新卒採用の一次面接はしっかりと準備をしておけば、通過が難しい選考段階ではありません。

実際に面接を受けた方の中には、一次面接の内容に手応えを感じた方も多いのではないでしょうか。

一方で一次面接から数日が経過しているにもかかわらず、企業から連絡が来ないケースは少なくありません。

 企業からの連絡が来ないため、選考に落ちていると考える方も中にはいるでしょう。

今回は一次面接の結果通知が遅い理由と遅い場合の対策法を解説します。

一次面接後に結果通知が遅く、不安を感じている学生はぜひ参考にしてください。

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一次面接の結果通知は3日~1週間

一次面接の結果通知は3日~1週間

一般的に一次面接の結果が学生へ通知がされるのは、3~7日前後とされています。

中には一次面接後の当日に合否が判明するケースもあり、企業によってスピード感は様々です。

一方で様々な事情から、一次面接の結果通知が3~7日より遅れてしまうケースもあります。

本章では一次面接の結果通知が遅れる理由を解説します。

遅くなる理由①:面接を受けた人数が多い

一次面接の結果を学生へ通知するまでには、以下のプロセスを辿ります。

①学生と面接をおこなう

②面接官個人が学生の合否を判断する

③面接に参加した面接官で学生の合否を話し合う

④次の面接へ進む学生を調整して、最終的な合否を決める

⑤学生へ一次面接の結果を通知する

企業によっては上記と異なるプロセスを踏む可能性はありますが、基本的には同じです。

一次面接を受けた学生、つまり上記のプロセスを踏む人数が多ければ多いほど、学生への結果通知に時間を要します。

仮にすべての工程を消化するのに、2時間かかるとしましょう。

一次面接を受ける学生が5人であれば10時間ですみますが、20人であれば40時間もかかります。

一次面接の結果通知が遅くなる原因として、一次面接を受ける学生が多いため、合否を決めるプロセスに時間がかかっているケースがあげられます。

遅くなる理由②:企業側の対応が遅れている

採用担当者にとって、一次面接をおこなっている時期はまさに繁忙期です。

面接の担当はもちろん、面接官との調整や学生への連絡など、仕事は山のようにあります。

他にも、次の面接に進む学生とのやり取りなども同時におこなう必要があります。

採用担当者が多くいる場合には、仕事が分担され、一人ひとりの負担を減らせるでしょう。

しかし、人手が不足している場合には、紹介した仕事を一人でこなさなければなりません。

担当者の抱える仕事量がキャパオーバーすると、当然ながら仕事に遅れが発生します。

仕事の遅れが結果として、一次面接の結果通知が遅れる原因になります。。

面接を受けた学生としては、業務量のキャパオーバーで結果通知が遅れるのは困った話ですが、現実としてあり得る話です。

また一次面接の結果通知が遅れるケースもあれば、あまりの多忙さから結果を伝えること自体も忘れてしまうケースがあります。

遅くなる理由③:二次面接へ進む人数の調整中

基本的に企業でおこなわれる面接の合否は相対的に決まります。

例えば、一次面接を受けた50人の学生が全員次のフェーズに進めるわけではありません。

面接を受けた学生がどんなに素晴らしくとも、二次面接に進める学生の数は絞られます。

もちろん企業によっては全員進めるケースもありますが、一般的には相対的に合格者を決めていくでしょう。

二次面接に進んでもらう学生の調整は、採用担当者や面接の基本的には話し合いで決定します。

採用基準を基に話し合うとはいえ、甲乙つけがたい学生も多くいるため、時間のかかるケースがほとんどです。

また一次面接を受けた学生の中には、次の選考フェーズを辞退する学生も一定数います。

辞退者が出ると、次点の学生を繰り上げ合格者として選ぶため、さらに時間を要する結果となります。

遅くなる理由④:内定の回答待ち

基本的に企業は、予定した採用人数に達するまで採用活動をおこないます。

たとえば採用予定人数の10人に対して「9人が内定受託、1人が内定への回答待ち」という状態でも採用活動は続けます。

学生へ内定を提示した状態であったとしても、内定が断れる可能性があるためです。

採用予定人数に達すれば採用活動を続ける必要性がなくなるため、内定の回答待ちのために選考活動が止まるケースはあります。

一次面接の結果通知が遅いのも、内定の回答を待っている可能性があります。

一般的に内定への回答期限は一週間としているケースが多いため、内定を提示したタイミング次第では、より長い期間で結果を待つ可能性もゼロではありません。

新卒一次面接の結果が遅い/2週間を超える場合は不採用の可能性大

一次面接の結果通知が遅くなるケースは珍しくないとはいえ、あまりに遅い場合には不採用の可能性が高いと捉えてよいでしょう。

具体的には2週間以上、結果通知が来ない場合には不採用の可能性が高くなります。

最終的な合否の判断に1週間以上の時間がかかるケースはあっても、2週間に及ぶケースは多くありません。

良い結果となる可能性はゼロではありませんが、2週間を1つの基準として捉えて、判断をつけるようにしましょう。

一次面接の結果通知は遅い場合でも合格の可能性はある

一次面接の結果通知は遅い場合でも合格の可能性はある

紹介した内容のように、一次面接の結果通知は様々な理由で遅くなる可能性があります。

一次面接の結果通知が遅いとつい悲観的になり、不合格だと思い込んでしまいがちですが、選考結果はまだ出ていません。

一次面接を全員終えてから結果通知をするケースもあるため、合格の可能性は十分残っています。

一次面接の結果通知が遅い場合でも合格の可能性はあるため、面接後の3~7日間は辛抱強く待ちましょう。

一次面接の結果通知が遅い場合の対策3選

一次面接の結果通知が遅い場合の対策3選

一次面接の結果通知が遅い場合、結果を待つ側としてはヤキモキして仕方ないでしょう。

特に一次面接でのやり取りに手ごたえを感じていればいるほど、結果を待つのは辛くなります。

本章では一次面接の結果通知が遅い場合の対策を3つ紹介します。

一次面接の結果が遅い場合の対策①:企業へ問い合わせる

一次面接の結果通知が、一週間を超えても来ない場合には遅すぎると判断して問題はありません。

結果の通知が遅い場合には、企業へ問い合わせてみましょう。

面接結果の問い合わせと聞くと、躊躇してしまうかもしれませんが結果通知が遅い場合にはマナー違反とはならないため、安心していただければと思います。

面接の結果通知が来ない原因として、企業側が学生への結果は通知済みと勘違いしている可能性もゼロではありません。

勘違いが起きている場合、返答がない学生は次の選考を受ける気がないと判断されてしまいます。

万が一の可能性もあるため、結果の通知が遅い場合に問い合わせましょう。

企業側へ一次面接の結果を問い合わせること自体に問題はありませんが、注意点が2つあります。

1つ目は問い合わせの際の行動です。

問い合わせの際には、言葉遣いやふるまいなどマナーには注意しましょう。

結果を焦るあまりマナー違反とも取れる行動をしてしまうと、マイナスな影響しか及ぼしません。

2つ目はサイレント不合格の可能性です。

企業によっては不合格の場合、学生側へ結果の通知をしない企業もあります。

不合格の場合、通知が来ないかどうかはあらかじめ選考時に確認しておいた方がよいでしょう。

一次面接の結果が遅い場合の対策②:二次選考・他社選考の準備

一次面接の結果は自身の力が及ばない要素で決まるため、コントロールはできません。

一次面接の結果通知が遅い場合、自身ができることに集中した方が生産的です。

一次面接後にできる行動は2種類あります。

1つ目は二次面接への準備です。

一次面接に合格したと仮定して、志望動機の深掘りや一次面接の振り返りをするとよいでしょう。

一次面接に合格していた場合、二次面接までに時間がないケースは少なくありません。

選考の通過が判明してから、準備をしていては間に合わない可能性もあるため、あらかじめ準備をするとよいでしょう。

2つ目は他社選考の準備です。

多くの方は1社ではなく、複数の会社の選考を受けているでしょう。

一次面接の結果通知をただ待つより、他社の書類選考への対策や面接準備に時間を回した方が生産的です。

もちろん、一次面接の結果を諦める必要はありませんが、選考に落ちていた際のバックアッププランは必要です。

一次面接の結果が遅い場合の対策③:口コミ・掲示板・SNS・ヤフー知恵袋を確認

企業へ面接結果の問い合わせをせずとも、口コミや掲示板、SNS・Yahoo!知恵袋から一次面接の結果を知れる可能性があります。

例えば、SNSでは様々な出来事への感想が投稿されるため、一次面接の結果に対する反応も発信されているかもしれません。

同時期に一次面接を受けていた学生の発信があれば、自分だけに通知が届いていないと推測できるでしょう。

一方で口コミやSNSからの情報発信は、個人の情報発信である点を忘れてはいけません。

個人の発信には主観や不正確な情報が含まれる可能性があります。

口コミやSNSからの情報だけで、一次面接の結果通知がおこなわれたのかを判断するのはリスクがあります。

あくまで口コミやSNSからの情報は参考情報として扱い、他の情報と併せて総合的な判断をしましょう。

一次面接の結果を企業に問い合わせる際のポイントと例文

一次面接の結果を企業に問い合わせる際のポイントと例文

一次面接の結果が1週間を超えても通知されない場合、企業へ問い合わせるのも1つの解決策です。

企業へ問い合わせることで、結果の通知時期や結果がはっきりとわかるため、ポイントを押さえて問い合わせをしましょう。

本章では一次面接の結果を企業に問い合わせる際のポイントと例文を解説します。

催促とならないようにする

一次面接の結果通知が遅い場合、早く結果を知りたい方がほとんどでしょう。

白黒はっきりとさせたい気持ちになりますが、問い合わせの際には催促とならないようにする必要があります。

企業側が催促を感じる問い合わせになるとマイナスな印象を持たれるため、選考結果にプラスとなることはありません。

結果の通知はいつ頃になるのかなど、柔らかいニュアンスで伝えるようにしましょう。

営業時間内に問い合わせる

企業側とやり取りをおこなう際には、マナー面には注意が必要です。

代表的なマナーがメールの問い合わせ時間です。

メールの問い合わせは営業時間内に問い合わせをおこない、負担をかけないようにしましょう。

営業時間外の場合、メールへの返信が翌朝以降となるケースが多いため、さらに結果通知に時間がかかる可能性が高くなります。

一次面接の結果を企業に問い合わせるメールの例文

一次面接の結果を企業に問い合わせる際のメールの例文は、以下を参考に作成しましょう。

件名:新卒採用の一次面面接の結果について ABC大学理工学部 鈴木一郎

123株式会社

人事部 田中 様

お世話になっております。

4月10日に一次面接を受けさせていただいたABC大学理工学部の鈴木と申します。

先日は貴重なお時間をいただき、ありがとうございました。

現在の選考状況について確認させていただきたく、本日はご連絡いたしました。

面接時では10日以内に選考結果を通知するとお伺いしておりましたが、現時点でご連絡が確認できておりません。

お手数をお掛けしてしまい大変恐縮ですが、今一度ご確認いただけると幸いです。

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鈴木 一郎(すずき いちろう)

ABC大学 理工学部 数学科4年

携帯電話:090-1212-3434

メールアドレス:5656@xxx.com

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まとめ

一次面接の結果通知は3~7日で届くとされている中で、中々届かないケースも中にはあります。

一次面接の結果通知が遅れる原因としては、以下の3つがあげられます。

  • ・面接を受けた人数が多い
  • ・企業側の対応が遅れている
  • ・二次面接へ進む人数の調整中
  • ・内定の回答待ち

一次面接の結果通知が遅く、不安に感じている方に向けて、本記事では結果通知が遅い場合の対策法も紹介しています。

合格の可能性を信じつつ、本記事を参考にしてください。