登録者情報
ニックネーム:giga
芝浦工業大学 理工学研究科システム理工学専攻 / 24卒

選考企業情報
企業名:日本電信電話株式会社
職種:研究開発職
インターン参加:参加していない
最終選考結果:最終選考通過(内定)

エントリーシート

入社後携わりたい研究開発テーマとその理由

私は貴研究所でデータの流通・利活用するためのデータ管理技術やデータ処理機密性の研究に携わり、ITによって企業が安心・安全に業務プロセスを改善するための技術を提供し、日本のDXの推進に寄与したいと考える。これは私が研究で装置製作に取り組んだ時に、調達から加工に至るまでに煩雑な過程が多く、効率化・高度化の必要性を実感してきた経験に基づく。情報共有技術が発展すれば企業間でのデータ共有も進み、これまで実現できなかった製品も発明にもつながることが期待できると考える。貴研究所では長期的な視野で研究が可能であり、またサービスにつながる技術であればNTTとして技術を多くの人々に使ってもらえることが可能であると考える。

2021年以降NTT研究所が発表したニュースリリースで興味を持ったものとその理由

私は遠隔手術を支えるロボット操作をIWON APNを用いることで同一手術室のようにする環境を目指す実証実験を開始したというニュースリリースに興味を持った。これは私が研究で多軸ロボットの制御を試みて、非常に困難に感じた経験に基づく。単純にロボットの近くで制御することも難しいにも関わらず、遠隔地での精密な制御の実現を目指していることに面白さを感じる。また、手術支援ロボットという特性からバイタルデータや個人情報を伝送する必要があり、高度なセキュリティ対策が必要な点や空間全体の映像や音の情報をリアルに伝えるための技術など、貴研究所の高度な技術の集大成であると感じる点も興味を持った理由の一つである。

これまでに力を入れてきたこと(サークル活動、アルバイト、スキル習得、語学、外部団体・イベント運営、競技会参加、教育経験、その他自己啓発など)と、それを通じて得た、成長したと感じたことを記載してください(複数回答可)。

ラグビー部で公式戦全勝を目標に掲げ、主務として複数の学内組織を説得してスクラムマシンを導入し、新たな練習方法を取り入れたことだ。取り組んだ理由は、部員不足によりスクラムの練習が満足に行えず、試合で勝てないことが慢性的な課題だったからである。学内で予算補助の公募の際、少人数で練習可能なマシンを購入することにした。しかし、球技場を共有するサッカー部に人工芝が劣化する懸念があることを理由に購入を反対され、学生課には購入の意義が不明瞭であると指摘を受けた。そこで、他大学でのマシンの使用状況や論文を基に定量的なデータを用意して、サッカー部を説得した。学生課には、保管場所や使用ルールを入念に決めたうえで直接話す機会を頂き、熱意に加えて現実味のある提案であることをプレゼンした。最終的にスクラムマシンの活用によってボトルネックが解消され、1勝しか出来なかった翌年の秋の公式戦は4戦全勝することができた。この経験によって各組織の主張をくみ取ったうえで自身の意見を押し出すためには定量的なデータを用いた提案が効果的であると学んだ。

研究テーマの概要、研究体制(共同研究者・ご自身の貢献部分等)、意義について説明してください。また、これまでの成果(論文、学会発表、開発、特許、報道、表彰など)について、その件数やご自身の貢献度(主著・共著等)が分かるようにご記入ください。

箇所へのFSPの適用や、新たな傾斜機能構造物の造形法への応用に活用出来ると考える。本研究テーマは新規研究としてテーマ設定から装置設計、評価検証までを一貫して私が行っており、私の研究はマイクロ摩擦攪拌プロセス(μFSP)を用いて異種金属接合した際に生じる傾斜機能特性活かした構造物を造形することを目標としている。摩擦攪拌プロセス(FSP)は、融点以下で接合することから強度を保った接合部を実現出来る。しかし現状では高い加工反力の発生と摩擦熱の不足が原因で薄板へ応用するマイクロ接合の研究は少ない。また、FSPで異種金属を接合した際に生じる段階的に金属組成が変化する傾斜機能組成は、溶接などの従来法と比較して熱応力の大幅な低減に繋がるが、未解明の部分が多い。そこで本研究ではμFSPによる異種金属接合のパラメータ最適化と傾斜機能特性の解明を行う。FSPは高剛性・高精度な装置が要求されるため、要求される仕様を満たす3軸CNC加工機を製作した。この装置を使用してアルミニウムや銅の重ね合わせFSPによる接合状態を評価する。また、金属粒子の塑性流動の様子は実験では観察できないため、LS-DYNAを使用して粒子法を用いたシミュレーションを行う。その後、繰り返しFSPを適用することで任意の傾斜機能特性を付与可能な3Dプリント技術を提案する。この研究の成果は微小SEATUC 2023で学会発表を行った。

各質問項目で注意した点

研究開発職なので、研究で何をしたか、アピールポイントはどこかを明確にして書くことを心掛けた。