こんにちは。理系就活情報局です。

26卒(2024年4月時点で3年生になった学生)の皆さんは、いよいよ本格化する就職活動を前に、さまざまな不安をお持ちではないでしょうか?

「就活といっても何をしたらいい?」「どこから手を付けたらいいかわからない…」

そんな人におすすめしたいのが、サマーインターンへの参加です。まずは、サマーインターンに焦点を当て、情報収集→エントリー→選考→サマーインターンという流れを体験すれば、就活の良いスタートを切れます。

本記事ではサマーインターンの種類や参加するメリット、探し方や準備の仕方など、サマーインターンについてさまざまな角度から紹介します。ぜひ参考にしてください。

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サマーインターンとは?

サマーインターンとは?

インターンに参加したことのない人にとって、「サマーインターン」と言われてもイメージしにくいかもしれません。まずはサマーインターンの概要を把握しておきましょう。

就活におけるサマーインターンの位置づけを理解しよう

サマーインターンの募集は4月中旬ごろから始まります。本選考が始まる前に、本選考と同様のエントリーや書類選考、面接などが経験できる点がメリットです。

サマーインターンに参加し、実際の職場・仕事内容の一部の体験を通して、志望業界や企業で働くことのイメージを明確にできます。

サマーインターンとは、就活が本格化する前に選考のプロセスを体験でき、自分自身の志望業界や志望企業を明確化する機会として位置づけられます。

サマーインターンの種類

サマーインターンは、学生が集まりやすい夏季休暇時期に開催されます。一年を通して最も多くの企業が参加するのがサマーインターンです。

サマーインターンは大別して以下の3種類があります。開催期間・目的が異なるため、整理しておきましょう。

  • 1dayインターン

半日〜1日で開催されるインターンです。会社説明が中心で、現場の社員と交流したり、簡単なグループワークが行われるところもあります。

現場の人に話を聞いたり、職場見学を行ったりして一歩踏み込んだ業界研究や企業研究が可能です。そのため、まだ自分の志望がはっきりとしない人は参加する価値があります。

また、選考がないところも多く、参加しやすいインターンです。

  • 短期インターン

2、3日から1週間程度で開催されるインターンです。会社説明や職場見学だけでなく、業務体験や企業が用意した独自プログラムを体験できます。

参加には選考が課せられるのが特徴です。選考を通過すればインターン参加だけでなく、本選考の1次をパスできるなどの優遇措置を受けられる企業も多いです。

  • 長期インターン

ベンチャー企業が行うインターンで、2週間以上から数か月にわたって開催され、正社員と同様の実務が経験できます。社員と同様の扱いで、仕事の成果も求められるとともに給与も時給の形で支払われます。

採用選考で有利になるばかりでなく、他企業の選考でも自己PRなどで伝えた就業体験は評価の対象となります。

参加する種類を考えよう

何のためにサマーインターンに参加するのか目的をはっきりさせた上で、自分がどのタイプのインターンに参加するかを考えましょう。

【例】

  • ・志望業界がまだはっきりしない人…複数の1dayインターンに参加する
  • ・第一志望の企業がはっきりしている…志望先のインターン、及び同業界のインターンにエントリーする

サマーインターン参加のメリットは?

サマーインターン参加のメリットは?

サマーインターンへの参加は、主に4つのメリットがあります。それぞれについて詳しくみていきましょう。

「就活」の実質的なスタートが切れる

ほとんどの就活生にとって自分で情報収集し、志望先を決めて選考に臨むのは初めての経験です。本選考に先んじて行われるサマーインターンで、本選考と同じ採用プロセスを経験することは就活生にとって得難い経験です。

「就活といっても何をしたら良いかわからない」ととまどう就活生にとって、サマーインターンへの参加は、具体的な行動の道しるべとなります。

サマーインターンは参加企業・種類が多い

夏季休暇中に行われるサマーインターンは、秋・冬に開催されるインターンに比べて、多くの企業が参加します。

そのため、志望業界・志望企業がはっきり定まっていない就活生は、インターンに参加することを通して比較しながら自分の志望を明確化できます。

「企業」について具体的に理解できる

学生にとって「企業で働く」ことは、イメージしづらいものです。「働く」ことの中身は、現場で働く人の話を聞いたり、実際に目で見たりすることで初めて具体的なものとなります。また、業務の一部でも自分が体験できれば、今後の就活の大きな財産となります。

参加者を対象としたアプローチがある場合も

サマーインターンに参加すると、参加後に参加者限定のセミナーや交流会などに招待される場合があります。また、選考を経てインターンへ参加した人は、本採用で1次選考を免除されるケースもあるようです。

内閣府の「学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査結果について」でインターンシップ後のアプローチに関する結果が報告されています。同調査によれば2023年インターンシップの参加後に、参加者を対象としたアプローチを受けたかについて、「早期選考の案内」が65.2%、「採用説明会・セミナーに参加した」が57.4%、「採用試験、面接等を受けた」が48.0%だったとのことです。

今後、インターンから内定につながるケースはさらに増えていくと考えられます。

サマーインターンの探し方

サマーインターンの探し方

すでにインターンの募集要項を出している企業もあります。サマーインターンの探し方を紹介します。

就活サイトを活用する

就活サイトには多くの企業の求人が掲載されているため、自分が関心のある業種や職種、働き方で検索して比較しながら企業を選べます。同様に、サマーインターンを開催している企業を調べたい場合にも利用でき、多くの企業を比較したい人におすすめです。

Webサイトで探す場合は次の記事も参考になります。

インターン特化型サイトを活用する

インターンを開催する企業に絞ったサイトもあります。業界別・職種別・所在地・期間など条件を絞って検索できるため、簡単に情報収集ができます。

大学のキャリアセンターを活用する

大学のキャリアセンターにもサマーインターンの募集が届きます。ナビサイトや専門サイトに比べて量は少ないですが、大学経由でしか募集しない企業、OB・OGの活躍から同じ大学出身者の採用を希望している企業もあるため、まめにチェックしましょう。

また、キャリアセンターでエントリーシートの添削や面接練習もできるので、キャリアセンターの職員と相談しながら進めましょう。

就職四季報を活用する

四半期ごとに日本の全上場企業の企業データなどを『会社四季報』として刊行している東洋経済新報社は、就活生向けに「就職四季報」を出しています。総合版とは別に、例年5月下旬〜6月上旬に「企業研究・インターンシップ板」が出版されるため、参考にしてください。

企業の採用サイトで探す

漠然とでも志望する企業・興味のある企業がある人は、企業の採用サイトを見てみましよう。サマーインターンの募集が出ているかもしれません。

逆オファー型サイトを活用する

逆オファー型サイトに登録しておけば、自分の専攻学部や希望条件に合った企業の方からオファーを受けることができます。

理系学生を求めている企業の多くはBtoB(法人取引)で、就活生が聞いたことがない企業も珍しくありません。しかし、逆オファーサイトに登録しておけば、自分は知らなくても、自分の専攻内容やスキルにマッチする企業と巡り合えます。

TECH OFFERも逆オファーサイトのひとつです。TECH OFFERに登録し、自分にピッタリの企業からオファーを受けてください。

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サマーインターンのスケジュール

サマーインターンのスケジュール

サマーインターンのスケジュールを確認しておきましよう。

4月~6月:サマーインターン情報公開

4月頃からサマーインターンの企業情報や説明会、セミナーなどが開催されます。企業によっては4月中旬から5月で募集を締め切るところもあるため、気になる企業があれば早めに動き出す必要があります。

5月下旬~7月上旬:エントリー・インターン選考

5月下旬頃から6月にかけて、サマーインターンのエントリーが始まります。時期を確かめ、遅れないようにエントリーしましょう。

6月下旬から7月上旬にかけてインターン選考が始まります。エントリーシートの提出・選考面接も本選考の絶好の予行演習となるため、積極的に活用してください。

7月~9月:サマーインターン開催

7月から9月にかけて、サマーインターンが開催されます。

秋以降のインターンを検討している人や残念ながら採用選考に落ちた人は、オータムインターンに向けての情報収集やサマーインターンの振り返りを行いましょう。

サマーインターンに向け準備を開始しよう

サマーインターンに向け準備を開始しよう

サマーインターンに向け、何をどのように準備すべきかを説明します。

情報収集はどうする?  

先述のようにナビサイトや専門サイト、キャリアセンター、企業の採用サイトなどサマーインターン情報を入手するにはさまざまな方法があります。

自分がサマーインターンで何を得たいかを明確にしておかなければ、企業から出されている採用情報を上から順番に眺めるだけに終わってしまいます。

遠回りに思えても、どんな社会人になりたいか、社会人として何をしたいかという根本をしっかり見極めるのが大切です。「どんな企業で働きたいか」「自分の長期的な目標はどんな企業で達成できるのか」を考えながら、「自分が探す企業」の枠を絞りましょう。

志望動機・自己PRの書き方を学ぶ

就活生は、志望動機や自己PRを何度も書くことになります。サマーインターンはその第一歩です。多くの人にとって、初めて志望動機や自己PRは難しく感じるかもしれません。しかし、基本的なパターンを理解して自己分析を通じて書き続ければ、本選考までに質の高い志望動機や自己PRが書けるようになります。

志望動機の詳しい書き方については、次の記事で詳しく説明されています。参考にしてください。

面接の準備をしよう

サマーインターンの面接は、就活生にとって企業の採用担当者と直接対面する初めての機会です。しっかり準備すれば得るものも多いため、対策をして臨んでください。

面接の多くは、エントリーシートに書いたことを深掘りする質問が中心になります。

【自己PRを深掘りする質問】

・自己PRをしてください
・あなたの強み(弱み)を教えてください
・学生時代に頑張ったことを教えてください

【志望動機を深掘りする質問】

・エントリーシートを元に自分の答えを作成し、スムーズに答えられるように練習してください。
・インターン面接の対策法については次の記事でも詳しく説明してあります。ぜひ参考にしてください。

サマーインターンで気をつけること

サマーインターンで気をつけること

サマーインターンに参加する際には、次の点に気をつけてください。

参加の目的を明確にする  

自分の目的をはっきりさせていないと、参加しても何も得られずに終わってしまいます。サマーインターンに参加する際には、目的意識を持って参加しましょう。次のような目的を、自分なりに定めます。

【目的の例】

・希望する企業で働く人に、社内の一員となるためにどんな準備をしたらよいか聞く
・採用担当者に自分を覚えてもらう
・A業界とB業界のどちらに自分が向いているか、1dayインターンに参加して見定めたい

自己分析・企業分析を行った上でエントリーする

自己分析や企業分析は、実際にやってみなければ自分の強みや興味を本当に見つけられません。自己分析や企業分析を繰り返すことで志望業界・企業が明確になり、志望動機も深掘りされていきます。

まずは、自分に合ったサマーインターン先を見つけるために自己分析や企業分析を始めましょう。

次の記事では自己分析のやり方について詳しく説明しています。参考にしてください。

本選考の一部であることを理解する

サマーインターンは、これから始まる本選考の重要な一歩です。「採用に直接関係がない」と明記されている企業でも、インターン期間中のパフォーマンスや経験は、今後の採用に影響を与える可能性もあります。

サマーインターンはあくまで本選考の一部であり、真剣に取り組むべきものと認識しましょう。積極的に参加し、貴重な経験や人脈を築くことが重要です。

サマーインターンに参加して就活の好スタートを切ろう

本記事ではサマーインターンについてさまざまな角度から紹介しました。

サマーインターンは、就活のスタートに位置づけられます。サマーインターンの準備を通して、スムーズに就活のスタートを切れます。サマーインターンのメリットは、企業について詳しく理解できる点だけではありません。サマーインターンに参考するためにはエントリーシート作成・面接と本採用とほぼ同じ形式の選考プロセスを経験できるため、本番に向けての予行演習にもなります。

サマーインターンの情報は、4月下旬から6月にかけて続々と出てきます。自己分析を行い、企業研究を始めましょう。自分なりの目標を持って、サマーインターンに参加してください。

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