こんにちは。理系就活情報局です。
いざ選考が本格化していくと、理系就活生は一次試験や面接といった場所で壁にぶつかる機会が増えます。
「こんなはずではなかったのに……」
「自分は就職活動でつまずかないと思ってたんだけどな」
なかなか思い通りにいかない状況を前に、「このままでは就職できないのかも……?」と不安な気持ちが増していくこともありますよね。
そこで、今回は「このままでは就職できないと思った時に試したい対処法」について解説していきます。
自分の就職活動の現状に不安を覚えている理系就活生の方は、是非参考にしてみてください!
理系でも就職活動に失敗することはある
就職活動をスタートした時に、理系就活生は下記のような励ましを受けたかもしれません。
・理系は、文系よりも就職活動でアピールできる専門性がはっきりしている
・理系就活生は文系就職でも有利だ
・数字への強さや論理的思考は理系就活生ならではの魅力である
確かに、これらの励ましは事実ではあります。
しかし、「理系だから大丈夫だ」と安心していると、思わぬところで足下を掬われてしまうことになりかねません。
まずは、「有利とされる理系でも就職活動で失敗する場合もある」ことについて、確認するところから始めていきます。
研究と就活の間で板挟みになってスケジュール管理が難しい
理系就活生なら重々承知のように、研究と就職活動の両立はかなり難しいことです。
学生の就職活動を応援する研究室もありますが、ほとんどの学生が大学院に進学することを前提としている環境の場合、就職活動のために休みづらく肩身が狭いと感じることもしばしばです。
就職活動のためには、自己PRできるように研究もないがしろにはできない。
研究をきちんと続けようと思っても、就職活動の準備や予定があるから集中しづらい。
そんな風に板挟みになってうまくスケジュール管理ができず、就職活動も研究もどっちつかずになってしまう人は多いのです。
理系として優秀でも就職活動が上手いとは限らない
理系就活生は、基本的に優秀な人が多いです。
それぞれが専門とする分野で研究を続けていたことや、中高大と順調に進んで来たという自信を持っている人は少なくありません。
ですが、理系として優秀だからといって、就職活動が必ずしも得意というわけではありません。
理系として培った専門性は就職活動をする上での武器になりますが、武器の扱い方にはコツが必要です。
就職活動は、就職活動に適した対策をすることなく乗り切ることは不可能です。
そのため、「自分には専門性があるから」「研究実績があるから」と現状に甘んじていると、就職活動がうまくいかない可能性が出てくるのです。
理系の就職活動がうまくいかない理由
「理系でも就職活動に失敗することもある」という現実を確認したところで、もう一歩踏み込んでみましょう。
失敗には、必ず原因があります。
以下で「理系の就職活動がうまくいかない理由」を確認して、自分の状況と照らし合わせてみてください。
基本的な就活の準備ができていない
理系の就職活動の失敗には、主に3つの原因が挙げられます。
最初の原因は、「基本的な就活の準備ができていない」ことです。
厳しいことを言うと、就職活動をするにあたって時間がないと感じているのは文系も理系も同じです。
確かに「理系就活生は文系より忙しい」傾向にありますが、だからといって就職活動に必要な準備を怠ってしまっているのなら、就職活動がうまくいかないのも当然です。
就職活動を前にして、就活生は平等です。
皆が当たり前にできていることができていなければ、選考を通過できないのは当たり前なのです。
志望企業を絞りすぎている
2つめの原因は、「志望企業を絞りすぎている」ことです。
理系は専攻する分野によって、目指す職業が細分化しがちです。
そのため、研究内容を仕事に直結させたい理系就活生ほど、「この業種でしか働きたくない」「この分野じゃないと嫌だ」という思いが強くなってしまい、応募先を限定しすぎてしまうのです。
エントリーすれば必ず選考に進めるわけでも、必ず最終面接まで進めるという保障があるわけでもありません。
後々になって「もう選考に進んでいる企業が残っていない……」と焦らないためにも、エントリー段階では視野を広く持つことが大切です。
失敗を振り返ることをしていない
3つめの原因は、「失敗の振り返りをしていない」ことです。
研究では細かくプロセスや数字の変動を確認していても、意外と就職活動では振り返りをしていないという理系就活生は多いものです。
「なんかあの面接上手くいかなかったな」という感想だけで終わらせていては、最終面接を突破するのも困難です。
特に、研究以外のことに自信がない人であれば、より振り返りを入念にすることが内定への近道となります。
今からでも挽回できる?就活がうまくいかない時の対処法
ここまで、「理系でも就職活動に失敗することはある」という現実と、その理由について説明してきました。
次は、具体的にどう挽回していけばいいのかというステップに移行します。
いま就職活動に行き詰まりを感じている理系就活生の方は、これから紹介する4つの対処法で挽回を試みてみましょう!
これまでの失敗から改善策を見つけよう
前述したように、就職活動では振り返りが大事です。
もしエントリーシートの段階からうまくいっていないのであれば、自己分析をやり直す必要があります。
もしSPI対策ができていないのであれば、隙間時間にコツコツ勉強しましょう。
もし面接で緊張してうまくアピールできないのであれば、キャリアセンターで面接練習をくり返しすることで対策できます。
失敗から改善点を見つけて、選考に通過するためにはどんなアクションをとればいいのか考えましょう。
今からエントリーできる中小企業や文系企業に応募する
就職活動時期は、基本的に共通しています。
しかし、採用スケジュールは会社によってさまざまです。
中には、大手の選考が一通り落ち着いた頃に本選考を実施して、大手が取りこぼした人材を取り込もうとする会社も少なくありません。
もしあなたが今就職活動に行き詰まっているのであれば、いまからエントリーできる企業に応募しましょう。
もしあなたが大手ばかりに限定して応募していたのであれば、最終面接まで到達するのは至難の業です。
「もうどの選考にも参加できない」という事態になることを避けるためにも、中小企業や文系企業にも目を向けて、自分の可能性というカードを少しでも増やしてください。
エントリーシートと面接は数をこなせば上達する
就職活動の各ステップに必要な課題は、きちんと対策すれば上達するという長所があります。
研究はうまく結果がついてこない場合もありますが、エントリーシートもSPIも面接も、練習すれば必ず結果に反映されるのです。
もしそれぞれのポイントで選考を通過できないのであれば、まだ充分な対策ができていないということになります。
数をこなせば必ず結果がついてくるので、臆せず今からチャレンジを続けましょう。
逆オファーサイトに登録する
就職活動が行き詰まっている理系就活生は、大手就活サイトか、興味のある企業の採用HPしか見ていない場合があります。それでは、自分に合う企業を多数取りこぼしてしまうことになりかねません。
今から挽回したい理系就活生にオススメしたいのは、逆求人型サイトへの登録です。
逆求人型サイトは、就活生が取るアクションが通常の選考よりも少ないという利便性があります。隙間時間を使って登録情報を埋めておけば、企業からオファーが届くのですから、登録しない手はありませんよね。
特に、「TECH OFFER」のような理系に特化した逆求人型サイトに登録すれば、自分の持つ専門性や研究実績に目を留めてもらいやすくなりますよ。
就活を諦めないために押さえておきたいポイント
これまで、「理系でも就職活動に失敗することはある」から「今からでも挽回できる?就活がうまくいかない時の対処法」まで紹介してきました。
最後に、「就活を諦めないために押さえておきたいポイント」について解説します。
理系というだけで就職活動が有利に進むことはない
もしいまあなたが就職活動に限界を感じているのなら、一度意識を切り替える必要があります。
「理系だから」「専門性があるから」ということに甘んじてきたことを認めて、今一度就職活動に向き合ってみてください。
自分の失敗を見つめ直すのは、あまり気持ちの良いことではありません。
でも、ここで足踏みしているだけでは前に進むことはできないのです。
自分のウィークポイントを自覚して、これからどうアピールしていけばいいのか、改めて考えてみましょう。
一人で悩まず頼れる先を複数持つことが大事
就職活動は、自分一人の問題だと思っている方もいるかもしれません。
ですが、一人だとかかえきれない悩みや不安が出てくるのが就職活動です。
自分の失敗を反省したり、改善していくことの重要性については説明してきましたが、忘れてはならないのは「一人で悩みすぎない」ということです。
家族や友達、教授など、あなたの周りにはたくさんの人がいるはずです。
そうした身近な人だけでなく、大学のキャリアセンターや就活サイトのエージェントなど、頼れる先を複数持っておくことが、あなたの心を保つセーフティーネットになってくれます。
「困った時は一人で抱え込まず、きちんと誰かに頼ることができる」のは、社会に出てからも有用なスキルです。就職活動を機会に、このスキルを身につけておきましょう。
これだけは知っておきたいポイント(まとめ)
この記事では、「【理系就活生必見!】このままでは就職できないと思った時に試したい対処法」について解説してきました。
重要なポイントをおさらいします。
・理系でも就職活動に失敗することはある
・理系の就職活動がうまくいかない理由
①基本的な就活の準備ができていない
②志望企業を絞りすぎている
③失敗を振り返ることをしていない
・今からでも挽回できる?就活がうまくいかない時の対処法
①これまでの失敗から改善策を見つけよう
②今からエントリーできる中小企業や文系企業に応募する
③エントリーシートと面接は数をこなせば上達する
④逆オファーサイトに登録する
「TECH OFFER」を利用すれば、自分の強みが企業のオファーに繋がる!