企業は採用を書類選考と面接で決めており、なかでも面接には大きなウェイトが置かれています。
面接でのパフォーマンスが合否を分けるといっても過言ではありません。
一方で、誰もが人前で上手く話せるわけではないため、面接に苦手意識を持つ方は一定数います。
面接で上手く話せないと自覚している方にとって、就活の面接は大きな悩みの種です。
今回は面接で上手く話せない方に向けて、対策方法と上手く話すコツを解説します。
面接で少しでも上手く話せるようになれば、志望動機や自己PRなどをより強くアピールできます。
面接で上手く話せるか不安な方は、ぜひ本記事を参考にしてください。
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面接で上手く話せないことの原因はさまざま
面接で上手く話せないと感じる原因はさまざまあり、対策を立てるには原因が何かを突き止める必要があります。
面接で上手く話すコツを解説する前に、本章では面接で上手く話せない原因を解説します。
面接で上手く話せない原因①:面接への準備不足
試験対策が不十分なまま試験に臨めば、試験で満足な回答をするのは難しいでしょう。
試験と同様に面接への準備が不足したままでは、上手に話すのは難しくなります。
面接では多くの質問がされるため、入念な準備が必要です。
面接で上手く話せない原因②:極度の緊張
普段上手に話せる方でも緊張する場面では頭が真っ白になり、上手く話せないことはよくあるケースです。
特に、就活の結果は人生の岐路となるため、押し寄せる緊張感も想像以上です。
周囲のプレッシャーや志望企業の面接など、さまざまな状況が重なり、就活面接では緊張で上手く話せない方は珍しくありません。
面接で上手く話せない原因③:自分の中で深掘りできていない
面接では学生の回答に対して、企業側がさらに深掘りして質問をするケースがあります。
より根本的なレベルでの回答が求められるため、上手く回答できない方は少なくありません。
深掘りされた質問に対応するためには、なぜなぜ分析や別角度からの分析など自身の考えをより深いレベルにすることが必要です。
面接が上手く話せない・言葉がまとまらない方向けの面接対策
本章では面接で上手く話せない、言葉がまとまらない方向けに面接対策を解説します。
紹介する方法を組み合わせて実践していただき、面接で上手く話せるように改善していきましょう。
面接の練習を繰り返す
身も蓋もない対策方法ですが、面接で上手く話せない方にとって、面接の練習を繰り返すことは一番シンプルかつ効果的です。
面接練習では、よくある質問への対策から始め、深掘りされた場合の対策など徐々にレベルを上げていきましょう。
単に受け答えを繰り返すだけでなく、模擬面接や面接官を変えるなど、バリエーションをつけるとさらに効果的な練習になります。
面接の練習を繰り返すことで面接への自信がつくため、堂々と回答できるようになります。
志望動機や就活の軸などを深掘りする
深掘りされた質問に回答するのは難しいため、あらかじめ志望動機や就活の軸などを深掘りして対策をしましょう。
志望動機や就活の軸を深掘りするには、定番のなぜなぜ分析がおすすめです。
なぜなぜ分析での深掘りは簡単ではありませんが、思考が深まることから、自身を見つめ直す良い機会になります。
考えながら話す訓練をする
就活の面接対策で回答を丸暗記する方がいますが、おすすめはできません。
回答を丸暗記すると、緊張で頭が真っ白になった瞬間に回答ができなくなるためです。
就活の面接対策としては、回答のキーポイントとなる部分だけを覚えて考えながら話す訓練をしましょう。
考えながら話す訓練をしていれば、キーポイントだけを覚えるだけとなり、最小限の準備で面接に臨めます。
また想定外の質問が来た時にも対応できるため、落ち着いて対処ができます。
現在の就活市場や自身の就活事情を冷静に振り返る
強い緊張から面接で上手く話せる自信のない方は、面接前に現在の状況を冷静に振り返ることをおすすめします。
たとえば、現在の就活市場の状況を確認しましょう。
次のチャンスがないとなると面接への緊張感が増しますが、現在の就活市場は売り手市場のため、次のチャンスは必ず訪れます。
今回の面接がダメでも次があると思えば、幾分かは緊張がほぐれるでしょう。
他にも、自身の就活状況を整理すると気持ちに余裕が生まれることもあります。
適度な緊張はパフォーマンスアップに欠かせないことを理解する
面接で緊張した経験から、緊張を「敵」と捉える方もいるかもしれませんが、緊張はむしろ「味方」になります。
人がベストなパフォーマンスを発揮できる状況は、適度に緊張感のある状況です。
緊張感が低すぎる状況では注意力が散漫になり、高すぎると焦りや力みが生まれます。
面接で緊張をすると、緊張しなければいいのにと考える方は少なくありません。
ですが、実際には最高のパフォーマンスをするのに緊張は欠かせない要素です。
面接前には緊張が「味方」になることを思い出して、緊張に対する見方を変えましょう。
自分なりのルーティンワークを見つけておく
面接で緊張をするのは面接が非日常的な行為のためであり、日常的な行為に近づけられれば緊張を和らげられるでしょう。
面接を日常的な行為に近づける方法としておすすめなのが、スポーツ選手などおこなうルーティンの確立です。
本番でも練習と同じ動作を取り入れれば、平常時と同じ気持ちで面接に臨めます。
たとえば、面接室に入る動作や順番を自分なりに確立して練習から実践しておけば、本番が練習の延長線上になります。
他にも、面接前に聴く音楽や面接前の食事などルーティンの形はさまざまあるため、自分なりの方法を見つけておきましょう。
面接直前には姿勢を正して深呼吸をする
深呼吸は緊張を和らげる方法として高い効果があるため、面接直前にはおこなうようにしましょう。
以下の内容をプラスすると、さらに深呼吸のリラックス効果が高まるため、おすすめです。
- ・背筋を伸ばして姿勢を正す
- ・息を吸うときは鼻からゆっくりと吸い込む
- ・息を吐くときは口からゆっくりと吐き出す
面接で上手く話すための3つのコツ
面接で上手く話せない方の中には、面接に合った話し方を知らないだけの可能性もあります。
本章では面接で上手く話すための3つのコツを解説します。
結論から端的に話す
面接で上手く話せない方の中には、何を先に話せばよいのか知らない方も少なくありません。
面接で話す際は、結論から端的に話すようにしましょう。
結論から端的に話すことは、会話する内容の「下情報」を相手に伝えることになるため、相手は話が理解しやすくなります。
面接でどのように話せばよいのか困っている方は、結論から話すことを意識するようにしましょう。
ゆっくりと話す
できるだけ多くのことを面接で伝えようとすると焦るため上手く話せないと感じる方は一定数います。
面接では焦って話をする必要はないため、ゆっくりとしたスピードで話しましょう。
上手く話せないと思っている方は、特にゆっくりとしたスピードで話し、一つひとつを丁寧に伝える意識を持つことをおすすめします。
身振り手振りを交えながら話す
面接で上手く話せない方は、身振り手振りを交えると表現の幅が広げられて話しやすいです。
たとえば、会話だけで物の大きさを伝えるのは難しいですが、手や腕全体で物の大きさを表現すれば、相手に伝わりやすくなります。
上手く話すことに自信がない方でも意思の疎通が図りやすくなるため、相手に自分の考えを伝えられます。
また、身振り手振りを入れると体を動かすことにもなり、緊張緩和につながる点でもおすすめです。
面接でよくある質問例一覧
面接で上手く話せない方の中には、面接への準備不足が原因の可能性があります。
以下の質問例は、面接でよくある質問になります。
よくある質問への対策をすることで、回答が思いつかないために上手く話せないなどの展開を避けるようにしましょう。
- ・長所と短所を教えてください
- ・趣味は何ですか
- ・キャリアプランを教えてください
- ・学生時代に頑張ったことは何ですか
- ・失敗体験や挫折の経験はありますか
- ・当社の強みと弱みを教えてください
- ・当社で実現したいことは何ですか
面接で上手く話せなかった場合にやるべきこと
面接で上手く話すのが苦手な方はもちろん、得意な方でも日によっては上手く話せなかった面接はあるでしょう。
本章では面接で上手く話せなかった場合にやるべきことを解説します。
面接中は切り替えて最後まで全力を尽くす
面接中に上手く話せなかったと落ち込み、面接全体のパフォーマンスが下がると合格の可能性が下がります。
一度や二度、質問に上手く答えられなかったとしても面接中は切り替えて最後まで全力を尽くしましょう。
面接全体で良いパフォーマンスを発揮できていた場合には、合格の可能性は十分にあります。
面接で上手く話せなかったとしても落ち込み過ぎない
面接後に振り返りをおこない、上手く話せなかったとひどく落ち込む方もいるかもしれません。
振り返りで反省をすることは重要ですが、落ち込み過ぎないようにしましょう。
就職先が決まっていない場合は就職活動が続きますが、メンタルが下がったままの状態では次の面接や選考対策に悪影響を及ぼします。
反省をした後は、気持ちを切り替えて次の面接に集中しましょう。
お礼メールを送る
既に終わった面接の印象を大きく変えられませんが、お礼メールを送ることで少しでも良い印象を持ってもらえる可能性は上がります。
面接で上手く話せなかったと感じる場合には、面接のお礼メールを送って合格の可能性を少しでも上げましょう。
面接で上手く話せないことに関するよくある質問
面接で上手く話せないと悩む方は非常に多く、さまざまな疑問を抱えています。
本章では面接で上手く話せないことに関して、よくある質問を解説します。
面接では考えながら話せないがどうしたらいい?
ある程度の訓練を積むことが前提にはなりますが、会話のテンポを落とすと考えながら話しやすくなります。
とりあえずで会話を始めると会話に合わせて内容を考える必要が出てくるため、考えることが難しくなります。
まず、考えることを先決にして話す内容が決まってから話をしましょう。
会話のテンポを上げると考える時間が取りにくくなるため、会話のテンポを落とすことをおすすめします。
面接で上手く話せなかったら落ちるのか?
面接で上手く話せなかったとしても、落ちるとは限りません。
前提として、企業は学生に会話の上手さも求めているわけではありません。
どのような考えで志望したのか、どの点が強みなのかが知りたい内容です。
もちろん例外もありますが、上手く話せなくとも自身の考えが企業に伝われば合格の可能性は十分にあります。
面接で上手く話せない・黙ってしまったけど、受かった例や合格した例はある?
面接で上手く話せない・黙ってしまったけど、受かった例や合格した例はもちろんあります。
先ほども説明したとおり、企業は学生に会話の上手さを求めているわけではありません。
話下手だったとしても、学生の考えを理解できれば合格の判定を下すことはあります。
また、一つの質問に上手く答えられなかったとしても面接全体のパフォーマンスが良ければ、合格の可能性は十分にあります。
まとめ
今回は面接で上手く話せない方に向けて、対策方法と上手く話すコツを解説しました。
今回解説した内容をまとめると以下のとおりです。
- ・面接の準備不足や緊張が面接で上手く話せないことにつながる
- ・面接で上手く話せない方ができる対策は数多くある
- ・「結論から話すこと」と「ゆっくり話すこと」は面接で上手く話すためのコツ
面接が上手く話せないために、面接を苦手としている方は少なくありません。
ぜひ本記事を参考に面接で上手く話せるように対策をして、内定獲得を目指しましょう。
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