登録者情報
ニックネーム:しもやま
東京工業大学大学院 物質理工学院 材料系 / 22卒

選考企業情報
企業名:東京ガス株式会社
職種:文系・理系職
インターン参加:参加していない
最終選考結果:最終選考通過(内定)

エントリーシート

「できるだけ多くの人に、できるだけ多くの幸福を与えるように行動するのが、我々の義務である。」(渋沢 栄一 氏) あなたが人のためにした取組について、具体的な内容とその取組に至った考え、また、そこから学んだことを教えてください。

「陸上競技部の競技力底上げへの取り組み」 大学3年生の時、所属していた陸上競技部では主力選手の高年次化が進んでいた。高い技術や知識を持つ主力部員は、部員が一堂に会する合同練習に来る頻度が低く、低学年は直接指導してもらえる機会が少なかった。そこで私は次世代選手の育成を目的に、技術や知識をより多くの部員に共有することで競技力の底上げをしようと考えた。 まず定期的に行っていたミーティングの場で技術に関する意見交換会を始めた。各個人のレース動画を全員で見て、部員同士の議論を通して課題や改善点を認識させた。また、オンラインで練習計画を共有し、それをSNSと連動させた。これにより技術講習や自主練習を一緒にやる人を気軽に募集できるようにした。その結果、高い技術を持つ部員に直接指導してもらう機会を増やすことができ、部員間の技術的な意見交換も活発に行われるようになった。この経験から、チームが成長できる環境を提案し、実行する姿勢を身につけることができた。

あなたがこれまでに挑戦し、やり遂げたことについて、具体的な内容とそこから学んだことを教えてください。

「従来触媒に勝る触媒開発への挑戦」 学部時代、私は水素化カルシウムを基盤としたアンモニア合成触媒の開発を行っていた。先輩の成果を引き継いだことで、研究を初めてすぐに高性能な触媒を開発することができた。しかし従来触媒には劣る上、再現性及び安定性が低いという課題もあり、研究が停滞していた。 そこで私は同じ物質に固執して視野が狭くなっていることに気づき、触媒自体にアプローチすることにした。具体的には、大気中で不安定な出発物質を用いていることが再現性の悪い原因と考え、大気中で安定な物質を出発材料に用いた。安定性の向上は添加物質の分散度を上げることにより解決できると考え、従来は物理混合であった調製法を液相法に変更することを試みた。それらの試行錯誤の結果、再現性と長時間の安定性に加え、低温での性能が既報のどの触媒よりも高い触媒を開発できた。この経験から、既存の方法にこだわらず、多角的な視点から問題解決に取り組むことの重要さを学んだ。

各質問項目で注意した点

各質問事項において、学んだことを書く必要があったので、自身の考えや行動に至ったプロセスをわかりやすく書くよう心がけた。

結果通知時期および結果通知方法

結果通知時期:1か月以内 結果通知方法:マイページ上