はじめまして、理系就活情報局です。

今回は、理系学生の平均エントリー数や理系学生におすすめの就活方法について解説していきます。

3年の春休み、4年生の0学期といわれる時期から企業のエントリーが始まり本格的に就活が始動していきます。そんな時期に周りの学生がどのくらいエントリーを出しているか気になりませんか?

そこで、この記事では理系学生がエントリーする企業数の平均や、エントリー数を増やすと生じるメリット&デメリットについて紹介していきます。

理系学生は平均何社受けているのか。

ここでは理系学生の平均エントリー数について説明していきます。

これから就活をむかえる理系学生のみなさんは同期の就活生たちが何社くらいを受けるのか気になると思います。

不安に思っている方もある程度絞り込めている方も是非ご覧ください。

理系学生の平均エントリー数

「全国求人情報協会の調査では、文系の本エントリー数は平均よりも多い14.1社となりました。プレエントリーも26.7社と平均よりも多い傾向です。

文系の中でも特に多いのは文系・私立学生で、プレエントリー27.5社、本エントリーが14.2社という結果でした。

一方の理系はプレエントリー14.7社・エントリー8.1社と少なく、もっとも多い文系・私立学生の約半数でした。一見文系学生よりも就活の活動量が少なく見える理系学生ですが、理系ならではの就活スタイルもあります。

応募方法としては、企業や就職サイトなどから応募する自由応募に加えて、教授推薦・学校推薦・後付推薦といったスタイルがあります。」

引用:キャリアパーク 就活エージェント就活における平均エントリー数は? 文理・業界別ES通過率で解説

  

このように理系学生は、文系学生と比較すると受ける企業数はかなり絞り込む学生が多いことが分かります。

理系学生は3年次になると課題研究や勉強でスケジュールが忙しくなるためESを作成する時間を削られることが要因だと考えられます。

人によって受ける数はそれぞれ

この平均の数値を基準にする必要はありません。人によって就活のスタイルは異なります。

例えば内定を1社でも多く獲得したい学生はエントリーを増やしますが、第一志望の企業に集中するためにエントリー数を増やさない学生もいます。

みなさんが希望するスケジュールで就活を進めていただければと思います。

エントリー数を増やすメリット&デメリット

ここではエントリー数を増やすことで生じるメリットとデメリットについて紹介していきます。

エントリー数は就活の要となってくるので、企業選びはかなり慎重になっていきます。

そこでエントリーを増やすと就活生にどのような影響が起こるのかを解説していきます。

気持ちに余裕ができる

エントリーを増やすことは企業を比較する機会も増え、万が一志望する企業に落ちたとしても他に内定を獲得した企業にすれば、最終的に余裕を持って就活を終えることができます。

また各面接やWEBテストに対する精神的負担も分散されるため、仮に納得のいかない結果だとしても切り替えて先に進むことができます。

場数を踏むことができる


複数の企業で面接を経験すると、だんだんと自分の型が定まり話し方が上達していきます。

例えば第一志望の企業の前に第4.5志望の企業の面接を経験し、ある程度面接慣れをしておけば、第一志望の企業の際位にはしっかりと自分をアピールすることができると思います。

しかし注意していただきたいのは、ただ数をこなせば上達することはないということです。
毎度面接が終わった後に自分の発言を思い出し、改善点を分析することが重要ということです。

また自分だけでは分析することが難しいということや、家族や友人、大学のキャリアセンターで模擬面接を行ってもらい第三者の意見を参考にしてみましょう。 


複数の選択肢から本当に自分にあった企業を選ぶことができる 

エントリーの数を多くすれば、相対的に内定数も増える可能性があります。

内定を頂いた企業の中で、比較しながら本当に自分と合っている企業を考えられる時間を設けることはミスマッチを防ぐ方法として有効的です。

また多くの選択肢の中から決められないという方もいらっしゃるかも知れませんが、改めて自分のキャリアを考える機会となるので就活生にとって複数の企業から内定を得るというのはメリットだと思います。



エントリー数を増やすと生じるデメリット


エントリーを増やすことで得られるメリットもありますが、もちろんデメリットもあります。

ここではエントリーを増やしすぎると起こる問題について解説していきます。

企業研究に時間をかけられない

エントリーを増やした分、限られた就活スケジュールでは1つの企業あたりの企業研究に使える時間は少なくなってきます。

したがって、複数受ける企業の中でも優先順位を決めて本命の企業には十分に時間割いておきましょう。

あれもこれもと研究していると、面接前に混乱するので企業別にノートにまとめておいて要点をおさえておきましょう。

 
ESを書くためにかなり労力を使う

就活の鬼門となるのがES(エントリーシート)です。ほとんどの企業ではESを起用しているので、多くの企業を受ければその分ESを書く枚数も増えます。

効率的に書くためには自己分析を完璧に行っておくことと、これまで自分が頑張ったことや挫折した経験といったエピソードをある程度用意しておくことが必要です。

スケジュール調整が難しく、1日数回面接をおこなうことも・・・


エントリー開始から本面接までの就活スケジュールは基本的にどの企業も一斉に行います。

したがって受ける企業が多いと、1日に面接が連続してしまうケースが増えます。

現在はコロナウイルス拡大防止の観点から、オンライン面接も増えているため移動の時間は省くことができますが、対面が始まっていけば一日に何度も移動する可能性が増えていきます。

このようなハードな就活を乗り越えるには体力面も鍛えておくことが必要であると同時に強い精神力を持っておくことが大切です。



ES(エントリーシート)を廃止する企業もある?!

実は近年ESを廃止し、違う方法で採用を行っている企業が存在します。

是非これから来年就活を控えている方もご覧ください。

ESを廃止し実際に別の方法で採用を行っている企業


みなさんは土屋鞄製造所をご存じですか? 

土屋鞄製造所はランドセルを中心に革製品を多く取り扱っている従業員300人規模の企業です。

この企業は22卒の採用において、完全にオンラインでエントリーを受け付けており、希望業種と名前を書き込めば申し込み完了といった比較的簡略された形式でエントリーを進めました。

SNSで宣伝したことも影響して約2500人がエントリーし全員が面接という運びになったそうです。

このように企業がコロナ禍で、満足に課外活動できなかった学生に配慮して人柄重視の採用に切り替えたケースもあります。

またヤマハ発動機も2018年度の新卒採用から、ESを廃止しSPI後1次面接を始める形にチェンジしました。

このようにESを廃止して学生と対話していく機会を増やそうとする企業が増えていることが分かります。

理系学生におすすめな就活方法


ここでは課題と勉強で忙しく、就活する時間を取ることが難しい理系学生の方に向けておすすめの就活ツールをご紹介したと思います。

就活と研究を両立したいと思っている方必見です!

オファー型サービス

オファー型サービスとは登録しておくだけで、自分がリサーチせずとも自動的に希望業種や研究内容から企業が絞り込まれオファーを受け取ることができるサービスです。

オファー型利用のメリットは2つあります。

1つ目は自分の専門分野とマッチした企業と出会えることです。

オファー型就活サイトは、採用担当者が一人ひとりのプロフィール情報をもとに、興味を持った学生やマッチする学生に対してオファーを送っているため、高確率でミスマッチを防ぐことができます。

したがって書類選考や面接の突破率は高くなり一般的な応募より有利になります。

2つ目は研究と同時進行で就活が行える点です。

オファー型就活サイトは、に登録しておくだけで、企業からオファーが届くため就活をしつつ研究に没頭する時間も十分に取ることができます。

これだけは知っておきたいポイント(まとめ)

この記事では、「【これから就活を始める方におすすめ!】理系学生は平均何社受ける?」について解説してきました。


重要なポイントをおさらいします。

・理系学生の平均エントリー数は文系学生と比較するとかなり少ない。エントリー数は人によっては異なるため、あくまで自身の精神面や体力面を考慮しながら進めましょう。

・エントリー数を増やすメリット&デメリット

  ①相対的に内定の数も増えるため気持ちに余裕ができる

  ②面接の回数が増え自己アピールが上達してくる

  ③いくつかの選択肢から入社する企業を決めるため本当に自分にあった企業を選ぶこと   ができる

  

・エントリー数を増やしすぎると生じるデメリット

 ①複数の企業を受けるとひとつひとつの企業研究に時間をかけられない

 ②同時進行で進めるため ESを書くためにかなり労力を使う

 ③面接が同じ日に被っている可能性があるためスケジュール調整が難しい

・近年ES(エントリーシート)を廃止する企業もあり、今後中小企業ではES廃止になる可能 性はある。

 

・オファー型就活サイトは登録しておくだけで企業からオファーが届くため研究と就活を両立できる。