こんにちは。理系就活情報局です。

就活の準備をしていると、大学のキャリアセンターやや新卒就活サイトなどで「業界研究セミナー」という言葉を聞くことがあります。

「業界研究セミナーに参加すると、どんなメリットがあるのだろう」

「就活関連のセミナーが色々あって、違いがよく分からない」

と考えている理系学生のために、今回は業界研究セミナーがどんなものなのか、参加することでどんなメリットがあるのか解説します。

これから業界研究セミナーに参加してみたい理系学生は、ぜひ参考にしてください。

▼あなたに合った企業の情報が届く▼
TECH OFFERで優良オファーを受け取る

業界研究セミナーの内容とは?合同企業説明会との違い

業界研究セミナーの内容とは?合同企業説明会との違い

業界研究セミナーは、その業界について説明するために開催されるセミナーです。

業界のトレンドや動向など、最新の情報を仕入れられるため、これから業界研究を始めようと考えている学生に向いています。

その一方で、合同企業説明会は「個別企業について知るためのセミナー」となります。

規模にもよりますが、業界を問わず多くの企業が参加しており、自社の事業内容やサービスについてアピールするものです。

いわば、個別企業説明会の集まりだと言えるでしょう。

業界研究セミナーの情報を得るには

業界研究セミナーの情報を得るには

では、業界研究セミナーの開催情報は、どこで入手できるのでしょうか。

大学のキャリアセンターに行く

大学のキャリアセンターでは、年間を通じて多くのセミナーや説明会・個別相談が開催されています。

特に、夏季インターンシップ参加のためのエントリーが始まる3回生・院1回生を対象に4~5月頃、そして就活本番を迎える前に当たる秋~冬頃に開催されます。

それ以外の時期にも、キャリア教育の一環として開催されることも珍しくありません。

低回生でも参加できる業界研究セミナーもあります。

また、オンラインで気軽に参加できる場合もあるでしょう。

特に理系学生は、3回生以降に研究室へ入ると学業と就活の両立が難しくなるため、1~2回生の頃から積極的にキャリアセンターで業界研究セミナーに参加してみることをおすすめします。

新卒就活サイトに登録する

新卒就活サイトに登録すると、業界研究セミナーの情報が届くようになります。

特に、理系学生が学部・学科を登録するとその専攻で採用実績のある企業が属している業界研究セミナーも届き、効率的に自分の専攻と近い業界を知ることが可能です。

また、TECH OFFERのようなオファー型サイトに登録しておくと、理系の就活に特化した情報を得やすく、効率的に就活を進めることができます。

自治体やハローワークの若者向け情報をチェックする

自治体やハローワークの若者向け情報にも、業界研究セミナーの情報があります。

大学のキャリアセンターや新卒就活サイトとは違う切り口の情報を得やすく、思ってもみなかったセミナーを見つけられるかもしれません。

違った視点からのアドバイスを得ることもできますので、メインは大学のキャリアセンターや新卒情報サイトを利用し、サブ情報として自治体・ハローワークの若者向け情報を活用すると選択肢が一気に広がる可能性があります。

余裕があれば、のぞいてみることをおすすめします。

業界研究セミナーに参加するメリット

業界研究セミナーに参加するメリット

業界研究セミナーに参加することでどのようなメリットが得られるのでしょうか。

業界の最新情報を得られる

業界の最新情報を入手できます。

その業界の最前線で働いている人の言葉ほど、説得力のあるものはありません。

インターネットやマスコミからでは得られない生の情報を直接聞ける機会は貴重で、自分で調べているだけでは得られない内容を多く聞けるでしょう。

また、疑問点があればその場で聞くことも可能です。

業界研究に費やす時間を短縮できるのも魅力の1つと言えるでしょう。

業界関係者から話を聞ける

日々、その業界で働いている人だからこそわかることもたくさんあります。

インターネットや書籍の情報は、多くの情報の一角でしかありません。

情報はすぐに古くなっていきますが、働いている人たちから発信される言葉は「今、その業界で起こっている最新情報」であることが多いので、非常に有意義な内容です。

知らなかった企業や職種に出会える可能性がある

知らなかった企業や職種に出会える可能性がある

業界研究セミナーに参加すると、その業界であまり知らなかった職種や企業に巡り合える可能性があります。

例えば、「ものづくり」というキーワード1つとっても、単純に製造業と考えるのではなく、研究から開発・製造・販売保守まで切り口は様々です。

私たちが知っている企業は、あくまでもほんの一部にすぎません。

商品を見たり、CMを見たりしたことがある企業に学生のエントリーが集中しますが、世の中には遥かに多くの企業が存在しています。

隠れた優良企業などと出会うきっかけとなることも多いため、積極的に業界セミナーに参加することが大切です。

インターンシップや選考情報を教えてもらえることがある

業界研究セミナーには、採用担当者が出席することも珍しくありません。

積極的な態度で話を聞き、質問することで好印象を持ってもらえるでしょう。

また、その場で最新のインターンシップ・選考情報を入手できる可能性もあります。

採用担当者と顔見知りになれれば、今後の選考本番で緊張せずに臨めるかもしれません。

また、採用担当者ではなく現場担当者が参加することもあります。

インターネットなどでは得られない生の情報に触れられるため、志望動機や自己PRを考える際に役立ちます。

オファー型リクルーティングサービスを活用「TECH OFFER」

理系学生に特化したオファー型就活サービスの活用も、おすすめです。

「TECH OFFER」は、登録をしておくことで、専門性や研究実績に目を留めた企業から直接、選考やインターンなどのオファーがもらえるサービスです。

上手に活用すれば、多くの企業とマッチングすることができ、効率的で幅広い就職活動につながります。

▼あなたに合った企業の情報が届く▼
TECH OFFERで優良オファーを受け取る

業界研究セミナーの参加方法

業界研究セミナーの参加方法

業界研究セミナーの参加はどうしたらできるのでしょうか。

キャリアセンターや新卒就活サイトからエントリー

キャリアセンターや新卒就活サイトが主催する場合は、基本的にエントリーが必要です。

エントリー期間は開催の数日前までというものが多いですが、開催形式によっては当日エントリーで参加できる場合があります。

もし、興味のある業界セミナーを見つけてエントリー期間が終わっていたとしても、参加できることもあるためあきらめずに問い合わせてみましょう。

そのセミナーは参加できなくても、違うセミナーを案内してもらえる可能性もあります。

受付窓口で申し込み

自治体やハローワーク関連のセミナーは、受付窓口で直接申し込むケースもあります。

インターネットからのエントリーに慣れていると、直接申し込むのは勇気がいるかもしれませんが、基本的に決められたフォームに記入するだけなので過度な心配はいりません。

ぜひ、遠慮せず興味のある業界研究セミナーには積極的に申し込みしましょう。

少しの勇気が、予想以上の結果につながる可能性もあるのです。

予約不要な場合は当日参加

予約なしで参加できる業界研究セミナーもあります。

開催規模の大きなものは、入退場自由というスタイルもあるため、タイミングが合えば積極的に参加することをおすすめします。

業界研究セミナーの参加マナーと活用方法

業界研究セミナーの参加マナーと活用方法

業界研究セミナー参加のマナーについて解説します。

服装に迷ったらスーツで参加する

基本的に、服装に迷った場合はスーツで参加しましょう。

大学が主催する学内セミナーで「私服で参加OK」とあらかじめわかっている場合は構いませんが、そうでない場合は採用担当者など社会人の方が参加するかもしれません。

オンラインであったとしても、画面に映る部分はスーツで参加するのが無難です。

担当者にできるだけ質問する

担当者には、できるだけ積極的に質問しましょう。

せっかく生の情報を直接聞くことができる機会なので、小さなことでも疑問に思うことがあれば積極的に聞くと好印象を残せるかもしれません。

また、質問した以上に詳しく回答してくれることもあります。

興味のある業界以外の話を積極的に聞く

興味のある業界以外のセミナーにも、時間がある限り積極的に参加しましょう。

専攻と関連のある業界や、やりたいことを扱っている業界のセミナーには積極的に参加しても、それ以外のセミナーに参加しない学生も多くいます。

学生が知っている企業や業界は、ほんの一握りです。

まだ知らない多くの業界や企業の中に、より自分に合った仕事が見つかる可能性だって十分あります。

知らない業界研究セミナーに参加し、視野を広げることは就活の選択肢を増やし、より自分に合った仕事を見つけるために必要なことです。

時間が許す限り、先入観を持たず気軽に参加してみることをおすすめします。

可能なら低学年の時から参加する

可能であれば、低学年から参加しましょう。

キャリアセンターのセミナーは、就活本番を迎えた学年向けのものが多いですが、希望すれば1〜2年の低学年でも参加できるものも少なくありません。

特に理系学生は、3回生または院1回生で研究室に入るタイミングと、就活準備が本格化する時期が重なります。

低学年のうちから、業界研究などできることを先行して進めておけば、学業との両立も効率よくできるのでおすすめです。

業界研究のテンプレート

業界研究のテンプレート

業界研究のテンプレートは、大学のキャリアセンターのサイトや、新卒就活サイトからダウンロードできることも多く、自分に合ったテンプレートを見つけて利用している人が多いです。

もちろん、自分なりにテンプレートを作って活用している学生もいます。

いくつかテンプレートを見比べて、自分なりにカスタマイズしてもいいでしょう。

まずはテンプレートを比較するところから始めてみることをおすすめします。

まとめ

この記事では、業界研究セミナーに参加するメリットや効果的な参加方法について解説してきました。

重要な点をおさらいします。

・業界研究セミナーは、業界の概要や今について体系的に知ることができる。

・業界研究セミナーの開催情報は、次の場所で得ることが可能。

1.大学のキャリアセンター
2.新卒就活サイトやオファー型サイト
3.自治体やハローワークの若者向け就活情報

・業界研究セミナーに参加すると、次のようなメリットがある

1.その業界の最新情報を最前線で働いている人から聞ける。
2.志望企業の絞り込みや、自己PR・志望動機を作る際、より説得力の高い内容にできる。
3.採用担当者が参加していた場合、インターンや選考情報などが得られる可能性がある。

・業界研究セミナーに参加する時のマナーや活用法

1.基本的にはスーツで参加する
2.積極的に質問する
3.できるだけ多くの業界研究セミナーに参加して視野を広げておく
4.低回生から参加し、研究室へ入った後の学業両立に向けた対策を取っておく