一次面接は企業との相性を直接確かめる初めての機会なので、多くの方が緊張して臨んでいるでしょう。
面接後は手ごたえの良し悪しに関わらず、一次面接の結果が気になるはずです。
しかし一次面接の結果が中々通知されないために、ヤキモキしている方も中にはいるでしょう。
今回は一次面接の結果通知に要する時間と結果が遅い理由を紹介します。
これから一次面接を控えている方、一次面接を既に終えた方はぜひ参考にしてみてください。
一次面接の結果通知にかかる時間は?

一次面接の結果が中々通知されずに、いても立ってもいられない方も多いでしょう。
結論からいいますと、一般的に一次面接の結果は平均1週間以内に通知されます。
早い場合には3日ほどで結果が通知されるケースがあります。
一般的に結果の通知が早い場合には、合格の可能性が高いといえるでしょう。
合格者には早めに選考に進んでもらいたいためです。
結果の通知方法は企業によってバラバラですが、基本的には電話もしくはメールになります。
仮に一次面接の結果が中々通知されず、困っている場合には選考時に伝えた連絡先を確認してみましょう。
履歴書や採用ナビサイトに載せた電話番号やメールアドレスが、誤っていないかをチェックしてみてください。
またメールアプリの設定によっては、見慣れないアドレスを自動で迷惑メールフォルダに転送している可能性もあります。
一次面接の結果が遅い理由

本章では一次面接の結果が遅くなる理由を4つ紹介します。
- ・選考人数が多い
- ・業務量のキャパシティーオーバー
- ・次の選考へ進んでもらう人数の調整中
- ・選考に落ちている
一次面接の結果通知が遅いからといって、必ずしも不合格ではありません。
今回ピックアップするような、やむにやまれぬ事情があり、結果通知が遅れている可能性も十分にあります。
選考人数が多い
選考人数が多い場合には、当前ですが一次面接の結果が判明するのが遅くなります。
仮に選考人数が3人程度であれば、結果の通知までにおそらく時間はかからないでしょう。
しかし、選考人数が50人や100人ではどうでしょうか。
面接結果の突き合わせや結果の通知に、時間がかかるのは想像に難くありません。
大企業や有名企業の場合には、エントリー者がそもそも多く集まります。
必然的に選考人数も多くなるため、一次面接の結果通知が遅くなってしまいます。
業務量のキャパシティー超え
抱えている業務量が担当者のキャパシティーを超えてしまうケースでも、一次面接の結果通知は遅くなりがちです。
特に担当者にとって一次面接をしている時期は、まさに繫忙期中の繫忙期です。
一次面接への対応はもちろん、次の選考が始まっているケースも少なくありません。
同時に複数の選考過程を抱えているケースでは想像以上に忙しくなります。
人事担当者が多忙過ぎる場合には、忙しさで一次面接の結果通知が遅くなってしまうケースがあります。
次の選考へ進んでもらう人数を調整している
一次面接が複数日でおこなわれている場合には、次の選考へ進んでもらう人数を調整しているため、結果通知が遅くなるケースがあります。
例えば、面接が5日間にわたっておこなわれているとしましょう。
次の選考へ進んでもらう方を最終決定するのは、5日目が終わってから決定するケースも少なくありません。
仮に1日目に一次面接を受けた場合には、結果通知にタイムラグがでてきてしまいます。
また一次面接を受けた結果、選考を辞退する学生も一定数存在します。
繰り上げ合格の調整に時間がかかっているケースや辞退者が出るのを一定期間だけ待っているケースもゼロではありません。
面接を受けた側には見えない事情が理由で、一次面接の結果通知が遅れるケースがあります。
選考に落ちた可能性
あまり考えたくはないですが、連絡が遅い場合には選考に落ちた可能性もあります。
面接から一週間を超えている場合には、面接に落ちた可能性が高いため、連絡が遅くなっている可能性があります。
次のフェーズに進んでもらいたい学生には、日程確保のため、早めに連絡をするのが一般的です。
一方で選考に落ちている学生には、自社の選考に影響を及ぼさなくなるため、連絡が遅くなっているケースがあります。
また選考に落ちている場合、そもそも連絡が来ないというケースも中にはあります。
俗にいう「サイレントお祈り」です。
企業の中には採用者のみに連絡をする方針を取っている企業もあるため、落ちた方には連絡をしない対応を取っているケースもあります。
対応工数の削減やヒューマンエラーの防止のために、企業側は「サイレントお祈り」の方針を採用しています。
一次面接の結果が遅い場合の対策4選

やむにやまれぬ事情や企業側の方針で、一次面接の結果通知が遅くなるケースがあります。
とはいえ、一次面接の結果通知が遅いと学生側としても次のアクションが打ちづらくなるでしょう。
本章では一次面接の結果通知が遅い場合の対策を4つ紹介します。
- ・問い合わせる
- ・次の選考準備
- ・他企業の選考準備
- ・口コミやSNSをチェック
「人事尽くして天命を待つ」という言葉があるとおり、面接でベストを尽くしたのであれば、
結果通知は遅いものと考えて、まずはどっしりと待ちましょう。
あまりに結果通知が遅い場合には、本章で紹介するアクションをとっていただければと思います。
問い合わせる
一次面接の結果通知が遅い場合には、企業に問い合わせをするのも1つの方法です。
面接結果の問い合わせ自体は、マナー違反にはならないので問題はありません。
むしろ問い合わせをしないことで、不都合が生じる可能性があります。
例えば、実際は合格していたのに、企業側の合格通知が漏れていたとしましょう。
面接に落ちたと思い、そのままアクションを起こさずにいると次の選考に進む機会を逃してしまいます。
企業側としては、連絡が取れない学生として対応してしまう可能性があります。
もちろんサイレントお祈りの可能性もあるので、不合格でも通知が来る点はあらかじめ確認しておくとよいでしょう。
一次面接の結果通知が遅い場合には、企業に問い合わせをして、白黒ハッキリさせた方が今後のアクションが取りやすくなります。
次の選考準備
一次面接の結果通知が遅い場合、次の選考準備に時間をあてるのもよいでしょう。
一次面接の結果通知はそもそも遅いものだと割り切り、次の選考へ力を注ぐのです。
次におこなわれる面接まで意外と間がない場合が多く、1週間後に面接というケースもざらにあります。
就活が忙しくなれば、想像以上に準備の時間が取れないので、一次面接後から即座に準備した方がよいでしょう。
特に二次面接は一次面接より深掘りされた質問が多くきます。
自己分析や企業研究の深掘りはもちろん、一次面接の振り返りをおこない、二次面接へ対策をした方がポジティブな時間の使い方ができます。
他企業の選考準備
次の選考準備と同様に、他企業の選考準備に時間をあてるのも1つの選択肢です。
一次面接が始まる時期になると、他企業でも同様に選考が進んでいる、始まっている企業があります。
他企業にエントリーしている場合には、他企業の選考準備に時間を割くのもよいでしょう。
もちろん一次面接の結果が気になりヤキモキしますが、他企業の準備をしておいた方が建設的な時間の使い方です。
就活はどうしてもある程度の運が必要になっています。
自身が完璧だと思っていても、落ちてしまう可能性がゼロではありません。
プランAがダメなら、プランBでいくという具合に、カバー策を用意する必要があります。
仮に企業Aの一次面接がダメだったとしても、他企業の選考準備をしておけばプランBにすぐに移れます。
口コミやSNSをチェック
様々な情報がネットに流れる昨今では、ネット上で一次面接の結果を調べられるかもしれません。
同じ企業を選考した学生が、口コミサイトやTwitter、Facebookに結果を書いている可能性があります。
就活用の口コミサイトやTwitter、Facebookで検索してみるのもよいでしょう。
一次面接の結果通知が遅れているのか、自分にだけ連絡が来ていないのかの判断材料になります。
とはいえ、口コミサイトやTwitterの場合、情報が確かとは限りません。
1つの情報だけを信じるのではなく、複数の情報を探り、信憑性を確かめましょう。
Facebookの場合は実名制のため、情報の確度は口コミサイトやTwitterよりもあがります。
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就活に有益な情報を手に入れられるので、気になる方は以下の記事をチェックしてみてください。
関連記事:【みんなで就活】LINEオープンチャットを紹介/23・24・25卒向け
一次面接の結果が遅い場合の注意点

一次面接の結果通知が遅い場合、選考先の企業に問い合わせをすることになりますが、2つほど注意点があります。
1つ目は問い合わせを早くし過ぎないことです。
面接の結果を早く知りたいからといって、1週間もしないうちに問い合わせをすることはマナー的に良くありません。
2つ目は言葉遣いです。
メールや電話で結果の問い合わせをしますが、先方に失礼がないように言葉遣いには注意をしましょう。
普段はしっかりと敬語が使えていても、結果を知りたいがあまり失礼な話し方をしてしまう可能性もあります。
問い合わせ自体には何ら問題はありませんが、上記のポイントに気をつけて問い合わせましょう。
まとめ
一次面接の出来・不出来に関わらず、結果はどうしても気になってしまいます。
特に結果が来ない場合には、ヤキモキしてしまうでしょう。
一次面接の結果通知には一般的に平均して、1週間ほどかかるといわれています。
また多忙や選考者が多い場合には、ギリギリまで結果が来ない可能性もあります。
結果通知には1週間ほどかかると認識し、結果通知が来ない場合には、今回紹介した行動を参考にしてみてください。