こんにちは。理系就活情報局です。
理系出身者は、理系以外のフィールドでも活躍できるポテンシャルを持っています。
コンサルティング業界は、理系出身者が活躍できる業界の1一つです。
本記事では、コンサルタントという仕事についてわかりやすく解説します。
「なんとなく分かるようでいて、何をする仕事なのかわからない」という方から「コンサルタントをめざしてみたい」方まで、ぜひ参考にしてみてください!
コンサルタントはクライアントの課題を解決に導く仕事
コンサルタントの仕事を一言でまとめると、「クライアントが抱える問題を解決に導く仕事」です。
企業の経営層と関わり、経営戦略をはじめとする、企業を左右する問題を解決する提案を行います。
その企業が抱える課題に取り組むため、コンサルタントには経営やマーケティング知識も問われる仕事です。
幅広い知識が必要であり、かつ責任感を伴うため、やりがいのある仕事をしたい理系就活生に向いています。
コンサルティングファームにも種類がある
コンサルティングファームには、幾つかの種類に分類できます。
以下ではTECH OFFERに掲載されている企業を例に出しながら、主なコンサルティングファーム5種とその特徴について端的にまとめました。
リンク先をクリックして、コンサルティングファームの仕事を覗いてみましょう。
ログインしてから「気になる」をタップすると企業側にプロフィールが送付され、企業からオファーが来やすくなります。
・総合系コンサルティングファーム
戦略立案から策定・実行・サポートまで総合的なコンサルティングサービスを提供する。
企業例:日本アイ・ビー・エム株式会社
・戦略系コンサルティングファーム
クライアントに対して経営者の観点から課題提案を行い、事業計画から人事計画まで、会社機能全般を対象にコンサルティングを行う。
企業例:マッキンゼー・アンド・カンパニー、ドリームインキュベータ
・シンクタンク系コンサルティングファーム
民間企業・官公庁を対象に、経営戦略や業務戦略などを幅広く担当する。
企業例:株式会社三菱総合研究所・日本総研
・IT系コンサルティングファーム
IT戦略の課題解決を目指して社内システムのコンサルティングを行い、最適なシステム導入から運用・保守までを担当する。
企業例:株式会社宇部情報システム・株式会社シナプスイノベーション
・建設系コンサルティングファーム
道路・空港などのインフラ整備の企画から竣工後の維持管理などを担当する。
関連記事:理系就活生の資質が活かせる!コンサルティング会社の魅力とは
理系就活生がコンサルタントに向いている理由
理系就活生がコンサルタントに向いている理由として以下3つが挙げられます。
・論理的思考力を活かせる
・データを扱うことに慣れている
・仮説と検証に慣れている
論理的思考力を活かせる
理系就活生がコンサルタントに向いている1一つ目の理由は、「論理的思考力を活かせる」からです。
コンサルタントは、課題解決のためにさまざまなアプローチ方法を検討・実行します。また、思い込みや前提知識に左右されずに論理的に思考することで、最適な提案を行います。
その過程には、論理的な思考力が必要不可欠です。
理系就活生は、コンサルタント業務の基礎となる論理的思考力を持っています。
コンサルタントは、集中力と論理性でもって1一つの物事を深く追求することが好きな人に向いていると言えるでしょう。
データを扱うことに慣れている
理系就活生がコンサルタントに向いている2二つ目の理由は、「データを扱うことに慣れている」からです。
コンサルタントは、業務でさまざまな領域に及ぶデータを扱います。
理系就活生は専門分野で日常的にデータを扱っているため、コンサルタント業務にも馴染みやすい素地があると言えるでしょう。
特に金融系コンサルタント・会計コンサルタントは数字に密接な仕事で、数字に明るい理系就活生は重宝される人材です。
仮説と検証に慣れている
理系就活生がコンサルタントに向いている3三つ目の理由は、「仮説と検証に慣れている」からです。
コンサルタントは、常に仮説と検証を繰り返していきます。
収集した情報をもとに仮説の検証を行い、結論を導き出していくのは、理系就活生にとって馴染んだプロセスです。
仕事では限られた時間の中で成果を出さねばなりませんが、コツコツと目の前の課題に取り組み、仮説・検証を実行できる理系就活生は、コンサルタントの適性を持っています。
コンサルタントに求められる能力
コンサルタントに求められる能力は以下の3つです。
・コミュニケーション能力
・プレゼンテーション能力
・プログラミングなどのIT技術や専門知識
コミュニケーション能力
コンサルタントに求められる能力の1一つ目は、コミュニケーション能力です。
コンサルタントは、常にクライアントを相手にする対面型のビジネスです。企業の経営層と関わることも多いため、営業職的な側面を持ちます。
企業が抱える問題を解決するためには、まずクライアントの要望や課題について丁寧にヒアリングを行わなければなりません。実際に課題を解決できる能力とは別に、コミュニケーション能力が問われることになります。
プレゼンテーション能力
コンサルタントに求められる能力の2二つ目は、プレゼンテーション能力です。
ただコミュニケーションを図るだけでなく、コンサルタントはクライアントに課題解決のための提案を行います。
なぜその提案が課題解決に役立つのかを論理的に説明しながらもわかりやすく伝え、納得してもらうに足る説得力を持たせなくてはなりません。
プログラミングなどのIT技術や専門知識
コンサルタントに求められる能力の3三つ目は、プログラミングなどのIT技術や専門知識です。
IT系コンサルでは、プログラミングなどのIT技術を持っていることが歓迎されます。
実際の業務でシステムの設計や構築を担当するため、コンサルタントはIT技術の知識を備えておく必要があるのです。
ほかにも、コンサルティングには、クライアントの企業が専門とする領域への知識が求められます。経営やマーケティングといった知識も、コンサルタントに必要です。
「これだけは詳しい」ではなく、幅広いことに興味を持ち、常に知識を更新していくことがコンサルタントの仕事の1一つと言えるでしょう。
コンサルタントのキャリア形成
ここまで、「コンサルタントってどんな仕事?」から「コンサルタントに求められる能力」まで解説しました。
コンサルタントの仕事の概要を把握したところで、最後に「コンサルタントのキャリア形成」について説明します。
まずはアナリストからスタート
プロジェクトに対するかかわり方は、コンサルタントの経験やスキルによって異なります。
新卒で入社した場合は、先輩コンサルタントに付いてクライアントからヒアリングしたり、資料作成などを行うアナリストからキャリアをスタートします。
コンサルタントはアナリストが集め、まとめた情報を手に仮説を立て、検証を実施します。アナリストはコンサルティングの基礎にして、根幹となる業務を担当する仕事です。
コンサルタントを経てプロジェクトマネージャーへ
アナリストとして経験を積むと、次は実際に業務を担当するコンサルタントにキャリアアップします。
アナリストへの指示出しやスケジュール管理も仕事に含まれる、裁量のある仕事です。
コンサルタントの次は、プロジェクト全体の進行や責任を負うプロジェクトマネージャーへの道が開けます。プロジェクトの舵取りから品質管理まで幅広く目配りする、責任とやりがいのある立場です。
これだけは知っておきたいポイント(まとめ)
この記事では、「【理系就活】コンサルタントになりたい!仕事内容や必要なスキルを知ろう」について解説してきました。
重要なポイントをおさらいします。
・コンサルタントってどんな仕事?
①クライアントが抱える問題を解決に導く仕事
②コンサルティングファームにも種類がある
・理系就活生がコンサルタントに向いている理由
①論理的思考力を活かせる
②データを扱うことに慣れている
③仮説と検証に慣れている
・コンサルタントに求められる能力
①コミュニケーション能力
②プレゼンテーション能力
③プログラミングなどのIT技術や専門知識
・コンサルタントのキャリア形成
①まずはアナリストからスタート
②コンサルタントを経てプロジェクトマネージャーへ
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