こんにちは、理系就活情報局です。
本記事では、理系女子の就職事情について解説していきます!
「リケジョ」という言葉が定着してから、随分時間が経ちます。
巷では「リケジョは就職活動で人気」という言葉も囁かれますが、そうした外側からのざっくりとした目線ではなく、自分に合った実情を詳しく知りたいと思う方も多いと思います。
そこで、この記事では、2023年卒のランキングを参照しながら「理系女子に人気の業界」から「理系女子が自分に合う会社を見つける方法」まで解説します。
そして最後に、実際に就職活動を始めるにあたって気をつけたいポイントについても紹介します。
今から就職活動を始める理系女子の方は、是非参考にしてみてくださいね。
▼あなたに合った企業が丸わかり▼
TECH OFFERで理系限定適性診断を受ける
2023年卒の就職先人気企業ランキングに見る理系女子の就活
就職活動を始める上で、業界研究をする前に見ておきたいのが人気企業ランキングです。
もしかすると、人気投票を見てもあまり参考にならないと思うかもしれません。
ですが、近年就職にまつわるランキングは男女別・文理別など細分化しており、ランクインした理由が分かるなど、得られる情報が多くなっています。
まずは、「就職先人気企業ランキング」を参照して、理系女子の就職活動における傾向を把握しておきましょう。
専門性を活かしたいのは理系就活生共通の望み
(引用:2023年卒の「就職先人気企業ランキング」 文理・男女別で発表)
1位の明治グループは食品や医薬品の技術職を募集しており、理系女子が学んできたことが仕事に直結する会社です。2位は総合デベロッパーのNTT都市開発で、街づくりをリアルに体験できるインターンシップで人気を博したと分析されています。
このことからも、ランキングには自分の専門性を活かしたいという理系学生共通の望みが反映されていることが窺えますね。
理系の就職先として人気の食品メーカー以外にも、不動産やゼネコンもランクインしており、20位までを見た限りでも、理系女子の就職先が思っている以上に幅広いことを示しています。
また、コロナ禍の影響もあり、不安定な世相の中でも安定的に業績を伸ばしている大手に就活生の人気が集中するのは、全体に共通する傾向です。
企業の安定性を量るには、この数年の間、どのように会社の舵を切ってきたのかという視点で見てみることもお薦めです。
ランキングから分かる理系女子に人気の業界
ランキングを参照すると、理系女子も学んできたことを活かして働きたいという望みを持っていることが分かりました。
次に、現在理系女子から人気を集める代表的な業界を紹介します。
①食品業界
食品業界は、理系学生の専門を活かせる就職先として根強い人気を誇っています。
人の生活から切り離せないという安定性に加えて、自分の専門分野を活かしながら商品開発や基礎研究というやりがいのある仕事ができることが、人気の理由です。
②不動産業界
ここ数年、都市開発やビル事業・住宅事業などに携わるデベロッパーも、理系女子の就職先として人気が高まっています。
建築学部をはじめとする理系女子の就職先に選ばれる理由としては、社会貢献に繋がるという仕事の特性と、チームで仕事をするため女性が働きやすい環境が整っていることが挙げられます。
③化粧品業界
女性にとっては身近な化粧品業界も、理系女子から根強い人気を集めています。
専門的な知識が求められる化粧品の研究開発職は、理系女子が一度は検討する道の一つです。
近年は、食品や化学製品メーカーも化粧品開発に参入しているため、業界を固定しすぎずに自分の専門性を活かせそうな企業を探してみるのもお薦めです。
理系女子が求めるのは専門性だけじゃない
ここまで、理系女子が就職活動をする上で「自分が学んできたことを活かせるか?」を大きな軸としていることが分かりました。
しかし、ただ専門性と合致していればいいという訳ではありません。
以下では、理系女子が会社を選ぶ基準について、もう一歩踏み込んで見ていきます。
「リケジョ」ではなく「あなた」を評価する会社
理系女子の方は、「リケジョ」として扱われて、何となくモヤモヤしたことがあるのではないでしょうか?
理系男子に比べて少数派であるのは事実だとしても、「女性が少ない業界だから、女性ならではの視点が活かせる」と語られてしまうのは腑に落ちないですよね。
理系女子に人気の就職先が個人の能力が問われる業界・企業が多く占めていることからも、「一人の人間として評価されたい」という希望が窺えます。
理系女子には、自分の能力を分かりやすく示す専門性という武器があります。
個人としての能力を評価してもらいやすいのは、理系女子が持っているアドバンテージです。あなたが持っている強みを発揮できる会社を選びましょう。
ワークライフバランスと働きがいの両立
理系女子が志望企業を選ぶにあたって、ワークライフバランスが保てるかという基準を持つことは非常に重要です。
志望した会社に就職できても、生活と仕事のバランスが大きく崩れてしまう会社では長くやっていけません。
近年は働き方改革も進められていますが、専門職は残業も多く、プライベートが犠牲になりがちです。
やりがいのある仕事をしながら、プライベートも充実できる。
それは、我がままでも何でもありません。ごく当然の望みです。
その望みを叶えるためには、まずしっかり自己分析をして、自分が働く上で大事にしたい条件を整理することが大切です。
ライフステージの変化とキャリア形成
女性は、ライフステージによって仕事にも変化が生じやすいですよね。
人によって、働きやすい会社の基準は様々です。そして、人生は必ず変化していくものです。
理系女子が志望企業を決める上で気に留めたいのは、「果たして、もし自分の状況が変わったとしても働きやすい職場か」という点です。
たとえば、子供が生まれるとき、女性は一旦仕事を離れざるを得ません。
「今は結婚する予定がなかったとしても、いざ状況が変わったときに働きやすいか?」
「育児休暇後に復帰したとして、以降も順調にキャリアが形成できる環境か?」
志望企業を絞るときには、この2点から長期的な働きやすさを検討することをお薦めします。
▼あなたに合った企業が丸わかり▼
TECH OFFERで理系限定適性診断を受ける
理系女子が自分に合う会社を見つける方法
これまで、「理系女子に人気の就職先」や「理系女子が働く上で求めるもの」について解説してきました。
次は、実際に理系女子が自分に合う会社を見つけるための方法についてご紹介します。
まずはキャリアプランを立てよう
最初に、自己分析をするとともに、現時点でのキャリアプランを立てることが大切です。
あまり難しく考えすぎず、「理想とする将来の自分」という目標を立てて、そこに至るまでの道筋を一つひとつ考えてみましょう。
キャリアプラン=自分の将来の設計図を描いてみることで、これまで意識していなかった望みが見つかったり、就職活動への意欲が高まります。
実際に、面接でキャリアプランについて質問されることもあります。
選考対策の一環として、しっかり答えられるように準備しておきましょう。
福利厚生と認定マークで働きやすさをチェック
キャリアプランを立てたら、次は気になる企業の福利厚生をチェックしてみましょう。
平均残業時間や福利厚生といった情報には、職場環境の実態が凝縮されています。
もしあなたが子供を持つことをキャリアプランに組み込んでいる場合は、育児休暇の取得率を見ておきましょう。
男性の取得率が記載されていれば、その会社における育児休暇の在りようを推測することができます。
また、働きやすい環境なのかを判断する分かりやすい指標としては、認定マークも有用です。理系女子が企業を判断する上では、下記の3種を見ておくのが良いでしょう。
・厚生労働省が女性活躍が推進されていると認めた企業であることを示す「えるぼしマーク」
・女性活躍推進に取り組む上場企業に選定されたことを示す「なでしこ銘柄」
・厚生労働省が育児環境が整っていると認めた企業であることを示す「くるみんマーク」
認定されるには一定の基準を満たす必要があるため、自分のキャリアプランに合致する企業なのかを判別する基準になりますよ。
また、女性管理職の比率を確認することも大事です。
仕事については、理系の場合男女差はほぼないと言えます。しかし、着実にキャリアを重ねていくためにも、性差なく仕事を評価される環境なのかをチェックしておきましょう。
▼あなたに合った企業が丸わかり▼
TECH OFFERで理系限定適性診断を受ける
理系女子の就職は可能性を広げることから始める
これまで、理系女子の就職事情について紹介してきました。
ランキングから見える傾向から始まり、自分に合う会社の探し方まで説明したことで、就職活動への意欲が湧いてきたことと思います。
最後に、理系女子が就職活動を始める上で押さえておきたいポイントについて紹介します。
理系女子には選択肢がたくさんある
理系女子は、自分が思っている以上に大きな可能性を持っています。
学部の間コツコツと頑張ってきたあなたには、性別の差なく発揮できる実力があることを忘れないでください。
もし自分の専門性に自信が持てなかったとしても、理系女子は文系が志望する業界でも活躍できるポテンシャルを充分に持っています。
就職活動を始めるにあたっては、最初から自分の限界や可能性を狭めすぎず、たくさんの選択肢を検討してみることをお薦めします。
スカウトサイトを利用して就活に幅を持たせる
理系女子が「就活生としての自分が持っている可能性」を可視化するには、スカウトサイトの利用が有効です。
スカウトサイトは、登録さえしておけば企業側からオファーが届きます。
大企業から中小企業まで多くの会社がスカウトサイト経由での採用を行っているため、自分が知らなかった優良企業と出会うこともできます。
スカウトサイトでは、理系女子が持つ「強み」を評価してオファーが送られるため、自分の専門性を活かす道に繋がりやすい点も魅力です。
インターンシップに参加できたり内定までのステップを省略できたりと、最小の時間で就職活動を有利に進めることができるため、将来の選択肢を増やすためにも登録をお薦めします。
お薦めのスカウトサイトについては、以下でご紹介します。
これだけは知っておきたいポイント(まとめ)
この記事では、「【必見!】2023年卒の就職ランキングから見る理系女子の就活事情」について解説してきました。
重要なポイントをおさらいします。
・理系女子に人気の就職先は、自分の専門性を活かせる働きやすい会社
・ランキングから分かる理系女子に人気の業界
①食品業界
②不動産業界
③化粧品業界
・理系女子が志望する会社を決める基準
➀個人の能力が評価されるか
②ワークライフバランスと働きがいが両立できるか
③ライフステージの変化とキャリア形成に対応できるか
・理系女子が自分に合う会社を見つける方法
①キャリアプランを立てる
②福利厚生と認定マークをチェックする
③可能性を広げるために、スカウトサイトを利用する
・活用するべき逆オファーサイト
自分のキャリアプランに合った会社と出会って就職活動の幅を広げるためには、「TECH OFFER」がお薦め!
➀TECH OFFER(テックオファー)
②OfferBox(オファーボックス)