登録者情報
ニックネーム:TH
東京大学大学院 工学系研究科応用化学専攻 / 22卒

選考企業情報
企業名:キヤノン株式会社
職種:技術系
インターン参加:参加していない
最終選考結果:最終選考通過(内定)

エントリーシート

10年後の世界はどのようになっているとかんがえますか。それを踏まえ、キヤノンに入社してやりたいこと、実現したいことは何ですか?(できる限り具体的な根拠を示しながら記載してください。)(600字以内)

私は製品開発を材料技術の面から支え、自分の携わった製品を世界中の人々に届けたいと考えています。10年後の世界は6Gの実用化に伴ってIoTやDXが当たり前の世界になっていると考えます。これにより、テレワークやスマートオフィスなどの場所を問わないITを活用した働き方や、スマートファクトリーの実現、クラウドサービスやビッグデータを使ったサービスの提供など、多くの新しい当たり前があふれていると思います。総務省の調査でも、IoT、AIの活用により2030年には最大132兆円の実質GDP押し上げが見込まれており、大きな経済効果が期待されます。したがって、メーカーはこれからの時代を先取りするような製品の開発が必要であり、その中でも貴社は、未来を見据えた数多くの技術を擁している進取の気性を持つ会社だと感じています。例えば、ネットワークカメラはスマートファクトリーに、クラウドと連携した複合機や3Dプリント技術は新たなワークスタイルやサービスに活用できると思います。私はそのような製品の根幹を担う材料開発に携わりたいと考えています。材料技術では、私がこれまで培ってきた化学の知識や周囲と協力して目標を達成してきた経験を活かして働くことができると感じています。また、貴社は国内だけでなく全世界で高い売上、シェアを持つことから、貴社の技術者として全世界の人々を対象とした大きなスケールで働きたいと考えています。

学生時代に力をっ疎おいで挑戦したこと(していること)を教えてください。(その挑戦において困難だったことやその困難に対してどのようなアプローチで取り組んだか、またその挑戦から得られてことなどを具体的に記載してください。学業もしくは学業以外でも可)(400字以内)

私は、大学祭実行委員会の活動で大学祭の来場者を増やすという挑戦をしました。当時の大学祭は、来場者のほとんどが大学生や高校生でご家族での来場が少ないという課題がありました。そのため、小学生以下のお子様とそのご家族をターゲットとして来場者の増加を目指し、手形でアート作品を完成させるというあらゆる世代の方が楽しめるような来場者参加型企画を立ち上げました。しかし、初開催ということもあり、企画責任者だった私は運営業務や会場設営などの仕事に追われ、宣伝活動に手が回らなくなってしまいました。そこで、チーム内外の委員に協力してもらい、ポスター、ビラの製作や近隣小学校でのポスター掲示、ビラ配布を行うことができました。その結果、当日は小学生とそのご家族を中心に約1000人の方々に参加いただけました。この経験から私は、仲間の大切さとどんな困難も周囲との協力により乗り越えられることを学びました。

1. 研究テーマ・分野 2. テーマの選定理由 3. これまでに成し得たこと 4. 研究における独自性や新規性 5. 研究過程での気づきや発見 6. 苦労した点・改善点などを踏まえて具体的に教えてください

私はナノフォトニクスの分野で、三角形金ナノアレイ上でキラル構造体を作製することを目指して研究を行っています。金属キラルナノ構造体はメタマテリアルやキラル分子センサーなどへの応用が期待されているナノ材料です。当研究室では液相合成した金ナノ粒子を前駆体として用いてキラル構造体を作製する方法が報告されていましたが、この方法では金ナノ粒子の凝集体やランダム配置により応答が低下するという課題がありました。そこで、配向制御された規則構造を用いることで応答の低下を抑制できると考え、ナノスフィアリソグラフィー(NSL)という手法により三角形金ナノアレイを作製し、これを使用してキラル構造の作製を目指しています。研究の中で最も苦労したのは三角形金ナノアレイを作製することでした。アレイ構造作製に使ったNSLという手法では、マスキングのための球状粒子をスピンコートにより最密担持する必要があります。そこで、文献調査と多くの実験を行うことで溶液濃度や基板表面処理などのスピンコート条件を最適化することができました。その結果、作製できた三角形金ナノアレイを用いてキラル構造を作製することに成功しています。

結果通知時期および結果通知方法