こんにちは。理系就活情報局です。
「理系の就活って、資格は関係ある?」
「英語の資格は取っておいた方がいい?」
履歴書やエントリーシートを書く時に、資格欄が気になる理系就活生の方も多いと思います。目指す企業や職種によっては、持っている資格の種類や成績次第で選考を有利に進めることが可能です。
これから就職活動を始める皆さんへ向けて、理系就活向けのおすすめ資格についてご紹介します。
他の理系就活生よりも就活を有利に進めたい方は、ぜひ参考にしてみてください!
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理系の就活にも資格は役立つ?
資格は熱意や専門性のアピールになる
理系学生は研究と就活の両立で忙しくなりがちです。
現時点で時間的余裕がない人は「内定取得後や就職後、ひと段落してから資格を取ろう」と思うかもしれません。しかし、就職して数年は覚えることも多く、資格取得の時間を作るのはさらに難しくなると考えたほうが良いでしょう。
志望する会社や職種によっては、入社後に特定の資格取得を推奨されることがあります。資格給が給料に上乗せされるケースもありますから、志望業界に関連する資格があれば、学生のうちにチャレンジしてみることをおすすめします。
就職活動の選考が進んでいくにつれて、残る学生の学歴やスキル、研究内容などは似通っていくものです。同じような理系就活生と比較される場合、資格のあるなしは時に大きな差となります。
例えば、業務開始後に必要な資格を学生のうちに取得しておけば、仕事に対する熱意を示すことが可能です。
自分が目指す業界や職種にとって魅力的な資格を取得して、他の理系就活生から一歩抜きんでた存在になりましょう!
理系におすすめの英語資格
英語はどんな業界でも強みになる
理系就活生が目指す業界・職種は、グローバルな事業展開をしている会社も少なくありません。中には、一定の英語力が昇進の条件となっている会社もあります。
海外進出をしている・これからしようと思っている企業は、複数の理系就活生を比較した時に、「英語力」で採用を判断することがあります。
海外出張や海外拠点への出向などが想定される企業に就職しようと思うと、英語力がついている方が有利です。
また、国際社会化が進む現代において、英語力はどんな業界でも有力な強みとなります。
英語系の資格・試験は、可能であれば一つは受験しておいたほうが良いでしょう。
TOEIC
TOEICは、アメリカの非営利民間財団である「教育試験サービス(Educational Testing Service、ETS」が提供する、もっともメジャーな英語能力検定試験です。
TOEICのテストにも種類がありますが、一般的にTOEICといえば、受験者数の最も多い「TOEIC Listening & Reading Test(TOEIC L&R)」を指します。
多くの日系企業が英語力の判断材料として採用しているため、英語力をアピールしたいならTOEICの受験がおすすめです。
TOEICは、合否ではなく受験者それぞれのスコアが認定される試験です。
履歴書に書けるのは、一般にTOEIC 600点以上からと言われており、高校までに学ぶべき英単語や文法を理解し、基礎的な英会話を理解できるレベルです。
ビジネスで通用する英語レベルは、一般的にTOEIC700点以上です。
700点以上あれば、英語力を強みのひとつとしてアピールできるレベルといえます。
TOEICは一年に何度も受験の機会があり、受験回数に制限はありません。リピート受験割引価格制度があり、二回目以降は割安で受験することもできます。
現時点で英語の試験や資格を持っていない人は、まずはTOEICを受験することをおすすめします。
TOEFL
TOEFLも、TOEIC同様アメリカの非営利民間財団「教育試験サービス(Educational Testing Service、ETS」が提供する英語の試験です。
TOEFLは非英語圏の出身者のみを対象としており、英語圏の高校や大学などの教育機関が留学生を受け入れる際の英語力判定として採用しています。
TOEIC同様合否判定ではなく、スコアの認定を受けるシステムです。
知名度においてはTOEICに劣るTOEFLですが、海外留学経験者、海外進学者が受けることが多い試験のため、外資系企業など英語力を重視する企業では高評価を得られることがあります。
また、TOEFLは自宅受験型の新しいテスト「TOEFL®︎ Essentials™️テスト」も実施しており、自宅にいながらにして受験が可能です。
研究で忙しい理系就活生でも、スケジュールの都合を付けて受験しやすいため、一度検討してみることをおすすめします。
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理系におすすめの専門資格
ITパスポート試験
理系就活生におすすめの資格1つ目は、ITパスポート試験です。
ITパスポート試験とは、情報処理に関わる社会人や学生に必要な基礎知識を問う国家試験です。
IT系の国家資格の中で最も簡単な試験のため、文系出身者でも取得が目指せるレベルです。難易度自体はそこまで高くありませんが、就職活動でIT系の知識を持っていると示せるため、就活前に受験する方も多い試験といえます。
ただし、あくまで入門的なレベルのため、ITエンジニア志望の学生のアピール要素としては弱くなってしまうことを押さえておきましょう。
ITパスポート試験は、直接ITを専門としない企業に就職したい理系就活生におすすめです。
基本情報技術者試験
理系就活生におすすめの資格2つ目は、基本情報技術者試験です。
基本情報技術者試験は、ITエンジニアを目指す理系就活生におすすめです。
基本情報技術者試験は、ITパスポート試験と同様、情報処理技術者試験の1つです。
難易度はITパスポート試験より一段階上で、プログラミングに関する問題が出題される、ITエンジニア志望者の登竜門的存在の資格です。
試験合格を昇進の条件や資格手当の対象として設定する会社も多く、Tエンジニア志望の理系学生は、学生のうちに取得できれば書類選考で有利に働く可能性があるでしょう。
知的財産管理技能検定
理系就活生におすすめの資格3つ目は、知的財産管理技能検定です。
知的財産管理技能検定は、メーカーを志望する理系就活生におすすめです。
知的財産管理技能検定は、著作権や特許、技術保護など、企業の保有する知的財産の管理を行う専門家、知的財産管理技能士を認定する国家試験です。難易度は1級〜3級まであり、3級が初級レベルとなります。
知的財産管理技能士の資格は直接の業務に関わることが少ないため、必ずしも就活に役立つ資格とは言えません。しかしながら、特許や商標、自社技術を保有するメーカーにおいて知的財産の管理知識は重要であり、面接などの場面で話題に上がれば、選考が有利に進む可能性があります。
技術士第一次試験
理系就活生におすすめの資格4つ目は、技術士第一次試験です。
技術士第一次試験は、ゼネコン・土木関連企業・通信メーカーなどを志望する理系就活生におすすめの試験です。
技術士試験は、公益社団法人日本技術士会が提供する、技術士・技術士補になるために必要な国家試験です。機械部門、電気電子部門、化学部門など、20の専門分野別に行われます。
技術士・技術士補になるには、試験に合格するだけではなく、実務経験などの要件が必要です。
学生のうちに挑戦できるのは、技術士補取得の要件となる技術士第一次試験となります。
第一次試験に合格しただけでは技術士補は名乗れませんが、学生時代に合格していれば、仕事への熱意を示せるでしょう。
第三種電気主任技術者試験
理系就活生におすすめの資格5つ目は、第三種電気主任技術者試験です。
第三種電気主任技術者試験は、電力会社や電機系メーカー志望の理系就活生におすすめの試験です。
第一種から第三種まである電気主任技術者試験のうち、第三種電気主任技術者試験は、工場などの電気設備の保全業務を監督するための資格です。
電気電子工学科では一般的な資格のため、所属する大学や研究室によっては在学中に取得を推奨されることもあります。
乙種第4類危険物取扱者
理系就活生におすすめの資格6つ目は、乙種第4類危険物取扱者です。
乙種第4類危険物取扱者は、化学メーカーや石油プラント、材料系研究所の技術職志望の理系就活生におすすめの試験です。
危険物取扱者は、消防法によって定義される危険物を取り扱う上で必要な資格です。
取り扱う危険物の範囲や種類によって、甲種・乙種・丙種に分かれており、乙種と丙種は受験資格の縛りがなく誰でも受けられます。
乙種第4類危険物取扱者(通称乙4)は、石油をはじめとした可燃性液体の取り扱いに必要で、危険物取扱者の中で最も受験者数の多く人気の試験です。
難易度が高くないため、乙4の資格だけで就活を有利に進めるのは難しいかもしれません。
将来的に化学工場の責任者などを目指す場合、甲種危険物取扱者の取得が必須です。化学系の学生は、甲種受験の前段階として乙4試験を受験しておくと、「将来を見据えて準備をしている」とアピールできるでしょう。
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理系が併せて取っておきたい資格
普通自動車第一種運転免許
理系が併せて取っておきたい資格1つ目は、普通免許です。
内定先企業の都合によって地方に配属された際、移動手段として自家用車は必須です。
首都圏配属の場合でも、企業によっては拠点間の移動や顧客訪問に社用車を利用する会社は多く、普通免許を持たない学生が内定後に困るケースがあります。
普通免許の取得には、ある程度の時間的余裕が必要です。
夏休みなどに短期集中で取得できる免許合宿を利用するなどして、可能であれば学生時代に取得しておくことをおすすめします。
第二外国語の語学資格
理系が併せて取っておきたい資格2つ目は、第二外国語の語学資格です。
英語以外の語学資格は、条件次第では高く評価される可能性があります。
・対象言語の語学レベルが高い(日常会話上級~ビジネスレベル)
・志望企業の海外拠点における母国語や公用語が話せる
・留学など、対象言語を使用した経験がある
上記のような条件を満たす場合、希少な人材として選考を有利に進められます。
なお、英語以外で需要の高い言語は一般的に以下の三言語です。
・中国語
・フランス語
・スペイン語
中国の経済成長に伴い、幅広い業界で需要のある言語です。
中国語を話せるエンジニアは、メーカーでは重宝される可能性が高いといえます。
フランス語はアフリカの新興国で話者数が多く、アフリカ進出を検討する企業であれば評価に繋がります。
スペイン語は、日系企業が多く進出する中南米圏で話されており、自動車関連企業を志望する学生は選考で有利に働く可能性があります。
なお、就活で第二言語をアピールする際、多くの場合は英語力についても同時に求められることを理解しておきましょう。
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就職活動では、自分と同じレベルの就活生と比較した時に、何が強みになるのかを常に考えなくてはなりません。
資格は、理系就活生が他の就活生より一歩抜きんでた存在となるために役立つアピール要素です。
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