登録者情報
ニックネーム:K.T
京都工芸繊維大学大学院 機能物質化学専攻 / 23卒

選考企業情報
企業名:三井化学株式会社
職種:プロセス系
インターン参加:参加していない
最終選考結果:2次選考通過

エントリーシート

趣味や特技を教えてください(100字以内)

私は小学生から大学生まで野球部として活動していました。特に私の高校は進学校で引退が1年早く練習量が少ない中、チームのエースとして8年ぶりの公式戦の勝利に導き、集団で目標達成する喜びを実感しました。

三井化学に入社してからどんなふうに活躍したいですか?(400字以内)

私は人々の当たり前の生活を支え、それを世界中に広げていくような仕事がしたいと考えています。中でも私が大学で専攻している化学工学を活かし、貴社のグローバルな事業展開の中で高品質な製品やサービスを人々が手にとる形にする生産技術職で活躍したいです。貴社の業務に携わることは、私の「人々の生活を支え、世界中に広げる」という目標につながると考えております。実際の業務では、貴社の加工品事業に携わり、環境に優しく持続可能な社会の形成に貢献したいです。これは大学に応用化学課程として入学し、生物化学工学を専攻することで得た、化学からバイオ技術に関する幅広い知識や経験を活かすことができると考えた為です。このようなバックグラウンドを持つ私ならではな挑戦を若手のうちから行い、自らが率先して行動を起こし、自らの強みである独自のリーダー像を発揮して、多くの人を巻き込み、新しい風を吹かせることができる存在になりたいです。

あなたの強みはなんですか?(600字以内)

私の強みは、リーダーシップ力です。私は関わる“全て”の人を先導し、イレギュラーにも柔軟に対応できるリーダーです。元々私は内気な性格で、人前に立つことを避けていました。しかし、中学3年生の時のアメリカへの留学で現地の人を相手にリーダーを務めたことをきっかけに、グループを導き目標を達成する喜びを学びました。ここから私は「内気で人前に立つことを避けてきた自分」から「グループを先導するリーダー」へ変わりました。また、大学3年生の時には研究室配属の調整役を務めました。各自の希望、成績や各研究室の定員を考慮し、1ヶ月以内に決定する必要がありました。留学生を含め50人以上の希望を叶えることは難しく、例年日程の遅れなど問題がありました。加えて、進級できない学生がいて再調整が必要であったり、感染症の影響で対面で集まれないなどのイレギュラーがありました。そこで事前の希望調査の実施やルールを詳細に設定するなど、オンラインでも調整が行えるように工夫しました。また、不満を持つ学生には個別に連絡を取るようにしました。その結果、期限内に全員が納得する形で配属をすることができました。このように、自分の意見を発信するのが苦手な人の気持ちも理解でき、外国人相手にもリーダーを務めたことがある私にしか出来ない、文字通り関わる“全て”の人を先導し、柔軟にイレギュラーにも対応できるリーダー像を持っているのが私の強みです。

研究テーマはなんですか?(50字以内)

ナイーブVHHライブラリの多様性を用いた次世代検査薬の創成

研究の概要を社会的位置付けを明確にして教えてください

あらゆる感染症に迅速かつ低コストで診断できる次世代検査薬の創成を目的とし、健常なラクダ科動物から得られるナイーブVHHライブラリを用いた検査システムの開発を行っている。現在、抗体の結合力と選択性を利用した検査手法が幅広く用いられている。これらの検査薬に用いられるヒト抗体は安定性が低く使用できないケースがほとんどで、抗体生産には動物を用いるため、検査コストや迅速性の面で課題がある。そこでヒト抗体の代替としてラクダ科動物由来の低分子抗体VHHに着目した。VHHは安定性に優れており検査薬へ応用できる可能性が高い。また分子量が小さいことで大腸菌での生産が可能であるため低コストで生産できる。中でも健常なラクダ科動物から得られるナイーブVHHは免疫作業を必要としないため迅速に抗体生産が可能である。加えて、約1億種類の多様性からあらゆる抗原に対して抗体を獲得できる。実際の検査システムの開発には、ラクダ科動物の血液から抗体の集合体であるライブラリを構築し、構築したライブラリから目的抗体のみを単離する2つのステップが存在する。本研究ではライブラリ構築における条件の最適化を行い、7頭のアルパカからナイーブVHHライブラリ構築に成功した。また構築したライブラリから1つのモデル抗原に対する特異抗体の単離にも成功し、現在その単離法の有意性を検証している。本法の確立は様々な抗原に対して低コスト・迅速な次世代検査薬の創成に繋がる。

研究で工夫した点やオリジナリティはなんですか?(400字以内)

私が独創性を発揮した場面は2つあります。1つ目はライブラリ構築の条件最適化を行った時です。従来のライブラリ構築に比べて健常な動物の血液を利用することから個体差の影響が大きく、従来の条件ではうまく行きませんでした。そこで同じような分野で活躍する企業や研究員の方々に協力を促し、オンラインミーティングなどにも特別に参加させていただくことによって、従来の温度等の検討の他に試薬の調製(特にMgSO4の濃度調製)まで検討するという発想ができ、条件最適化に成功しました。2つ目は抗体単離を行う際に従来とは別の単離担体を用いた点です。ナイーブVHHライブラリの長所である約1億種類の多様性が原因となって従来の担体では非特異反応が生じ目的抗体のみを単離できませんでした。そこで非特異反応の原因のタンパク質を使わずに単離できる多重膜リポソームを調製し単離担体としました。この結果1つのモデル抗原に対する抗体の単離に成功しました。

各質問項目で注意した点

ES全体(研究内容まで含めて)で一貫性を意識しました。私の場合ですと、全体を通じて「挑戦する姿勢」を全ての設問で含ませるように意識しました。

結果通知時期および結果通知方法

結果通知時期:2週間以内 結果通知方法:メール