こんにちは、理系就活情報局です。
大学の授業や部活などの活動に集中したことで、就活のスタートが学部3年生または大学院1年生の3月からスタートする理系学生もいるのではないでしょうか。
同級生の中でも早い学生は既に内定を得ているケースもあり、自分の状況と比較して焦るケースもあります。
「3月から就活では遅いのだろうか?内定をもらえるか不安だ」
「3月からでも就活が間に合うスケジュールを知りたい」
今回は、3月から就活では遅いと思っている学生に向けて、効率的な就活スケジュールと成功事例を解説します。
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3月から始める就活は遅いのか?焦りを感じる理由
そもそも、大学3年生または大学院1年生の3月から始める就活は遅いのでしょうか?早くから積極的に活動する同級生の存在だけが、焦りを生む理由になっているとは言えない実態を解説します。
既に3月に選考が進んでいる学生や内定を得ている学生がいて焦る
実際に、大学3年生または大学院1年生の3月時点で内々定を獲得している割合は、下記の通りです。
マイナビキャリアサーチlabの「2025年卒大学生活動実態調査 (3月)」によると、3月の段階で内々定を獲得している割合が47.4%と約半数となっています。
上記は、3月以前から夏のインターンなどに参加して早期選考を受けたり、経団連に所属しない企業や外資系企業などが早くから選考を行ったりしている影響です。
同級生の中でも既に企業から内々定を得ている学生がそれなりにいることを知り、焦る気持ちが出てくる流れです。
一斉に企業説明会や選考がスタートするため焦る
経団連に所属している企業は、政府から推奨されている「就活解禁日」の3月1日から一斉に新卒就活サイトで企業説明会やエントリーを受け付けます。
実際には、早期選考などでそれより前から採用活動しているケースが大半です。しかし、それでも企業が動き出す日程が就活の広報活動が解禁される3月1日であることに変わりはありません。
同時に、同級生たちも慌ただしく企業説明会や選考参加に行くようになるため、焦りに拍車がかかりやすくなります。
早く就活に取り組んでいた同級生の状況を聞いて焦る
一方で、夏のインターンに参加して早期選考の案内を受けた学生や、就活解禁日に縛られない企業の選考を受けて、3月時点で内々定を得ている学生も珍しくありません。
また、既に面接などの選考後半フェーズへ進んでいるケースもあり、就活を3月からスタートさせるとなると、どうしても同級生の動向に焦りを覚えてしまいます。
3月からの就活でも巻き返しは可能
3月からの就活でも、巻き返すことは十分できます。
就活情報解禁日は3月1日であり、多くの企業がこの日から就活情報サイトで企業説明会の予約やエントリーを受け付けるからです。
早期選考を行っている企業や就活情報解禁日に縛られない選考を行う企業は確かにあります。しかし、それでも採用予定数を充足しているケースは少なく、3月からでも十分間に合うと考えて問題ないでしょう。
ただし、3月以前から就活スタートをしている学生もいるため、効率よく動くことを意識しましょう。
なぜ3月から始める学生が多いのか?
では、早期から就活をする学生がいる一方で、3月から就活開始する学生が多いのはなぜでしょうか。以下では、3月から就活を始める学生が多い理由を4つに分けて解説します。
大学院進学の検討の結果就活に切り替えた
理系学生の場合、文系学生に比べて大学院進学を選択する比率が高いです。
大学院への進学を検討した結果、様々な事情で就活へ切り替えて3月から本格的に就活を始めるケースも少なくありません。
今まで進学を主軸に考えていた学生は、就活に向けた準備をしていないケースが多く、就活開始と同時並行で様々な対策を行っていくことになります。
インターンシップ参加の遅れ
理系の大学3年生または大学院1年生は研究室での実験などに忙しく、夏のインターン募集が開始される4月頃は学業に目が向きがちです。
年々インターンの募集開始時期が早まっているため、エントリーや情報収集が遅れて夏のインターンに間に合わず、3月から本格的に就活を始めるケースも珍しくありません。
オンライン授業や研究活動の遅延
理系学生は、学年が上がるほど学業や研究活動が忙しくなります。学業や研究活動の遅れから、就活のスタートも後倒しになるケースも珍しくありません。
オンライン授業などによって学校に行く機会が少なくなり、就活に関する情報を得る機会が少なくなることもスタートを送らせてしまう一因となります。
留学や資格取得によるスタートの遅れ
留学をしていた場合や難関資格取得のために勉強していた場合も、就活スタートが遅れる傾向があります。
留学では帰国するタイミング、難関資格に挑戦していた場合は試験日および合格発表の関係で、各活動が一段落しないと就活スタートに踏み切れません。
3月から始める就活のメリットとデメリット
では、3月から就活を始めるメリットとデメリットはどうでしょうか。具体的に考えられることを解説します。
【メリット】焦らずじっくり取り組める
3月からでも十分に就活にかけられる時間があるため、自己分析や業界研究・企業研究などを深く行えます。
やり方次第では就活の準備期間をしっかり確保でき、中だるみせず一気に選考へ突入できるメリットもあります。
【メリット】競争率が下がる可能性
3月は既に早期選考などで内定を得ている学生も半数近くいます。そのため、選考の競争率が緩和される可能性があります。
ただし、人気企業については時期に関係なく志望者が多いため、上記の傾向は当てはまらないと考えておきましょう。
【メリット】情報収集力アップ
3月になると、既に就活を開始していた同級生から効率的な情報収集の方法を聞けます。
また、他の学生の動向を見ながら、自分に合った企業を見つけやすいメリットもあり、決して遅いから損をするというわけではありません。
【デメリット】募集が終了している企業がある
最大のデメリットは、人気企業の募集が終了している可能性がある点です。
人気企業は数千名、時には1万人以上のエントリーが殺到します。そのため、企業も選考に割ける時間が限られることから早期に受付終了するケースもあります。
もし、志望する企業がある場合は早い時期から情報をチェックするようにしましょう。
【デメリット】選考が既に進んでいる企業がある
一部の企業では早期選考も含めて選考が進んでおり、出遅れる可能性があります。しかし、内定は早い者勝ちではないため、落ち着いて志望企業を見つけてエントリーしていけば問題ありません。
【デメリット】情報収集量が少ない
3月から就活を開始する学生は、情報収集量が少なくなりがちです。早期に動き出した学生は、時間をかけて多くの情報源に触れています。そのため、情報を見極める力や持っている情報量が多くなる傾向にあります。
一方で、3月から就活を開始した学生は情報収集が思うように進まず、早期に動き出した学生に比べて不利になる可能性があります。
大学のキャリアセンターを利用し、効率よく情報を集めることも大切になります。
3月からでも間に合う!効率的な就活スケジュール
では、3月から就活をスタートするにはどのように動けばいいのでしょうか。効率よく動くためのスケジュールを解説します。
【3月】自己分析、業界研究、企業研究の基礎を固めてエントリー開始
書類対策・自己分析・業界研究・企業研究など基礎的な対策と並行して、気になる企業にはどんどんエントリーしていきましょう。
エントリーと同時に、書類提出や筆記試験・個別企業説明会への参加と一気に忙しくなります。また、効率よく企業を知る機会として学内説明会も有効活用していくことが大切です。
学業も含めてしっかりとスケジュール管理と体調管理をしましょう。
【4月】企業説明会に積極的に参加し、企業理解を深める
企業説明会に参加しながら、選考を受けていきます。
企業からは、適宜選考案内が来るため毎日就活情報サイトをチェックし、スケジュールを整理してください。
同時に、グループディスカッションや面接対策を行い、自己PRなどもブラッシュアップしていきましょう。
【5月~6月】面接対策を強化し、企業面接を受ける
5月頃になると、選考も2次面接や最終面接など後半のフェーズに突入するケースが増えてきます。
志望企業の内定獲得に向けて面接対策を再度強化して、しっかりと自分の良さと熱意を伝えられるようにしましょう。
【7月以降】内定を検討して企業を決める
内定が複数出た場合、その中から1社に絞り込む必要があります。
また、内定した企業が第一志望でないなど納得がいかない場合は引き続き就活を続行することになります。自分の就活の軸や将来の希望を考え、内定先を絞り込みましょう。
【適宜行うこと】大学のキャリアセンターを利用する
大学のキャリアセンターは積極的に活用することも心がけてください。
卒業生を多く採用している企業や、自分の大学の学生を採用したい企業からキャリアセンターに直接届く求人や有益な情報が集まりやすいためです。
場合によっては、就活情報サイトとは別ルートで選考に進めるケースもあります。キャリアセンターを積極的に利用して、学内セミナーや個別就活対策を徹底利用する気持ちを持ちましょう。
先輩学生が3月から就活を始めて内定獲得した先輩の声
では、実際に3月から就活をした先輩は内定獲得のためにどのような動き方をしたのでしょうか。いくつかの事例を紹介します。
学内企業説明会に参加していた企業を中心にエントリー
学内企業説明会に参加していた企業を中心にエントリーしていた学生の事例です。
大学内で行われる学内企業説明会に来ていた企業を中心にエントリーしました。卒業生がいることも多く、同じ大学の先輩として親身になってくれたり、情報を提供してくれるケースが多かったため、選考もスムーズなケースが多かったです。 |
気になる企業の採用担当者に個別に問い合わせてエントリー
気になる企業の採用担当者に個別に問い合わせてエントリーした就活生の事例です。
気になる企業に直接問い合わせました。 就活情報サイトではエントリーが締め切られていましたが、どうしても選考を受けたい旨を伝えたところ、選考日程を別で作ってくれたことで、内定につながりました。 採用担当者からは「個別で問い合わせてくる学生は少なく、熱意を感じたので選考機会を作った」と後から聞き、勇気を出して問い合わせて良かったと思っています。 |
スカウト型サイトを使って企業からのアプローチを待つ
スカウト型サイトを使って企業からのアプローチを受け、就活を成功させた事例です。
新卒就活情報サイトだけでなく、スカウト型サイトにも登録しました。 自分の力では見つけられなかった優良企業からのスカウトが届き、どんな点を評価してくれているのか、入社後どんな働き方になるのか丁寧に書いてあったことに驚きました。 結果的に、スカウトしてくれた会社に決めましたが、いい会社と出会える機会になり、就活も効率よくできて良かったと思います。 テックオファーのようなスカウト型サイトに登録して、就活の間口を広げることも大切だと感じました。 |
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3月から始める就活を成功させるための3つのポイント
3月から就活を始める場合、成功させるために心掛けたい3つのポイントを解説します。
情報収集
就活サイトだけでなく、企業のホームページ・先輩からの情報・大学のキャリアセンターなど、あらゆるチャネルから情報を集めましょう。
特に、大学のキャリアセンターは先輩たちの進路が分かるだけでなく選考情報や各種対策などもできるため、おすすめです。
目標設定
無理のない範囲で具体的な目標を設定し、逆算して計画を立てましょう。
たとえば、5月の連休明けまでなどゴールを設定した上で逆算して「いつまでに何をやればいいのか」を視覚化すると行動しやすくなります。
行動力
積極的に行動し、チャンスを掴みましょう。
「迷うくらいならエントリーする・説明会に参加する」など、時間が許す限りどん欲にチャンスを狙わなければ、先行している同級生との差は開くばかりです。
3月から就活を始める際の注意点
3月から就活を始めた場合、企業説明会や筆記試験・面接とスケジュールが過密になりがちな上に、学業との両立・健康管理とかなりハードになる傾向があります。
休む時は休み、メリハリをつけて就活に取り組むようにしましょう。
また、周囲と必要以上に比較して焦らず、自分のペースを保つメンタル面での管理も欠かせません。
どうしても行き詰まった時は一人で抱え込まず、すぐにキャリアセンターで相談するなど悩む時間を減らして効率的な行動を意識することが成功のコツです。
まとめ
以上、3月から就活を始める場合のスケジュールや効率的に進めるコツを解説しました。
決して就活を始めるのに遅いわけではないため、焦らずしっかりとやることをやっていけば納得のいく企業と出会えます。
ぜひ、就活成功のために参考にしてください。
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