こんにちは。理系就活情報局です。
「情報系は就職に弱い」と耳にしたことがある人もいるかもしれません。
IT人材の需要は年々増加しており、専門性を活かせる多彩な選択肢がありますが、、業界特有の課題もあるため進路選びには注意が必要です。
本記事では情報系の学部や職種の特徴、人気業界、就職事情を分かりやすく整理しながら情報系学生が知っておくべきポイントを解説します。
情報系学生の就職事情とは?

さまざまな専門分野の学生がいる中で、情報系の学生が就活市場でどのような立ち位置なのかは気になるポイントです。
情報系学生の強みや人気の業界を解説する前に、本章では情報系学生の就活事情を解説します。
就活市場における情報系学生の立ち位置を把握して、有利に立ち回れるようにしましょう。
情報系の学部には理系と文系がある
情報学部は、理系と文系の2つに大きく分けられます。
理系の情報学部では、プログラミングスキルやネットワークの仕組みなどが主な学習対象です。
一方、文系の情報学部では、社会で情報技術をどのように扱うかを学び、メディア系・情報社会学が文系の情報学部に含まれます。
理系は技術、文系は理論を学ぶ学部と考えると良いでしょう。
情報系の就職率は95%超えるほど高い
情報系は企業のIT化が進む今、どの業界からも求められる分野です。
情報系人材への需要の高さはデータにも表れており、中でも就職に強い大学の事例として東京理科大学のデータを見ると、就職率は95%を超えている状況です。
情報工学(修士了)の就職率
- ・2024年度(2025年3月修了)の就職率:97.1%
- ・2023年度(2024年3月修了)の就職率:95.7%
- ・2022年度(2023年3月修了)の就職率:100.0%
もちろん大学によって就職率に違いはありますが、全体的な傾向として上記の傾向にあると考えてよいでしょう。
同時に情報系はシステム開発、データ分析、インフラ整備、ITコンサルなど理系職種の中でも選択肢が多く、年収水準も高めです。
IT業界に限らず、金融、メーカー、官公庁などあらゆる業界で活躍の場があります。
技術職だけでなく企画系や営業職などにも展開しやすく就職に強い分野で、求人数も多いため、しっかり準備すれば十分に戦える学部です。
参考:東京理科大学 2024年度(2025年3月修了) 大学院研究科・専攻(修士課程) 進路状況
参考:東京理科大学 2023年度(2024年3月修了) 大学院研究科・専攻(修士課程) 進路状況
参考:東京理科大学 2022年度(2023年3月修了) 大学院研究科・専攻(修士課程) 進路状況
情報系学生が就職で評価される強み

本章では情報系の学生が就職で評価される強みを解説します。
情報系の学生は就職に強いとされていますが、どのような特徴が高い評価につながっているのかを把握しておいた方がよいでしょう。
情報系の学生が持つ強みを理解しておけば、強みを生かしたアプローチができるようになります。
専門的な知識・技術力
情報系の学生が持つ強みとして真っ先に挙げられるのは、情報系の知識や技術力です。
具体的には、プログラミングスキルやシステムの開発環境を構築するスキル、ハードウェアの知識などが情報系ならではの知識やスキルになります。
大学・大学院時代に高度な情報系の知識やスキルを身につけていれば、多くの企業から引き合いがあるでしょう。
仮に、情報系以外の業界・企業に進むことになった場合もITの利用が当たり前になっているため、身につけた知識やスキルを活かせます。
高い学習意欲や探究心
情報系の分野は日進月歩であり、今日の最新技術が明日も最新とは限りません。
情報系の学生は技術が成長するスピードを理解しているため、日々の学習を積み重ねる習慣が身についています。
社会に出てからもスキルアップは必要であり、情報系の学生が持つ学習意欲の高さは高く評価されます。
学習意欲の高さに加えて、専門知識やスキルを突き詰められる探求心の高さも多くの企業から評価を得ている強みの一つです。
情報系では専門性の高さが人材としての強みになるため、多くの学生が各分野を突き詰めています。
情報収集能力と論理的思考力
情報系の業界では日々多くの情報が出回っており、玉石混交の状態です。
情報系の学生は数多くの情報の中から、自身に必要な情報のみを収集する能力に長けています。
情報系の業界ではユーザーの声に応えて素早い行動が求められるため、必要な情報のみを選別する力は情報系の業界で欠かせない能力です。
また、プログラミングやアプリの設計に欠かせない論理的思考力を身につけているこ点も高い評価を得ています。
論理的思考力を身につけるには中長期的な鍛錬が必要であり、学生の間に身につけていることは大きなアドバンテージになります。
コミュニケーション能力
昨今のシステム開発は複雑化・高度化が増しており、一人でシステムを作り上げることはできません。
情報系の学生は昨今のシステム開発の事情を理解しているため、チーム開発に必要なコミュニケーション力を養っています。
社内はもちろん社外との協業でプロジェクトが成り立つことも珍しくなく、コミュニケーション力を持つ学生は高い評価を受けられます。
一昔前までは情報系の学生にコミュニケーション力を求める企業は少なかったですが、昨今では事情が異なっており、意思疎通を図る力も必要です。
情報系の業界では、年齢に関係なく重要なポジションに就くケースもあります。そのため、高いコミュニケーション力をアピールできると即戦力クラスとして評価を得られます。
情報系学生に人気の業界5選

IT・通信業界
情報系学生に人気の業界1つ目は、IT・通信業界です。
情報社会となった現在、私たちの生活にはITシステム・スマートフォンが当たり前のように存在しています。
IT・通信業界の市場規模は年々拡大しており、先端技術の推進やイノベーションがめざましく、今後も大きな成長が期待されます。
IT・通信業界の魅力は、「成長力があり、需要が絶える心配がない安定性」です。
また、「時代の最先端を行く先進的な仕事ができる」ことも、情報系学生から人気を集める理由です。
就職先例:NTTデータ・楽天グループ・富士通・KDDI・NTTドコモ・ソフトバンク など
メーカー業界
情報系学生に人気の業界2つ目は、メーカー業界です。
モノづくりが好きな理系就活生の方は、自分が携わった製品が世に出るメーカーをオススメします。
情報系のスキルが活かせるメーカーは、「自動車・自動車部品」から「鉄鋼」「化学」「精密機械」「食品」など、多様に存在します。
自分の専門性が活かせるメーカーを選ぶのはもちろんのこと、自分にとって思い入れのある製品を生み出した企業を志望するのも良いでしょう。
就職先例:日立製作所・日産自動車・ソニー・キヤノン・明治製菓 など
コンサル業界
情報系学生に人気の業界3つ目は、コンサル業界です。
経営コンサルタントの倒産が過去最多を記録するなど厳しいニュースも聞こえてきますが、コンサル業界全体の市場規模は拡大傾向にあります。
コンサル業界の魅力は、企業経営にインパクトを残せるやりがいです。
さまざまな企業や案件に携わることで豊富な経験が積める点も、コンサル業界の魅力です。
就職先例:マッキンゼー・ボストンコンサルティンググループ・アクセンチュアなど
シンクタンク
情報系学生に人気の業界4つ目は、シンクタンクです。
シンクタンクとは特定の課題に対して、分析や解決策の提示、予測データの算出などをおこなう機関になります。
シンクタンクの魅力は、課題解決に貢献できるやりがいです。
シンクタンクに依頼される課題はクライアントだけでは解決できないものであり、貢献できた際には大きな達成感を得られます。
就職先例:野村総合研究所・三菱総合研究所・日本総合研究所 など
金融業界
情報系学生に人気の業界5つ目は、金融業界です。
一見情報系とは関係のない印象があるかもしれませんが、銀行・証券会社・損害保険会社・クレジットカード会社など、ビッグデータを扱う金融業界は、理系人材のニーズが高い業界です。
金融業界は、プログラミングスキルを活かしてシステムを開発したり、コンサルティングを行ったりなど、情報系学生が活躍できる場が多くあります。
金融業界は、自分の能力を活かして大きな仕事をしたい方にオススメです。
就職先例:東京海上日動火災保険・三井住友ファイナンス&リース・JCB・野村證券・信金中央 など
情報系学生に人気の職種9選

情報系学生に人気の職種は多岐にわたります。まずは以下の比較表で、自分に合いそうな職種の目星をつけてみましょう。
| 職種 | 主な仕事内容 | こんな人におすすめ |
| システムエンジニア | 顧客の要望を聞き、設計・開発・運用まで一貫して担当 | コミュニケーションを取りながらモノづくりがしたい人 |
| AIエンジニア | 機械学習やディープラーニングを活用したAI実装 | 最先端技術の実装や数学・統計学が得意な人 |
| WEB系エンジニア | WebサイトやWebアプリの設計・開発 | 新しい技術トレンドを追うのが好きで変化を楽しめる人 |
| データサイエンティスト | ビッグデータを分析し、経営戦略や課題解決に活用 | 数字に強く、論理的な思考でビジネス課題を解決したい人 |
| ITコンサルタント | ITを活用して企業の経営課題を解決・提案 | 経営視点を持ち、人とコミュニケーションを取るのが好きな人 |
| 研究開発職 | 新たなシステムやハードウェアの技術開発 | 一つの物事に徹底的に取り組み、技術を突き詰めたい人 |
| インフラエンジニア | サーバーやネットワークなどIT基盤の構築・運用 | 責任感が強く、地道で堅実な仕事に達成感を感じる人 |
| ネットワークエンジニア | 通信インフラの設計・構築・保守・監視 | 社会インフラを支える安定性や責任ある仕事がしたい人 |
| セキュリティエンジニア | サイバー攻撃や情報漏洩からシステムを守る | 分析力があり、社会的な使命感を持って働きたい人 |
| 社内SE | 自社の情報システム部門での企画・開発・運用 | 自社ビジネスに貢献したい人やワークライフバランス重視の人 |
システムエンジニア
システムエンジニアは、クライアントの要望をヒアリングして仕様書や設計書を作成し、開発から運用まで一貫して手掛ける仕事です。
プログラミングスキルが必要なことは言うまでもありませんが、クライアントや他のエンジニアとやり取りを行うため、コミュニケーション能力が求められます。
システムエンジニアが所属する会社には、システム開発を請け負う「Sler」と、システムエンジニアを必要とする会社に自社のシステムエンジニアを派遣する「SES」の2種があります。
「Sler」と「SES」のどちらに所属するかで仕事内容も変わってきますので、自分のキャリアプランと相談して志望企業を決めましょう。
AIエンジニア
AIエンジニアは、機械学習や深層学習などの技術を活用して製品やサービスにAIを実装する仕事です。
Pythonなどのプログラミングスキルに加えて、統計学やデータ処理、アルゴリズムの理解が不可欠です。
AIは今後も伸び続ける分野であり、さまざまな業界で応用が進んでいます。
最先端の研究成果を社会実装につなげたい志向を持つ情報系学生から人気を集めています。
WEB系エンジニア
WEB系エンジニアは文字どおり、WebサイトやWebアプリを設計・開発をおこなうエンジニアです。
WEB系エンジニアは、ユーザーの目に触れるフロントエンドと実際の処理機能を担当するバックエンドに分かれます。
WEB系は技術的な進歩やトレンドの移り変わりが速いため、情報収集力と新しい物を吸収する姿勢が常に求められます。
「新しい物が好き」「できる仕事を増やしたい」方には向いている職種です。
データサイエンティスト
データサイエンティストは企業に蓄積された膨大なデータを分析し、経営戦略やサービス改善に役立てる仕事です。
統計解析・機械学習・データベースの知識に加えて、課題発見力やビジネス視点も求められます。
高度な分析スキルを持つ人材は非常に貴重で、データサイエンティストは年収も高水準です。
情報系の中でも理数系に強く、論理的な思考が得意な学生に向いている職種です。
ITコンサルタント
ITコンサルタントは、顧客が抱える経営課題をリサーチし、ITシステムやソフトウェアの導入による解決案を提案する仕事です。
クライアントが抱える問題点をヒアリングするところからスタートするため、ITコンサルタントにはコミュニケーション能力が不可欠です。
また、経営課題を解決に導く提案をするためには、ITスキルだけでなくクライアントの業界にも詳しくなければなりません。
「人とコミュニケーションを取ることが好き」「やりがいを感じる仕事がしたい」方に向いています。
研究開発職
情報系の開発職は、企業に所属して新たなシステムやハードウェア・ソフトウェアの開発を行う仕事です。
開発する製品は所属する企業で異なり、スマートフォンのハードウェアやアプリケーション、人工知能など多岐にわたります。
開発する製品の種類によっては数年に及ぶプロジェクトになることもあり、成果がでるまで時間がかかる場合もあります。そのため、「一つの物事に徹底的に取り組みたい」方に向いている職種です。
インフラエンジニア
インフラエンジニアはサーバーやストレージ、ネットワークなど企業のIT基盤を支える重要な役割を担います。
クラウド環境の整備や仮想化技術の導入など、安定したシステム運用を支えるスキルが求められます。
企業活動の土台を作る仕事であり、トラブル対応の責任は大きいですが、達成感も強い職種です。
地道で堅実な仕事が好きな人に向いており、将来的にはITアーキテクトなどへのキャリアパスもあります。
ネットワークエンジニア
ネットワークエンジニアは、社内外のシステムや通信を支えるインフラの設計・構築・運用を担当します。
ネットワークが正しく動作するように保守・監視することが主な業務で、障害時の対応力も必要です。
5Gやクラウドサービスの拡大で重要性がさらに高まっており、安定性や責任感のある仕事をしたい学生から支持されています。
セキュリティエンジニア
セキュリティエンジニアは、企業のシステムを守る防御策の設計や運用、脆弱性の診断や改善提案などが主な業務です。
サイバー攻撃や情報漏洩のリスクが高まる中、セキュリティエンジニアの需要は急増しています。
攻撃の傾向を読み取る分析力やリスクに対する高い意識が求められ、社会的な意義も大きく使命感を持って働ける点も人気の理由です。
情報系学生の就職に関するランキング

IT業界の新卒就職人気企業ランキング
就活の口コミサイト「みん就」に掲載された「IT業界新卒就職人気企業ランキング」のトップ10は以下の通りです。
| ランキング | 企業 |
| 1位 | NTTデータ |
| 2位 | 富士通 |
| 3位 | SCSK |
| 4位 | 伊藤忠テクノソリューションズ |
| 5位 | Sky |
| 6位 | オービック |
| 7位 | 日本電気(NEC) |
| 8位 | 富士ソフト |
| 9位 | 楽天グループ |
| 10位 | トヨタシステムズ |
(引用:みん就「IT業界新卒就職人気企業ランキング」)
ランキング上位にはNTTデータ、富士通、NECなどの企業が名を連ねています。
いずれも情報系出身者の就職先として定番であり、SIerやITコンサル、自社開発など多様な業態が含まれています。
特に、NTTグループやコンサル系は安定性とスキルアップの両立が可能な点で支持されているようです。
【なぜ大手SIerが上位なのか? 】
Web系ベンチャー企業の台頭も著しいですが、新卒採用においては教育体制の充実度や社会インフラに関わる大規模開発への関心が高い状態です。
安定してスキルを磨ける観点からも、NTTデータなどの大手SIerが依然として不動の人気を誇っています。
情報系職種の平均年収ランキング
転職支援サービス「doda」が発表した「情報系職種の平均年収ランキング」は以下の通りです。
| ランキング | 職種 | 平均年収(全体) |
| 1位 | プロジェクトマネージャー | 707万円 |
| 2位 | セキュリティコンサルタント | 649万円 |
| 3位 | プリセールス | 642万円 |
| 4位 | IT戦略/システム企画 | 614万円 |
| 5位 | ITコンサルタント | 601万円 |
| 6位 | 研究開発 | 587万円 |
| 7位 | データサイエンティスト | 539万円 |
| 8位 | セキュリティエンジニア | 497万円 |
| 9位 | システム開発/運用 | 489万円 |
| 10位 | パッケージ導入/運用 | 478万円 |
(引用:doda「情報系職種の平均年収ランキング」)
dodaの職種別年収ランキングを見ると、いわゆる上流工程の職種の平均年収が高い傾向にあります。
特にプロジェクトの責任者である「プロジェクトマネージャー」の年収が他職種を大きく引き離しています。
個別の職種でいえば、セキュリティ系の職種が全体的に年収が高い傾向です。
一般的なエンジニア職より専門性が求められるため、専門性に応じた年収になっているといえるでしょう。
【プロジェクトマネージャーの年収が高い理由】
プロジェクトマネージャーが1位の理由は、技術力だけでなく予算管理やクライアント折衝などのビジネススキルと責任が問われるためです。プロジェクトマネージャーのスキルは市場における希少性が高く、その分だけ報酬も高水準に設定されています。
有名企業への就職に強い大学ランキング
経済情報を扱う東洋経済オンラインが発表している「有名企業への就職に強い大学」ランキングのトップ10は以下の通りです。
| ランキング | 大学 |
| 1位 | 豊田工業大学 |
| 2位 | 東京工業大学(現東京科学大学) |
| 3位 | 一橋大学 |
| 4位 | 名古屋工業大学 |
| 5位 | 東京理科大学 |
| 6位 | 慶應義塾大学 |
| 7位 | 電気通信大学 |
| 8位 | 九州工業大学 |
| 9位 | 早稲田大学 |
| 10位 | 大阪大学 |
東洋経済の「有名企業への就職に強い大学」ランキングでは、豊田工業大学、東京工業大学、電気通信大学、東京理科大学などの工科系・理系大学が上位を占めています。
上記の大学は情報系や工学系に強く、トヨタやNTTグループなど技術志向の大手企業への就職率が高い大学です。
上記の大学が就職に強い背景には、理系特有の学校推薦制度の影響も大きく関係しています。
歴史ある工業大学や国立大学は大手メーカーとの結びつきが強く、研究室ごとに推薦枠を持っている点が高い就職実績を支える要因の一つです。
「情報系はやめとけ」と言われる3つの理由

技術の変化が速く勉強し続ける必要がある
情報系は技術の進化が速いため、社会人になってからも学び続ける姿勢が求められます。
新しい言語やツール、フレームワークが次々に登場し、5年前の知識が通用しないことも珍しくありません。
そうした変化に柔軟に対応できる人には向いていますが、安定志向の人にはハードルが高く感じられることもあります。
しかし、逆に言えば、個人の学習が直接キャリアの強みになる分野が情報系です。
たとえば、技術共有サービスでのアウトプットやGitHubでのコード公開は就活でポートフォリオとして評価されます。
上記のような技術的なインプットとアウトプットを趣味のように楽しめる人であれば、変化の速さはむしろ武器になります。
人材不足で激務になりがち
IT人材の需要は高まる一方で、現場は慢性的な人手不足です。
特に開発現場では納期が厳しく、残業や休日対応が発生するケースもあります。
実際に転職支援サービス「リクルートエージェント」が調査したデータによると、残業時間の多い職種にIT系の仕事が多く含まれています。
ただし、すべての職場が忙しいわけではなく、働き方改革が進んでいる企業も増えています。
忙しさの中にもやりがいや達成感を見いだせる人には向いていますが、ワークライフバランスを重視する人は企業ごとの働き方をよく調べましょう。
参考:リクルートエージェント 転職関連アンケート調査 平均残業時間
AIによる代替の可能性がある
AI技術の進化により、定型業務の一部は自動化されつつあります。
情報系の中でも、単純なコーディング業務や運用保守はAIに代替されるリスクが高いです。
ただし、AIを開発・活用する側に回れば、その技術はむしろチャンスになります。
重要なのは、道具としてのAIを理解し企画や設計などより創造性の高い分野にスキルを伸ばしていくことです。
情報系学生が就活を成功させるポイント

スキル・資格や経験をアピールする
企業は情報系の学生に専門性の高さを求めているため、スキルや経験・資格をアピールするようにしましょう。
アピールすべきポイントは、企業や受ける職種で変えるとより効果的です。
たとえば、プログラマーの場合はコーディングスキルや作成したコードに加え、「どのような狙いでコーディングをしたのか」もアピールしましょう。
自身のアピールポイントがわからない場合は、今までの学生生活を丁寧に振り返ると見つけやすくなります。
学習意欲や論理的思考力をアピールする
情報系の業界は技術的な進化やトレンドの移り変わりが激しく就職後もスキルアップが必要になるため、学習意欲が高い点をアピールしましょう。
「どのようにスキルアップに取り組んでいるのか」を具体的にアピールできると、より強い印象を残せます。
情報系の職種には論理的思考力が必要になるため、論理的思考力の高さもアピールできるとさらに良い評価の獲得が可能です。
物事の矛盾に気づいたエピソードや課題を特定して解決に導いたエピソードがあると、論理的思考力の高さを示せます。
コミュニケーション能力を示す
昨今のシステム導入・開発はチームで取り組むため、コミュニケーション力をアピールするようにしましょう。
意見を調整して合意形成を成し遂げたエピソード、こまめに報連相を取り合ったエピソードがあるとより効果的です。
コミュニケーション力といえば、誰とでも分け隔てなく接する能力とのイメージがありますが、ビジネスで求められるスキルは少し異なります。
双方の意見を聞いて合意形成を得られる能力が評価される傾向にあるため、アピール内容は調整するようにしましょう。
オファー型サイト「TECH OFFER」を活用する
昨今では就活ナビサイトからの応募以外にも、企業にアプローチする方法は数多くあります。
メリット・デメリットが各々あるなかで、理系学生にはオファー型サイトの利用がおすすめです。
オファー型サイトとは、企業が自社の条件に合う学生を検索してオファーを送るタイプの就活サービスです。
理系学生は研究との並行で就活に割ける時間が少ないため、企業側が自分を見つけてくれるオファー型サイトの方が効率よく就活を進められます。
数多くのオファー型サイトの中で、理系学生におすすめなのが『TECH OFFER』です。
『TECH OFFER』は理系特化のオファー型サイトであり、情報系学生の採用を目指す企業も利用しています。
『TECH OFFER』の会員登録にかかる時間はたった5分であり、思わぬ企業との出会いが生まれる可能性があります。
ぜひこの機会に、『TECH OFFER』に登録してみてはいかがでしょうか。
情報系学生におすすめの資格

基本情報技術者試験
国家資格である基本情報技術者試験は、情報処理の基礎力を証明する資格として定番です。
ITパスポートよりも専門性が高く、開発やインフラ職を目指す学生には特におすすめです。
IT用語、アルゴリズム、ネットワークなど幅広くカバーされており、就活でも「基礎は理解している」と見なされます。
応用情報技術者試験
応用情報技術者試験は、基本情報の上位に位置する資格でより実践的な内容が求められます。
システム設計やプロジェクト管理、セキュリティなどの知識が問われるため、技術力だけでなく業務全体の流れを理解している人材として評価されやすいです。
将来的にPMやITコンサルを目指すなら、学生のうちに取得しておくと大きなアピールになります。
プログラミング能力を示す資格
プログラミングスキルをアピールしたいなら、具体的な資格で証明するのが効果的です。
たとえば、Pythonエンジニア認定試験やHTML5プロフェッショナル認定試験など、言語に特化した資格は開発職に強い印象を与えられます。
資格取得を通じて実務に近い経験を積むことで、入社後も即戦力として期待されやすくなります。
情報セキュリティマネジメント試験
情報セキュリティマネジメント試験は、システムの安全性を保つための知識を身につけられる資格で、特にインフラや社内SE志望の学生におすすめです。
セキュリティ意識の高さはどの職種でも歓迎されるため、IT以外の分野でも役立つ資格です。
Java SE認定資格
Javaは多くの企業システムで採用されているため、Java SE認定資格は実践的な評価につながりやすいです。
特に、エンタープライズ系やアプリ開発を志望する学生にとってはコードを理解し書けることを示せる貴重な資格です。
実務経験がない学生でも一定の習熟度を証明できるため、就活における強力なアピール材料になります。
マイクロソフト認定資格
Microsoft AzureやMicrosoft 365などクラウドや業務ツールを扱う企業が増えている今、マイクロソフト認定資格(MCP)はインフラやクラウド分野での証明になります。
特に、Azure系の資格はクラウドエンジニアを目指す学生にとって有利で、企業側も即戦力として評価しやすくなります。マイクロソフト認定資格の取得には学習コストはかかるものの、実用性の高い資格です。
情報系の就職に関するよくある質問

IT系で1番稼げる職業は?
転職支援サービス「doda」が発表したデータによると、IT系で最も稼げる職業はプロジェクトマネージャー(平均年収:707万円)になります。
次点でセキュリティコンサルタント(平均年収:649万円)になります。
参考:doda「情報系職種の平均年収ランキング」
情報学部を卒業したら何になれる?
情報系以外の職種に就く選択肢もありますが、基本的には以下の職種となるケースが多くなります。
- ・プログラマー
- ・システムエンジニア
- ・フロントエンドエンジニア
- ・バックエンドエンジニア
- ・データエンジニア
- ・データサイエンティスト
- ・インフラエンジニア
- ・ネットワークエンジニア
おすすめのIT資格はありますか?
IT系の資格は数多くありますが、どの業界・企業でも使える汎用性の高い以下の資格がおすすめです。
- ・基本情報技術者試験
- ・応用情報技術者試験
- ・情報セキュリティマネジメント
各資格にはレベル差があるため、自身の知識やスキルに合わせて取得を目指しましょう。
情報系学生におすすめの将来性のある業界は?
情報系の学生におすすめの業界はIT業界です。
IT業界の規模は年々右肩上がりであり、今後も右肩上がりで続くことが予想されるためです。
IT業界で働くとスキルと経験が身につく、いわゆる手に職のある状態になるため、転職しやすくなります。
将来の不確定要素が大きいからこそ、IT業界に就職して生き残るために必要な知識やスキルを身につけましょう。
まとめ
情報系は就職がないどころか、今後ますます求められる分野です。
ただし、技術職ならではの課題もあり、正しい理解と準備が重要です。
自分の専門性や興味に合った企業を選び、資格やスキルを活かしながら変化に対応できる柔軟さと探究心を持って進んでいくことが、満足度の高いキャリアにつながります。






