「ポカリスエット」「カロリーメイト」などの身近な製品で有名な大塚製薬。医療用医薬品の研究・開発にも強みを持つ製薬企業です。
大塚製薬は、医療関連事業とニュートラシューティカルズ関連事業を両輪として事業を展開する企業です。薬学・生命科学系はもちろん、化学・工学・情報系など、幅広い理系人材が活躍できるフィールドがあります。
本記事では、大塚製薬の就職難易度・採用大学・採用人数・年収・インターンシップなどを詳しく解説します。大塚製薬への就職を考えている理系学生は、ぜひ企業研究に役立ててください。
大塚製薬はどんな会社?

大塚製薬は、医薬品メーカーでありながら食品や健康関連製品なども幅広く手掛ける「トータルヘルスケアカンパニー」です。
| 社名 | 大塚製薬株式会社 |
| 設立 | 1964年8月10日 |
| 代表者 | 代表取締役社長 井上 眞 |
| 本社所在地 | 東京都千代田区神田司町2-9 |
| 売上収益(連結) | 2兆4,689億円(2025年度) |
| 事業利益(連結) | 4,461億円(2025年度) |
| 従業員数 | 6,070名 |
| グループ社数 | 182社 |
| 平均年齢 | 40.9歳 |
| 平均勤続年数 | 14.7年 |
出典:会社概要|大塚製薬
出典:外部からの評価・データ集|大塚製薬
出典:大塚グループ At a Glance|大塚ホールディングス株式会社
まずは会社概要や事業の特徴、福利厚生から見ていきましょう。
大塚製薬の事業概要
続いて大塚製薬の事業概要を紹介します。
事業の大きな特徴は、「医療関連事業」と「ニュートラシューティカルズ関連事業」という2つの柱を持っている点です。
医療関連事業では、精神・神経領域をはじめ、循環器・腎、がん・免疫、感染症などの領域で研究開発を進めています。一方、ニュートラシューティカルズ関連事業では、ポカリスエットやカロリーメイトなど、科学的根拠を基盤とした健康関連製品を展開しています。
| 事業分野 | 事業内容 | 顧客ターゲット |
| 医療関連事業 | 医薬品・臨床検査・医療機器の研究開発、製造、販売 | BtoB |
| ニュートラシューティカルズ関連事業 | Nutrition(栄養)と Pharmaceuticals(医薬品)を組み合わせ、医薬部外品や機能性食品、栄養補助食品の研究開発、製造、販売 | BtoC |
出典:2つの事業|大塚製薬
大塚製薬株式会社の強み
大塚製薬の強みとして、特に次の3点が挙げられます。
【1.医薬品と健康関連製品の2つの事業を持つ】
一般的な製薬会社では医療用医薬品が中心となりますが、大塚製薬は病気の治療に加え、健康な人の健康維持・増進まで対象としています。そのため、大塚製薬の事業は創薬研究だけでなく食品、化粧品、栄養、デジタル、製造技術など、多岐にわたって展開されています。
参考:2つの事業|大塚製薬
【2. 独創的な研究開発】
大塚製薬は「真似をせず、大塚にしかできないことを追求する」という哲学のもと、独自性の高い研究開発を重視してきました。
例えば、医療関連事業では、中枢神経領域を中心に世界で展開する医薬品を生み出しています。一方、ニュートラシューティカルズ関連事業でも「汗の飲料」という発想から生まれたポカリスエットなど、従来になかった市場を開拓しています。
参考:Philosophy|大塚製薬
参考:ポカリスエット 製品ストーリー|大塚製薬
【3. 世界的な展開】
大塚製薬の医薬品の研究開発は、日本だけでなく米国や欧州などのネットワークを活用して進められています。
特に、「大塚製薬らしさ」がうかがえるのが、世界規模で展開されている輸液事業(点滴液)です。「富める人から貧しい人まで等しく医療を受けられるように、その国や地域にあった適正な価格で医薬品を提供したい」という考え方から、現地製造を行い、適正価格での提供が続けられています。
参考:国際展開|大塚製薬
大塚製薬株式会社の福利厚生
大塚製薬では、住宅手当・通勤手当・社会保険・年金基金などの基本的な制度に加え、仕事とライフイベントを両立するための制度が用意されています。
【1. 勤務体制・働き方支援(ワークライフバランス)】
研究職や技術職など、集中して成果を出す職種でも柔軟な働き方ができるように整備されています。
| 制度・施策名 | 対象・条件 | 制度の概要・特徴 |
| 在宅勤務制度 | 全社員(原則週2日以下)育児・介護者は月10日まで | 在宅とオフィスのハイブリッド勤務 |
| ファミリースマイルサポート制度 | 妊娠〜出産の女性 小3以下の子育て 介護勤務者 | 原則12ヵ月間の在宅勤務(出社は月1回)が可能 |
| 時間単位年休・半日年休 | 全社員 | 年間5日分を「1時間単位」10日分を「半日単位」で取得可能 |
| セルフケア休暇 | 全社員(性別不問) | 不妊治療、更年期症状、性別適合手術・ホルモン治療等で年5日まで取得可能 |
| 積立有給休暇 | 全社員 | 失効した有休を最大50日まで積み立て可能(病気、介護、妊娠・育児、子の看護、ボランティア等で使用) |
| 勤務間インターバル | 全社員 | 終業から次の始業までに「10時間」の休息時間を設ける |
【2. 結婚・出産・育児支援】
大塚製薬は、大手製薬会社の中でもトップクラスの手厚い給与保障とサポート体制が整っています。
| 制度・施策名 | 対象・条件 | 制度の概要・特徴 |
| 産前・産後休暇および育児休職制度 | 出産・育児を行う社員 | ・産前産後期間中、給料100%支給・産後は賞与も100%支給(育休は原則1年・最大2年) |
| 育児勤務制度(時短・シフト) | 子育て中の社員 | ・短時間勤務小学校就学前まで利用可能・シフト勤務妊娠〜中学就学前まで利用可能 |
| こども休暇 | 妊娠判明〜小1未満の子を持つ社員 | 子どもの養育に関する理由であれば、年間10日取得可能(時間単位取得も可) |
| 事業所内保育所 | 徳島(定員210名)・大阪の拠点 | 社員向け保育施設を自社で開設・運営 |
| 結婚時同居支援 | 結婚する社員(要推薦・条件あり) | 性別を問わず、配偶者と同居できるよう勤務地異動を配慮 |
| 婦人科との連携 | 社員およびその家族 | 一般産業医・精神科医に加え、婦人科の専門医と契約し相談可能 |
| ベビーシッター助成 | 交代勤務を行う3歳〜就学前の親 | 会社契約のベビーシッター費用の一部を助成 |
このほかにも、介護・傷病治療支援や、キャリア継続支援などが用意されています。
参考:制度・施策一覧|大塚製薬
大塚製薬株式会社の社風・働きがい

企業選びでは、仕事内容だけでなく「どのような考え方を大切にする会社なのか」を知ることも重要です。ここでは公式採用サイトに掲載された社員の声や制度から、大塚製薬の働く環境を見ていきます。
社員の声から見る大塚製薬株式会社
「社員が語る(Otsuka People Talk)」のインタビューから、大塚製薬らしさを3つのポイントにまとめました。
1. 失敗を恐れず挑戦を歓迎する「心理的安全性」と「自発性」
研究開発・生産技術・新規事業などの多様な職種で一貫して語られているのが、「前例のないことにもどんどんチャレンジさせてもらえる風土」です。
代表的な社員の声として、次のようなものがあります。
- 「明確なビジョンがあればやりたいことをやらせてくれるし、失敗を受け入れてくれる寛容さがある」
- 「1勝3敗。失敗経験をとことん詰めて、この大きな1勝が生まれた」
- 「やっても意味がないかもしれないことでも、新しいアプローチでチャレンジしてみる」
2. 指示待ちではない「生活者・患者起点」のモノづくり
一般的なメーカーでは、「企画部からの依頼(オーダー)に基づいて研究・開発する」流れがほとんどです。一方で、大塚製薬では現場の研究者や開発者自らがニーズを発見し、アイデアの種をつくるスタイルが根付いています。
代表的な社員の声として、次のようなものがあります。
- 「オーダーをもらって開発するのではなく、研究者自身が生活者の声を聴いてアイデアを出す斬新さがある」
- 「表に出ていなくても人が抱えている悩みを理解し、辛さを緩和する製品を目指す」
- 「新薬を世に送り出すのは挑戦の連続。ゼロから考えることにやりがいがある」
3. 多様な専門性・最新技術(AI/DX)が交差する「シナジー」
大塚製薬の強みである「医療関連事業」と「ニュートラシューティカルズ関連事業」の2大領域に加え、近年はAI・デジタル技術・専門分野の融合に関する言及が多く見られます。
代表的な社員の声として、次のようなものがあります。
- 「多様な強みを持った人が幅広く所属する環境で、未知の考え方に触れて自分の業務に活かせる」
- 「AI技術が進化したからこそデータ独自の価値が問われる」「工場全体のDX基盤構築を進めている」
- 「医療とNCの2つの事業がある大塚だからこそ、独自の提案ができる」
参考:社員が語る(Otsuka People Talk)|大塚製薬
大塚製薬株式会社のワークライフバランス
制度面を見ると、大塚製薬は仕事と私生活を両立するための環境整備を進めています。
休日は完全週休2日制で、土日・祝日・年末年始・有給休暇などがあります。在宅勤務や時間単位の有給休暇も導入されているため、職種や業務状況に応じて柔軟な働き方がしやすい制度設計です。
時間外労働については事前申告制が取られており、健康経営の観点から時間外労働の削減・短縮への取り組みが進んでいます。
また、大塚製薬では育児休業の高い取得率と充実した日数実績が特徴です。
| 項目 | 水準・制度 |
| 平均残業時間 | 月4時間(2024年度) |
| 有給休暇 | 社員は誰でも1年間につき5日の範囲内で時間単位の年次有給休暇を取得可能。またこれとは別に1年間に10日の範囲内で半日単位の年次有給休暇を取得可能 |
| 有給取得率 | 75.3% |
| 育児休業平均取得日数 | 男性:39.9日 女性:363.7日 |
| 育児休業取得率 | 男性:91% 女性:219% |
| 女性の育児休業取得率 | 219%(2025年12月31日現在) |
大塚製薬では、社員の自発的な挑戦や多様な専門性を尊重する風土が重視されています。育児支援や在宅勤務などの制度もあるため、社風と働き方の両面を確認して自分との相性を考えましょう。
参考:外部からの評価・データ集|大塚製薬
参考:社員の健康|大塚製薬
大塚製薬株式会社の就職難易度

大手就職情報サイトなどの各種データを基に算出された大塚製薬の就職偏差値は、57.6〜60程度とかなり高い値です。
就職難易度が高い理由の一つが、理系学生からの人気です。マイナビ・日本経済新聞の2027年卒就職企業人気ランキングでは、理系全体で81位、化学・薬学系では16位に入っています。2026年卒の化学・薬学系ランキングでは10位でした。
ただし、大塚製薬は毎年200人を超える規模で新卒を採用しており、極端な少数採用ではありません。研究・生産系だけでなく、MR職・ニュートラシューティカルズ事業部営業職・臨床開発職・薬事職・ビジネスIT職など幅広い入口があります。
「難関」と敬遠するよりも、自分の専攻や経験に合った職種を選び、職種ごとの業務内容まで理解して選考に臨むことが重要です。
参考:マイナビ・日経 2027 年卒大学生就職企業人気ランキング
大塚製薬株式会社の採用大学・採用人数

大塚製薬では、国公立大学から私立大学、薬科大学まで幅広い大学から採用しています。ここでは、採用実績と近年の採用人数を確認しましょう。
大塚製薬株式会社の採用大学ランキング・採用大学一覧
大塚製薬の採用実績校(過去実績含む)を見ると、以下のように全国の主要国公立大学から有名私立、薬科系大学まで幅広く名を連ねています。
| 区分 | 主な採用大学 |
| 大学院 | 北海道大学、東北大学、弘前大学、岩手大学、山形大学、信州大学、新潟大学、富山大学、東京大学、名古屋大学、京都大学、大阪大学、九州大学、神戸大学、岐阜大学、慶應義塾大学、早稲田大学、明治大学、法政大学、中央大学、東京工業大学、東京農業大学、東京薬科大学、東京理科大学、京都薬科大学、大阪薬科大学、神戸薬科大学、岡山大学、広島大学、山口大学、徳島大学、熊本大学、鹿児島大学など |
| 国立大学 | 北海道大学、東北大学、弘前大学、岩手大学、山形大学、信州大学、新潟大学、富山大学、東京大学、東京工業大学(現・東京科学大学)、名古屋大学、京都大学、大阪大学、九州大学、神戸大学、岐阜大学、岡山大学、広島大学、山口大学、徳島大学、熊本大学、鹿児島大学など |
| 私立大学 | 慶應義塾大学、早稲田大学、立教大学、明治大学、法政大学、中央大学、関西学院大学、関西大学、立命館大学、同志社大学、東京農業大学、東京薬科大学、東京理科大学など |
| 薬科・医療系大学 | 京都薬科大学、大阪薬科大学(現・大阪医科薬科大学)、神戸薬科大学など |
●学歴フィルターはない
大学通信ONLINEがまとめた2025年春の大学別就職者数では、本部や工場のある徳島大学が11人で最多です。また、大阪大学・慶應義塾大学・東京大学・京都大学・岡山大学・同志社大学などからも、複数人が就職しています。
特定の大学に偏っていないところを考えても、学歴フィルターの存在は考えにくいと言えます。
大塚製薬株式会社の採用人数
毎年200人以上を採用しており、採用規模は比較的大きい企業です。
| 年度 | 採用人数 | 男性 | 女性 |
| 2025年度 | 245名 | 145名 | 100名 |
| 2024年度 | 210名 | 138名 | 72名 |
| 2023年度 | 209名 | 139名 | 70名 |
上記はすべての職種を合わせた人数であるため、研究職や臨床開発職など特定職種だけを見ると採用枠は限られます。
希望職種が決まっている学生は、企業全体の採用人数だけで判断せず、職種別の募集人数も確認しておきましょう。
大塚製薬株式会社が求める人物像・活かせるスキル

大塚製薬では、専門知識だけでなく、新しいことへ挑戦する姿勢や個性も重視しています。理系学生は、「研究活動で培った能力をどのように仕事へ結び付けられるか」を整理しておきましょう。
大塚製薬株式会社が求める人物像
大塚製薬では、性別・年齢・国籍にとらわれず、社員一人ひとりの多様な個性を尊重する風土があります。大塚製薬の企業理念や日々の業務で大切にされている精神から、同社が求める人物像の主要な4つの要素をまとめると以下の通りです。
| 求める人物像 | 大塚製薬の仕事との関係 | |
| 変化を先取りし、自律的に挑戦する人材 | 若手のうちから裁量を持って働く環境の中で、前例のない新規プロジェクトや未開拓領域の課題に対しても、失敗を恐れずに果敢にアイデアを提案・実行する | |
| 困難を工夫で乗り越える完遂力 | 研究開発や営業現場などで課題や壁にぶつかった際も途中で諦めず、自ら工夫や改善を重ねて成果・製品化・課題解決までやり切る | |
| 真似をしない独創性の追求 | 他社の後追い(ものまね)ではなく、「大塚だからこそ提供できる価値とは何か」を常に問いかけ、独自の視点で新たなヘルスケア製品やサービスを生み出す | |
| 現場で自ら動く実践力 | 机上の知識だけに頼らず、自ら現場(医療従事者や生活者)に足を運び、顧客の視点やニーズを肌で感じ取ることで真の課題解決に繋げる | |
参考:Philosophy|大塚製薬
参考:人事部 採用担当|大塚製薬
また、大塚製薬では募集ページで各職種ごとのメッセージを紹介しています。自分と職種のマッチングを検討する際の参考にしてください。
| 職種 | メッセージ |
| 研究技術職 | 常識を疑え、集え開拓者。 |
| CMC(Chemistry, Manufacturing and Controls)職 | 希望を科学で応え、扉を拓く。 |
| 品質管理・品質保証 | 信頼を築く。かけがえのない日常を守るために。 |
| 生産職 | あなたの手掛けたひとつが、世界の人々を支える。 |
| 薬事職 | 守る使命、革新に踏み込み、世界に希望を。 |
| 臨床開発職 | 新薬で世界を変える。人々の希望を確かなものに。 |
| メディカル・アフェアーズ | サイエンスで挑む、未解決の医療課題に新たな一手を。 |
| MR職 | 届けるだけでは終わらない。医療の先にある人生に向き合う。 |
| ニュートラシューティカルズ事業グループ 営業職 | 健康に本気で向き合い、挑み続ける。 |
理系学生が活かせるスキルや専攻
大塚製薬では幅広い理系分野の専門性を生かせます。
例えば、以下のような専攻が仕事につながります。
| 専攻分野 | 活かしやすい仕事 | |
| 薬学・医学 | 創薬、臨床開発、薬事、MSL、品質関連 | |
| 生物・生命科学 | 創薬研究、評価研究、バイオ関連 | |
| 化学・合成化学・化学工学系 | 合成、分析、製剤、CMC、品質管理 | |
| 農学・食品・栄養 | ニュートラシューティカルズ関連の研究開発 | |
| 機械・電気・化学工学 | 生産技術、設備・エンジニアリング | |
| コンピューターサイエンス・統計・データサイエンス系 | ビジネスIT、研究データ解析、デジタル活用、臨床試験、統計解析、データ分析 | |
特に研究技術職では、基礎研究から製造検討や技術導入まで幅広い業務があります。また、ビジネスIT職では業務システムやITインフラの導入、新技術を活用した業務変革などを担当します。
「製薬会社だから薬学部でなければ応募できない」と考える必要はありません。「自分の専門知識が健康や医療にどう応用できるのか」まで考えることが、企業研究のポイントです。
大塚製薬株式会社の年収・初任給

就職先を検討する際は、給与水準も気になるポイントです。ここでは、大塚製薬の平均年収と新卒初任給について確認します。
大塚製薬株式会社の平均年収
大塚製薬は大塚ホールディングスの完全子会社であり、大塚製薬単体の平均年間給与は有価証券報告書で公表されていません。
参考として、OpenWorkでは社員による給与情報を集計しており、大塚製薬の回答者134人の平均年収は797万円、平均年齢は31.9歳となっています。
公式統計ではなく、投稿者の職種や年齢などにも左右されるデータです。実際の給与は職種・等級・年齢・評価などによって変わるため、あくまで参考値として捉えてください。
大塚製薬株式会社の初任給
2027卒向けの公式募集要項では、初任給は以下のとおりです。
| 学歴 | 初任給(月給) |
| 博士課程修了 | 36万5,000円 |
| 修士課程修了 | 32万円 |
| 学部卒 | 30万円 |
昇給は年1回、賞与は年2回となっています。上記の給与に加え、住宅手当、通勤手当などの手当も用意されています。
大塚製薬株式会社のインターンシップ情報

大塚製薬では、研究・臨床開発などの専門職から医薬品(MR)・NC事業の営業職まで、各職種の役割を学べるインターンシップを開催しています。
実務を体感できるプログラムや研究員と直接対話できる機会が多いため、志望度の高い理系学生は積極的にチェックしておきたいイベントです。
インターンシップやイベント情報は、大塚製薬の採用サイト「イベント・インターンシップ」で案内されています。
職種によって時期や選考方法など異なるため、定期的にチェックしておきましょう。
インターンシップへのエントリー方法
大塚製薬のインターンシップや各種セミナーへの応募は、公式マイページからのエントリーが基本です。一般的な選考フローは、以下のステップで進行します。
1.マイページ登録(プレエントリー)
大塚製薬の新卒採用サイトからプレエントリーを行い、マイページを開設します。
2.希望コースの選択・申し込み
マイページ内で順次公開される「研究職インターン」「臨床開発・薬事ワークショップ」「営業職・MR職セミナー」などから、自分の専攻や興味に合うプログラムを選択します。
3.エントリーシート(ES)提出・選考
体験型のワークショップ(2days〜5days等)は選考制となるケースがほとんどです。エントリーシートを提出し、必要に応じて適性検査や面接・グループディスカッションを受けます。
4.参加確定
選考を通過した学生に、マイページ経由で実施日程や案内(WEB開催のURLや会場情報)が送られます。
過去のインターンシップ内容
過去に実施されたインターンシップやワークショップは、各職種の専門性を把握できる実践的な内容となっています。
| プログラム名 | 期間・形式 | 内容 | |
| 臨床開発職・薬事職 | インターンシップ 5日間キャリア教育 3日間オープン・カンパニー 半日(WEB) | 医薬品事業における薬の開発、薬事部の仕事のやりがいを学ぶ大塚製薬の研究員と専門領域についてディスカッションを行い、企業での研究プロセスや挑戦的な風土を体感する | |
| メディカル・アフェアーズ部MSL職 | 2daysワークショップ | 新薬創出のプロセス体感 新薬を世に送り出すための臨床試験プロトコル検討や薬事申請、メディカルサイエンスリエゾン(MSL)の価値創出について、グループワークや社員交流を通して学ぶ | |
| MR職・ニュートラシューティカルズ事業部営業職 | 2daysワークショップ | 2大事業のビジネス体験 医療用医薬品のMR活動と、ポカリスエット・カロリーメイト等(NC事業)の価値訴求提案を体験。現場社員との座談会で働き方のリアルを知る | |
| コーポレートIT職 | 半日 WEB、対面 | コーポレートIT部の社員による座談会 社内ITインフラの構築やAI・データの創薬活用など、専門スキルを持つ社員から実際のプロジェクト事例を学ぶ。 | |
大塚製薬は職種によって仕事内容が大きく異なるため、インターンシップは「自分に合った職種を見極める場」としても有効です。
大塚製薬株式会社のエントリー方法・選考フロー

大塚製薬への応募は、公式採用サイトから新卒採用マイページに登録して進めるシステムです。選考内容は職種によって異なるため、希望する職種の募集要項を必ず確認しましょう。
一般的なフローは以下の通りです。
- 1.プレエントリー・書類選考:1〜3月頃
公式採用サイトからプレエントリー後、エントリーシートを提出します。一部職種では課題の提出が求められる場合もあります。
- 2.適性検査(WEBテスト)
性格診断を中心とした簡易的な適性検査が行われます。
- 3.一次面接(WEB)
一般的な企業では「WEBテスト通過後に一次面接」となることが多いですが、大塚製薬ではES通過後に一次面接が実施されます。WEBでの個人面接で、基本的なコミュニケーション能力や協調性、「なぜ大塚なのか」「なぜ製薬業界なのか」などの志望動機のベースが確認されます。
- 4.筆記試験(WEBテスト)
一次面接を通過した候補者を対象に、監視型のWEBテスト形式(TG-WEB等)の言語・非言語・英語の分野での検査が課されます。テストの形式は年度や職種により指定が変わるため、早めの対策を並行して進めておくことが合格の鍵となります。
- 5.二次面接
役職年次が高い社員、研究・開発部門の責任者、または役員クラスとの個別面接です。大塚製薬の求める人物像である「失敗を恐れずに挑戦する姿勢」「最後までやり遂げる意志」が、自分自身の過去の実体験と結びついているかを問われます。
なお、以下のリンクでは大塚製薬のESや本選考についての先輩の体験談を集めているため、ぜひ参考にしてください。
大塚製薬株式会社の選考を通過するためのポイント

大塚製薬の選考では、企業理念への共感だけでなく、「なぜその職種なのか」「自分の専門性をどう生かすのか」まで具体的に説明する必要があります。ここでは、事前に取り組みたい3つの対策を解説します。
大塚製薬株式会社への志望動機を明確にする
他社ではなく「なぜ大塚製薬でなければならないのか」を論理的に語るためには、大塚製薬独自の企業理念や企業精神への理解が欠かせません。
志望動機を作成する際は、以下の代表的な理念・精神から自身の価値観に合うものを抽出して軸に据えると、説得力が格段に高まります。
| 大塚製薬の理念 | 志望動機のポイント | |
| 世界の人々の健康に貢献する革新的な製品を創造する | 【研究や探究心と紐づける】例:「大学での〇〇研究を通じ、未開拓の課題に挑む面白さを知った。既存の延長線上にない革新的な価値創造に挑む貴社の姿勢に強く共感した」という形で専門と理念を接続する | |
| ・「モノマネをしない」・独創性の追求 | 【オリジナリティや課題意識と紐づける】例:「誰もやっていない領域に着目して成果を出した経験」 「独自の視点で課題解決に取り組んだ体験」などを通じて大塚の独自性を追求する姿勢に共鳴している旨を伝える | |
| ・「流汗悟道」(自ら現場へ足を運び、汗をかいて物事の本質を掴む) ・「実証」(言動だけでなく行動と成果で証明する) | 「泥臭い実験や泥臭い現場検証を繰り返し、最後まで諦めずに結果を出した経験」を挙げ、現場主義と完遂力を発揮して貢献したい旨をアピールする | |
大塚製薬の面接では、「なぜその考えに至ったのか」を何度も掘り下げられます。理念の言葉をそのまま並べるだけでなく、自分の実体験と理念を結びつけることが重要です。
なお、志望動機に関しては、以下の記事でも詳しく説明しています。
大塚製薬株式会社のOB・OG訪問を行う
大塚製薬の選考を有利に進める上で、OB・OG訪問は、仕事内容や職場の雰囲気を具体的に理解する方法の一つです。以下の点に留意し、限られた時間を有効活用しましょう。
【社風や働く人のリアリティを掴む】
「挑戦を歓迎する」「失敗を恐れない」というカルチャーが、現場でどのように体現されているかを直接聞くことで、面接での回答に深みが出ます。
【理系職種の実務解像度を上げる】
研究職や技術職を目指す場合、「自分の専門分野が実際の事業でどう活きるか」「研究員がどのような日常を過ごしているか」を具体的に把握できます。
【逆質問や志望動機のブラッシュアップ】
「OB・OG訪問で〇〇様から伺った現場のエピソードに感銘を受けた」と面接で伝えられると、企業研究の熱意と本気度を強くアピールできます。
OB・OGが見つからない場合は、大学のキャリアセンターや研究室の先輩、企業説明会、インターンシップの社員交流なども活用しましょう。
OB・OG訪問については、次の記事でも詳しく説明しています。
WEBテストやSPIの対策をする
選考フローの章でも触れた通り、大塚製薬では「一次面接の通過後にWEBテスト(能力検査)が実施される」という特有のパターンが存在します。
【「面接通過=内定が近い」と油断しない】
多くの理系学生が苦手とする言語分野や、素早い処理が必要な非言語分野は、1冊の対策本を何度も解き、出題パターンを身体に染み込ませましょう。
【傾向とスピード感を把握しておく】
大塚製薬の2027卒向け採用では、エントリー時にWEB試験が設定されていますが、職種によっては筆記試験が実施される場合もあります。WEB試験の具体的な形式まで一律には公表されていないため、「必ずTG-WEB」と決めつけるのは避けた方がよいでしょう。代表的な適性検査の言語・非言語問題を一通り練習し、時間制限のある問題に慣れておくことをおすすめします。
【性格検査での一貫性を意識する】
能力検査だけでなく性格検査も重要視されます。大塚製薬が求める「主体性」「困難に立ち向かう姿勢」「協調性」などを意識しつつ、自分自身の回答に矛盾が出ないよう直感で一貫性を持って回答しましょう。
なお、WEBテストについては次の記事でも詳しく解説しています。
大塚製薬株式会社に関するよくある質問

ここでは、大塚製薬への就職を考える学生からよく出る疑問をまとめます。選考前に不安を解消し、自分に合った準備を進める参考にしてください。
Q1.大塚製薬は薬学部でないと就職できませんか?
薬学部以外からも就職が可能です。
大塚製薬では研究技術職・生産職だけでなく、ビジネスIT職や営業職などさまざまな職種を募集しています。研究・生産分野でも、生命科学・化学・食品・機械・電気など、職種によって幅広い専門性を生かせます。
一部の職種では、理系修士・博士などの応募条件が設定される場合があります。希望する職種ごとに応募資格を確認しましょう。
Q2.大塚製薬に学歴フィルターはありますか?
公表されている情報から、明確な学歴フィルターがあるとは確認できません。
実際に採用実績は旧帝大をはじめとする国立大学だけでなく、私立大学や薬科大学など幅広くなっています。
大学名そのもので弾かれる可能性が低いですが、競争率が高いため、自身の研究成果を入念に言語化して戦う必要があります。
Q3.大塚製薬では大学院卒の方が有利ですか?
職種によって異なります。
MR職や営業職、ビジネスIT職などは学部卒から応募できる職種があります。一方、研究系やMSLなど高度な専門知識が必要な職種では大学院での研究経験が生かしやすく、一部では修士・博士などの応募条件も設定されています。
「自分が希望する職種にどの程度の専門性が必要なのか」を基準に、進路を検討しましょう。
Q4.大塚製薬のインターンシップに参加すると選考に有利ですか?
インターン参加者には、早期選考ルートが案内されており、本選考でも有利に働きます。
体験談では、インターン参加者限定の早期座談会やOB訪問案内や早期ルートでの面接枠確保、一次免除などの優待が報告されています。
Q5.インターンシップ選考で落ちてしまったのですが、本選考にエントリーすることはできますか?
インターンシップの選考結果が、本選考の合否に悪影響を及ぼすことはありません。
インターンシップ選考の倍率は50〜60倍とも言われ、本選考よりも高い倍率、上位校が集中する傾向があります。
そのため、うまくいかなかったからといって落ち込む必要はありません。むしろ、インターン選考の経験は、確実にプラスになります。諦めずに挑戦を続けましょう。
まとめ
大塚製薬は、医療関連事業とニュートラシューティカルズ関連事業を展開するトータルヘルスケアカンパニーです。
製薬会社としての研究開発力に加え、ポカリスエットやカロリーメイトなど新しい市場を生み出してきた独創性にも大きな特徴があります。
理系学生にとっては、薬学・生命科学だけでなく、化学・食品・機械・電気・情報・データサイエンスなど、多様な専門性を生かせる点も魅力です。
一方、大塚製薬は理系学生からの人気が高く、希望する職種によっては高い専門性も求められます。内定を目指すのであれば、「自分の研究や専門性を、大塚製薬のどの仕事で、どのように生かしたいのか」を整理しておきましょう。
企業研究やインターンシップ、OB・OG訪問を通じて仕事内容への理解を深め、自分ならではの志望動機を作ることが選考突破への第一歩です。
加えて、企業視点で自分の強みを知ることも重要です。そのためにも、まずは企業と理系就活生のマッチングサービス「TECH OFFER」に登録しましょう。
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