募前に収入予定額をチェックしておきましょう。

たとえば、時給1,200円で週3日勤務の有給インターンの場合、月ごとと一年続けた場合の収入の目安は下記になります。

時給1,200円×8時間×週3日勤務=115,200円/月

115,200円×12か月=1,382,400円

確定申告は1年間の収入が対象となるため、アルバイトから有給インターンに切り替えた人でも、それまでのアルバイト収入によっては確定申告が必要です。

アルバイトと有給インターンを掛け持ちした場合は、確定申告をする可能性が高くなります。

学生は、確定申告は自分で行わなくてはいけません。

後になって慌てないためにも、事前にしっかり確認しておきましょう。

2カ所以上で働き、アルバイトの所得が年間20万円を超える

1年間で2つ以上の場所でアルバイトや長期インターンをして、それぞれから給与を受け取っている場合、注意が必要です。

2つ以上の場所で働く場合、どちらかの給与が年間20万円を超えると、確定申告が必要になります。

長期インターンとアルバイトを両方している場合や、長期インターンを複数掛け持ちしている場合は、確定申告を忘れずに行いましょう。

インターンやアルバイトを辞めて年末調整をしていない

アルバイトや長期インターンを途中で辞めるなど、働いていない期間がある場合や、年末調整を行っていない場合は、確定申告を行う必要があります。

アルバイトや長期インターン先で受け取った源泉徴収票は、紛失しないよう気をつけてください。

・伝えたいポイントの前に少し間を設ける

有給インターンが見つかるオススメサイト

Infraインターン

Infraインターン」は、長期・有給インターンシップに特化した情報サイトです。

エンジニアなどの職種やエリアだけでなく、「週3日以下でもOK」「英語力が身に付く」「フルリモート可」「高時給」といった特徴から自分に合ったインターンシップを探せます。

勤務条件だけでなく、「必須経験」と「歓迎経験」表記があり、「このインターンシップに参加するとどんなスキルが身に付くのか」が一目でわかるサイトです。

理系学生にオススメの長期インターンシップ」という項目があるので、まずはこちらをチェックしてみてください。

「Infraインターン」では、LINE@を通じて運営チームに質問・相談を行えるサービスも行われており、初めてのインターンシップ参加者も安心です。

ゼロワンインターン

ゼロワンインターン」は、話題のIT系ベンチャー企業から大手人気企業まで、幅広い企業の長期かつ有給のインターンシップ情報が揃うサイトです。

「ゼロワンインターン」は、「大学1年生歓迎」~「大学院生歓迎」というこだわり条件が指定できるため、早い段階から将来を見据えたい理系就活生の方にも向いています。

勤務日数も「週1」~「週5」、「土日OK」で検索でき、何かと忙しい理系就活生でも自分に合ったインターンシップを見つけられるでしょう。中には、「ES不要」の企業もあります。

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まとめ

インターンは、その業界・職種で働く体験をしながら、将来の選択肢を見極められるチャンスです。

実際に企業の内部で働くことで、自分の適性がわかるため、選考前に参加することをおすすめします。

有給インターンの場合は確定申告が必要になるパターンもありますので、後から慌てないためにも、参加する前に自分の場合は必要になりそうなのかを確認しておきましょう!