登録者情報
ニックネーム:ゆぴねる
東北大学大学院 農学研究科 / 22卒

選考企業情報
企業名:宝ホールディングス株式会社
職種:技術系総合職
インターン参加:参加していない
最終選考結果:1次選考通過

エントリーシート

学生時代に力を入れたことは何ですか。自由にご記入ください。(400字以内)

アカペラコーラス部での活動に力を入れました。私が所属するバンドは定期演奏会出場を目標に掲げながらも、2年目までは選考を突破できず悔しい結果に終わっていました。私は他バンドの演奏を分析する中で、敗因の一つは個性の弱さであると考え、統一感ある選曲により他との差別化を図ることをバンドメンバーに提案しました。メンバーとの話し合いの中では、誰もが馴染み深いジブリに関連した選曲を行うことや、曲のアレンジ・振り付けなどのアイデアが生まれました。私はそれらの実現のために練習時のビデオ撮影や中高での合唱部の経験を基にした新たな練習法の提案を行うことでパフォーマンスの向上に貢献しました。これらの取り組みにより実力と人気を伸ばし、活動3年目には定期演奏会出演を果たし約300人のお客様の前での演奏を実現しました。この経験により身につけた課題解決力を生かし、ニーズに応える製品の開発改良に貢献したいと考えています。

数ある食品業界の中で、なぜ当社への就職を希望しますか。詳細をご記入ください(400字以内)

日本酒の新たな価値創造に挑戦し、その魅力をより多くの人に伝えたいと考えるためです。私は麹菌を対象とした研究を行う中で発酵醸造分野、特に日本酒に関心を持ってきました。酒蔵見学や日本酒検定の取得などを通して日本酒への学びを深める中で、味は勿論のこと日本酒にまつわる文化にも魅力を感じています。そして受け継がれてきた醸造技術を科学的に紐解くことの面白さを感じ、伝統を引継ぎながら日本酒の未来を創造することに自らも携わりたいと考えるようになりました。長年培われた高い技術力を持ち、新たな清酒ジャンルである「澪」の開発など新たな追求を続ける貴社でこそ、人々の嗜好や文化に応え次世代に繋がる日本酒の創造に挑戦できると考えています。私は部活動やアルバイトを通して、問題の本質を見極め解決に向かって行動する力を培ってきました。この力を生かして商品や技術の開発に挑戦し、世界に日本酒の魅力を伝えたいと考えています。

現在の研究テーマの概要をご記入ください。150文字以下

遺伝子組換え技術を利用し、麹菌による有用タンパク質の生産性向上を目指しています。培養時の菌糸凝集や麹菌自身によるタンパク質分解といった生産効率上の課題を解決すべく、凝集や分解に関わる遺伝子に変異を加えることで生産効率の上昇を試みています。この研究は将来、酵素生産等のコスト削減に貢献できると考えます。

現在の研究テーマにおける目標はなんですか。目標設定の理由、目標達成に向けた取り組みも合わせてご記入ください。研究活動で困難な課題があった場合は、どのように対応したのかご記入ください。500文字以下

麹菌に複数の遺伝子変異を加えることで、卵白タンパク質の生産性を可能な限り向上させる事を目標としています。先行研究において、菌糸分散に関わる遺伝子またはタンパク質分解に関連する遺伝子を破壊することでそれぞれ、分泌タンパク質の量が約10倍、分泌タンパク質の活性が2倍近くになることが示されています。これらの先行研究を組み合わせる事でタンパク質生産性を向上させ、一般に生産性が低いとされる麹菌以外の生物を由来とするタンパク質の効率的な生産も実現できるのではないかと考え、この目標を設定しました。これまでに菌糸分散とタンパク質分解抑制という2つの表現型を併せ持つ株の取得および卵白タンパク質DNAの導入が完了し、現在はその生産能力の検証を行っています。研究を行う中では現在、卵白タンパク質の分泌が見られないという困難に直面しています。これを乗り越えるべく、原因を新たな視点から探るため論文検索等による情報収集に力を入れ、複数の仮説立てをしながら段階的に検証を行っています。また担当教官と積極的にディスカッションを行い、自ら考えた仮説や検証法を提案し改善することで効率的に実験を重ねるよう努めています。

研究の内容・取り組みを通じて身につけたことは、当社でどのように活かすことができると思いますか。また、活かしていきたいですか。できるだけ具体的にご記入ください。400文字以下

私は研究活動を通して身につけた「効率的を意識した計画実行力」を活かすことで課題を解決し、質の高い商品開発に貢献できると考えています。私の研究対象である麹菌は培養に比較的時間を要するため、実験結果を複数予測し各々の予測に沿った計画をあらかじめ立てておくことで、時間的な効率化を図ってきました。また、予想外の結果が出た際にはただ同じ試行を反復するのではなく原因の根本を見極め、常に改善を加える事を心がけています。企業における開発改良においては市場を意識したスピード感が求められると考えます。自らの力を生かすことで、定められた期間内により多くの課題発見と解決を果たし、試行錯誤の一歩一歩をお客様に新たな価値を届ける商品作りに繋げたいと考えています。さらに研究の中で身につけた生化学や微生物などの基礎知識を元に現場の技術を学ぶことで、科学的視点を持って商品開発に携わることができると考えています。

各質問項目で注意した点

研究に関する内容と、それを入社後にどう活かしたいかの質問が多いと感じたので、やったこと・できることをどう発展させていきたいのか、論理的に記述するように心がけた。

結果通知時期および結果通知方法

結果通知時期:1か月以内 結果通知方法:マイページ上