はじめまして、理系就活情報局です。

今回は、理系学生の平均エントリー数や理系学生におすすめの就活方法について解説します。

3年の春休み、4年生の0学期といわれる時期から企業のエントリーが始まり、本格的に就活が始まります。就活が本格化する時期に周りの学生が、どのくらいエントリーを出しているか気になりませんか?

この記事では理系学生がエントリーする企業数の平均や、エントリー数を増やすと生じるメリット&デメリットを紹介します。

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理系就活生・院生は平均何社受けるのか

理系就活生・院生は平均何社受けるのか

本章では理系学生の平均エントリー数を解説します。

これから就活を迎える理系学生のみなさんは、同期の就活生たちが何社くらい受けるのか気になると思います。

不安に思っている方も、ある程度絞り込めている方も是非ご覧ください。

理系学生の平均エントリー数は約8社

公益社団法人全国求人情報協会の調査したところによると、理系学生のエントリーに関しては以下の結果が判明しています。

  • ・プレエントリー14.7社
  • ・エントリー8.1社

理系学生は文系学生と比較すると、受ける企業数をかなり絞り込む学生が多いことが分かります。

理系学生は3年次になると課題研究や勉強でスケジュールが忙しくなるため、ESを作成する時間を削られることが要因だと考えられます。

参考:2021年卒学生の就職活動の実態に関する調査

人によって受ける数はそれぞれ

人によって就活のスタイルは異なるため、理系学生の平均エントリー数を基準にする必要はありません。

例えば内定を1社でも多く獲得したい学生はエントリーを増やしますが、第一志望の企業に集中するためにエントリー数を増やさない学生もいます。

みなさんが希望するスケジュールで就活を進めていただければと思います。

就活は企業のレベルで受ける数を変えるのもあり

就活で何社を受けるのかは各々で異なりますが、受ける企業のレベルで数を変えるのは一つの戦略です。

たとえば、受ける企業が大企業や有名企業が中心の場合、受ける企業の数を増やすとよいでしょう。

大企業や有名企業の場合、倍率の高さから選考に落ちる確率が高くなるためです。

受ける企業数が少ない状態で選考に落ちると、“持ち駒”がなくなるため、就活がスムーズに進まなくなります。

企業のエントリー数をある程度予測して、選考を受ける企業の数を調整すると就活を進めやすくなるでしょう。

エントリー数を増やすメリット

エントリー数を増やすメリット

本章ではエントリー数を増やすことで生じるメリットを紹介します。

エントリー数は就活の要となってくるため、企業選びはかなり慎重になっていきます。

エントリーを増やすと、就活生にどのような影響が起こるのかを解説します。

気持ちに余裕ができる

エントリーを増やすことは、企業を比較する機会が増加します。

万が一、志望する企業に落ちたとしても他に内定を獲得できれば、最終的に余裕を持って就活を終えることができます。

また各面接やWEBテストに対する精神的負担も分散されるため、仮に納得のいかない結果だとしても切り替えて先に進むことができます。

場数を踏むことができる

複数の企業で面接を経験すると、だんだんと自分の型が定まり話し方が上達します。

例えば第一志望の企業の前に、ある程度面接慣れをしておけば、第一志望の企業の面接ではしっかりと自分をアピールできます。

しかし注意していただきたいのは、ただ数をこなせば上達するわけではないことです。

毎度面接が終わった後に自分の発言を思い出し、改善点を分析することが重要です。

また自分だけでは分析が難しい場合には、家族や友人、大学のキャリアセンターで模擬面接を行ってもらい、第三者の意見を参考にしてみましょう。 

複数の選択肢から本当に自分にあった企業を選ぶことができる 

エントリーの数を多くすれば、単純に内定数も増える可能性があります。

内定を頂いた企業同士を比較しながら、本当に自分と合う企業かを考える時間を設けることは、ミスマッチを防ぐ方法として有効的です。

また多くの選択肢の中から、企業を決められない方もいるでしょう。

改めて自分のキャリアを考える機会となるため、就活生にとって複数の企業から内定を得るのはメリットといえます。

エントリー数を増やすデメリット

エントリー数を増やすデメリット

エントリーを増やすことで得られるメリットもありますが、もちろんデメリットもあります。

本章ではエントリーを増やしすぎると起こる問題を解説します。

企業研究に時間をかけられない

エントリーを増やした分、限られた就活スケジュールでは1つの企業に費やせる企業研究の時間は少なくなります。

複数受ける企業を受ける場合には、優先順位を決めて本命の企業に十分な時間を割きましょう。

複数の企業を研究していると面接前に混乱するため、企業別にノートにまとめておいて要点をおさえることをおすすめします。

ESを書くためにかなり労力を使う

就活の鬼門となるのがES(エントリーシート)です。ほとんどの企業ではESを起用しているため、企業を受ければ受けるほどESを書く枚数も増えます。

効率的にESを書くポイントは、以下の2つになります。

  • ・自己分析をおこなっておく
  • ・自分が頑張ったことや挫折した経験などのエピソードを用意しておく

スケジュール調整が難しくなる

エントリー開始から本面接までの就活スケジュールは、基本的にどの企業も同じです。

受ける企業が多いと、1日に面接が連続するケースが増えます。

オンライン面接も増えているため、移動の時間を省くことはできますが、対面面接が多いと一日に何度も移動する可能性が増えます。

ハードな就活を乗り越えるには、体力面も鍛えておくことが必要であると同時に強い精神力を持っておくことが大切です。

理系就活で何社を受けるのか効率的に決めるポイント

理系就活で何社を受けるのか効率的に決めるポイント

就活で受ける企業の数は、就活スタイルの違いから個々人で異なります。

一方で自分が何社を受けるのか決めるポイントがわかれば、参考になる方は多いでしょう。

本章では、理系就活で何社を受けるのかを効率的に決めるポイントを解説します。

自己分析を軸に決める

自分が何社を受ける方がよいのか、効率的に決めるポイントは自分に合っているか否かです。

自分に合う企業を見極めるには、自己分析から判明した就活の軸を用いるとよいでしょう。

就活の軸を条件化していけば、企業を絞ることが可能です。

気になる企業は数多くあるかもしれませんが、自分にマッチしていることを基準にすれば、受ける企業数も自然と決まります。

自己分析から判明した条件に、合致する企業が15社だとします。

15社であれば、就活も無理なく進められる企業数のため、スケジュール管理をしたうえで就活を進めるとよいでしょう。

インターンシップに参加する

選考を受けるか否かを見極めるには、実際に企業と接触した際の感触も参考になります。

特にインターンシップに参加をすると、企業の内部を見ることができるため、自分に合うか否かの判断が可能です。

就活の軸には合致するが、インターンシップに参加した結果、自分に合わないとわかれば、受ける必要はなくなります。

選考スケジュールを確認する

自分が何社を受けるのか決めるポイントには、選考スケジュールや選考対策にかかる時間も挙げられます。

企業の選考スケジュールが重複している企業は、条件に合致している企業が複数社ある場合でも、受けられる数が1社に限定されます。

気になる企業があっても、選考スケジュールから自分が受ける企業数が限定可能です。

またESを書き上げるスピードや面接対策に要する時間がわかると、一定期間内に自分が対策できる企業の数がわかります。

選考スケジュールがわかる場合には、対策できる企業の数から受ける企業数が絞れます。

ES(エントリーシート)を廃止する企業もある?!

ES(エントリーシート)を廃止する企業もある?!

実は近年ESを廃止し、違う方法で採用を行っている企業が存在します。

是非これから来年就活を控えている方もご覧ください。

ESを廃止し実際に別の方法で採用を行っている企業

みなさんは土屋鞄製造所をご存じですか? 

土屋鞄製造所は、ランドセルを中心に革製品を多く取り扱っている従業員300人規模の企業です。

22卒の採用において土屋鞄製造所は、完全オンラインでエントリーを受け付けていました。

希望業種と名前を書き込めば、申し込み完了の比較的簡略された形式でエントリーを進めていました。

SNSで宣伝したことも影響して約2500人がエントリーし、全員が面接の運びになったそうです。

企業がコロナ禍で、満足に課外活動できなかった学生に配慮して人柄重視の採用に切り替えたケースもあります。

またヤマハ発動機も2018年度の新卒採用から、ESを廃止しSPI後1次面接を始める形にチェンジしました。

ESを廃止して、学生と対話していく機会を増やそうとする企業が増えていることが分かります。

理系学生におすすめな就活方法:オファー型サービス

理系学生におすすめな就活方法:オファー型サービス

オファー型サービスとは登録しておくだけで、企業が絞り込まれオファーを受け取ることができるサービスです。

オファーを受け取る際は自分がリサーチせずとも、自動的に希望業種や研究内容から企業が絞り込まれます。

オファー型利用のメリットは2つあります。

1つ目は自分の専門分野とマッチした企業と出会えることです。

オファー型就活サイトは、採用担当者が一人ひとりのプロフィール情報をもとに、オファーを送っています。

興味を持った学生やマッチする学生に対してオファーを送っているため、高確率でミスマッチを防ぐことができます。

企業からのオファーのため、書類選考や面接の突破率は高くなり、一般的な応募より有利になります。

2つ目は研究と同時進行で就活が行える点です。

オファー型就活サイトは登録しておくだけで、企業からオファーが届くため、就活をしつつ研究に没頭する時間も十分に取ることができます。

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理系就活は何社受けるべきかなどよくある質問

理系就活は何社受けるべきかなどよくある質問

理系就活では個々人で受ける企業の数が異なることからもわかるとおり、正解はありません。

一方で自分が受ける企業の数が少ないかもと不安になる方もいるでしょう。

本章では理系就活では何社を受けるべきかなどのよくある質問を解説します。

理系就活で3社しか受けてないのは少ない?

平均エントリー数の8社と比較すると少なくみえますが、選考への対策がしっかりとできていれば、問題ありません。

ただし、1社でも選考に落ちるようであれば、カバープランとしてエントリー数を増やすことを検討しましょう。

理系就活で5社だけ受けるつもりだが、問題ない?

希望する企業だけに絞り就活を進めようとしている方と思いますが、問題ありません。

選考対策に時間をしっかりと割いて、確実に就活を進めていきましょう。

連続して選考に落ちるなどアクシデントが発生した場合は、追加エントリーの可能性があることを事前に頭に入れておくことをおすすめします。

理系就活で10社しか受けないのは少ないのか?

平均エントリー数の8社と比較しても少なくないため、10社受けなくとも問題はありません。

エントリー数はあくまで目安であり、大事なのは選考への対策ができているかです。

選考対策がしっかりとできているならば、10社から増やす必要はありません。

全落ちを考えると理系就活もたくさん受けた方がよい?

ある程度、選考に落ちることを計算してエントリーするのは戦略ですが、全落ち前提はおすすめしません。

全落ち前提でエントリーをする場合、かなりの数をエントリーすることになります。

エントリー数が増えれば増えるほど、個々の企業への対策が足りなくなるため、落ちる可能性が上がります。

ある程度のエントリー数を絞り、絞った企業の対策を万全にする作戦がおすすめです。

まとめ

今回は「理系就活生は何社受ける?受ける企業を決めるポイント」を解説しました。

理系学生の平均エントリー数は8社。エントリー数は人によっては異なるため、あくまで自身の精神面や体力面を考慮しながら進めましょう。

  • ・エントリー数を増やすメリット

①内定の数も増えるため気持ちに余裕ができる

②面接の回数が増え自己アピールが上達してくる

③いくつかの選択肢から入社する企業を決めるため本当に自分にあった企業を選ぶこと   ができる

  • ・エントリー数を増やすデメリット

①複数の企業を受けるとひとつひとつの企業研究に時間をかけられない

②同時進行で進めるため ESを書くためにかなり労力を使う

③面接が同じ日に被っている可能性があるためスケジュール調整が難しい

  • ・近年ES(エントリーシート)を廃止する企業もあり、今後中小企業ではES廃止になる可能性はある
  • ・オファー型就活サイトは登録しておくだけで企業からオファーが届くため研究と就活を両立できる

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