よく「キャリアプランニングが大切」と言われるかと思いますが、工学系でも重要です。今回はキャリアプランニングの大切さや工学系ではどんなキャリアがあるか紹介していきます。
自分のキャリアプランを持っておくことの大切さ
就活で聞かれたときにしっかりと答えることができる
ESを作成する際や面接などで聞かれた時にキャリアプランニングがしっかりできていることで、便利なことが多くあります。
目標がはっきり見えていることで、自分がどんなことをしたいか、どのような人物になりたいかをアピールしやすくなることが最も大きな効果と言えます。
仕事をしていく上での目標が見えることで、やる気ややりがいに繋がる
自分の目指すキャリアが見えていると、社会人になってからも仕事に対するモチベーションを保つ動機にもなるので、今後のためにもなります。
さらに自分の任された仕事をただこなすだけでなく「どうすればもっとうまくできるだろうか」「この仕事を自分のものにするためにはどんな工夫をすればいいか」といったことを考えるようにもなり、仕事の取り組み方そのものが変わるきっかけにつながります。
プロフェッショナルを目指せる!理系就活機械系の分野におけるキャリアプラン
機械設計エンジニアとしてスペシャリストを目指す
機械設計として働く上で目指す人も多いのがスペシャリストとしての道です。具体的には「燃料機関」「構造学」「材料・材質」といった工学的な専門家から、自動車の分野ではエンジン・ボディ・シャーシなど部位ごとのスペシャリストを目指すことができます。
スペシャリストと言っても特別な肩書きが付くわけではありませんが、社内や部署内でそうした仕事を任されることが多くなり、様々なプロジェクトにアサインすることができるようになります。
製品知識を蓄え、新商品や新規開発のプランナーを目指す
アイデアメーカーとなることができれば、新製品や新規開発に携わることが多くなり、プランナーとしても道を歩むことが可能です。
そのためには製品知識を多く身に着けることと、マーケティングの技術が必要です。
マーケティングができるようになることで、消費者やユーザーがどんなものを求めているかがわかり、ヒット商品を生み出すきっかけになります。
特許や発明で様々な分野に貢献し、専門家になる
製品開発に携わっているとあなたの発明が特許になることも。特許というのは企業の価値をアップさせると同時にあなたの人材としての価値も高めてくれます。
こうした特許をいくつも生み出すことで、企業内で重宝される存在になるだけでなく、業界内でも有名になることができます。
将来的な選択肢は多い!理系就活情報系の分野におけるキャリアプラン
サーバーやネットワークの分野でプロフェッショナルを目指す
社内のインフラに必要なサーバーやネットワークエンジニアとして経験を積むことで、その道のプロフェッショナルとなることができます。企業によっては「〜スペシャリスト」のような肩書きが用意されており、収入も上がります。
コーダーやデザイナーとして知識を学び、Webコンテンツに携わる
ホームページ制作の要となるコーダーやデザイナーも経験を積めば、スペシャリストになることができます。
特にデザイン面やUI・UXを中心とした、お客様に見える部分を改良することで、PV数のアップや検索結果を上位にする効果が得られた場合は、自分の実績として表しやすく、社内評価も高まります。
フリーランスのプログラマーやベンチャー企業として独立する
最近では一定の経験を積んだプログラマーやコーダーがフリーランスとして独立開業することや、新しい企業を立ち上げることも少なくありません。自分のキャリアプランと合わせて考えていく必要がありますが、新しい働き方として注目されています。
また、中核となるエンジニアとしてベンチャー企業を立ち上げると経営側に入ることができます。その時には株式をちゃんともらえるようにしておきましょう。
人の役に立てる人材になれる!理系就活電気系の分野におけるキャリアプラン
地域社会に貢献するインフラを守る人材であり続ける
電気系分野の仕事は地域社会に貢献する部分も多く、それをやりがいにして働いている人も大勢います。経験を積むことでトラブル対応力が上がり、頼られる人材になれば、さらにやりがいが大きくなるでしょう。
電子製品を支える基板や回路設計の分野で活躍する
電子製品には欠かせない基板や回路設計の分野は日々進歩しているジャンルであり、勉強することも多くあります。
しかし、経験と知識を重ねることで世の中に新しい商品を送り出し、スタンダードになっていく製品を作ることも夢ではありません。
「これは自分が作ったんだ」と胸を張って言えるような製品を作ることができれば、製品分野の発展に貢献した証にもなります。
資格と経験を積み、独立する
電気整備士として世の中の役に立っていると「この地域に貢献したい」と思うことが出てきます。そうした人が街の電気屋さんや修理屋さんを営むケースもあるようです。形は独立開業ということになりますが、「人の役に立ちたい」という気持ちはどこで働いていても同じです。
これだけは知っておきたいポイント(まとめ)
1)将来どうなっていたいかを明確にしておくと、ES作成や面接で有利になる
企業にとって「将来性」はとても重要視していますが、学歴や意気込みだけではわかりません。ESや面接でしっかりとアピールすることで「どんな部署に配属すべきか」「どのような分野で役立ってくれそうか」を相手にイメージしてもらいやすくなります。
2)どんな分野でも手に職を付けて、どこでも働ける人材を目指すこと
どの分野でも言えることですが、スキルや実績を多く獲得して「手に職を付ける」ことを目指しましょう。誰にも負けない強みを持つことで社内だけでなく、社会的に優秀な人材になることができます。
3)働いていく中で変わっていくこともあるため、目標にはある程度の柔軟性を持たせる
具体的な目標を持つことも大切ですが、ある程度の柔軟性がないとうまくいかなかったときに挫折しがちです。「○○になりたかったのに、この部署では難しそう」といったモチベーションが下がってしまうと、仕事にもキャリアにも悪影響が出てしまいます。
そんな時は「なりたいもの」ではなく「何を身に付けたいか」に重点を置くと、思ったような人事や配属に恵まれなくても「ここでこれを身につければ将来役に立つはず」と思えるものが見つかるはずです。