登録者情報
ニックネーム:義露平
大阪公立大学大学院 工学研究科 物質科学生命系専攻 化学工学分野 / 24卒

選考企業情報
企業名:ヌヴォトンテクノロジージャパン株式会社
職種:技術系総合職 設計開発
インターン参加:参加していない
最終選考結果:最終選考通過(内定)

エントリーシート

◆学業、ゼミ、研究室などで取り組んでいる内容をご記入ください。

私が大学院で研究しているテーマは「〇〇による〇〇薄膜の成膜と〇〇の効果」です。電子デバイスの高性能化に伴って、微細化による高集積化が進展しており、10 nm以下の配線形成プロセスが研究されています。現在、主な配線材料であるCuは基板や層間絶縁膜に拡散するため、TiN等の拡散防止膜が必須です。しかし、拡散防止膜の比抵抗はCuよりも2桁大きく、一定の厚みが必要なため、拡散防止膜を含む配線全体の急激な抵抗上昇が問題となっています。本研究ではCuに代わる配線材料として、〇〇Mn+1AXnに着目しました。第一原理計算によりTi系の〇〇は銅よりも配線抵抗が小さいと推測されていますが、成膜や物性評価の報告は非常に少なく、また、〇〇による物性に対する影響も不明となっています。そこでTi-A-C, N薄膜を作製し、〇〇の種類、成膜条件が膜の配向性、組成、結合状態、比抵抗に与える影響を評価しています。銅よりも低抵抗かつ信頼性のある合金薄膜を作製できれば、最先端配線への応用が期待でき、電子デバイスの高速化、信頼性向上に繋がると考えています。

◆学業、ゼミ、研究室などの取組みのうち自分で工夫したことは何ですか。

大学での研究活動を通じて、柔軟に他人の知識や経験を吸収することで新たな可能性が拡がることを学びました。大学の研究室では次世代半導体用の新しい合金配線材料を製膜する研究を行っています。この合金材料は世界でも合成例が少なく不明な点が多いため、自身の研究においても、他文献の報告値よりも不純物が多く含まれたり抵抗値が大きいなど、上手くいかないことが多々ありました。自分だけでは考えが凝り固まり、原因解明が難しかったため、他のテーマを研究している先輩や、使用している装置の販売元の技術者に連絡をとり、何か関連することはないか、以前に同じような事例はなかったか等相談しました。すると、自分では気づけなかった問題点や、新たな知見を教えてくださり、不純物である酸素が膜に含有するという課題の解決に繋がりました。このとき、一人で抱え込まず、時には人を頼ることの大切さを知りました。この経験は組織で働く一社会人として、チームと共に目標を達成することに活かしたいと思います。

◆自己PR

私は主体的に行動を起こして自身の可能性を広げ、やりきることが出来ます。私は大学から新しいことに挑戦しようと思い、大学の〇〇に入部し〇〇を始めました。演奏プログラムの中に自分の大好きな曲が選ばれました。しかし、通例では、初心者はその演奏会に出演することが出来ない決まりでした。私はその曲に思い入れがあり、どうしても演奏したかったので、演奏会に出してもらえるほどの実力をつける必要があると考えました。なので講義の空きコマ、休日などすき間時間に自主練習をしたり、部活動とは別に、プロ演奏家のもとに通いご教授いただくなどして精進を重ねました。そうした中で、学業、アルバイトの両立に苦労し、心が挫けそうになりましたが、中学時代の恩師に言われた「お前は努力の天才」という言葉を思い出し、発奮興起しました。その努力と上達具合が認められ、念願の冬の演奏会に出演することが出来ました。このことで自信がつき、楽器経験者が多い中で3年間の活動をやりきることが出来ました。社会人としてもこの強みを活かし、任された仕事に対して粘り強く取り組んでいきたいと思います。

◆学生時代に最も打ち込んだこと

学業と部活動の両立を図るうえで、自身の状況や能力を的確に把握し、効果的に物事を遂行していく経験を積みました。私が所属していた部活動は休日も含めて週3、4日の頻度で活動を行っていたため、部活動とアルバイト、講義の課題や予習復習を限られた時間の中で遂行する必要がありました。しかし、多くのタスクに追われる中で無理をしてしまって一度体を壊してしまい、先方の予定を変更してもらうなど周りに迷惑をかけてしまったことがありました。そのことから全てを無理してこなすのではなく、物事に優先順位をつけて着実に取り組む重要さを知りました。その後は一日体を休める日をつくったり、通学時間などの隙間時間を有効活用するなどして、自身の状況を常に見極めながら生活することで多くの事がうまくいくようになりました。この経験は、社会人としても多くの課題がある中で確実に業務をこなすことに活かしたいと思います。

◆組織やチーム(複数人での活動)などにおいてあなたが新たに提案し実行した取組等についてご記入ください。

私は大学の〇〇の活動で、自分の考えを明確に伝え、他者の考えを読み取る大切さを知りました。当楽団では、通常、プロの指揮者をお呼びするところ、学生が指揮者を務めるという伝統があり、学生達だけで一から音楽を創り上げていくという特色がありました。しかし、私の代の部員は自分の意見を発信することが苦手な者が多く、練習もお通夜のような状態がしばらく続き、このままでは良い音楽が創れないという危機感を覚え、さらに伝統が揺るぎかねないと思いがありました。そこで一度、部員が集まって話し合う場を設けることを提案し、1人1人じっくり意見を聴いていき全員で音楽に対する想いを共有しました。そこで共通していたのは「皆と素晴らしい音楽を奏でたい」ということでした。すると練習中の部員の発言機会も増え、それぞれが意見を聴き入れ、全員が一丸となり練習に励むことが出来ました。そうして迎えた演奏会の終演後、「ブラボー」という歓声と無数の拍手を聴いた時、充実感と達成感が身体全体を駆け巡りました。この感覚はチームが一体となって共に頑張ってきたからこそ感じたものであり、このことからチームワークの重要性を学びました。この経験は、社会人として同じ志を持って組織で働くことに活かしたいと思います。

◆入社後にチャレンジしたい仕事あるいは実現したい事を具体的にご記入ください

私は、自身が熱心に取り組んだ業務によってお客様が喜んだり、自分の力が役立ったときにやりがいを感じます。半導体は今や社会生活に必要不可欠なものであり、貴社の技術を駆使した半導体製品群は自動車や通信など多種多様な分野で活躍しているので、より多くのお客様の生活を支えることができると考え興味を持ちました。設計開発では、これまでに蓄積されてきた最先端の技術を習得、駆使し、世の中に革新をもたらすような次世代コア技術の開発に携わりたいです。そのためにも、高い目標を持ちながらチーム一丸となって難題にチャレンジしたいと考えています。さらに、現在展開されている製品のみならず、トランジスタやパワー半導体などの他の半導体素子にも応用できるような新技術の開発や、日本は遅れていると言われている最先端ロジック回路に繋がるような開発に挑戦したいです。またアプリケーションエンジニアでは、ユーザーのインフラ整備など、自社で開発した製品がお客様の手に渡ってからも、存分にその役割を全うできるようにサポートするようなソリューションを提供したいと思います。

各質問項目で注意した点

自分の自己分析結果と、ES内容が矛盾しないように。

結果通知時期および結果通知方法

結果通知時期:1週間以内 結果通知方法:マイページ上