こんにちは。理系就活情報局です。

近年ニュースで目にすることも増えつつある「就活うつ」。就職活動は将来のキャリアを左右する分岐点だからこそ、心身のバランスを崩す方が少なくないのが実情です。就職活動は体力的・心理的な負担も非常に大きいもの。現代では就活うつの対処法もしっかりと把握しておくことが、必要だと言えそうです。

今回は「就活うつの対処法から、メンタルのバランスを保つことができる就活方法」について解説します。「頑張らなくちゃいけないとわかっているけれど、就活がつらい……」と落ち込みがちな理系就活生の方は、一度目を通してみてくださいね。

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就活うつの原因と楽にする考え方

就活うつの原因と楽にする考え方

はじめに就活うつの原因と、心持ちを楽にするための基本的な考え方について解説していきます。

落選通知の受け止め方でバランスが崩れる

就職活動では、すべての会社の選考に進むことができるわけではありません。この会社に就職したいという想いが強ければ強いほど、選考落選の連絡に必要以上のショックを受けてしまうものです。だからこそ落選通知の受け止め方が大切だと言えます。

「選考に落ちた」ことで「自分が否定された」ように感じてしまうことが、まさに就活うつの原因のひとつです。しかし、就職活動の選考は「あなたという一人の人間の価値」を否定するものではありません。たまたまその会社が求める人材では無かったというだけのこと。ただそれだけなのです。

志望企業から受け入れられないことで、辛い気持ちになるのは当たり前のことです。
一度結果を受け止めたらこの経験を胸に、別の会社への挑戦に目を向けることがポイント。

もし悲しい気持ちを手放せない場合は、プリントアウトした落選メールをゆっくりと破り捨てたり、ゆっくり寝ることにも有効です。美味しいものを食べたりして気分転換をすれば、徐々に気持ちにも区切りがつき、少しづつ前向きになってくるでしょう。

心が不安定になるのは自分だけではない

「まさか、こんなに自分が弱いとは思っていなかった」
「こんなことで落ち込んでしまうとは、予想できなかった」

就職活動を進めるうちに、そんな風に感じる理系就活生もたくさんいることと思います。

就職活動は一つ一つの選択が大切だからこそ、プレッシャーを感じたり、うまくいかない焦燥感を抱いたりするもの。そんななかで頭の隅に覚えておいて欲しいのは、「就職活動がつらいのは一人だけではない」ということです。


もちろん、これは「みんなつらいのだから、我慢しなくてはいけない」という意味ではありません。就職活動は誰もがつらい思いをするものです。だからこそ、つらいと感じても自分を責めず、できる限り楽しみながら就活を進めることが良い結果への近道であると言えます。

悩んだら誰かに助けを求めてもいい

もしかすると、就職活動に悩んでいる方の中には「メンタルの不調は親や友達に言いにくいこと」と感じている方がいるかもしれません。就職活動が順調そうな友達や、身近な人に胸の内を話すのはたしかに勇気が要ることです。しかし、一人で悩みを抱えたままでいることはおすすめしません。


それは、自分の中に抱え込んでしまうと出口が見えにくくなってしまうからです。身近な人でなくとも構いません。まずは、あなたが話せそうだなと思う「誰か」に助けを求める選択を、自分に許すところから始めましょう。話すだけでも心がふわりと軽くなる感覚が得られるはずです。

「就活うつ」になりかけていると感じたら

ここまで、就職活動で起こりうる悩みについて、簡単に整理しました。

「就活うつ」と言われる症状には、主に以下のような特徴があります。

・何となくやる気がでない
・就職活動を頑張らないといけないのに、集中できない
・焦りや不安が常につきまとっている
・就職活動以外のことに関心を抱けなくなっている

もしこれらに当てはまったり、気持ちが沈んだまま浮かび上がれなかったりするのであれば、「就活うつ」傾向にある可能性があります。以下では、「就活うつの傾向があるのかも……」と思った時に取って欲しいアクションについて、解説していきます。


就活の予定を空けてみる

心の疲れを感じたら、できるだけ早めに思い切って就職活動を一旦休止する決断をしましょう。就職活動がうまくいっていないと感じていると、何もしない一日を作るのは怖いかもしれません。でも、たった一日で構いません。好きなことをしたり、のんびりしたりと自分の好きなこと・やりたいことをして過ごすことがおすすめです。

近所を散歩をしたり、太陽の光を浴びることも非常にオススメ。「そんなささいなことが?」と思っても、意外とリフレッシュできるはずです。

大学キャリアセンターに相談してみる

大学のキャリアセンターの人や、大学の相談室を頼ることも有効です。立場上、大学のスタッフは学生の悩みを聞くことに慣れていますし、誰かに言いふらされることもありません。だから、まずは気軽に「就職活動に悩んでいる」ということを打ち明けてみましょう。

厳しいことや具体的なアドバイスを必要としていない場合は、「まずは話を聞いてもらいたいんです」と伝えるといいでしょう。元気なときはあまり意識しないものですが、大学が設けている相談先は学生のサポートをするために整えられているものです。学生であれば誰でも利用できる気軽さがあり、一般的には無料で相談できますので一度活用してみると就活時の強い味方となるでしょう。

周囲に話してみる

周囲に話せるような人物がいれば、信頼できる友人や家族に話すことも良策です。親身になってくれる友人や経験豊富な両親などに話すことができれば、心をすっきりと落ち着かせられることができるでしょう。

特に年上の社会経験のある人物なら、同様のことをこれまで多数経験してきています。場合によっては対処法や解決法を見出せすこともできるので、信頼できる人物がいれば勇気をだして話してみることをおすすめします。


場合によってはカウンセリングを受けてみる

プレッシャーによって動けない場合や身体的な不調痛みを感じる場合などは、専門医のカウンセリングを受けてみることも良いでしょう。カウンセリングは現代ではトップアスリートや俳優も受ける、メンタルケアの方法のひとつ。まずは薬などに頼らず、話を聞いてもらうことから始めていくことで、徐々に心身の健康を取り戻すことができるでしょう。

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就活を休むという選択肢もある

就活を休むという選択肢もある

ここまで就活うつの原因と考え方、就活うつ傾向にある場合の対策方法などについて解説してきました。そのうえでより深く伝えたいのが「就活を休む」という選択肢もあると言うことです。

ここでは休むことも良い選択である理由を詳しく解説していきます。

一番大事なのは心と身体の健康

就職活動は、確かにあなたの将来にかかわる重要なターニングポイントです。しかし忘れてはならないのは、「あなたの心と身体の健康こそが最も大切であること」。だから、どうしても就職活動を続けることが困難な場合は、無理をしなくてもいいのです。

休むことは、これまで就職活動を頑張ってきた方にとっては、大きな挫折のように思えるかもしれません。しかし、長い目で考えてみましょう。長い人生の中でほんのちょっとお休みするだけです。

仮に無理に内定までたどり着けたとしても、就活うつになってしまえばさらに長い期間の療養が必要になるはず。就職後の生活を順調に始めるためにも、心身の健康を整えておくことは必須条件だと考えましょう。

新卒でなくても就職への道はある

それでも休めないという方に向けて、一緒に最悪の事態を想像してみましょう。例えば休んでも就活うつ傾向が回復せず、一年か二年就活できなかったという想定です。乗り遅れて焦る気持ちもありますが、実は卒業三年以内であれば企業によっては新卒扱いとして選考しています。

また、そうでなくても三年目以降であれば「第二新卒」という枠で企業選考は行われていますし、そのどちらでもない就職・転職サイトを介した就職も可能です。つまり、就職への道筋は無数にあるので、まずはメンタルの回復に集中することが重要なのです。すべての土台である心身をしっかりと整えるために、ゆっくり休むことは非常に良策だと言えます。

完璧主義にならない

先程の話からもわかるように「こうでなくてはいけない」という思い込みが自分を苦しめている場合も多くあります。理想や目標を持つことは大切なことですが、すべて上手く行くことは少ないもの。人によっては失敗の方が多くなるのが当然です。

失敗が多くなる理由は、ただ単に本来のポテンシャルが発揮できていないから。完璧主義によって自身の能力を十分に発揮できていない方が多いのが実情です。このことからも、少し理想や目標を細分化して、まずはできる目標からこなすことがメンタルが強い人の特徴のひとつ。

失敗の場合も都度落ち込まず、目標を再設定すれば問題はありません。メンタルのバランスが崩れて休みをとった後は、できる目標から少しづつ達成していくことをおすすめします。

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メンタルに良い就活方法

メンタルに良い就活方法

最後にメンタル的に負担の少ない就活方法を解説していきます。就活方法にも様々な手法がありますので、ぜひ参考にしてみてください。

就活エージェントなどにサポートを受ける

就活エージェントなど第三者のサポートを受けると、就活の孤独感を和らげることができます。一般的な就活エージェントでは、ESや面接〜企業選定、企業紹介まで幅広いサポートを受けることが可能です。

面接サポートだけ、ESのアドバイスを貰うだけと、パート毎のサポートを受けられるサービスもあります。状況に合わせてサービスを活用することは、メンタル保護の観点からも有効だと言えるでしょう。

既卒・第二新卒での就職を目指す

前章で解説した通り、既卒・第二新卒枠で就職を目指すことも良い方法です。新卒のみの募集をする企業もありますが、多くの企業は幅広い採用を行っています。20代のうちの1. 2年は数十年社会人を経験すると、ほんの一瞬の期間に過ぎません。まずはしっかりと療養し、無理のないタイミングで就活を始めることも、方法のひとつだと言えます。

逆オファー型サイトで自信をつける

自身の専攻や研究分野、志望業界や自己PRなどを登録すると、企業からオファーが届く逆オファー型サイトの活用もおすすめの方法です。例えば「TECHOFFER」であれば、登録者平均(一年当たり)で約20件以上のオファーが届いています。企業側が自組織に最適な人材へ声を掛けますので、選考の優遇などもあり内定率が非常に高いのが特徴です。

なにより、企業側からのオファーが就活生の自信になり、メンタルを安定させる効果があります。また、自分がどんな分野で力になれるのかが明確になり、登録しておくだけで企業選考〜エントリーまでができてしまうのがこのサービスの特徴です。プロフィールの登録は数分でできますので、休息後のファーストアクションとしても最適。TECHOFFERを活用して自分の可能性を広げることも、おすすめの就活方法です。

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これだけは知っておきたいポイント(まとめ)

本記事では「就活うつの対処法から、メンタルのバランスを保てつことができる就活方法」までを解説しました。思うようにいかないと大変なものです。でもこの経験は就職後の仕事やマネジメントに、大いに活かせる経験になります。

まずは心身の健康をしっかりと取り戻し、バランスが戻れば手ごろな目標達成から楽しんで進めてみてください。きっといい企業や仕事に出会えるはずです。

就活うつの原因と楽にする考え方

①落選通知の受け取り方でバランスが崩れる
②心が不安定になるのは自分だけではない
③悩んだら誰かに助けを求めてもいい

「就活うつ」になりかけていると感じたら

①就活の予定を空けてみる
②大学キャリアセンターに相談してみる
③周囲に話してみる
④場合によってはカウンセリングを受けてみる

就活を休むという選択肢もある

①一番大事なのは心と身体の健康
②新卒でなくても就職の道はある
③完璧主義にならない

メンタルに良い就活方法

①就活エージェントなどにサポートを受ける
②既卒・第二新卒での就職を目指す
③逆オファー型サイトで自信をつける