こんにちは、理系就活情報局です。
将来就きたい職業を考えるときに、「自分が何をやりたいのか」とは別のところで、女性と男性では見るべきポイントや気になるポイントが変わってきます。
この記事では、2024年卒のランキングを参照しながら「理系女子に人気の業界」や「理系女子が高収入を目指せる職業」、「理系女子が就活で気にするべきポイント」まで解説します。
今から就職活動を始める理系女子の方は、是非参考にしてみてください！
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24卒ランキングに見る理系女子に人気の職業・就職先
理系を専攻している同じ女性が、どのような進路を希望しているのか気になる方もいるでしょう。
本章では24卒のランキングを基に、理系女子が希望する進路を解説します。
食品業界が圧倒的に人気
まずは、「2024年卒版就職企業人気ランキング 理系女子学生の総合ランキングTOP100」を参照して、理系女子の就職活動における傾向を把握してみましょう。
| 1 | 味の素 |
| 2 | カゴメ |
| 3 | 明治グループ（明治・Meiji Seika ファルマ） |
| 4 | 森永乳業 |
| 5 | ソニーグループ |
| 6 | 山崎製パン |
| 7 | 日本調剤 |
| 8 | サントリーグループ |
| 9 | コーセー |
| 10 | 資生堂 |
（引用：マイナビ2024「2024年卒版就職企業人気ランキング 理系女子学生の総合ランキングTOP100」）
ランキングの1～4位、トップ10の半数を商品業界が占めています。
トップ10内には、男女を問わず人気を誇る5位のソニーグループ、全国に調剤薬局を展開する7位の日本調剤、9・10位のコーセーと資生堂もランクインしています。
ランキング結果からは、
- ・理系女子から人気を集めているのは食品業界
- ・理系女子も、多くの就活生と同じように自分の専門性を活かせる志望企業を選んでいる
ということがわかりました。
理系女子の就活事情は良好な傾向にある
1985年に男女雇用機会均等法が制定されて以降、今日までさまざまな法律が整備され、女性も安定した雇用に就ける機会が多くなりました。
多くの企業で女性が活躍する機会を設けており、理系分野でも女性の更なる活躍が期待されています。
本章では良好とされている理系女子の就活事情を解説します。
理系女子は近年増加傾向にある
一昔前の女性の専門といえば、語学系や文学系など文系色の強い専門性が一般的でした。
しかし、昨今では女性の専門分野の傾向は大きく変わっています。
旺文社が2016年に発表したデータによると、大学入学者に占める理系を専攻する女性の割合が40年間で9%から36%に上昇しています。
理系を専攻する女性の割合は上昇傾向が続いているため、今後も理系を専門とする女性は増えていくでしょう。
理系女子の活躍が求められている
政府は男女の活躍機会を均等にするため、2025年には係長相当職における女性の割合を30%とするように目標を設定しています。
国が掲げる目標には理系企業も該当するため、理系女子を採用して、活躍の機会を設ける企業は増加傾向です。
また昨今では女性ならではの目線を盛り込んだ商品が、大きなヒットを生み出しているため、商品開発にも女性が積極的に携わることが求められています。
理系女子に人気の業界一覧
理系女子にどのような業界が人気なのかを理解しておくことは、就活の参考になります。
本章では理系女子に人気の業界を解説します。
理系女子に人気の就職先①：食品業界
食品業界は、理系学生から根強い人気があります。
人の生活から切り離せない食品業界には安定的なニーズがあり、不況にも強いと言えます。
また、自分の専門分野を活かして商品開発といったやりがいのある仕事ができることも、理系女子から人気を集める理由です。
企業例：味の素・明治グループ（明治・Meiji Seika ファルマ）・森永乳業・山崎製パン など
理系女子に人気の就職先②：化粧品業界・化学業界
化粧品業界と化学業界も、理系女子から根強い人気を集めています。
研究開発職は、理系が一度は就きたいと思う職種です。とりわけ、化粧品業界と化学業界は、大学で学んだことが直結すると同時に、自分の好きなものに携われることで、人気です。
もし化粧品の研究開発に携わりたいと思ったときは、近年化粧品開発に参入している食品業界も視野に入れてみることをおすすめします。
企業例：コーセー・資生堂・アルビオン・ロート製薬/富士フイルム・旭化成 など
理系女子に人気の就職先③：IT業界
IT業界は、採用の間口が広く、理系・文系を問わず、さまざまな専門性を持つ理系就活生から注目を集める業界です。
たとえば、ランキング27位に入っているSkyは、ICTインフラストラクチャーサービス、ソフトウェア開発を行う企業です。最先端の現場で医療機関向けの IT機器管理システムや営業支援 名刺管理サービスを開発するなど、システムの開発から保守、検証まで、幅広く手がけています。
企業例：Sky・日立製作所 ほか
理系女子が高収入を目指せる職業
doda「平均年収ランキング（職種・職業別）」によれば、平均年収ランキングの1位は「専門職（コンサルティングファーム／専門事務所／監査法人）」（女性の平均年収：509万円）です。
このランキングをもとに、理系女子が高収入を目指せる職業を3つピックアップして紹介します。
理系女子が高収入を目指せる職業①：IT・通信系エンジニア
まず1つ目は、IT・通信系エンジニアです。
その中でもプロジェクトマネジャーやプロジェクトマネジャー（女性の平均年収：549万円）、ITコンサルタント（女性の平均年収：511万円）は特に年収が高い職種です。
また、近年ではIT化やDX化が進み、ITや通信に精通している人材の需要は高まりつつあります。
長期的な視点から見てもIT・通信業界は就職先候補の1つとなりうるでしょう。
理系女子が高収入を目指せる職業②：医療・化学・食品系エンジニア
2つ目は、メディカル・化学・食品系のエンジニアです。
特に、医師（女性の平均年収：780万円）、薬剤師（女性の平均年収：468万円）は特に年収が高い職種です。
医師と薬剤師の年収差は激しいものの、薬剤師の年収も比較的高いため、理系女子におすすめです。
理系女子が高収入を目指せる職業③：コンサルティングファーム
3つ目は、コンサルティングファームです。
業務改革コンサルタント（女性の平均年収：602万円）、リスクコンサルタント（女性の平均年収：596万円）、戦略／経営コンサルタント（女性の平均年収：573万円）は、年収約500万円台後半～600万円と、かなりの高収入です。
理系でコンサル？ と思う方もいるかもしれませんが、理系学生の就職先は研究職や技術職だけではありません。
理系学生として今まで培ってきた知識や技術、理系学生としての物の見方や考え方などの素養を活かして総合職や営業職としての活躍も可能です。
その中でも、とりわけ年収が高い職業がコンサルになります。
理系に関するコンサルティングファームもありますので、研究職、技術職ではないから……と自ら選択の幅を狭めることなく就活を進めていきましょう。
理系女子が就活で気にするべきポイント
基本的には就活のポイントに性別は関係ありませんが、例外的なポイントがいくつかあります。
本章では理系女子が就活で気にするべきポイントを解説します。
理系女子の就活ポイント①：ワークライフバランスと福利厚生
第1に上げられるポイントは、ワークライフバランスです。
生活していく上で、仕事は欠かすことのできない存在です。
しかし、仕事だけが人生というわけでもありません。
充実したより良い人生を送るには、家族や趣味などのプライベートの時間も大切です。
特に女性は結婚や出産、子育てなど様々なライフステージの変化についてよく考える必要があります。
出産を視野に入れている場合は、産休育休制度などの福利厚生や社内制度をしっかり確認しましょう！
- ・ライフステージによる変化に、企業としてのサポートはあるのか？
- ・今までの産休育休の取得実績はどうなのか？
などを、今後の自分の人生設計とともに意識することがポイントになります。
なお、産休育休制度などの福利厚生はほとんどの企業がHPやナビ型サイトの欄などに記載されています。
また最近では、女性の活躍推進に関する取り組みが優良な企業や子育てサポートを積極的に行っている企業に対して厚生労働省が認定マークを送る活動が盛んになっています。
「えるぼし認定」や「くるみん認定」というマークがHPにあるか確認することも、女性に優しい取り組みをしている企業を見極める一つのポイントとして押さえましょう。
参考：厚生労働省「くるみんマーク・プラチナくるみんマーク・トライくるみんマークについて」
理系女子の就活ポイント②：職場の男女比率や人間関係
もう一つ重要なのは職場の男女比率や人間関係です。
先ほどワークライフバランスが重要と伝えましたが、その理想の働き方を実現するためにはやはり、一緒に働く「人」も重要となります。
理系就職となると職場の男女比率は断然、男性の方が多いという企業はたくさんあります。
そのような環境の場合、女性特有の悩みを相談できる人や出産・子育てについて理解ある人がいるかどうかがポイントになります。
まだ入社していない就活生の立場から社内の雰囲気や人間関係などを見極めることは難しいですが、説明会や先輩社員との座談会などの企業が開催しているイベントに積極的に参加し、質問してみましょう。
理系女子の就活ポイント③：資格やスキル、視点が生きる環境
資格やスキル、女性ならではの視点が生かせる環境も気にするべきポイントのひとつです。
学生時代を通じて、身につけた資格やスキルも生かせる機会がなければ、宝の持ち腐れになってしまいます。
説明会やOB・OG訪問などで就職した女性が、どのようなポジションで業務をおこなっているかを確認しましょう。
昨今の商品・サービスには女性ならでは視点を生かしたものが数多くあり、多くのヒットを生み出しています。
就活をする理系女子の中には、商品・サービスを作りたいとの思いを持って、就活をしている方もいるでしょう。
資格やスキルと同様に、商品開発にどのように携われるのか説明会や面接で確認を取ることをおすすめします。
理系女子が高収入な就職を目指すならスカウトサービスの活用を
好条件での就職を目指す学生は少なくないため、一般的な就活方法では厳しい競争が待っていることは明白です。
もちろん厳しい競争を突破する過程でかなり鍛えられるため、一皮も二皮もむけるでしょう。
一方で昨今ではスカウトサービスを通じて、企業側が条件に合致する学生のみを選考するケースも現れています。
採用の効率化を図りたい企業にとって、特定の条件のみに合致する学生を探せるサービスは利用しない手はありません。
多くのスカウトサービスがある中で、理系学生を採用したい企業が多く活用しているスカウトサービスは『TECH OFFER』です。
『TECH OFFER』は理系学生向けのスカウトサービスとなります。
自身のプロフィールや経歴を登録するだけで、企業からスカウトメールが届きます。
『TECH OFFER』に登録した学生は平均20社からスカウトを受け取っており、高収入が期待できる企業からのスカウトもありえるでしょう。
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理系女子の就職についてよくある質問
全体的な割合として理系女子の数は多くないため、就活のモデルとなる先輩などがいない場合には就活の進め方に困るケースもあるでしょう。
本章では理系女子の就活・就職のよくある質問を解説します。
理系女子が高収入を目指せる業界・会社に就職するのは難しいのか？
理系女子でも高収入が実現できる業界・会社に就職するのは難しくはありません。
決して簡単とはいいませんが、自己分析や企業分析をしっかりとおこなえば、十分にチャンスはあります。
昨今は女性の活躍が求められているため、理系女子の活躍の場が広がりつつある点もプラスに働いています。
高いハードルではありますが、しっかりと準備をして、チャンスを逃さないようにしましょう。
理系女子が就職で不利になることはある？
一昔前までは男性の方が就職に有利な社会でしたが、昨今は男女雇用機会均等法などが制定されているとおり、就職の機会に男女は関係ありません。
理系女子であっても同様であり、就職で不利になることはないでしょう。
昨今では人手不足の傾向があることから、男女に関係なく優秀な人材であれば、採用をする企業が一般的となっています。
理系女子は昇進や家庭の充実など将来の夢を実現の実現することは難しい？
昨今では共働きが当たり前の社会になっているため、理系女子が昇進や家庭を充実させることは難しくありません。
もちろん夢を実現するためには、相応の努力をする必要はありますが、家庭のためにキャリアを捨てなければならない社会ではなくなっています。
男性の育休取得も徐々に取りやすくなっているため、家庭とキャリアの両方を充実させることが可能となりつつあります。
まとめ
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これからの長い人生を見据えて、自分らしく生きていくための選択肢を広げていきましょう！
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