こんにちは。理系就活情報局です。

就職活動が進んで行くにつれ、就活生は「既に内定をもらっている人」「まだ内定をもらえていない人」とに大分されます。

「気づいたら、友達は内定を幾つも貰っていた」
「他の人よりちょっとスタートが遅れただけだと思っていた……」

周囲と自分を比較して、焦りを感じ始めている方もいることと思います。

そこで、今回は「6月で内定ゼロはヤバい?今からでも挽回できる方法とは」というテーマで、理系就活生が抱える悩みに迫っていきます。
就職活動に悩みを抱えている理系就活生の方は、是非参考にしてみてください!

いよいよ採用が本格化する6月は就職活動の分かれ道  

政府が主導するスケジュールに則れば、「3月から会社説明会」~「6月前後に本選考」という流れになります。

基本的な就職活動のスケジュールは例年通りですが、ふと周囲を見回してみると、「既に内定をもらっている人が少なくない」ことに気づくのではないでしょうか?

自ずと、周囲と比べて就活がうまくいっていないことで、焦る気持ちが湧いてくるかもしれません。

まずは、現在の就職活動の実際について確認するところから始めましょう。

企業は同業他社よりも早く人材を確保したい

就職活動のスケジュールについては、前述の通り、おおまかな目安が存在しています。
しかし、このスケジュールに沿って採用活動を行わない企業も増えています。

その理由はただ一つ、優秀な人材を同業他社に奪われたくないからです。

企業からして見れば、「自分たちが欲しいと思う人材は、他社も欲しがる人材」です。
特に専門性が重視される理系の採用では、狭い業界で優秀な人材の取り合いになることがはっきりしています。

そのため、あくまでも目安として設けられているスケジュールには添わずに採用活動を開始する企業が多いというのが現状です。

企業が設定した選考時期に出遅れてしまえば、自分をアピールすることさえできません。

自ずと、「志望する企業に選ばれる」ためには早めの行動がカギとなってきます。

就職活動の手段の多様化によって早期内定も多い

採用活動を前倒しにする企業は、就活ルールを主動するのが経団連から政府へと移行したことで、年々増え続けています。
特にここ数年では、コロナ禍の影響もあり、採用活動がより早期化する傾向にあります。

それだけでなく、内定に直結するインターンシップの増加や、企業からオファーが届く逆求人型採用など、就職活動も多様化しています。

こうした事情によって、全体的に早期内定が増えているため、4月から5月にかけて本選考を受ける就活生も少なくありません。
6月に内定を複数獲得している人も珍しくないのも、当然のことだと言えますね。

だからこそ、「就活シーズンは6月からだから」とゆったり構えていると、現実とのギャップに衝撃を受けることになってしまうのです。

6月時点で内定ゼロはヤバい?

ここまで、就職活動におけるスケジュールについて、実際のところを確認しました。

「6月の時点で内定ゼロって……もう詰んだ?」
「就活はもう少し先だと思っていた……」

と、落ち込んでいる人もいるかもしれません。

友達や研究室仲間が着々と就職先を決めていく中で、不安な気持ちで押しつぶされてしまいそうになりますよね。

でも、まだ諦めないでください。

次からは、「6月に内定ゼロ」でも就職活動を諦めないために押さえておきたい基本的なポイントを見ていきます。

エントリー可能な会社が減っているのは事実

早期選考が進んでいる傾向を鑑みれば、もしかするとあなたが志望している企業もエントリーを締め切っているかもしれません。

6月から新たにエントリーできる企業は、着実に減っていると言えるでしょう。

ですが、まだゼロではありません。

6月であれば、通常の採用スケジュール通りに選考を行う企業がまだ残っているのです。
数が減っていても、リスタートは充分可能です。

第一志望にするはずだった企業にエントリーできなかったとしても、「まだ自分にはチャンスがある」とポジティブに考えて、いま応募できる中から志望企業を探しましょう。

諦めず、まずは自分の就職活動を見直そう

エントリーする企業を探すのと同時にしておきたいのは、これまでの就職活動を振り返ってみることです。

実験や調査が上手くいかなかった時に原因を探すように、あなたの就職活動が上手くいっていないことには、必ず理由があります。

事実を見つめるとつらい気持ちになるものですが、現状を把握することなしに改善することはできません。

「自分のやりたいことが把握できていなくて、エントリーシートの段階で落とされてしまうことが多かった」
「面接で上手く話すことができず、沈黙の時間が長くなってしまった」

一度立ち止まって自分の就職活動を振り返れば、自ずとこれからどうしていけばいいのかが見えてくることと思います。

落ち込むためではなく未来の成功を掴むために、まずは自分を見つめ直してみましょう。

エントリーを増やして可能性を広げよう

自分を見つめ直して改善点を見つけたら、次はエントリーを増やす段階に移行しましょう。

就職活動は、たとえエントリーしたとしても全員が次の選考に参加できるわけではありません。残念ながら、エントリーシートの段階で落とされてしまう場合もあるでしょう。

だからこそ、自分の手数を増やすために多くの企業にエントリーしておくことが重要です。

未来の自分が焦ったり、本意では無い選択をしなくても済むように、エントリーは数十社を目安に多めにしましょう。

自分の可能性を狭めないだけでなく、選考を進めるうちに「本命ではなかったけれど、この会社に就職したい」と思うようになることだってありえるのです。

エントリー=自分の未来への投資と考えて、積極的に応募してみてくださいね。

内定ゼロでも諦めない!6月からの挽回方法

ここまで、「6月時点で内定ゼロ」でも就職活動を諦めないための基本的なポイントについて説明してきました。

次は、より踏み込んで、「6月からの挽回方法」について解説します。

複数の就活サポートを受けることで選択肢を増やす

6月までの就職活動を振り返った時に、利用している就活サイトや大学のキャリアセンターのことを思い出した方も多いと思います。

6月までに内定を獲得している人は、往々にして一つの就活サポートのみに頼っていません。
大手就活サイトの利用はもちろんのこと、活発化している早期選考の情報が集まりやすいサイトや専門性特化型求人サイトなど、複数のサポートを活用しています。

実際に、就職活動をする上であなたはこんな発見をすることになります。

「あのサイトには載っていなかった求人が、このサイトでは見つかった」
「大学のキャリアセンターに面接の練習を頼んだら、学内推薦があることを教えてもらった」

「知らなかった」で終わらせないためにも、利用する就活サポートを増やしましょう。

エントリーする企業を増やすように、就活サポートも一つに寄りかかり過ぎないことが、内定の可能性を高める有効な手段なのです。

逆求人サイトで企業からオファーを受ける

複数の就活サポートを受ける時にぜひ取り入れたいのが、逆求人サイトへの登録です。

プロフィールを登録することで企業からオファーが届く就活スタイルは、早期選考への誘導だけでなく、「ほかの企業が取りこぼしていた優秀な人材」を見つけるためにも利用されています。

理系就活生には、理系特化型の逆求人サイト「TECH OFFER」がオススメです。

逆求人サイトの種類は年々増えていますが、「TECH OFFER」は理系特化型のため、理系就活生の強みである専門性と企業とのマッチング性に優れている点が特長です。

「エントリーする企業を増やす」感覚で登録しておけば、「もう選考が進んでいるはずのあの企業」や「自分が知らなかった優良企業」からのオファーが届くかもしれませんよ。

模擬面接で入念に面接対策をする

6月から挽回するためには、面接対策が大きなカギを握ります。
なぜなら、6月以降エントリーできる企業は徐々に減っていき、選考が進んで行くにつれ手持ちのカードも少なくなっていくからです。

せっかく選考にこぎ着けたのですから、面接対策ができていなくて落ちてしまうことは避けたいですよね。

エントリーシートも面接も、数をこなせば着実に対策できるものです。

模擬面接には、無料で利用できる大学のキャリアセンターを大いに活用しましょう。
就活生のサポートをしている人からアドバイスを受けながらくり返し練習すれば、怖いものはありません。

数少ないチャンスを活かすためにも、面接対策は入念に行うことが重要です。

6月から就活を頑張る上で注意しておきたい3つのポイント

これまで、「内定ゼロでも諦めない!6月からの挽回方法」について紹介してきました。

最後に、「6月から就活を頑張る上で注意しておきたい3つのポイント」について解説します。

内定=自分の価値ではない

就職活動のゴールは、内定です。
しかし、内定はあなたの人生のゴールではありません。

就職活動をする上で、あなたは自分を否定されたような気持ちになったり、周囲と比べて自分は劣っているのではないかという思いに苛まれるかもしれません。

ですが、内定=あなたの価値ではありません。
就職活動は、あくまでも「その会社にとって適した人材か」や「その会社とあなたの相性」を見る手段の一つに過ぎません。

たとえ内定をもらえなかったとしても、あなた自身が否定されたわけではない。

就職活動をするにあたっては、このことを忘れないでいてください。

気持ちも身体も健康に保つための息抜きこそ大事

この記事を読んでいる方は、内定がもらえないことで焦っていると思います。

確かに、6月から挽回するためには気持ちを切り替えて頑張らなくてはいけませんが、だからといって思い詰めすぎるのはよくありません。

いざ面接にこぎ着けても、見るからに憔悴していれば採用担当者も心配してしまいますし、ネガティブな印象を与えてしまうことになります。

適度に息抜きをすれば、気持ちにもゆとりがでてきて、前向きな考えになってくるものです。

身も心も健康的であれば、自ずと結果はついてきます。
焦りがちな時期だからこそ、息抜きをして自分を大切にしてくださいね。

失敗したと思った時こそ振り返りをしておこう

どんなに対策を練ったとしても、「失敗した!」と感じる時もあります。

しっかり面接対策をしていたとしても、思わぬ質問を受けて頭が真っ白になってしまったということも珍しくありません。

一度起こってしまったことは覆せませんが、次回に活かすことはできます。

失敗したときこそ、同じことが起こったときにはくり返してしまわないよう、しっかり振り返っておきましょう。
別のチャンスを掴めるようにコツコツ準備と振り返りをくり返していくことが、内定への近道です。

これだけは知っておきたいポイント(まとめ)

この記事では、「【理系の就活】6月で内定ゼロはヤバい?今からでも挽回できる方法とは」について解説してきました。

重要なポイントをおさらいします。

・内定を獲得するには、自分と企業両方の視点を持つことが大切!

・いよいよ採用が本格化する6月は就職活動の分かれ道
 ➀企業は同業他社よりも早く人材を確保したい
 ②就職活動の手段の多様化によって早期内定も多い

・6月時点で内定ゼロはヤバい?
 ①エントリー可能な会社が減っているのは事実
 ②諦めず、まずは自分の就職活動を見直そう
 ③エントリーを増やして可能性を広げよう

・内定ゼロでも諦めない!6月からの挽回方法
 ①複数の就活サポートを受けることで選択肢を増やす
 ②逆求人サイトで企業からオファーを受ける
 理系の就活に特化した「TECH OFFER」なら、企業からのオファーで可能性が広がる!

 ③模擬面接で入念に面接対策をする

・6月から就活を頑張る上で注意しておきたい3つのポイント
 ①内定=自分の価値ではない
 ②気持ちも身体も健康に保つための息抜きこそ大事
 ③失敗したと思った時こそ振り返りをしておこう