理系学生の資質が活かせる!コンサルティング会社の魅力とは

理系就活性の皆さんの中にもコンサルティング業界を考えている方もいるのではないでしょうか?
コンサルティング業務は理系学生の資質と親和性が高いと考えられていますので、是非この記事を参考に、1つの活躍できるフィールドとして考えてみてください!

目次

  • コンサルティング会社とは
  • コンサルティングファームの種類
  • コンサルティングファームが理系学生を採用したい理由とは
  • コンサルティングファームの採用
  • まとめ

金融業界と並び、理系出身者が活躍しているのがコンサルティング業界です。
コンサルティング会社は文系・理系を問わず学生を募集していることでも知られています。コンサルティングという業務は数字を扱うことも多く、文系とは異なる思考や技術を武器に活躍している理系卒業生は少なくありません。

ここではコンサルティング会社の魅力と求められる学生像についてご説明します。

コンサルティング会社とは

コンサルティングやコンサルタントという言葉はよく聞きますが、具体的にはどのような仕事を行っているのか見て行きましょう。

コンサルティングとは

コンサルティングとは、仕事そのものを指した言葉です。コンサルティングを行う企業をコンサルティングファーム(firm=企業、会社)、コンサルティングを行う人をコンサルタントと言います。
業界によって異なりますが、業務の内容としては依頼された企業(クライアント)の経営的な課題について情報の収集と分析を行い、その結果をもとに改善策を立てていく、というものです。
現在では各業界でコンサルティングを依頼し、生産性の向上や合理化などを行っているため、多くのコンサルティングファームが設立されています。
そのためコンサルティング業界の市場規模は年々拡大し、コンサルタントという職業自体も注目を集める存在となってきました。
就活生の中にもコンサルティングファームを希望する学生が増え、現在では競争率も非常に高くなっている人気の職業となっています。

コンサルタントの役職と仕事内容

コンサルタントの役職は「部長」や「課長」といったものではなく、その人が担当する業務の範囲で決まります。というのもコンサルタントは案件ごとにチームを組んで業務にあたります。
フレキシブルにチームを作るためにはある程度のまとまり(部のようなまとまり)は必要ですが、ガチガチに固める必要はないのです。
役職とその業務の内容は以下のようになっています。

役  職 仕 事 内 容
パートナー コンサルティングファームの経営者であり、案件の獲得を行う(営業)
マネージャー プロジェクトの管理責任者。プロジェクトの進捗管理や顧客との折衝、予算管理などを行う
コンサルタント 調査方法や仮説の検証などの核となる部分のプランを立てて、アナリストに指示を出していくプロジェクトの核となる部分を担う。
アナリスト コンサルタントの指示により、情報収集や分析の他、資料の作成を行う。

新卒の場合、キャリアのスタートは「アナリスト」となります。ここから経験を積んでステップアップすることになるのです。

コンサルティングファームの種類

コンサルティングファームにはいくつかの種類があります。代表的なものをご紹介しましょう。

戦略系コンサルティングファーム

戦略系コンサルティングファームは、クライアントの経営戦略や新規市場の参入、M&Aといった経営における戦略的な分析や立案を行っています。時にはクライアント企業の中に入って実行面のサポートを行うこともあります。
アメリカやヨーロッパに本社を置く外資系が大半を占め、日本にその拠点のひとつを置いているという場合がほとんどといえます。
代表的な企業として、マッキンゼー・アンド・カンパニーやボストンコンサルティンググループ、ドリームインキュベータなどが挙げられます。

総合系コンサルティングファーム

社員数が数百~数千名という規模の大きさを生かし、業種ごとの専門家と組織に関する専門家が共同してプロジェクトを動かすため、業務の幅が広く、かつ一貫した対応ができるのが総合系コンサルティングファームの特徴です。クライアントの企業/事業の戦略の立案やIT等のシステム構想、業務のアウトソーシングまであらゆるプロジェクトを動かしています。時に他のファームとも連携し、単独のファームではこなせない大きな案件を受注することが可能なファームです。
代表的な企業として、アクセンチュアやデロイトトーマツコンサルティングなどが挙げられます。

シンクタンク系コンサルティングファーム

シンクタンク(Think Tank)とは直訳すると「頭脳集団」という意味になります。経済調査を行うイメージがありますが、立派なコンサルティングファームですので純粋な研究機関とは異なります。
官公庁向けのリサーチやITコンサル、マネジメントコンサルなど様々なコンサルティングを行っており、総合系コンサルティングファームと同じ規模を誇るファームも存在します。
シンクタンク系コンサルティングファームは大手金融機関や大手企業をバックに持っていることがほとんどといっていいでしょう。

代表的な企業として、野村総合研究所、NTTデータ経営研究所などが挙げられます。

IT系コンサルティングファーム

IT系コンサルティングファームは他のファームと比べると規模は大きくありません。しかし、企業経営に欠かせない会計や業務処理などのシステムの設計や構築を担ったり、既存システムの改良を行ったりとプロジェクトの数は少なくありません。システムインテグレーター(SIer)にもこの役割が必要なため、SIerの中にITコンサルタントを置いている場合もあります。

代表的な企業として、IBMや日本オラクル、三菱総研、日本総研、アビームコンサルティングなどが挙げられます。
TECH OFFER にも掲載されている企業も複数あります。

財務・会計系コンサルティングファーム

もともとは会計事務所や監査法人など、財務や決算などの支援をしていた企業がコンサルティング部門に進出したのが財務・会計系コンサルティングファームです。IT系コンサルティングファーム同様、財務や監査などの分野に特化したコンサルティングを行っており、財務面の経営計画の策定や株式公開の支援などに関わるプロジェクトが多いのが特徴です。
代表的な企業として、デロイト トーマツ コンサルティングなどが挙げられます。

コンサルティングファームが理系学生を採用したい理由とは

コンサルタントの業務と理系学生の資質は親和性が高いといわれています。その理由についてご説明しましょう。

コンサルタントになる人とは

多くのコンサルティングファームでは中途採用と新卒採用の2種類の採用を行っています。
中途採用で入社する人は、他のコンサルティングファームからの転職者の他、そのコンサルティングファームに関係する業種で経験を積んで大きな実績を残してコンサルタントに転向する人も多く、入社の時点で経験に基づいた知識を有している場合がほとんどです。

一方で学生を採用する場合、転職者のような知識を持っている人はいませんので基本的にはポテンシャル採用になります。
現在のスキルそのものより、その学生が持つ潜在的な能力を含めた今後の成長が期待できる人材を採用したいと考えていると言っていいでしょう。
コンサルティングファームが行う業務にどれだけ自分の資質を生かすことができるのかが鍵となります。

ただ、経験や知識が豊富な様々なバックグラウンドを持つ人材が集まるのがコンサルティングファームですので、コミュニケーション能力は絶対不可欠な能力といえます。
どれだけ優れた資質があってもプロジェクトごとに入れ替わる人たちと上手くやっていけるだけのコミュニケーション能力がない場合は、コンサルタントには向かないと考えられます。

理系学生の強み①仮説検証プロセスに強い

ご紹介したように、コンサルタントはクライアントが抱える問題に対して原因を分析し解決へと導くのが仕事です。
理系の学生は普段から、研究のテーマに基づいて様々なデータの中から理論的に考え、仮説を立てて実験の方法を決定し、得られた結果から「上手くいった理由」や「上手くいかなかった理由」を分析して次へ続けるというプロセスを繰り返し行っています。
これは「コンサルティング」の手法と非常によく似ています。文系学生と異なるのはこのプロセスが身に付いているかどうかという点であり、理系学生の強みのひとつといえるでしょう。

理系学生の強み②理論的な思考力

コンサルティングファームが理系学生を評価する理由のひとつに「自分の頭で考えることができる能力」があります。
もともと理系学生は理論的な思考力、いわゆる「地頭の良さ」に加え、情報収集や分析能力に優れています。
加えて結果が出るまで何度も実験を繰り返すといった忍耐強さも持ち合わせているのです。
クライアントの問題を解決していくためのシミュレーションを納得いくまで行い、結果を出す最適な案を追求するという姿勢は、十分なパフォーマンスを発揮できるといえます。

理系学生の強み③技術に明るい

メーカーであればその分野の、IT業界であればITの技術についての知識がなければ話にならないことは少なくありません。
理系の学生は自分の得意とする分野の技術に明るいのはもちろん、それ以外の技術の基本的な素養を持ち合わせており、専門外であったとしてもベースがあるのとないのでは大きな違いがあります。
IT系のコンサルティングファームであればプログラミングの知識があるのは大きな強みですし、金融系であれば数字に強いというのも有利といえます。
経営戦略系や総合系のコンサルティングファームでもさまざまなコンサルタントが必要であるため、それぞれの得意分野を生かせる部門が存在しています。

コンサルティングファームの採用

コンサルティングファームの採用は、メーカーなどとは過程がかなり違ってきますので、採用試験を受けようと考えている学生はコンサルティングファーム独特の選考対策が必要になってきます。

ポテンシャル採用がメイン

理系に限らず、コンサルティングファームが学生を採用する場合、実際にその学生が使えるかどうかは未知の部分が大きいのが事実です。ですから、基本的にポテンシャル採用となります。
その学生の資質や、これからの伸びしろなどを見極め、総合的に判断を下すことになりますから、必然的に「理論的思考がある」「仮説を立てて検証を行える」「物事の全体を見る能力がある」といった部分を見ることになります。
また同時にチームで仕事ができるだけのコミュニケーション能力も必要とされますので、結論として自頭が良く、まわりと上手くやっていける人材が採用されることになります。

参考:理系学生が知っておきたい、2種類のコミュニケーション能力と論理的思考力とは?

内定までの過程が長い

その学生の能力をいろいろな角度から検証するために、面接の回数は一般的な企業より多くなる傾向にあります。またコンサルティングファームではケース面接を行い、その学生の理論的思考能力を確かめることがほとんどです。
ただ、ケース面接では必ずしも答えが1つとは限らないということを覚えておいてください。見られているのは問題を把握し、仮説を立て、検証して適切と思われる案を作り上げることです。
答えが合っているとか間違っているということではありませんので、何を見られているのかを考えて面接に臨むことが大切です。

参考:ZS associates International_戦略コンサル_最終選考通過(内定)のインターン・ES・本選考体験談

まとめ

・コンサルタントの業務と理系学生の資質は親和性が高い

・コンサルタントに特に必要なものは「理論的思考」と「コミュニケーション能力」

・採用方法が独特なため、特別な準備が必要

  • 監修
    株式会社テックオーシャン
    人工知能やビッグデータを駆使し、理工系人材領域における採用ベストマッチングを生み出すHR Tech企業です。 理工系学生専門のオファーがもらえる就活サービス「TECH OFFER」と、大型イベントから1on1面接まで、気軽に企業と出会えるカジュアル就活サービス「TECH MEET」を運営しています。