株式会社NTTデータは、官公庁や金融機関、民間企業などの大規模なシステムを数多く手掛ける、国内有数のシステムインテグレーター(SIer)です。

社会インフラを支えるシステム開発に加え、近年はAI・クラウド・データ活用・サイバーセキュリティ・コンサルティングなどにも事業領域を広げています。理系学生にとっては、情報系の専門知識はもちろん数学・統計や電気電子、建築などの専門性を活かせる職種がある点も魅力です。

一方、就活生からの人気は非常に高く、2027年卒のIT業界新卒就職人気企業ランキングでは17年連続1位となりました。就職を目指すのであれば、事業内容や求める人物像を理解したうえで、十分な選考対策が必要です。

本記事では、株式会社NTTデータの事業内容・強み・就職難易度・採用大学・年収・インターンシップ・選考のポイントを解説します。

無料 NTTデータの通過ES・選考体験談を見る

株式会社NTTデータはどんな会社?

株式会社NTTデータはどんな会社?

最初に、NTTデータグループ(全体)と株式会社NTTデータ(単体)の違いを整理しておきましょう。


NTTデータグループは、2023年7月に持株会社・国内事業会社・海外事業会社の3社体制へ移行しています。現在の「株式会社NTTデータ」は、国内事業会社です

また、2027年度新卒採用は「株式会社NTTデータグループ」「株式会社NTTデータ」「NTTデータ, Inc.」の3社による共同採用です。本記事では、株式会社NTTデータの情報と3社共同採用の情報をNTTデータグループとして区別して紹介します。

株式会社NTTデータは、企業や官公庁の課題をITで解決するだけでなく、社会や産業を支える大規模システムの開発・運用にも携わっています。 

社名株式会社NTTデータ(NTTデータ Japan Corporation) 
設立2022年11月1日 
代表者代表取締役社長 鈴木正範 
本社所在地東京都江東区豊洲3-3-3 豊洲センタービル 
売上高1兆3843億4400万円 (2025年度)
営業利益1229億8900万円(2025年度)
グループ社数662社(グループ全体)
従業員数13,189人(2026年3月31日時点)
平均年齢37.8歳
平均勤続年数13.0年

出典:持株会社名称を「株式会社NTTデータグループ」、国内事業会社名称を「株式会社NTTデータ」に決定|NTTデータ
出典:第41期 有価証券報告書|NTT株式会社
出典:プロフィール|NTTデータ
出典:Apendix|NTTデータ
出典:当社親会社である日本電信電話株式会社による当社株式に対する公開買付けに関する賛同の意見表明及び応募推奨のお知らせ|NTTデータ

株式会社NTTデータの事業概要

NTTグループの中でも国内事業を担う株式会社NTTデータは、事業を「公共・社会基盤」「金融」「法人」のセグメントに分け、さらに組織横断でコンサルティングやテクノロジーを推進しています。

事業分野事業内容顧客ターゲット
公共・社会基盤官公庁、自治体、医療、社会インフラなどをITで支援。大規模・ミッションクリティカルなシステムの構築・運用も担うBtoG・BtoB
金融銀行、保険、証券などの金融機関向けに、基幹系システムや金融インフラの構築・運用、DXを支援BtoB
法人製造、流通、小売、物流、決済など幅広い業界の企業に対し、業務改革やDX、デジタルサービスの構築を支援BtoB
コンサルティングセグメント経営・事業・業務改革からIT戦略まで、企業や行政などの課題解決に向けたコンサルティングを業界横断で提供BtoG・BtoB
テクノロジーセグメントAI、クラウド、データ、セキュリティなどの先進技術を活用し、公共・金融・法人など幅広い領域のシステム実装・運用を横断的に支援BtoG・BtoB

出典:事業紹介|NTTデータ

ビジネスモデルとしてはBtoG・BtoBが中心です。ただし、決済や銀行、行政サービスなどを通して一般消費者が利用するシステムも多くあります。

代表的なものが、法人分野のペイメント事業本部が提供する「CAFIS」です。接続社数・取引量ともに、日本最大級のキャッシュレス決済総合プラットフォームです。

このように、「企業向けIT企業でありながら、生活者の身近なところにも技術が使われている会社」と考えると、株式会社NTTデータの性格がわかりやすいでしょう。

株式会社NTTデータの強み

株式会社NTTデータの主な強みとして、以下の4点が挙げられます。

1.社会インフラを支える大規模システムの豊富な実績

株式会社NTTデータは、公共・金融・法人と幅広い分野に顧客基盤を持っています。特に金融分野では、日本最大級の決済プラットフォーム「CAFIS」のように長期間にわたって利用される社会インフラを構築・運用してきました。

大規模システムは一度構築して終わるわけではなく、運用・保守や機能拡張、次世代システムへの移行も必要です。長期的な顧客との関係や運用ノウハウを持っていることは、継続的な事業につながる強みといえます。

2.コンサルティングから開発・運用まで一貫して支援できる

株式会社NTTデータは、経営・事業のコンサルティングからシステム構築、運用まで幅広いサービスを提供しています。近年は、生成AIやデータ&インテリジェンス、クラウドなどにも注力している点が特徴的です。顧客から依頼されたシステムを作るだけでなく、顧客の課題を見つけて解決策を考える領域まで事業を広げています。

上流のコンサルティングと実装力を組み合わせられるため、企業のDXやAI活用といった成長市場でも案件を獲得しやすい点が強みです。

3. 業界の枠を超えて社会課題を解決する「クロスインダストリー」の推進力

全産業に顧客基盤を持つ同社は、「官民連携」や「製造×物流」「金融×医療」といった業界の垣根を越えた共通プラットフォームの形成を得意としています。

サプライチェーンの脱炭素化や地域DXなど、1社では解決できない社会課題に、多様な企業・組織をつないで取り組める点が同社の強みです。

4. 最先端技術(生成AI・IOWN等)を信頼性の高いシステムへ落とし込む「社会実装力」

NTTグループが誇る世界最高水準のR&D体制(独自の軽量LLM「tsuzumi」や次世代通信基盤「IOWN」など)を背景に、常に最先端の技術領域にダイレクトに触れられる環境があります。

同社の強みは、先進技術を実証で終わらせず、高いセキュリティと安定性を備えた社会で安全に稼働するシステムへ実装できる技術力です。

参考:会社案内|NTTデータ

NTTデータグループ(全体)の福利厚生

NTTデータグループの福利厚生は、以下の3つが大きな柱となっています。

1.柔軟な働き方の支援(ワークスタイル)

NTTデータグループでは、多様な働き方を支援するため、組織や業務目的に応じて「出社」と「リモート」を組み合わせて勤務可能な形態を取っています。

テレワークの実施回数に上限はなく、働く場所のフレキシビリティが高い環境が整っている企業です。

2.選択型福利厚生カフェテリアプラン(生活・財産・健康支援)

NTTデータのカフェテリアプランは、毎年一定のポイントが全社員に付与される選択型の福利厚生制度です。住宅補助や健康増進、レジャー施設などの多彩なメニューから、ライフスタイルに合わせて自由に選択・利用できます。

具体的には、つぎのようなプランを選択できます。

住宅支援

住宅補助費(家賃補助)、住宅ローン返済補助、住宅関連手数料補助など、賃貸・持ち家の双方に応じた手厚いサポートが受けられます。

【財産形成支援

社員持株会奨励金、一般財形奨励金、確定拠出年金奨励金など、中長期的な資産形成を後押しする制度です。

健康増進支援

人間ドック受診補助、健康機器の取得支援、ベストドクター紹介など、社員の健康管理・予防医療への取り組みです。

【レジャー・生活支援

各種レジャー施設の優待利用やライフスタイルに応じたサービス利用が可能です。

3. 育児・介護との両立支援(ライフイベントサポート)

ライフステージが変化しても安心して長く働き続けられるよう、法定基準を上回る手厚い制度が用意されています。

育児・介護休職制度

  • ・育児休職:子どもが満3歳になるまで取得可能です。これは、法律上の基準である「原則1歳」を大きく上回る設定になっています。
  • ・介護休職:同一の被介護人に対して最大1年半(18カ月)まで取得可能です。
  • ・短時間勤務制度
  • ・育児短時間勤務:子どもが小学校3年生の年度末を迎えるまで、1日の勤務時間を「4時間・5時間・6時間」から選択可能です。
  • ・介護短時間勤務:最長3年間、1日の勤務時間を「4時間・5時間・6時間」から選択できます。

働き方から住宅、育児・介護まで、幅広い支援制度があります。企業選びでは、制度の内容と自分の希望する働き方を照らし合わせましょう。

参考:人事制度・福利厚生|NTTデータ

NTTデータグループ(全体)の社風・働きがい

NTTデータグループ(全体)の社風・働きがい

NTTデータグループは大手企業らしい安定した事業基盤を持つ一方、AIなどの先端技術や新規事業にも取り組んでいます。大規模プロジェクトをチームで進める仕事が多いため、個人の技術力だけではなく、周囲と協力して成果を出す姿勢も重視される会社です

社員の声から見るNTTデータグループ

NTTデータグループの社員インタビューからは、 「有名大企業」「国の事業も手掛ける硬い会社」というイメージとは異なり、「挑戦できる環境」や「人の温かさ」を魅力として挙げる声が多く見られます。

社員インタビューからは、同社で働く魅力として主に以下の3点が挙げられています。

社会を動かす影響力の大きさ
NTTデータには、行政や金融など、社会の根幹を支えるプロジェクトに携わる機会があります。そのため、「社会インフラを止めない」という責任感や、「新しい仕組みを創る」という大きなやりがいを実感する声が挙がっています。

若手から挑戦できる風土
「大企業の安定感がありつつも、手を挙げた若手に積極的に任せる文化があり、最先端技術や新規領域へ果敢に挑戦できる」という声があります。

人を大切にする温かい環境
親身な先輩や手厚い育成体系に加え、ライフイベントと両立しながら長く活躍できる環境が整っている点が特徴です。福利厚生や研修制度が、現場の社員にとっても「実際に使いやすく、長く働ける安心感につながっている」という実感となって表れています。

参考:社員インタビュー|NTTデータ

NTTデータグループのワークライフバランス

NTTデータグループは、リモートワーク・フレックスタイム制度・裁量労働制、スーパーフレックス制度など、柔軟な働き方を支える仕組みが用意されています。

2024年度のリモートワーク率は60.5%で、フレックスタイム制度・裁量労働制・スーパーフレックス制度の利用率は全社員の約7割です。有給休暇の平均取得日数は15.5日、取得率は79.8%です。

年次有給休暇は年間20日あり、夏季休暇5日や年末年始休暇、ライフプラン休暇なども設けられています。また、育児休職や小学校3年生まで利用できる短時間勤務制度など、仕事と育児を両立するための制度も整備されています。

項目水準・制度
平均残業時間月29.1時間(2024年度)
有給休暇年間20日間の有給休暇(年次休暇)
夏季休暇(5日間)や年末年始休暇、ライフプラン休暇など、定期的に一定の休みを取ることが推奨
有給取得率79.8%
育児休業平均取得日数(グループ全体)男性:100.3日(2024年度)
育児休業取得率(グループ全体)男性:100% 女性:105.1%(2024年度)

柔軟な勤務制度に加え、有給休暇や育児支援の実績も公表されています。制度と実際の利用状況を合わせて見ることがポイントです。

参考:人事制度・福利厚生|NTTデータ
参考:FAQs|NTTデータ
参考:NTTデータの多様な働き方|NTTデータ
参考:Appendix|NTTデータ
参考:数字で知るNTTデータグループ|NTTデータ
参考:Sustainability Report 2025|NTTデータ
参考:NTT DATAの男性育休取得推進の取り組みについて|NTTデータグループ

株式会社NTTデータの就職難易度

株式会社NTTデータの就職難易度

株式会社NTTデータの就職難易度は高いと考えられます。

大きな理由は、IT業界の中でも非常に人気が高いことです。

2027年卒マイナビ大学生就職企業人気ランキングによると、「NTTデータ」は理系総合で11位となっています。

さらに、IT業界に絞ってみると、「みん就」の2027年卒IT業界新卒就職人気企業ランキングでは、「NTTデータ」が17年連続で1位となりました。

NTTデータグループの採用人数は毎年数百人規模と多いものの、志望者も多いため「大量採用だから入りやすい」とは考えない方がよいでしょう。また、採用大学には早稲田大学・慶應義塾大学・東京大学・大阪大学・東京科学大学など難関大学も多く並びます。

ただし、NTTデータグループは学歴だけで採用を決めているわけではありません。公式には、学歴などを問わず適性・意欲・能力を重視するとしています。適性検査・ES・面接を一つずつ対策して、入念に準備しましょう。

参考:マイナビ・日経 2027 年卒大学生就職企業人気ランキング
参考: 2027年卒 みんなのIT業界新卒就職人気企業ランキング|みん就

無料 NTTデータの通過ES・選考体験談を見る

NTTデータグループの採用大学・採用人数

NTTデータグループの採用大学・採用人数

NTTデータグループでは、難関国公立大学から私立大学まで幅広い採用実績があります。また、採用人数が多い点も大手SIerならではの特徴です

NTTデータグループの採用大学ランキング・採用大学一覧

大学通信の2025年度の大学別採用人数では、以下の大学から多く採用されています。(いずれも大学・大学院修了者の合計)

  • ・早稲田大学:111人
  • ・慶應義塾大学:72人
  • ・東京理科大学:57人
  • ・大阪大学:30人
  • ・明治大学:30人

また、大学通信の集計データによると、NTTデータグループの主な採用大学として以下の大学・大学院が挙げられています。

区分主な採用大学
国立大学・大学院東北大学、筑波大学、千葉大学、東京大学、東京科学大学、電気通信大学、横浜国立大学、名古屋大学、大阪大学、神戸大学、九州大学など
私立大学・大学院慶應義塾大学、早稲田大学、東京理科大学、立教大学、明治大学、上智大学、中央大学、青山学院大学、同志社大学など

参考:NTTデータグループ|大学通信ONLINE

●学歴フィルターはない

難関大学からの採用が目立つため、学歴フィルターを心配する学生もいるでしょう。しかし、NTTデータは公式に「性別・国籍・年齢・学歴等を問わず、一人ひとりの適性と意欲・能力を重視する」としています。

上位大学の採用人数が多いことと、一定の大学以下を一律に選考対象外としていることは別問題です。大学名だけで諦めず、適性検査やES、面接の完成度を高めることが大切です。

NTTデータグループの採用人数

マイナビの情報によると、株式会社NTTデータを含むNTTデータグループ3社では、2025年卒の採用人数は803人です。そのうち、理系が447人、文系が356人でした

年度採用人数理系文系
2025年度803名447名356名
2024年度697名408名289名
2023年度683名397名286名

理系の採用人数が文系を上回っていますが、NTTデータは学部・学科不問で採用しています。文系・理系によって職種が固定されるわけでもありません。

出典:NTTデータグループの新卒採用・会社概要|マイナビ2027

\あなたに合った大手優良企業と出会える/


株式会社NTTデータが求める人物像・活かせるスキル

株式会社NTTデータが求める人物像・活かせるスキル

NTTデータでは専門知識だけでなく、変化の大きいIT業界で学び続け多様な人と協力して価値を生み出せる人材を求めています。

株式会社NTTデータが求める人物像

NTTデータが公式に掲げているのは、「考導力」「変革力」「共創力」の3つの力です。この3つの力は、同社が担う大規模プロジェクトの推進やクライアントのDX支援という実際の業務内容にダイレクトに結びついています。

3つの力が、現場のどのような仕事で活かされるのかを以下の表で整理します。 

求める人物像NTTデータの仕事との関係の例
考導力
社会のために自律的に考え、自ら動き周りを巻き込む力
上流コンサルティングと課題解決:金融や公共などの大規模システムにおいて、言われた通りのものを作る(受託開発)だけでは顧客の真の課題は解決できません。「上流領域から参画し、顧客自身も気づいていない潜在課題を自ら発見して改善策を提案する」というコンサルティング〜企画業務で、自律的に動く「考導力」が強く求められます。
変革力最新の技術や仕組みに興味を持ち、変化を起こすことを楽しむ力最先端技術の「社会実装」とシステムDX:NTTグループが誇る生成AI(tsuzumi)やIOWNなどの最新技術、クラウド基盤を現場で活用するには、常にアンテナを張り技術を楽しむ姿勢が不可欠です。老朽化した大規模システムを最新技術でモダン化したり、先端技術を安全に社会インフラへ落とし込んだりする「社会実装力」の源泉となる力です。
共創力
多様な仲間と共通の目標を創り成し遂げる力
クロスインダストリー(異業種連携)とチームプロジェクト:同社のプロジェクトは、自社の営業・SE・コンサルタントだけでなく、パートナー企業や官公庁、顧客企業の多種多様な関係者とチームを組んで進めます。特に「製造×物流」「行政×金融」といった業界の垣根を越えた「クロスインダストリー」の取り組みでは、異なる背景を持つプレイヤーをワンチームにまとめ上げて共通ゴールへ導く「共創力」が不可欠です。

参考:求める人物像|NTTデータ

理系学生が活かせるスキルや専攻

株式会社NTTデータでは、理系学生のさまざまな専門性を活かせます。 

専攻分野活かしやすい仕事
情報系・コンピュータサイエンス系プログラミング、データベース、ネットワーク、クラウド、セキュリティなどの知識をSEやR&Dで活用
数学・統計学系AI・機械学習、データサイエンス、数理最適化など
電気・建築系データセンターなどの建物・電源・空調・通信設備を扱うファシリティマネジメント職など

直接ITを専攻していなくても、研究活動を通じて身につけた以下の力は、システム開発やコンサルティングにも活かせます。

  • ・仮説を立てて検証する力
  • ・データから原因を分析する力
  • ・複雑な内容を整理して説明する力

NTTデータグループの募集要項にも、「学部・学科不問」と明記してあります。入社後は開発・プログラミングの基礎を職種に関係なく全員が学ぶため、IT未経験だからという理由だけで応募を諦める必要はありません。

参考:募集要項|NTTデータ

株式会社NTTデータの年収・初任給

株式会社NTTデータの年収・初任給

就職先を検討する際は、給与水準も気になるポイントです。ここでは、株式会社NTTデータの平均年収と新卒初任給について確認します。

株式会社NTTデータの平均年収

株式会社NTTデータは、大手SIerの中でも比較的高い給与水準となっています。
2026年3月期有価証券報告書によると、株式会社NTTデータの平均年間給与は958万3,906円です

国税庁「令和6年分 民間給与実態統計調査」に基づく民間給与所得者全体の平均給与478万円と比較すると、かなりの高年収です。

IT分野の専門性を磨きながら長期的に収入アップを目指したい理系学生にとって、株式会社NTTデータは待遇面でも魅力的な企業といえます。

株式会社NTTデータの初任給

2027卒向けの公式募集要項では、初任給は以下のとおりです。

学歴・グレード初任給(月給)
グレード5322,540円
修士課程修了(グレード6) 312,000円
学部卒(グレード6) 300,000円 

グレード5は、学会発表や修士論文などの証跡を提出し、会社から専門性を認められた人が対象です。研究成果が給与面でも評価される可能性がある点は、大学院生にとって注目したいポイントでしょう。賞与は年2回、6月と12月に支給されます

昇給は年1回、賞与は年2回であり、上記の給与に加えて住宅手当・通勤手当などの手当も用意されています。

参考:募集要項|NTTデータ

株式会社NTTデータのインターンシップ情報

株式会社NTTデータのインターンシップ情報

NTTデータグループでは、学生が実際の仕事を経験できる「現場受入れ型」のインターンシップを実施しています。

実施プロジェクトは約200、募集人員も1,000名と、非常に大規模なインターンシップです。単なる会社説明やグループワークだけではなく、実際のプロジェクトに参加できることが大きな特徴です。

インターンシップへのエントリー方法

NTTデータグループのインターンシップや各種セミナーへの応募は、公式マイページからのエントリーが基本です。一般的な選考フローは、以下のステップで進行します。

1.マイページ登録(プレエントリー)

NTTデータグループの新卒採用サイトからプレエントリーを行い、マイページを開設します。

2026年実施分のインターンシップは、プレエントリーが5月25日~6月8日、本エントリーが5月25日~6月9日でした。期間が短いため、積極的に情報を入手するようにしましょう。

2.希望コースの選択・申し込み

「現場受入れ型」インターンシップコースは全部で8コース、各コースに数多くのプロジェクトが用意されています。

その中から希望するコースを選んでエントリーします。

3.エントリーシート(ES)提出・選考

募集人員は1,000名と多いですが、それを上回るエントリーがあるため、選考制となるケースがほとんどです。エントリーシートを提出し、適性検査(SPI)を受けます。また、コースやプロジェクトによっては、動画面接などが求められる場合もあります。

4.参加確定

選考を通過した学生に、マイページ経由で実施日程や案内(WEB開催のURLや会場情報)が送られます。

過去のインターンシップ内容

2026年実施のインターンシップは、以下のコースと内容になっています。

【インターンシップのコースと内容】

コース実施内容
開発・運用プロジェクトマネージャコース:サービス創出のための提案活動、検討したサービスの開発フェーズの進行管理など、開発の現場を体験
アプリケーションスペシャリストコース:業務アプリケーションの設計・開発・試験・導入等の開発プロセスを体験
ITサービスマネージャコース:システムの運用・保守業務と改善検討を体験
技術ITアーキテクトコース、ITスペシャリストコース:システム全体にとって最適なアーキテクチャを検討したり(ITアーキテクト)、データベースやネットワーク、セキュリティ等の特定専門分野において、期待される機能や性能を実現するための設計や実装、チューニング(ITスペシャリスト)を体験
R&Dスペシャリストコース:量子コンピュータや数理最適化技術、生成AIなどの新技術の研究開発を通して研究開発などを体験
データサイエンティストコース:データを分析・利活用することにより、顧客の課題解決や価値創出を支援することを体験
営業新規ビジネスや解決策を検討・策定・提案するプロセスを体験
コンサルタント顧客の経営・事業・業務等の多様な問題や課題に対して、問題解決策の提供や第三者視点での意思決定支援の方法を体験
デジタルビジネスマネージャサービス/プロダクトの構想、提案、開発、提供など、プロジェクトの超上流工程~開発・運用・保守における開発プロセスを体験
ビジネスディベロッパ新たな付加価値の創出や、ビジネス規模拡大に向けた企画提案など、新規ビジネスの創出を体験
サービスデザイナエンドユーザ視点でサービス・プロダクトの設計・具現化
スタッフ法務部・財務部など、NTTデータのコーポレート部門で国内事業・海外事業に関する組織運営や業務を体験

参考:Internship 未来の仕組みをITでつくる|NTTデータ

「R&Dでは量子コンピュータや数理最適化、生成AIなどの研究開発」「データサイエンスでは数学・統計・AIを利用した顧客課題の解決」などを体験できます。理系学生が、自分の専門性と仕事とのつながりを確認する機会としても有効です。 

無料 NTTデータの通過ES・選考体験談を見る

株式会社NTTデータのエントリー方法・選考フロー

株式会社NTTデータのエントリー方法・選考フロー

株式会社NTTデータへの応募は、公式採用サイトから新卒採用マイページに登録して進めるシステムです。選考内容は職種によって異なるため、希望するコースの募集要項を必ず確認しましょう


株式会社NTTデータの選考フローは、以下の通りです。

【Step 1】マイページの開設

初期登録:マイページを作成し、IDを発行してもらう。
 ↓
マイページへログイン

【Step 2】エントリー

株式会社NTTデータの選考に参加するためのエントリーを行います。エントリーには、以下の4つの手続きが必要です。

  • ・適性検査A及びBの受検
  • ・顔写真データの提出
  • ・エントリーシートの提出
  • ・職種選択アンケート回答

【Step 3】書類選考と結果発表

エントリー内容による書類選考を行います。選考結果はマイページから通知されます。

【Step 4】面接試験

一次面接と二次面接が行われます。
一次面接はオンラインが中心で、二次面接は対面で行われることが一般的です。

なお、以下のリンクではNTTデータのESや本選考についての先輩の体験談を集めているため、ぜひ参考にしてください。

無料 NTTデータの通過ES・選考体験談を見る

参考:選考の流れ|NTTデータ

株式会社NTTデータの選考を通過するためのポイント

株式会社NTTデータの選考を通過するためのポイント

人気の高い株式会社NTTデータの選考を突破するには、「株式会社NTTデータで何をしたいのか」具体的に説明する必要があります

株式会社NTTデータへの志望動機を明確にする

志望動機を組み立てる際は、「なぜIT・SIerなのか」「なぜNTTデータなのか」「入社後に何を実現したいのか」の3段階で整理します。「大規模システムに携わりたい」「社会に貢献したい」といった抽象的な理由だけでは、他の大手SIerやコンサルファームとの差別化ができません。

理系学生が説得力のある志望動機を作るためのポイントは以下の3点です。

1. 他社との明確な差別化(「なぜNTTデータなのか」)

NTTデータならではの強みと自分の関心を結びつけます。

・官民・異業種連携に挑みたい場合
全産業に顧客基盤を持つ「クロスインダストリー推進力」に着目する。

・先進技術を扱いたい場合
自社開発LLM「tsuzumi」や「IOWN」等を社会インフラレベルで安全に動かす「社会実装力」に着目する。

・ビジネス創出に関わりたい場合
コンサルティングから開発・運用までを一貫して支援できる「受託一貫体制」に着目する。

2. 研究・専攻と「社会課題解決」の架け橋を作る

研究内容そのものが直接事業に結びつかなくても問題ありません。大切なのは「研究で培ったアプローチ」や「研究の中で感じた技術的課題」を、NTTデータが解決しようとしている社会課題とどう重ね合わせるかです。

3. 志望動機の論理フレームワーク

以下の構成で整理すると、NTTデータでなければならない理由が明確になります。

構成要素記載内容のイメージ
① 原体験・課題意識研究や学生生活で「〇〇という技術の可能性・課題」に関心を持った
② NTTデータを選ぶ理由官公庁・金融・法人を結ぶ基盤を持ち、先端技術を安全に社会実装できるNTTデータでこそ、その課題を根本解決できる
③ 入社後の貢献・描く未来自分の〇〇(専門性や仮説検証力)を活かし、△△領域で〇〇な社会インフラを創出したい

NTTデータの面接では、「なぜその考えに至ったのか」を何度も掘り下げられます。理念の言葉をそのまま並べるだけでなく、自分の実体験と理念を結びつけることが重要です

なお、志望動機に関しては、以下の記事でも詳しく説明しています。

株式会社NTTデータのOB・OG訪問を行う

NTTデータは事業領域が広く、同じSEでも公共、金融、法人など配属先によって仕事内容が大きく異なります。そのため、Webサイトだけで企業研究を完結させず、OB・OGから具体的な仕事について聞いておきましょう

公式FAQでは、ゼミ・研究室・サークルなどの先輩や友人のほか、ビズリーチ・キャンパスを通じてOB・OGを探す方法が案内されています。社員と直接対話できる「キャリナマ」などのイベントも実施されています。

OB・OG訪問では、仕事内容に加えて、以下の点も聞いてみましょう。

  • ・若手にどこまで仕事を任せてもらえるか
  • ・理系の専門性をどのように活かしているか
  • ・希望した配属と実際の配属に違いはあるか
  • ・仕事で大変だと感じることは何か

面接で使うためだけではなく、自分自身がNTTデータに合っているかを判断する機会として活用することが重要です。

OB・OG訪問については、次の記事でも詳しく説明しています。

WEBテストやSPIの対策をする

NTTデータの選考を受ける際は、WEBテストやSPIの対策をしておきましょう

まずはSPIの言語・非言語を中心に、問題集を繰り返して基礎力と処理速度を身につけてください。そのうえで、エントリー年度の案内や最新の選考体験談を確認し、必要に応じて他形式にも対応すると安心です。

また、NTTデータの公式選考フローでは、エントリー時に「適性検査A・B」の受検が必要とされていますが、具体的な検査名までは公表されていません。

過去の選考体験談ではSPIを受検したという報告があり、また、玉手箱やTALなどで実施されたとの声もあります。年度や応募区分によって形式が変わる可能性があるため、「NTTデータはSPI」と決め付けないことが大切です。

なお、WEBテストについては次の記事でも詳しく解説しています。

株式会社NTTデータに関するよくある質問

株式会社NTTデータに関するよくある質問

ここでは、株式会社NTTデータへの就職を考える学生からよく出る疑問をまとめます。選考前に不安を解消し自分に合った準備を進める参考にしてください

Q1.株式会社NTTデータと株式会社NTTデータグループの違いは何ですか?

株式会社NTTデータグループはグループ全体を統括する持株会社であり、株式会社NTTデータはその傘下で国内のシステム開発やITサービスを担う事業会社です。海外事業はNTT DATA, Inc.が担っています。

採用は、上記の3社が共同で実施しています。

Q2.NTTデータに学歴フィルターはありますか?

公表されている情報から、明確な学歴フィルターがあるとは確認できません

NTTデータグループは採用において学歴等を問わず、適性・意欲・能力を重視するとしています。

一方、大学別採用人数を見ると難関大学からの採用が多いため、選考そのものの競争率は高いと考えておく必要があります。

Q3.NTTデータでは大学院卒の方が有利ですか?

NTTデータグループは学部・学科不問で採用しており、採用においては一概に大学院卒の方が有利とはいえません

ただし、R&D・データサイエンス・ITスペシャリストなどでは、大学院で身につけた専門知識を直接活かせる場合があります。

「自分が希望する職種にどの程度の専門性が必要なのか」を基準に、進路を検討しましょう。

Q4.NTTデータのインターンシップに参加すると選考に有利ですか?

体験談では、インターン参加者には参加者限定の早期選考ルートに案内され、選考回数の短縮や面接スキップなどの優遇措置があると報告されています。

ただし、公式FAQでは参加の有無は選考に関係しないとされています。仮にインターンシップ選考に落ちてしまったとしても、本選考のエントリーに気後れする必要はありません。

Q5.プログラミング未経験でもNTTデータに就職できますか?

可能です。公式FAQでも、プログラミングスキルだけを見て選考しているわけではないと説明されています。また、入社後は職種にかかわらず開発・プログラミングの基礎研修を受講します。

また、NTTデータなどのSIerの業務は、顧客の要望をヒアリングし、システムの企画・開発・運用までをトータルで受託する仕事が中心です。そのため、プログラミングスキルよりも論理的思考力やコミュニケーション能力の方が求められます。

ただし、ITへの興味や適性は確認される可能性があります。基本的なIT知識を学んだり、簡単なプログラミングを経験したりしておくことは選考対策にも役立つでしょう。

まとめ

株式会社NTTデータは、公共・金融・法人など幅広い領域で大規模システムを手掛ける国内有数のSIerです。長年培ってきた社会インフラ分野の実績に加え、近年はAI、データ活用、クラウド、セキュリティ、コンサルティングなどにも力を入れています。

就活生からの人気が高いため就職難易度は高いものの、新卒採用は毎年数百人規模で、理系学生も数多く採用されています。情報系だけでなく数学・統計や電気電子、建築など、さまざまな専攻を活かせる可能性がある点も特徴です。

選考を突破するためには、「大手IT企業だから」という理由だけでなく、自分が興味を持つ事業や技術まで掘り下げて企業研究を行いましょう。さらに、自身の研究や学生時代の経験をNTTデータグループが求める「考導力」「変革力」「共創力」と結び付けて説明できるようにしておくことが重要です。

応募する前に、インターンシップやOB・OG訪問も活用しながら仕事内容への理解を深めておきましょう。「自分の専門性をどのように活かして社会や顧客の課題を解決したいのか」を明確にして、選考に臨みましょう。

また、株式会社NTTデータのような人気企業の内定を勝ち取るには、SIerに対する理解を深め、自分の専門性と結びつける準備が必要です。

TECH OFFERに無料登録しておくと、研究内容やスキルに注目したSIer系の優良企業からも直接スカウトが届きます。自分の強みを客観的に知り、効率よく内定に近づくために、ぜひこの機会に登録しておきましょう。

\あなたに合った大手優良企業と出会える/