登録者情報
ニックネーム:T.O.
東京工業大学大学院 物質理工学院 / 23卒

選考企業情報
企業名:住友化学株式会社
職種:技術系総合職
インターン参加:参加していない
最終選考結果:最終選考通過(内定)

エントリーシート

現在、研究以外で力を入れていることについてご記入ください。(400字)

現在はサークルの後輩への作業の引継ぎに力を入れている。理由は、コロナウイルス流行に伴うサークル活動の停止により引き継ぐことのできなかった作業について、教えてほしいとお願いされためである。私は、ものつくりサークルにおける活動は、先輩から学んだ技術に自分の知見を加えて引き継ぐまでが役目と考えている。したがって、その責任を果たすために、休日を利用して作業を教えることを決めた。設計など家でできることはzoomでPCの画面を共有しながら説明し、作業をする際には実際に大学に向かい、手本を見せながら工程を教えている。この経験を通して、指導力の向上を実感している。これは研究で培った論理的な思考と安全面への意識に由来する。具体的には、説明する際に相手を意識すること、部員だった当時には気づかなかった作業場のヒヤリハットなどである。これからも学んだ経験を活かし、全力で活動に取り組む現役部員に協力したい。

現在の研究の概要を教えてください。(600字)

バイオマス由来化合物から有用化合物を合成するための固体触媒の開発を行っている。5-ヒドロキシメチルフルフラール(HMF)は、木材などのバイオマスから合成可能な有機化合物である。このHMFをアミノ化することで得られる2,5-ビスアミノメチルフラン(BAMF)は、ポリアミドなどの合成繊維の原料としての利用が期待される有用化合物である。しかし、これまでに報告されているBAMF合成法には、大気不安定な触媒や高温・高圧条件が必要という課題があった。そこで本研究では、大気安定かつ温和な条件でBAMFを合成可能な触媒の開発に取り組んだ。本研究の新規性は、ヒドロシランで還元を行ったNi担持触媒で、BAMF合成反応を行った点である。従来の水素ガスで還元を行う触媒調製法には、500 ℃という高温が必要だった。一方、今回開発したヒドロシランを用いた還元法は200 ℃以下で進行するため、金属粒子の凝集と担体の焼結を抑制することによる高表面積の維持が期待できる。また、この方法により調製した触媒の独自性として、大気中での取り扱いが可能という点がある。従来の非貴金属元素担持触媒は、大気中で金属が酸化され失活するデメリットがあった。一方、今回開発した触媒は、ヒドロシラン由来の有機ケイ素種がNi表面を覆うことで酸化を抑制することができる。この方法で調製した触媒についてBAMF合成反応を行い、触媒活性の評価を行った。

各質問項目で注意した点

簡潔に書く。一文をなるべく短くすることを意識した。

結果通知時期および結果通知方法

結果通知時期:2~3日以内 結果通知方法:メール