こんにちは。理系学生情報局です。

就活に強いイメージがある、電気電子工学科。皆さんは就活に強いと言われる理由や、電気工学科生が活躍できる具体的な業界をご存じでしょうか?

求められる業界の幅の広さからも、就活に強い理由が分かるでしょう。本記事では活躍できる業界とともに、就活における注意点や電気工学科生にぴったりの就活の進め方までを知ることが可能です。

今回は、就活を進める際の参考にできるよう「就職に強い電気電子工学科生が活躍できる業界や就活の進め方 」を徹底解説します。

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就職に強い電気電子工学科

就職に強い電気電子工学科

電気電子工学科がなぜ就活に強いと言われているのか、その具体的な理由を整理していきます。

電気電子工学の需要が高い

電気や電子の計測や電子回路の設計など、多くの製品技術に必要な知識をもっていることから、電気電子工学生の需要は安定して高い状態にあります。企業がもっている製品力は、電気電子工学の知識や技術力に直結しているとも言えるもの。そのため、多くの企業が優秀な人材を求めているのです。

また、近年ではスマホやPCなど幅広い電子機器に使用される、半導体の需要が高まっています。そのことも影響し、電気電子工学の分野に明るい学生の需要もさらに高まりを見せています。このような社会的背景もあり、電気電子工学は就活が強いと言われているようです。

推薦での入社も多い

電気電子工学科が就活に強いと言われるのは、推薦入社がしやすいことにあります。他の学科生に比べ、電気電子工学科のある大学は企業との繋がりが強いことが、推薦入社しやすい理由。優秀な人材の入社実績がある大学からの推薦は、企業も積極的に受ける傾向にあります。電気電子工学科生は、就活において大きなアドバンテージがあると言っていいでしょう。

専門性が高く採用しやすい

専門性分野が明確であるため、企業の採用ニーズにマッチしやすいのも就活に強い理由のひとつです。また、研究実績などから専門性の高さをはかることも可能で、企業が必要なレベルの人材にアプローチしやすいことも、内定に繋がりやすいポイントとなっています。電気電子工学科の専門性は、企業から就活生へオファーする、逆オファー型求人を利用する場合も有利になるはずです。

応用が効きやすい

数学や物理、生物学や化学を基礎としているため、応用が利きやすいことも就活に有利な点です。例えば研究分野は専門性に特化した内容でも、その研究に必要な知識やスキルを活用すれば、選択できる職種はさらに広がります。幅広い分野で活用できる基礎的な知識を学ぶ機会が多い学科ですので、学んだことを細かく分解して就活に生かせる点も、就活が強い理由のひとつです。

電気電子工学科生が活躍できる業界

電気電子工学科生が活躍できる業界

では、電気電子工学科生が実際に活躍できる業界を整理していきます。

電気設備/電気通信工事

住宅やビルなどの電気設備や、電気通信に関する工事業を営む企業で活躍することが可能です。企業によって工事の範囲は異なりますが、ほぼすべての受託や施設で電気や通信工事のニーズはあります。公共設備も含めると活躍の場は非常に多くあり、長く続けられる仕事だと言えるでしょう。経験を積んで、独立起業するケースも多い傾向にある業種です。

インフラ系企業

水道や電力、ガスなどのインフラ系企業も、電気電子工学科生が活躍できる業界の一ひとつです。近年ではエネルギー不足の問題が話題に上ることも多いですが、生活に欠かせない設備を守る業界とあって、まだまだ安定感は抜群だと言えます

これらの日常生活に必要なインフラのほか、飛行機・バス・鉄道などの交通系インフラ業界での活躍も可能です。それぞれの企業・業界ごとに必要とされている人材は異なりますので、求人をチェックして自身の分野・スキルと合致するかを確認すると良いでしょう。

メーカー

製品を製造・提供するメーカーでも、幅広い活躍の場があります。メーカーの具体例としては、自動車メーカー・住宅メーカー・食品メーカー・半導体、精密機器メーカー・鉄鋼、金属メーカー・化学メーカーなど。希望の働き方や自身のスキルにマッチした企業で働けば、より快適に専門性を活かした就職が可能です。メーカーは電気電子工学科生の就職先としても、比較的高い人気を誇っています。

公務員

公務員も電気工学科生の就職先として、人気の高い業種です。大学で培った技術を活用するのであれば、公務員技術職という職種が一般的。地方公共団体が設置している研究機関などに勤務し、自治体運営などに必要な研究に従事します。また、教員免許を取得していれば数学や化学などの教師を目指すことも可能です。安定した環境で研究や教育の専門性を発揮できる業種だと言えます。

商社など一般企業

チャレンジしてみたい仕事があれば、分野外の商社などで働くことも可能です。仮に文系の職種しかない場合も、募集要項に合致する人物であればまったく問題はありません。営業や事務、広報・人事のような仕事でも、やる気次第では充分に活躍できます。就職候補企業の選択肢が少ないと感じる場合は、分野外の業界を視野に入れることも良策です。

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電気電子工学科生の就活の注意点

電気電子工学科生の就活の注意点

就活に強い電気電子工学科生だとしても、就活における注意点はあります。注意すべきことをしっかりと把握したうえで、就活を進めていきましょう。

就活に強いとはいえ基本は大切

電気電子工学科生とはいえ、就活時の基本的な注意点は変わりません。挨拶や面接時の受け答え、言葉遣いや入社意欲など、企業側はスキルや専門性とは別に人間性などもみています。どんなにスキルが高くても、入社後に活躍できそうもない人材に内定をだすことはありません。

だからこそ、電気電子工学科生としての強みをしっかり把握したうえで、基本的な対応を身につけておくことが必要です。入社後に円滑に仕事を進めるためにも、社会人としての基本スキルを学んでおくと良いでしょう。

就活の準備はしっかりと

推薦入社の場合は特に、入社後の実力に注目が集まるものです。そのため、入社後に力を発揮できるよう、事前準備をしておくことも大切だと言えます。心やスキルの準備をしておけば、後は意識し過ぎず平常心で進めるだけです。本来の実力が発揮できるよう、準備を整えておきましょう。

自分がしたいことを明確にしておく

企業の選択肢が多い電気電子工学科生だからこそ、やりたいことや挑戦したい仕事を明確にしておく必要があります。複数の企業からオファーが届いた際になんとなく決めて、後悔しないために自分の「やりたい」をみつけておきましょう。

アピールしなければ見つけて貰えない

以前は就活生が企業へエントリーする方法のみでしたが、現代の就活は企業からもオファーを貰えます。そのため、利用すべきツールを活用して、しっかりとアピールすることも大切です。

想定していない業界に、自分にぴったりの企業があるケースも多いもの。登録をしておけば企業からオファーが届く、逆オファー型就活サービスなどを活用し、自身の存在をアピールしておくことが大切です。

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電気電子工学科生の具体的な就活方法

電気電子工学科生の具体的な就活方法

では最後に、電気電子工学科生の就活方法を整理しておきます。就活方法の選択を把握したうえで、自身に最適なものをチョイスするのにお役立てください。

大学の推薦

電気電子工学科生は、大学の推薦を活用するのも良い方法です。推薦を活用する場合は、必要単位やエントリー期限にも充分注意するなど、早めから準備しておくことが大切。OB・OG訪問と併せて活用すると、企業内の雰囲気もわかりやすいでしょう。

一般就活サービスの利用

リクナビやマイナビなどの大手就活サイトはエントリーも可能ですが、新卒を求める企業情報を集めるのにも非常に便利です。どんな業種の企業がどのような職種で働く人材を求めているのかなど、企業選定に使える内容を閲覧できます。企業研究の入口として使う場合もあるのが、一般の就活サービスです。

理系に特化した就活サービスの活用

一般の就活サービスは全就活生向けですが、理系就活生向けのサービスも少しづつ増え始めています。理系に特化したサービスのメリットは、企業と就活生のマッチングがしやすい点です。就活生側としても、理系学生を求めている企業のみを閲覧できるのは非常に便利。TECOFFERも理系就活生に特化したサービスですので、一度閲覧してみると利便性がはっきりとわかるでしょう。

逆オファー型サービスの活用

理系就活生向けサービスと同様に、企業から就活生のオファーできる「逆オファー型」就活サービスの利用も増えてきています。TECOFFERでは就活生のプロフィールを登録しておくだけで、企業からのオファーを受け取ることが可能です。

専門分野や希望する業界など、自分をプロフィール上でアピールしておくことで、あなたを求める企業からのオファーを受け取ることができます。就活を始めてまず登録しておけば、3ヶ月後・半年後に届くオファーが、就活の大きな助けとなることも。より多くの企業の目に触れるためにも、なるべく早めの登録をしておくことをおすすめします。

これだけは知っておきたいポイント(まとめ)

本記事では「電気電子工学科学生が活躍できる業界や就活の進め方 」について解説しました。業界の特徴や就活の手段についても、ご理解いただけましたでしょうか。できることは非常に多いですので、自身のやりたいことを見つめながら就活を進めていってください。

就職に強い電気電子工学科

①電気電子工学の需要が高い
②推薦での入社も多い
③専門性が高く採用しやすい
④応用が効きやすい

電気電子工学科生が活躍できる業界

①電気設備/電気通信工事
②インフラ系企業
③メーカー
④公務員
⑤商社

電気電子工学科生の就活の注意点

①就活に強いとはいえ基本は大切
②就活準備はしっかりと
③自分がしたいことを明確にしておく
④アピールしなければ見つけて貰えない           

電気電子工学科生の具体的な就活方法

①推薦
②一般就活サービスの利用
③理系に特化した就活サービスの活用
④逆オファー型サービスの活用