こんにちは!理系学生情報局です。
就活を進めるうえで知っておきたい、OB訪問のやり方。皆さんは目的や一連の流れをご存じでしょうか?ただOBを訪問すれば良い訳ではなく、人物の選定や目的意識も非常に大切なポイント。成果のあるOB訪問にするために、必要な知識を把握しておきましょう。
今回は「OB訪問のやり方と目的、OBの選定方法や手順など」について丁寧に解説します。OBへのアプローチ方法も含めた解説ですので、ぜひご参考ください。
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OB訪問の目的とは?
まずは、OB訪問の目的について確認していきます。OB訪問をする理由と目的が明確になれば、限られた時間で行うべきことを整理することが可能です。
自身の進路を決定するため
企業の実態を知ることは、自身の進路を固めるためにOB訪問は非常に有効です。企業や業界を深く知ることで、入社の意欲を高める効果もあるでしょう。
可能であれば自身の迷いや疑問を話し、様々な角度から話を聞けることが理想です。企業研究を進めるうえで生じた疑問をぶつけることで、ホームページなどではわからない実態を知れます。実態が理想や希望に即しているかを事前確認できることが、OB訪問最大のメリットです。
就活をスムーズに進めるため
OB訪問を通して就活の方法を知り、就活をスムーズに進めることを目的にしても良いでしょう。憧れの企業に勤務するOBであっても、以前は同様に就活生だったはず。OBが就活生だった時の工夫や内定に至ったコツなどを聞くことも、今後の就活の助けになります。
自身が就活を進めるうえで困っていることなどを相談するなど、OBの経験をヒアリングすることも大切なタスクのひとつ。意欲を高める気持ちの部分と、実際に就活を進める行動の部分を同時に学ぶことで、就活を有利に進めるきっかけにもなるでしょう。
総合的なアドバイスを貰うため
OB訪問時にOBとの関係性を深めることができれば、就活に関する総合的なアドバイスを貰うことも可能です。企業選定や自己分析の方法、志望動機の書き方や面接のコツなどの生きたアドバイスは就活を有利進めることに繋がります。
訪問したOBが信頼できる人物であれば、社会人の先輩後輩として関係を築くことをおすすめします。
OB訪問のやり方
OB訪問の具体的なやり方は、大まかにわけて4つのステップがあります。ここではそれぞれのステップに分けて、OB訪問のやり方を解説します。
①OBの選定
まずは訪問するOBを選定します。OB訪問する人物の選定は、この後の章で詳しく解説しますが、信頼できる人物であることが大切です。情報に間違いがなく、就活生の立場に立った対話姿勢のある人物選びをすることがポイント。立場を利用して金銭などの要求をされるケースも存在しますので、OB選定は慎重に行いましょう。
②日程や場所の調整
訪問するOBが決まれば、挨拶にあわせて日程や場所の調整を行います。自身で直接交渉する場合は、まずは自己紹介と就活への思いを伝え、相談させて貰えるかの確認が必要。訪問の了承があれば、その後に日程と場所の調整を行います。
連絡はメールでも電話でも構いません。できれば2週間以上先で相談可能な時間帯を3つ程度提示して貰い、自身の予定にあわせて調整します。先方の勤務時間がある程度分かっている場合は、勤務時間を避けた時間帯で3つ程度、こちらの予定を伝えて調整する方法でも良いでしょう。
③質問の送付
日程と場所が決まれば、事前に当日聞きたい質問をOBへ共有しておきます。事前に共有しておけばOBも回答をまとめやすく、より就活生のためになる情報を教えてくれるもの。OBの負担を考慮し事前に送付しておくことで、あなたの印象もより良いものになるでしょう。
④お礼の連絡
OB訪問を終えた当日には、お礼の連絡を忘れず実施します。相手の業務を考慮したうえで、メール連絡のみで問題ありません。忙しい中時間を割いて会って貰ったことへのお礼と感想などを添え、丁寧にお礼の言葉を伝えることが大切です。
OB訪問する人物の選び方
OB訪問をする人物の選定は、OB訪問の成果を左右する部分ですのでさらに深く解説します。OB訪問をより実りあるものにするために、慎重な人物選びが必要だと言えます。OB選定のポイントをしっかりと押さえたうえで、就活を後押ししてくれる存在を見つけだしましょう。
志望企業の人物
OB訪問先の人物して最も適しているのは、志望企業で実際に働いている人物です。実際に働いている環境ややりがいなどをヒアリングすることは、就活のモチベーションにも繋がります。また、ホームページや企業説明会では知りえない、社員の本音を聞けるため、理想と実態のミスマッチにも早期に気づくことが可能です。
目指している職種やポジションで活躍している人物なら、なおのこと最適です。入社前と入社後のミスマッチを感じた部分や不満に感じている点など、ネガティブな点もしっかり聞いておくことも必要。待遇ややりがいなどポジティブな面との両方をヒアリングすることで、入社意思をより強く固めることができるでしょう。
志望する業界のOB
志望企業のOBにアプローチできない場合は、志望する業界や希望の職種に就いているOBから話を聞くことも有効です。業界・職種のルールや必要スキル、喜びや大変さなどを知ることは、企業が違えど非常に勉強になること。志望企業と比較し、進路を再検討をすることもできるでしょう。
信頼できる人物
信頼できる人物に話を聞かなければ、情報の信憑性が確保できません。志望企業や志望する業界・職種に従事する人物だと飛びつきたくもなりますが、まずは人物のパーソナリティーを知ることが大切です。
先輩や友人の紹介などで人物像が分からない場合は、当日の立ち合いをお願いして3者で会うなど工夫することも大切。内定の融通をするなど違和感のある話があれば、丁重に断りを入れ退席する勇気も必要です。できる限り信頼性を担保したうえで話を伺うことが、結果的に効率的で成果の高いOB訪問になるのだと言えます。
OBにアプローチする方法
OB訪問の流れは理解したけれど、そもそもOBへのアプローチ方法がわからないという方も多いのではないでしょうか?OBへ訪問の打診をする方法はいくつかありますが、そのなかでも代表的な方法をご紹介します。既にアプローチ方法を知っているという方も、ぜひ一度ご参考ください。
先輩や友人の紹介
もっともポピュラーな方法が、先輩や友人にOBを紹介してもらう方法です。学部や研究室、サークルなどの繋がりがあれば、紹介されやすいメリットがあります。ある程度知っている人物であれば、手間も掛からず気を遣いすぎることがないので話を聞きやすいこともメリットでしょう。
一方で実際に会ったことのない人物であれば、知人の紹介であっても一定の確認はしたほうが良いといえます。特に女性が男性OBを訪問する際には、知人を含めた三者で会うことも良策です。学生とは言え、これから社会人になるタイミングを迎えていますので、OBを慎重に選定することも今後の練習にもなると言えます。
OB訪問用のWEBサービスの活用
OB訪問先に困っている方は、専門のWEBサービスを活用する方法もあります。近年ではOB訪問に特化したサービスも増え、条件に合わせたOB探しができるようになりました。初対面の人に話を聞くのは心配な方もいると思いますが、現在ではビデオ通話に対応しているサービスもあります。それぞれの状況に合わせてサービスを選び、利用をしてみると良いでしょう。
WEBサービスの例としては、「HELLO、VISITS」や「ビズリーチ・キャンパス」などです。「HELLO、VISITS」は、企業公認の社会人がOB登録している安全性に強みがあります。OBプロフィールも充実しているため、知りたいニーズに合わせた人物を選定しやすいサービスです。
一方で「ビズリーチ・キャンパス」は、同じ出身大学OBとの繋がりを重視したサービス。検索したOBとビデオ通話で話を聞くこともできるなど、利用ハードルが低く設計されているサービスです。このほかにも多くのサービスがありますが、メリットデメリットを事前に把握しておくことが重要。目的に合った安全性の高いサービスを活用することが、非常に大切なポイントだといえるでしょう。
逆オファー型サイトの活用
就活を進めながらOB探しをする方法としては、「TECHOFFER」のような逆オファーサイトの活用も良策です。「TECHOFFER」は、自身の専門分野や希望職種・業界などのプロフィールを登録しておけば、興味を持った企業からオファーが届く仕組みのサービス。1年間で平均20社程度のオファーが届くので、内定率が非常に高い特徴もあります。
そのため、企業からオファーがあった際に、「OB訪問は可能ですか?」と打診することも可能。判断は企業に委ねられますが、説明会や面接のへの招待も非常に多いため、企業の実態を知りやすいメリットもあります。チャット機能で関係性を築くこともできるため、できるだけ早期に登録しておくことでOB訪問の助けにもなるでしょう。
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これだけは知っておきたいポイント(まとめ)
本記事では「OB訪問のやり方と目的、OBの選定方法や手順など」について解説しました。OB訪問と聞くと身構えてしまいますが、現代では様々なブッキング方法も用意されています。安全性が担保されたサービスなどをうまく活用しながら、ご自身のためになるOB訪問を実現してください。
OB訪問の目的とは?
①自身の進路を決定するため
②就活をスムーズに進めるため
③総合的なアドバイスを貰うため
OB訪問のやり方
①OBの選定
②日程や場所の調整
③質問の送付
④お礼の連絡
OB訪問する人物の選び方
①志望企業の人物
②志望する業界のOB
③信頼できる人物
OBにアプローチする方法
①先輩や友人の紹介
②OB訪問用のWEBサービスの活用
③逆オファー型サイトの活用