化学・材料系をはじめとする理系学生のなかには、素材メーカーを就職先として検討している人もいるでしょう。一方で、「素材メーカーにはどのような大手企業がある?」「年収や将来性は?」など、業界研究を進めるなかで疑問を持つ人も少なくありません。
本記事では、素材メーカーの特徴・大手企業・年収・将来性・仕事内容・就職難易度を解説します。志望動機の考え方も紹介するため、素材メーカーを就職先として検討している理系学生はぜひ参考にしてください。
素材メーカーとは?

製品の原材料となる素材を作り出す仕事
素材メーカーは、自然界から得られる原料などを加工し、自動車・スマートフォン・建築物などの製品をつくるために必要な素材へと変える企業です。
たとえば、鉄鉱石から鉄鋼材料をつくったり、石油由来の原料から樹脂や化学材料を製造したりします。
消費者が、素材そのものを目にする機会は多くありません。素材メーカーは、「原料→素材メーカー→部品・完成品メーカー→最終製品」というサプライチェーンの上流を担っている点が特徴です。
化学メーカーとは事業領域が重なる部分もある
素材メーカーと化学メーカーは、明確に二分できるものではなく、事業領域が重なるケースもあります。
素材メーカーは、鉄鋼・非鉄金属・ガラス・セメント・紙・繊維・化学材料など、完成品の材料となる「素材」を供給する企業の総称です。一方、化学メーカーは、化学技術を用いて基礎化学品・樹脂・電子材料・医薬品などを製造する企業を指します。
そのため、化学メーカーのなかには、同時に素材メーカーとして位置づけられる企業もあります。
素材メーカー業界はホワイト?
素材メーカーの働きやすさは、企業・職種・工場・研究所などの勤務先によって異なります。
就職先を比較する際は、年間休日・平均残業時間・有給休暇取得率・平均勤続年数・離職率・勤務地・転勤制度などを確認しましょう。BtoB企業でも営業目標などが設定される場合があるため、「BtoBだからノルマがない」とは限りません。
素材メーカーの種類と大手企業一覧

素材メーカー大手の売上高・業績
企業の業績は将来性や業界内でのポジションがわかるため、就職先を決める上で大きな判断材料になります。
業界内の大手企業の業績を把握しておくことは、業界内の同業他社を目指す場合にも検討材料として役立つため、おすすめです。
素材メーカー大手の売上高は、以下のとおりです。
| 企業名 | 売上高・売上収益 |
| 日本製鉄株式会社 | 10,063,216百万円 |
| 株式会社ブリヂストン | 4,429,452百万円 |
| 旭化成株式会社 | 3,074,505百万円 |
| 東レ株式会社 | 2,585,077百万円 |
| AGC株式会社 | 2,058,832百万円 |
参考:日本製鉄株式会社 有価証券報告書 第101期
参考:株式会社ブリヂストン 有価証券報告書 第107期
参考:旭化成株式会社 有価証券報告書 第135期
参考:東レ株式会社 有価証券報告書 第145期
参考:AGC株式会社 2025年12月期 有価証券報告書
素材メーカーの種類①:化学
素材メーカーの種類の1つ目は、化学です。
化学系の素材メーカーが取り扱うのは、ガラス・セメント・塩化ビニル樹脂・シリコーン・半導体シリコンなどの素材です。化学メーカーの大手企業例としては、以下の企業があげられます。
- ・富士フイルムホールディングス
- ・三菱ケミカルグループ
- ・東レ
- ・住友化学
- ・旭化成
- ・信越化学工業
- ・花王 など
素材メーカーの種類②:繊維
素材メーカーの種類の2つ目は、繊維です。
繊維系の素材メーカーが取り扱うのは、衣料用の繊維や工業製品の材料に使われる産業用繊維です。近年では、生産性の向上のために、生産工程にIT技術が採用されています。
繊維メーカーの大手企業の例は、以下のとおりです。
- ・富士紡ホールディングス
- ・ダイワボウホールディングス
- ・日清紡ホールディングス
- ・旭化成
- ・東洋紡 など
素材メーカーの種類③:鉄鋼
素材メーカーの種類の3つ目は、鉄鋼です。
鉄鋼系の素材メーカーは、製造方法によって主に以下の2種類に分けられます。
- ・高炉メーカー:鉄鉱石とコークスなどを高炉で反応させて銑鉄をつくり、鋼へと精錬する
- ・電炉メーカー:鉄スクラップなどを電炉で溶解し、鋼を製造する
ほかに、ニッケルなどのレアメタルを添加して特殊な鋼材を製造する特殊鋼メーカーもあります。鉄鋼メーカーの大手企業の例は、以下のとおりです。
- ・三菱製鋼
- ・プロテリアル(旧・日立金属)
- ・日本製鉄
- ・神戸製鋼所
- ・大阪製鐵
- ・ダイワスチール など
素材メーカーの種類④:非鉄金属
素材メーカーの種類の4つ目は、非鉄金属です。
非鉄金属とは、鉄以外の金・銅・ニッケル・アルミなどの金属です。
非鉄金属系の素材メーカーが取り扱うのは基本的に銅とアルミがメインで、主に自動車や家電などに使われる素材を製造しています。
身の回りのあらゆる製品に使用されている非鉄金属の原材料は輸入が中心で、製品が海外市場に出荷される機会も多くあります。そのため、業績が為替や海外情勢の影響を受けやすいことが特徴です。
非鉄金属メーカーの大手企業の例は、以下のとおりです。
- ・三菱マテリアル
- ・住友電気工業
- ・SWCC
- ・住友金属鉱山
- ・三井金属鉱業
- ・古河電気工業 など
素材メーカーの種類⑤:紙・パルプ
素材メーカーの種類の5つ目は、紙・パルプです。
紙・パルプ系の素材メーカーは、印刷用紙・トイレットペーパー・ダンボールといった一般消費者向け製品から産業用の製品まで幅広く取り扱います。
デジタル化の影響で紙の消費は減少していますが、宅配便の利用増加に伴い、ダンボールの需要は増しています。
紙・パルプメーカーの大手企業の例は、以下のとおりです。
- ・王子ホールディングス
- ・大王製紙
- ・日本製紙
- ・北越コーポレーション
- ・リンテック
- ・三菱製紙 など
素材メーカーの業界動向・将来性

ランキングに見る素材メーカーの年収と将来性
ダイヤモンド編集部の「年収が高い化学メーカーランキング2025【198社完全版】」によると以下のデータが判明しており、全体的に素材メーカーの年収は高いと言えます。
- ・平均年収の1位は1124.3万円の富士フイルムホールディングス(HD)
- ・平均年収の2位は1084.0万円の日本ペイントホールディングス(HD)
- ・平均年収の6位は934.8万円の積水化学工業
また、年収の高さに加えて、素材メーカーの将来性は安定しているといえます。
素材メーカーが取り扱う素材は高度な技術を必要とすることから参入障壁が高く、市場でシェアを獲得すれば、長期的なニーズが見込めるためです。
さらに、今後の産業構造の変化も、素材メーカーの重要性を高める要因です。脱炭素化では、CO₂排出量を抑えた素材や製造技術、再生可能エネルギー関連材料などの開発が求められています。EV化が進めば、車体の軽量化やリチウムイオン電池などに使われる高機能材料の需要も高まるでしょう。
また、生成AIの普及などを背景に半導体需要が拡大するなか、製造工程で使用される化学材料やパッケージ材料にも高い技術力が求められています。
高い技術力を持つ素材メーカーは海外からの需要もあるため、海外売上比率が高い企業も増えています。素材メーカーへの安定したニーズから、素材メーカーの中には100年以上の歴史を持つ企業や財閥系企業、巨大企業も多く存在している状況です。
理系学生にとっては、自分の専門知識を活かしながら、脱炭素、EV、半導体といった今後の社会を支える分野に関われることも、素材メーカーで働く大きな魅力といえるでしょう。
参照:素材産業|経済産業省
就活ランキングに見る素材メーカーの人気
素材メーカーの就活における人気度は、就職希望企業ランキングからも確認できます。キャリタス就活「就職希望企業ランキング「業種別ランキング<化学・素材>」のランキングは下記の通りです。
| 順位 | 企業名 |
| 1位 | 富士フイルムグループ |
| 2位 | 花王 |
| 3位 | 旭化成グループ |
| 4位 | ライオン |
| 5位 | AGC |
| 6位 | ユニ・チャーム |
| 7位 | 三菱ケミカル |
| 8位 | カネカ |
| 9位 | TOTO |
| 10位 | 東レ |
一般的にも知名度の高い大手企業が上位を占めています。
幅広い職種がある理系の中でも、素材メーカーは知名度の高い企業も多く、安定性から一定の人気があるといえるでしょう。
就職偏差値に見る素材メーカーの就職難易度
日本企業格付センターが公表する2026年版の就職偏差値では、素材メーカー関連企業の一例として以下の企業が掲載されています。
- ・偏差値77:伊藤忠丸紅鉄鋼
- ・偏差値73:日本製鉄・信越化学工業・富士フイルム
- ・偏差値72:三菱ケミカル
- ・偏差値71:花王・積水化学工業・AGC
- ・偏差値70:住友化学・三菱ガス化学
- ・偏差値69:三井化学
ただし、ここでいう「就職偏差値」は大学入試の偏差値とは異なり、日本企業格付センターが公開データをもとに企業を相対比較するために独自に定義した指標です。採用倍率や選考難易度そのものを示す公的な指標ではない点には注意しましょう。
参考:日本企業格付センター 2026年版の就職偏差値ランキング
素材メーカーの魅力・大変なところ・つまらないところ

素材メーカーは大手企業も多く、経営も安定しています。
あらゆる製造業に関わるため、生活に身近なモノづくりに携われる、海外展開する会社でグローバルに働けるなどのやりがいを感じられる仕事です。
そうした魅力とは別に、素材メーカーには大変な側面もあります。
メーカーと付くものの、素材メーカーはユーザーが使う商品を手がけるわけではないため、自分の仕事が直接社会に影響を与える実感が得られにくい部分があります。
また、大手企業は分業制であることが多く、入社時に希望した仕事ができるとは限らない点も留意しておきましょう。就職した企業によっては、やりたい仕事ができるまで数年かかってしまう場合もあります。
素材メーカーの仕事とは?

素材メーカーでは、研究開発や生産技術、営業などさまざまな職種があります。また、化学系だけでなく、機械・電気電子・情報系など幅広い理系人材が活躍しています。専攻によって活かしやすい職種・分野の一例は、以下のとおりです。
| 専攻分野 | 活かしやすい職種・分野 |
| 化学・材料系 | 研究開発、材料開発、品質管理 |
| 機械系 | 生産技術、設備設計、製造技術 |
| 電気・電子系 | 設備・制御、電子材料、プロセス開発 |
| 情報系 | 生産DX、AI・データ解析、IoT |
自分の専攻名だけで企業を絞るのではなく、研究で身につけた知識やスキルが、企業のどの技術・職種に活かせるかを確認することが重要です。
素材メーカーの仕事①:研究開発
素材メーカーの研究開発職は、新たな発見や仮説の検証などを行い、新しい領域を開拓する基礎研究と、基礎研究の成果を具体的な製品化につなげるための応用研究を行います。
素材メーカーで研究開発職に就くためには、高度な専門知識とスキルが求められており、多くの場合、修士号以上の学位を持つ人が採用される傾向です。
素材メーカーの研究開発職は、化学専攻だけでなく、生物専攻や物理専攻など理系の分野から広く採用される機会があります。
なお、素材メーカーの研究開発職は、必ずしも化学専攻のみを求めるものではありません。
近年では、生産性向上を目指して工場現場でビッグデータ解析・IoT・AIの導入を進めている素材メーカーも増えています。
素材メーカーの研究開発職に就きたい方は、自分の専攻にこだわりすぎず、幅広い企業を見つけることをおすすめします。
素材メーカーの仕事②:生産技術
素材メーカーの生産技術は、製品の製造に関する技術や生産方法を開発する仕事です。
生産技術の仕事によって、製造の効率化や量産化が実現され、製品が市場に出回れる状態になります。
生産技術の仕事は高い専門知識だけでなく、他の部署との連携も重要となるため、コミュニケーション能力も重視されます。
素材メーカーでは、製品を開発するだけではなく、製造技術の確立が必要です。
製造技術の開発職は、化学の専攻だけでなく、機械や電気系の専攻を持つ人々にも採用のチャンスがあります。
素材メーカーの仕事③:営業
素材メーカーの営業職は、製造や生産したものを外部に販売したり、顧客の要望を内部に伝えたりする役割を担っています。
営業職は職務上、自社が使用するものに関する知識が必要となるため、入社後の学習は避けられません。素材メーカーでは研修制度が整っているため、専門外から入社しても必要な知識を深める機会があります。
また専門に通じている理系の方であれば、一歩踏み込んだ提案に通じる知識を持っているため、より活躍できるフィールドと言えるでしょう。
素材メーカーに向いている人の特徴

コミュニケーションスキルが高い人
素材メーカーに向いている人の特徴1つ目は、コミュニケーションスキルが高い人です。
特に営業職の場合は、コミュニケーションスキルが求められます。
たとえば、受注生産がメインの素材メーカーでは、どんなに良い素材が開発されようとも営業が受注を得られなければ売上につながりません。
研究開発職の場合も、ただ黙々と仕事に打ち込むのではなく、多くの人と協力しながら開発することを求められるため、コミュニケーションスキルが必要です。
グローバルなフィールドで活躍したい人
素材メーカーに向いている人の特徴2つ目は、グローバルなフィールドで活躍したい人です。
海外で仕事をしたい場合、商社や貿易会社に目が行きがちですが、海外へ進出している素材メーカーは少なくありません。
日本の素材メーカーが作る素材は海外ニーズも高く、活躍できるフィールドが広がっています。
グローバルな仕事がしたい方や、いずれは海外赴任したい方に、素材メーカーはオススメです。海外の拠点で働くことを視野に入れている理系就活生は、いつチャンスが舞い込んできても困らないよう、英語力を磨いておきましょう。
ものづくりへの情熱がある人
素材メーカーに向いている人の特徴3つ目は、ものづくりへの情熱がある人です。
素材メーカーの仕事は、ものづくりや自社製品へのこだわりや情熱が、より良い新製品の開発につながっていきます。
たとえば、営業職は、自社製品の魅力を顧客にアピールするのが仕事です。
自社製品をアピールする時、意図しないところで、「営業自身が製品をどう感じているのか」がにじんでくるものです。自社製品に対する強い思いや情熱ほど、人の心に訴えかけるものはありません。
営業自身が自社製品に愛着を持ち、ものづくりの情熱を持っていれば、研究・開発職と連携して、顧客のニーズに応えられるでしょう。
素材メーカーの志望動機の書き方と例文

素材メーカーの志望動機を書くコツ
素材メーカーの志望動機を書くコツは、「なぜその企業がいいと考えているのか」だけでは不十分です。
これから達成したいと思っていることや仕事の適正に基づいて、論理的に分かりやすく自分の言葉で書くことが求められます。
これから達成したいことに基づいて書く
素材メーカーの志望動機を書く時、やりたいことや将来のビジョンが明確な方は、以下の型に当てはめて書きましょう。
- ①将来の夢や今後のキャリアで実現したいこと
- ②達成したいと思った出発点である出来事
- ③企業選びの軸
- ④企業選びの軸に基づいて受けているほかの業界と、その業界ではだめな理由
- ⑤将来どのように仕事に取り組みたいのか
- ⑥なぜこの企業でなくてはだめなのか
仕事の適性に基づいて書く
素材メーカーの志望動機を書く時、自分の適性や強みが明確な方は、以下の型に当てはめて書きましょう。
- ①自分自身がこの業界・企業に向いてると思う理由
- ②向いてることを示す具体的な経験
- ③向いていることを活かして取り組みたい仕事
- ④ほかに受けている業界ではだめな理由
- ⑤なぜこの企業でなくてはだめなのか
素材メーカーの志望動機例文
ここでは、素材メーカーの志望動機の例文を、以下の3つのケースに分けて紹介します。
- ・社会貢献をアピールする場合
- ・グローバルに活躍したい場合
- ・チームワークを活かして仕事がしたい場合
社会貢献をアピールする
私が貴社を志望した理由は、ニッケル酸リチウムの世界トップシェアを誇る貴社で、研究開発に携わりたいと考えたからです。
私は大学で、ニッケル酸リチウムで、従来の電池より安全性を高めた電池を開発することを目指した研究を行っていました。ニッケル酸リチウムに関心を持ったのは、日頃何気なく使っていた電池に込められた仕組みと、小さな電池の中に化学や技術の粋が込められていることに感動したからです。化学や技術は、第一線の研究室ではなく、広く一般の生活に浸透してこそ価値があると考えています。
この考えは、化学で社会貢献を目指す貴社の理念とも合致していると考えています。化学技術を社会に浸透させることを目指す貴社で研究に勤しみ、尊敬する貴社の一員として、世界の脱炭素化に貢献したいです。
グローバルに活躍したい
私は、貴社の優れた製造技術によって造られた鋼材のシェアを世界中に広げたいと思い、貴社を志望しました。
私は幼いころから鋼材に興味があり、大学では◎◎◎◎の研究を行いました。研究の道ではなく営業を志したのは、日本の鉄鋼は銑鉄生産量では世界3位でありながら、機能性という長所があり、よりグローバルなフィールドで活用されるポテンシャルがあると考えているからです。
中でも、貴社の鋼材は機能性に優れており、国外で広くシェアを獲得できる質の良さがあります。
私は1年間の留学経験もあり、英語での会話に不自由することはありません。留学では言語だけでなく、相手の文化を尊重しあうコミュニケーションを学びました。この特技を活かして、貴社の機能性に優れた鋼材をより多くの国に届けたいと思っています。
チームワークを活かして仕事がしたい
私は、次世代自動車の可能性に感動したことから、次世代自動車に関わる技術開発のパイオニアである貴社を志望しました。
大学では高機能ガラスの強度について研究しており、この経験を活かして、貴社の技術開発に貢献できると考えています。私が目指すのは、次世代自動車の安全性を高め、地球環境に優しい高機能ガラスの開発です。私の夢は、SDGsにも熱心で、◎◎◎◎の技術開発にいち早く取り組んできた貴社でなければ実現できないと考えています。
私は小学生から大学までソフトボールを続けて、高校と大学では部長を務めました。プレーでトップに立てる実力はありませんでしたが、粘り強さと周囲を盛り上げ、団結させるチームワークには自信があります。
入社後は、技術革新へ挑戦した結果である御社の製品に誇りを持ち、持ち前の協調性と粘り強さでもって、チームの一員として貴社の事業に貢献していきたいです。
素材メーカーに関するよくある質問

ここでは、素材メーカーを志望する学生のよくある質問をまとめました。
素材メーカーの平均年収は?
素材メーカーは、一般的に平均年収が高い業界の一つです。
大手企業では年収1,000万円を超える企業もあり、技術力や事業規模によっても差があります。特に大手素材メーカーは、安定した収益基盤を持つ企業が多いことも特徴です。
素材メーカーは理系でないと入れない?
理系が多い業界ですが、文系だから入れないわけではありません。
研究開発や生産技術などは理系の専門知識が活かされますが、営業・人事・経理・企画などは文系出身者も活躍しています。理系学生は専門性を活かせる選択肢が多いことが魅力です。
素材メーカーの将来性は?
脱炭素・EV化・半導体需要の拡大などにより、高機能素材への需要は今後も期待できます。
素材はさまざまな製品の土台となるため、社会の変化に合わせて新たな需要が生まれやすい分野です。
特に、独自技術や高いシェアを持つ企業は、競争優位性を維持しやすいでしょう。
素材メーカーと化学メーカーとの違いは?
素材メーカーは、金属・樹脂・ガラス・繊維など「製品の材料となるもの」を幅広く扱います。一方、化学メーカーは、化学反応や化学技術を用いて原料・化学品・樹脂・医薬品などを製造します。
両者の領域は重なる部分も多く、素材メーカーの中に化学メーカーが含まれるケースもあります。
まとめ
素材メーカーに興味を持ったら、まずは自分の専攻や研究内容をどのような仕事で活かせるのかを考えてみましょう。企業によって扱う素材や技術領域、仕事内容は大きく異なるため、業界名だけでなく「どんな技術に関われるのか」という視点で企業を比較することが大切です。
素材メーカーへの就職に興味を持ったら、まず自分の研究内容や専攻から企業を探すだけでなく、「自分が身につけた知識・スキル→企業が持つ技術→募集されている職種」の順番で接点を探してみましょう。
たとえば、大学で材料の耐久性を研究している場合、その知識を直接活かせる企業だけが候補ではありません。さらに、実験計画やデータ分析、原因究明などの経験を活かせる研究開発・品質管理・生産技術職まで選択肢を広げられます。
志望動機を考える際も、「なぜ素材メーカーなのか→なぜその素材・事業なのか→なぜその企業なのか→自分の経験をどう活かすのか」と順番に整理すると、企業ごとの差が伝わる内容にしやすくなります。
なお、理系学生向け就活サービス「TECH OFFER」では、専攻や研究分野などを登録することで、関心を持つ企業からオファーを受け取れます。素材メーカーを含め、自分では見つけにくかった企業と出会える可能性があるのもポイントです。素材メーカーを就職先の選択肢として考えている理系学生は、「TECH OFFER」も活用しながら、自分の専門性を活かせる企業を探してみてはいかがでしょうか。










