「最終面接は入社意思の確認だけで落ちることはない」と考える方も多いでしょう。
しかし残念なことに、最終面接まで通過しても内定をもらえないケースも存在します。
そんな中、最終面接の面接官がどのような反応をすれば合格・不合格なのか気になる方も多いのではないでしょうか?
今回は最終面接で落ちるフラグや合格するフラグについて解説します。
これから最終面接を迎える就活生はぜひ参考にしてください。
最終面接で落ちる確率は?

最終面接で落ちる確率は、企業によって異なります。
例えば、最終面接を役員や社員が担当し、入社意思を確認するだけというケースではほとんどの応募者が合格することもあります。
一方で、最終面接での評価が採用可否に大きく影響を与える場合、最終面接まで通過しても不合格者が数多く出る場合もあるでしょう。
入社後すぐに退職されてしまうと、採用コストが無駄になってしまうため、企業は採用を慎重に検討するケースが多いです。
そのため、最終面接まで進めたとしても不採用になる確率があることを念頭においておきましょう。
最終面接で落ちる5つのフラグ

最終面接で落ちるフラグとして、以下の5つが挙げられます。
- ・発言に対する反応が薄い
- ・面接時間が予定よりも短い
- ・質問内容が具体的でない
- ・入社後の話が一切ない
- ・面接結果をメールで送ると言われる
ただし、上記フラグが見られたとしても合格する可能性もあるため、あくまで目安として捉えましょう。
発言に対する反応が薄い
応募者の発言に対する面接官の反応が薄い場合、最終面接で落ちた可能性があります。
基本的に好印象で共感できる回答を得られた場合、うなずきなどのリアクションを行うのが自然です。
反応が薄い場合、応募者の発言に面接官が思った回答を得られずしっくり来ていない様子を表しています。
企業側が求める回答ができていない可能性があり、面接の評価が低くなる可能性があります。
面接時間が予定よりも短い
面接時間が予定よりも短い場合、最終面接が不合格の確率が上がります。
本当に採用したい人材であれば応募者への質問も多くなる上、自社のアピールも増えるため、面接時間が長くなるでしょう。
そのため、面接が短時間で終わった場合、早々に不合格と判断された可能性があります。
ただし、入社意思の確認だけの場合は面接が短時間で終わったとしても合格するケースがあります。
質問内容が具体的でない
質問内容が具体的でない場合も、最終面接で落ちる可能性があります。
企業は興味のある人材に対して、応募者を深掘りする具体的な質問を繰り返すのが一般的です。
すぐ次の話題に移るなど淡々と質問が行われる場合は、応募者に興味がないのかもしれません。
ただし、最終面接時点で採用を決めている場合は、確認事項だけを淡々と質問されるケースもあります。
穏やかな雰囲気で入社後の話が多い場合は、質問が淡々としていても合格する場合があります。
入社後の話が一切ない
入社後の話が一切ない場合も、最終面接で落ちる可能性があります。
不採用が決定した応募者に対して、面接官が入社後の話をすることはありません。
そのため、入社後の業務内容や配属希望部署など、今後の話が一切ない場合は採用の可能性が低いです。
面接結果をメールで送ると言われる
面接結果をメールで送ると言われた場合も、最終面接は不合格の確率が高いです。
内定の場合は、承諾後の必要書類の案内などを行うため、電話で直接伝えるケースが多くなります。
一方で、不合格者の場合はその後の確認事項もないため、メールで連絡を済ませるケースが多いです。
ただし、応募者が多い場合などはメールで内定通知し追って電話連絡する場合もあります。
最終面接4つの合格サイン

最終面接で以下4つのサインが見られた場合は、合格の可能性が高いです。
- ・予定よりも面接時間が長い
- ・相手がメモをよくとっている
- ・今後について詳しく説明される
- ・就活状況を詳しく聞かれる
ただし、上記サインも合格が保証されるわけではないため、あくまで目安として捉えましょう。
予定よりも面接時間が長い
面接時間が予定よりも長い場合、最終面接合格の可能性が高いと言えます。
具体的な質問をいくつもされ、志望度合いの確認があり面接が長引いた場合は、それだけ企業が応募者を採用したいと考えているからです。
ただし、応募者を慎重に見極めるため面接をじっくり行うケースもあるため、面接内容を含めて判断する必要があります。
相手がメモをよくとっている
相手がよくメモをとっている場合も、最終面接合格の可能性が高いです。
興味がある応募者の場合、一般的に面接官は応募者の情報をもらさずメモを取る傾向があります。
そのため、自分の発言に対してよくメモをとる行為は、面接官の採用意欲が高いことの表れでもあります。
今後について詳しく説明される
入社後の話など今後について詳しく説明される場合、合格の可能性が高いです。
面接官は採用したい応募者に対して、最終面接で自社のアピールを行う傾向があります。
入社後の業務内容や配属部署などを説明し、具体的なイメージを持ってもらおうと行動します。
また、企業のビジョンに共感している応募者に対しては、今後の事業展開など将来的な展望を話すケースもあるでしょう。
ただし、仕事の大変な部分を伝えて、そのリアクションから採用しても問題ないか確認しているケースもあります。
事前に企業の業務内容などを情報収集し、入社意欲を示せるよう準備しておきましょう。
就活状況を詳しく聞かれる
他社の選考状況など就活状況を詳しく聞かれる場合は、合格の可能性が高いです。
企業は限られた採用枠で活動を行っており、最終的に何人採用できるかを予想して内定を出しています。
そのため、採用を検討している応募者に対して、内定を出したら入社してくれるか見極めたいと考えており、他社の選考状況などを把握しています。
「内定を出したら承諾できるか」という趣旨の質問をされることもあるため、明確に回答できるよう準備しておきましょう。
最終面接を成功させる4ポイント

最終面接を成功させるポイントとして、以下の4つが挙げられます。
- ・論理的に回答する
- ・面接のチェックポイントを事前に把握する
- ・企業研究を徹底する
- ・明るい姿勢・態度を保つ
最終面接の際は、上記ポイントを意識して臨みましょう。
論理的に回答する
最終面接では、論理的に回答することを意識しましょう。
思いついたことをよく考えずに発言してしまうと、他の回答と矛盾するなど発言の信ぴょう性が低くなってしまいます。
回答する時は結論から述べることで、相手に自分の意図を伝えやすくなります。
例えば「私の強みは〇〇です。」など、結論を先に述べてから、それを証明するエピソードを述べることで相手に話を理解してもらいやすくなるでしょう。
面接のチェックポイントを事前に把握する
事前に最終面接でチェックされるポイントを把握しておくことも重要です。
最終面接では、一次面接や二次面接の結果をもとに応募者のスキルを再度チェックします。
自社にあった人材をより精査して採用することが目的だからです。
また、最終面接では入社意欲がどれだけあるかも確認されます。
内定を出した応募者に辞退されてしまうとかけたコストが無駄になってしまうためです。
最終面接では自身の入社意欲をはっきり伝えられるよう、回答を準備しておきましょう。
企業研究を徹底する
企業研究も徹底しておきましょう。
最終面接では役員や社員など企業の重役が出席し、事業に関する専門性の高い話題が出る場合もあるからです。
逆質問でも、自分の思い込みで的外れなことを発言してしまうと、準備不足を疑われマイナス評価となります。
四季報を中心に業界や企業研究を徹底しましょう。
明るい姿勢・態度を保つ
基本的なことですが、明るい姿勢・態度を保って最終面接を受けましょう。
人の印象は外見などの見た目が大きな割合を占め、面接での態度が好印象だと応募者の発言も前向きに聞いてもらいやすくなります。
最終面接は緊張しやすい面ですが、小さな声で話すとマイナス評価を受けてしまうため、明るくハキハキと喋りましょう。
まとめ
最終面接まで通過しても、不合格になる可能性はあるため、事前準備を徹底して望むことが大切です。
「予定していた面接時間よりも短かった」など落ちるフラグが見られた場合も、面接内容によっては合格できる可能性もあるため、一喜一憂せずしっかりと受け答えすることが大切です。
今回の内容を参考に、志望企業の最終面接を突破し、内定を勝ち取りましょう。