理系就活を有利に進めるおすすめ資格について解説!

資格を持っていることで就職活動のみならず、社会人として働く中でも有利に働く場面は多くあります!
今のうちに必要な資格を持つことはアドバンテージになりそうですね!

目次

  • 資格は学生時代に取っておいたほうが良い
  • 一つは持っておくべき英語系資格
  • 理系就活に役立つ専門資格
  • PR次第で評価されるその他の資格
  • これだけは知っておきたいポイント

理系学生の就職活動では、どのような資格を持っていると企業へのアピールになるのでしょうか。履歴書やエントリーシートには、資格を記入する欄が設けられており、資格の種類や成績次第では選考を有利に進めることが可能です。

これから就職活動を始める皆さんへ向けて、理系就活向けのおすすめ資格についてご紹介します。

資格は学生時代に取っておいたほうが良い

理系学生は研究と就活の両立で忙しくなりがちです。

現時点で時間的余裕がない人は「内定取得後や就職後、ひと段落してから資格を取ろう」と思うかもしれません。しかし、就職して数年は覚えることも多く、資格取得の時間を作るのはさらに難しくなると考えたほうが良いでしょう。

志望する会社や職種によっては、入社後に特定の資格取得を推奨されることがあります。資格給が給料に上乗せされるケースもありますから、志望業界に関連する資格があれば、学生のうちにチャレンジしてみることをおすすめします。

一つは持っておくべき英語系資格

理系就活では、書類選考の足切りに「英語力」を採用している企業が多く存在します。英語系の資格・試験は、可能であれば一つは受験しておいたほうが良いでしょう。

企業が英語力を評価する場合に一般的な資格・試験について解説します。

TOEIC

TOEICは、アメリカの非営利民間財団である「教育試験サービス(Educational Testing Service、ETS」が提供する英語能力検定試験です。

TOEICのテストは分野別に何種類か存在しますが、一般的にTOEICといえば受験者数の最も多い「TOEIC Listening & Reading Test(TOEIC L&R)」を指します。多くの日系企業が英語力の判断材料として採用する、現在日本で最もメジャーな英語の試験です。

TOEICには合否は無く、受験者それぞれのスコアが認定されます。TOEIC L&Rの場合、「聞き取り:495点、読解:495点」の合計990点満点評価、全200問のマークシート形式です。

履歴書に書けるのはTOEIC 600点以上からと言われており、高校までに学ぶべき英単語や文法を理解し、基礎的な英会話を理解できるレベルです。

ビジネスで通用する英語レベルは、一般的にTOEIC700点以上です。700点以上あれば、英語力を強みのひとつとしてPRできるレベルといえます。

TOEICは年10~11回の頻度で開催されており、何度でも受験が可能です。現時点で英語の試験や資格を持っていない人は、まずはTOEICを受験することをおすすめします。

TOEFL

TOEFLも、TOEIC同様アメリカの非営利民間財団「教育試験サービス(Educational Testing Service、ETS」が提供する英語の試験です。

TOEFLは非英語圏の出身者のみを対象としており、英語圏の高校や大学などの教育機関が留学生を受け入れる際の英語力判定として採用しています。

満点は120点で、TOEIC同様合否判定ではなく、スコアの認定を受けるシステムです。

TOEICとは異なり、受験にはマークシートではなくPCからの入力で行います。Writingではタイピングで直接入力する、SpeakingではPCのマイクに向かって話すなど、試験方法に特徴があり、高得点の取得にはある程度の慣れが必要といえます。

知名度においてはTOEICに劣るTOEFLですが、海外留学経験者、海外進学者が受けることが多い試験のため、外資系企業など英語力を重視する企業では高評価を得られることがあります。

その他の英語関連資格・試験

TOEIC、TOEFL以外にも英語の資格・試験はいくつか存在します。日本である程度の知名度があるものとしては、下記が挙げられます。

・実用英語技能検定(日本英語検定協会が主催)

・IELTS(イギリス英語圏で知名度の高い英語検定)

・ケンブリッジ英語検定(ケンブリッジ大学英語検定機構が主催)

現在日本の就活においては、知名度や受験者数の面でTOEICが重要視されています。上記資格を英語力のPRとして記載する場合、TOEICに換算した場合の目安のスコアを伝えるようにしましょう。

理系就活に役立つ専門資格

理系就活ならではの専門資格について、在学中に取得可能な試験に絞ってご紹介します。志望業界に関連する資格があれば、在学中の取得を目指しましょう。

ITパスポート試験

ITパスポート試験とは、情報処理に関わる社会人や学生に必要な基礎知識に関する国家試験です。幅広い層にITの正しい知識を広めることを目的としています。

IT系国家資格である情報処理技術者試験の中では最も簡単なレベルであり、ITエンジニアが取得しても就職に有利に働く可能性は低いといえます。

一方でIT業界以外でもITリテラシーを重要視する企業は増えており、エンジニア職以外の職種を志望する場合、PCスキルを証明する上で有効です。

受験条件は無く独学での合格を狙える難易度から、就活生に人気のある試験です。

基本情報技術者試験

ITパスポート試験と同様、情報処理技術者試験の一つです。難易度はITパスポート試験より一段階上で、プログラミングに関する問題が出題される点が特徴です。

試験合格を昇進の条件や資格手当の対象として設定する会社も多く、ITエンジニア志望者の登竜門といえます。

ITエンジニア志望の理系学生は、学生のうちに取得できれば書類選考で有利に働く可能性のある資格です。

知的財産管理技能検定

著作権や特許、技術保護など、企業の保有する知的財産の管理を行う専門家、知的財産管理技能士を認定する国家試験です。難易度は1級~3級まであり、3級が初級レベルとなります。

知的財産管理技能士の資格は直接の業務に関わることが少ないため、必ずしも就活に役立つ資格とは言えません。しかしながら、特許や商標、自社技術を保有するメーカーにおいて知的財産の管理知識は重要であり、面接などの場面で話題に上がれば、選考が有利に進む可能性があります。

技術士第一次試験

公益社団法人日本技術士会が提供する、技術士・技術士補になるために必要な国家試験です。機械部門、電気電子部門、化学部門など、専門分野別に21の部会が設けられています。科学技術に関わる専門家として活躍するために必要な資格です。

技術士・技術士補になるには、試験に合格するだけではなく、実務経験などの要件が課されています。学生のうちに挑戦できるのは、技術士補取得の要件となる技術士第一次試験が一般的です。

第一次試験を合格しただけでは技術士補は名乗れませんが、人事担当者へのPRとして効果が期待できます。また、採用の決定権を持つ年長の役職者には知名度が高い点もポイントです。

ゼネコンや土木関連企業、通信メーカーなを志望する理系学生は、挑戦してみてはいかがでしょうか。

第三種電気主任技術者試験

第一種から第三種まである電気主任技術者試験のうち、工場などの電気設備の保全業務を監督するための資格です。電験三種の略称で呼ばれます。

電気電子工学科では一般的な資格で、所属する研究室によっては在学中に取得を推奨されることもあります。

取得すれば電気の知識を保有する証明になるため、電力会社や電機系メーカー志望の人におすすめする試験です。

乙種第4類危険物取扱者

危険物取扱者は、消防法によって定義される危険物を取り扱う上で必要な資格です。取り扱う危険物の範囲や種類によって、甲種、乙種、丙種に分かれており、乙種と丙種については誰でも受験が可能です。

乙種第4類危険物取扱者(通称乙4)は、石油をはじめとした可燃性液体の取り扱いに必要で、危険物取扱者の中で最も受験者数の多く人気の試験といえます。

難易度が高くないため乙4の資格単体で評価されるのは難しいですが、化学メーカーや石油プラント、材料系研究所の技術職であれば乙4の知識は役に立ちます。

将来的に化学工場の責任者などを目指す場合、甲種危険物取扱者の取得が必須です。化学系の学生は、甲種受験の前段階として乙4試験の受験をおすすめします。

PR次第で評価されるその他の資格

資格の取得は必須ではありませんが、企業の分野や配属先次第では評価されるその他の資格について紹介します。

普通自動車第一種運転免許

普通免許と言われる車の免許です。

内定先企業の都合によって地方に配属された際、移動手段として自家用車は必須です。首都圏配属の場合でも、企業によっては拠点間の移動や顧客訪問に社用車を利用する会社は多く、普通免許を持たない学生が内定後に困るケースがあります。

普通免許の取得にはある程度の時間的余裕が必要です。短期集中で取得できる免許合宿を利用するなどして、可能であれば学生時代に取得しておくことをおすすめします。

第二外国語の語学資格

英語以外の語学資格については、条件次第で高く評価される可能性があります。

・対象言語の語学レベルが高い(日常会話上級~ビジネスレベル)

・志望企業の海外拠点における母国語や公用語が話せる

・留学など、対象言語を使用した経験がある

上記のような条件を満たす場合、希少な人材として選考を有利にすすめられます。

なお、英語以外で需要の高い言語は一般的にに以下の三言語です。

・中国語(普通語)

・フランス語

・スペイン語

中国語を話せるエンジニアはメーカーでは重宝される可能性が高いといえます。中国の経済成長に伴い、幅広い業界で需要のある言語です。

フランス語はアフリカの新興国で話者数が多く、アフリカ進出を検討する企業であれば評価に繋がります。

スペイン語は、日系企業が多く進出する中南米圏で話されており、自動車関連企業を志望する学生は選考で有利に働く可能性があります。

なお、就活で第二言語をアピールする際、多くの場合は英語力についても同時に求められることを理解しておきましょう。

これだけは知っておきたいポイント

理系の就活に有利な資格についてご紹介しました。なお、工学部の学生向けの専門資格については下記の記事にてさらに詳しく解説していますので、そちらも合わせて参考にしてみてください。

参考:工学系(機械、電気電子、情報)の就活生が押さえておきたい工業系資格紹介

今回のまとめポイントは以下の通りです。

・英語関連の資格・試験はできれば受験しておくべき。まずはTOEICがおすすめ

・専門資格は志望業界に即していれば選考で有利にはたらく可能性が高い

・普通免許が無いと内定後に困る可能性も。可能であれば学生のうちに取得しておく

この記事が就職活動中の皆さんのお役に立てば幸いです。

  • 監修
    株式会社テックオーシャン
    人工知能やビッグデータを駆使し、理工系人材領域における採用ベストマッチングを生み出すHR Tech企業です。 理工系学生専門のオファーがもらえる就活サービス「TECH OFFER」と、大型イベントから1on1面接まで、気軽に企業と出会えるカジュアル就活サービス「TECH MEET」を運営しています。