こんにちは。理系就活情報局です。

いざ就職活動がスタートすると、やることの多さに少なからず驚いてしまう方も多いのではないでしょうか。

エントリーシート一つを作成するにあたっても、自己分析や企業研究をする必要があります。まずはエントリーしないと選考に参加できないため、エントリーシートには力を入れなければなりません。しかし、息つく間もなくやってくるのが本選考です。

多くの企業では、適性検査が選考に導入されています。

「何かと慌ただしいせいで、適性検査の対策までたどりついていない……」
「そもそも、適性検査とSPIってどういう違いがあるの?」

そんな悩みや疑問を覚えている方や、何かと忙しい理系就活生の方向けに、本記事では「就職活動における適性検査の位置づけ」から細かい種類、対策法までわかりやすく解説します!

「できるだけ効率よく対策したい!」「まずは基本的なところから適性検査について知りたい」という理系就活生の方は、是非参考にしてみてくださいね!

就職活動における適性検査の位置づけ 

就職活動をする中で、誰もが一度は受ける選考過程の一つに「適性検査」があります。

以下では、まずこの「適性検査」が何なのか? という基本的なところから丁寧に解説していきます!

ほとんどの企業が適性検査を選考に取り入れている

多くの企業では、選考過程に適性検査を設けています。

書類選考後に実施する企業もあれば、エントリーシートと併せてWEBテストの受験を応募条件に加えている企業もあります。

適性検査とは、「社会人に必要な基礎能力」や「人となり」を見るためのテストです。

そのため、適性検査は「能力検査」「性格検査」の2つに分けることができます。

この2つの詳細については後ほど解説しますが、「基本的な学力は身についているから大丈夫」「性格診断みたいなものでしょ? なら特に対策はいらないな」と安易に考えるのは禁物です。

適性検査には独特のクセがあり、何も対策することなしに受験すると痛い目にあいます。

就職活動において、適性検査は必ずどこかで受ける選考の一つです。
しっかり対策して、次のステップに進みましょう!

適性検査は選考で応募者を理解するための手段

適性検査は、企業にとってエントリーシートと併せて「就活生を理解するための手段」の1つです。

その名の通り、適性検査とは「自社で採用する人材に適しているか」を判断するツールなのです。

企業は、適性検査を通じて次の3つのポイントを見ています。

・仕事をする上で必要な基礎知識があり、学んでいける能力があるか
・性格や情緒の面において、職場に順応する能力があるか
・将来的に企業に貢献する人材であるか

そのため、「ただテストを受ける」という感覚でいるよりも、「その企業に適合する人材なのかを試されている」という認識が正しいでしょう。

企業が採用を決める上で重要な判断基準となるからこそ、安易に考えずきちんと対策しておくことが重要です。

適性検査の種類を理解しよう

まずは、就職活動における適性検査の位置づけについて確認しました。

次はもう一歩踏み込んで、適性検査の種類について説明していきます。

前述のとおり、適性検査は「能力検査」と「性格検査」の2つに大別できます。

以下では、それぞれの特長について解説するとともに、「主要な適性検査」と「受検方法」についても説明していきます。

能力検査

能力検査は、社会人として働く上で必要となる基本的な知的能力を測るテストです。

能力検査は、「言語」と「非言語」の2種類の分野から、知的能力や一般常識、論理的思考力があるのかを検査するものです。

会社では、常にさまざまな情報を取得して学び続ける必要があります。
企業は、就活生にそうした基本的な力が備わっているのかを見極めようとしているのです。

とはいえ、問題の難易度としては小学校~中学校程度で、レベルが高すぎるものではありません。
きちんと対策しておけば必ず結果が出るものですので、あまり構えすぎずに準備にとりかかりましょう。

性格検査

性格検査は、ふだんあなたがどんな考え方や行動をしている人物なのかを問うテストです。

パーソナリティを把握することで、「その企業に向いている人材なのか」「どの仕事や部署に適しているのか」を測っているのです。

性格の善し悪しを問うものではなく、社会人としての資質といった性格的な特徴や、ストレス耐性などの行動特性を見るためのものです。

主要な適性検査4つ

適性検査には、いくつかの種類があります。
一番有名なのは、適性検査の代名詞的存在の「SPI」ですね。

現在の就職活動で主に使われている適性検査は、以下の4つです。

①SPI3
「適性検査といえばSPI」と認識されているほど、業界シェア率トップを誇る適性検査です。大手だけでなく中小企業の採用にも導入されているため、まずはSPI対策をするのがオススメです。

②玉手箱
知的能力とパーソナリティを測定する「玉手箱III」とパーソナリティのみを測る「玉手箱I Ver.2」の2種類があります。前者では言語・計数に加えて英語の問題も出題されます。

③GAB
近年新卒採用で取り入れる企業が増えているGABは、一問一答形式ではありません。
他の適性検査と比べて文章や図表の読み取りがあり、ユニークかつ難解な出題傾向で知られています。

④TG-WEB
能力検査では、業務で成果をあげるために必要な「判断推理力」を重視した問題が出題される傾向にあります。

適性検査の受検方法

適性検査の受検方法は、主に3つです。

①指定された会場でPCを使用して行う「テストセンターでの受検」
②自宅のPCを使用して行う「WEB受検」
③企業が設けた会場で行う「筆記受検」

現在の就職活動では、①テストセンターでの受検と②WEB受検が主流となっています。

企業によって「どの適性検査を使用するのか」「どの受検方法か」はさまざまですので、どんな場合にも対応できるように準備しておく必要があります。

適性検査の対策法

ここまで、「就職活動における適性検査の位置づけ」から「適性検査の種類を理解しよう」まで解説してきました。

適性検査について何となくしか知らないでいたという方も、基本的なポイントが理解できたと思います。

そこで、次はもっと具体的な内容に移ります。

以下で解説する「適性検査の対策法」なら、時間のない理系就活生でもしっかり対策できますよ!

シェア率No1のSPIを中心に対策する

前述したように、適性検査にはいくつかの種類があります。

「どの企業でどの適性検査が採用されているかわからないから、一通り対策しないといけないの?」と不安に思う理系就活生も多いと思います。

ですが、安心してください。
適性検査の対策は、最も有名かつシェア率の高い「SPI」を中心にしましょう!

適性検査にはそれぞれ異なる特徴と差異があるため、ある程度理解をしておく必要はあります。ただし、おおまかな問題の傾向は共通しているため、それぞれ均等に時間を割かなくても大丈夫です。

一番受ける機会が多いSPIをしっかり対策することができていれば、心配する必要はありません。

対策本1冊とアプリの併用がオススメ

SPIの対策方法としてオススメなのは、以下の2つです。

・1冊の対策本を徹底的に使い倒し、くり返し解くことで理解を深める
・隙間時間にアプリで対策し、日常的に問題に触れるようにする

SPIの対策本は、毎年色んな出版社から出版されています。

実際に書店に出掛けて、自分に合った1冊を選びましょう。
選ぶ時には、「解説が充実しているか」を重視することをオススメします。なんとなく理解したままで終えてしまうことがないよう、学んだことが身につく本を選びましょう。

SPIは、アプリで勉強することも可能です。

SPI対策は、日常的に問題に触れることが何より重要です。
隙間時間を利用して効率的に対策するためにも、アプリをダウンロードしておきましょう。

SPI対策にオススメのアプリは、「SPI Lite」(iOS / Android 言語 非言語)です。

就活サイトの無料体験も活用しよう

ウェブ上には、気軽にSPI対策ができるサイトが多数存在します。

基本的な対策は「対策本1冊とアプリの併用」ですることをオススメしますが、各種就活サイトの「SPI無料体験」や「SPI対策ページ」も併せて活用すると、さまざまな問題に触れることができますよ。

適性検査で落とされないためのコツ 

これまで、適性検査の基礎知識から具体的な対処法まで解説してきました。

最後に、これから適性検査の対策を頑張る理系就活生の方に向けて、「適性検査で落とされないためのコツ」を解説します!

性格検査は素直に答えるのが何より大切

ここまでの解説では、主に対策が必要な能力検査について触れました。

性格検査は、「はい・いいえ」もしくは選択肢の中から該当する答えを選ぶ方式です。性格診断や、心理テストに近い内容です。

「選考に通過したい」「企業が求める人材でありたい」という気持ちでいっぱいになるかと思いますが、性格検査は素直に答えるのが一番です。

もちろん、「この企業が求める人材はこうだろうな」と想定しながら選択肢を選ぶのは大切なことです。

しかし、性格検査は配属先の判断材料となるため、あまりに本心から切り離された回答をすると、入社後にミスマッチが生じる可能性があります。

入社後を想定して、性格検査ではできるだけ素直に答えましょう。

適性検査は多くの問題をくり返し解くことがカギ

適性検査のうち、特に能力検査は「できるだけ数をこなすこと」が重要です。

「対策本1冊とアプリの併用」を軸に、理解度を深めながらさまざまな問題に触れることが、何よりの対策方法です。

きちんと対策できていれば、適性検査で落ちることは防げます。

志望する企業の内定に近づくためにも、最初のステップでつまずいてしまわぬよう、しっかり対策しておきましょう!

これだけは知っておきたいポイント(まとめ)

この記事では、「【理系就活】SPIは対策さえしておけば怖くない!適性検査について解説」について解説してきました。

重要なポイントをおさらいします。

・ほとんどの企業が適性検査を選考に取り入れている

・適性検査の種類を理解しよう
 ➀能力検査
 ②性格検査
 ③主要な適性検査4つ
 ④適性検査の受検方法

・適性検査の対策法
 ①シェア率No1のSPIを中心に対策する
 ②対策本1冊とアプリの併用がオススメ
 ③就活サイトの無料体験も活用しよう

・適性検査で落とされないためのコツ
 ①性格検査は素直に答えるのが何より大切
 ②適性検査は多くの問題をくり返し解くことがカギ

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