はじめまして、理系就活情報局です。
今回は、IT業界について徹底解説していきます!
「そもそもIT業界ってなに?」「どんな職種があるの?」「向いてる人ってどんな人?」という疑問を持っている学生も多いのではないでしょうか。
そこで、この記事では、「IT業界って?」から「分類別!職種の紹介」、「IT業界に向いてる人」、「IT業界のメリット・デメリット」まで、解説します!
IT業界って?

そもそもIT業界って何でしょうか?
ざっくりと情報系、エンジニアのイメージが強いと思います。
しかし、IT業界も蓋を開けてみればかなり幅が広いです。
まずはIT業界とは何なのか、基本を解説していきます!
5つの分類
IT業界の中でも5つに分類ができると一般的に言われています。
・ソフトウェア業界
・ハードウェア業界
・インターネット・Web業界
・情報処理業界
・通信インフラ業界
この5つに分けられます。ソフトウェアはアプリ開発などを行っているところであり、AmazonやMicrosoft、ZOZOやメルカリなどが挙げられます。
ハードウェアは機器にあたるものであり、NECや富士通、日立などが有名どころです。こちらはメーカーも被ってきます。
インターネット・Web業界はLINEやGoogle、サイバーエージェントなど、スマホを使うみなさんにとっても馴染みのある企業が多いです。
情報処理業界はSIerやコンサルがあてはまり、SCSKやNTTデータ、アクセンチュアなどがあげられます。
通信インフラ業界はKDDIやソフトバンク、docomoがイメージしやすいでしょう。
最近は1つの企業でもあらゆる分野を手がけています。例えばMicrosoftであれば、Windowsというソフトウェアにも関わりつつSurfaceなどのハードウェアも手がけています。
このようにその企業を特定の業界だけに分類することが出来るわけではありません。気になる企業はこの5つの中でもどこを手がけているのか、どこに力を入れているのかに着目して企業研究をしていきましょう。
IT業界の現状
ITが占める市場規模は一番大きく、全産業中約10%を占めています。
これはIT業界が最大の分野となっており、未だに成長し続けているうえ、コロナによってITのニーズが高まっています。
DX化が謳われる今、クラウドやビッグデータ、AIやIoTなどが注目されています。
これら全てIT業界が関わってくるのです。
また、ニーズに対して人材が不足している現状があります。
経済産業省によると2030年には79万人の人材不足と言われているほどです。
そのため、IT業界は急成長している業界でありつつ、人材を欲している業界と言えます。
今後の動き
人材不足、DX化をするため、企業はIT投資が増えていきます。
また、転職を考えている人のなかでもIT業界を見ている人が沢山います。
つまり、IT業界は人気のある業界といえます。
リモートワークも比較的多い業界であるため、働きやすい点も人気な理由の1つです。
分野別!職種の紹介

IT業界が5つに分類されることがわかりました。
それぞれどのような職種があるのでしょうか?
分類が違うと職種も少し変わってきます。
ここでは分類別に職種を紹介していきます!
インターネット・Web業界
ここではエンジニア、企画職、クリエイティブ職が存在します。
エンジニアの中ではプロジェクトマネージャー、システムエンジニア、フロントエンジニア、バックエンドエンジニア、サポートエンジニアなどが考えられます。
プロジェクトマネージャーはエンジニアを統括している人といったイメージです。新卒でいきなりなる事が少なく、エンジニアとして働いている人はプロジェクトマネージャーを目指していく人がいるといった感じです。
システムエンジニアはどのようなアプリを開発するのか、企画などを行う上流工程と実際に開発をする下流工程が存在し、どちらかを行う企業もあれば両方を行う企業もあります。
フロントエンジニアはウェブサイトを作る仕事などがイメージしやすいでしょう。HTMLやCSS、Java Scriptなどを使ったプログラミングになります。
バックエンドエンジニアはサーバー構築など、ユーザーには見えない部分を開発するエンジニアです。
サポートエンジニアはユーザーが抱える疑問や問題を解決およびサポートをする仕事となります。
通信業界
企画職や営業職もあり、こちらもエンジニアがいくつかあります。
ネットワークエンジニア、サーバエンジニア、データベースエンジニア、セキュリティエンジニアが考えられます。
どれもバックエンドエンジニアのように、ユーザーには見えない部分を担う仕事となります。
通信業界においてどれも重要な部分となり、職についてからも勉強し続けることが大事になってきます。
ソフトウェア業界
こちらも営業職や企画職、エンジニアがあります。
エンジニアの中にはシステムエンジニア、プログラマ、サポートエンジニア、プロジェクトマネージャーが考えられます。
システムエンジニアが上流工程を担い、プログラマーが下流工程にあたる開発部分を担う企業もあれば、システムエンジニアが全て行う企業もあります。
ハードウェア業界
エンジニアに絞って解説をしてくと、組み込みエンジニア、テストエンジニア、サービスエンジニア、セールスエンジニアが考えられます。
機械を動かすプログラムを書くのが組み込みエンジニアの仕事です。
これがきちんと作動するかどうかを調べるのがテストエンジニアの仕事となります。
機械であるため、定期的なメンテナンスも必要になってきます。このような保守・メンテナンスの仕事を行うのがサービスエンジニアです。
また、ハードウェアを売るセールスエンジニアも重要な役割を担っています。仕事内容は営業職に近いですが、機器に関する知識を有している必要があります。
情報処理業界
エンジニア系の仕事で考えられるのは、プロジェクトマネージャー、ITコンサルタント、セールスエンジニア、データサイエンティストです。
企業の悩みを聞き、解決策を出すのがITコンサルタントの仕事であり、ITに関する知識が必要となります。
また、その解決策を考えるうえで、データがかなり大事な時代となっています。
説得力を増すためにも、データを駆使して解決策を売りにする必要があるでしょう。
この分析部分を担うのがデータサイエンティストの仕事となります。
IT業界に向いてる人

様々なエンジニアの職が出てきました。
情報系の学生でなければ全て難しそうな職に感じるでしょう。
しかし、人材不足である今、プログラミング経験不問の企業も多いです。
ではどのような人材を欲しているのでしょうか?
この部分を解説していきます!
チームで働ける人
なんとなくエンジニアというと、黙々とコードを一人で書いているイメージをもつ人もいるのではないでしょうか?
しかし、アプリケーション開発をする場合や上流工程を決めるときはチームで行います。
最近はコードを書くときもクラウド上で行い、複数人が同時に書くことも出来ます。
そのため、チームで何かを作り上げる上でコミュニケーションがとても大事になってきます。案を出すとき、わからない時に黙り込むのではなく、積極的に発言できる人であることが好ましいです。
こつこつと物事に取り組める人
IT業界は変化が激しく、またプログラミング未経験であればITに関する知識と同時に学ばなければいけません。
常に学び続ける姿勢が大事になってきます。
毎日少しずつでも覚えていく、何度もコードを書くことで覚えていく、このようにこつこつと物事に取り組める人が続けられる仕事となります。
論理的思考力を持つ人
コードを書くとき、コンサルを行う時、セールスをするときなど、人に説明や納得させる機会は沢山あります。
その際、わかりやすい必要があります。
また、IT業界という変化の激しい業界において、常に新しいことが求められます。その時になぜこの新しい事を始めようと思ったのか、論理的に考え説明できる必要があります。
そのため、論理的思考力をもつ人は理系職で必要とされる人になります。
IT業界のメリット・デメリット

IT業界にますます興味をもった人がいれば幸いです。
次にIT業界に就くメリット・デメリットを紹介します。
メリット
なんといってもテレワークが充実しています。ワークライフバランスを重視している人にとっては最高の仕事環境です。
また、プログラミング未経験可、情報系の学科でなくても良いという企業は研修制度が充実しています。そのため、ついていけないという心配もありません。
IT業界がトレンドでもあるため、将来の安定性も高いといえます。またコロナによる影響でますます需要が高まっています。
新しいものをつくっていく業界でもあるため、刺激的な仕事ともいえます。非常にやりがいを感じながら働ける業界でしょう。
デメリット
人によってはデスクワークがきつく感じるかもしれません。
また、変化が激しいため常に勉強し続ける姿勢が必要となり、好きでない限りはきつく感じてしまうかもしれません。
また、企業によっては実力を重視するところもあります。
保有している資格によって給与が変わる場合もあります。
そのため、同期の中でも給与に差が出てくる可能性もあるため、周りを気にしてしまう場合はこれもきつく感じるかもしれません。
まとめ
この記事では「IT業界」について解説してきました。
重要なポイントをおさらいします。
・IT業界は5つに分類できる。
・IT業界は成長性もあり、やりがいのある業界。
・学び続ける姿勢をもち、IT系を楽しいと思える人に向いている。