「最終面接は入社意思の確認だけで落ちることはない」と考える方は少なくありません。

しかし残念なことに、最終面接で落ちるケースは確かに存在します。

最終面接で落ちるケースがある中、面接官がどのような反応をすれば合格・不合格なのか気になる方も多いのではないでしょうか?

今回は最終面接で落ちるフラグや合格するフラグについて解説します。

これから最終面接を迎える理系就活生は、ぜひ参考にしてください!

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最終面接とは?

最終面接とは?

企業と理系就活生の最後の摺り合わせ

最終面接は、一次・二次面接の評価をふまえつつ、経営者や役員目線で「今後自社に貢献してくれる人材か」を見極める場です。

最終面接でほかの理系就活生よりも抜き出るためには、経営者や役員が内定を出したいと思う決め手が必要になります。

この記事では、最終面接で落ちるフラグの例や「我が社に欲しい!」と思わせる人の特徴、最終面接で落ちたと感じた時の対処法を解説します。

「内定まであと一歩」のチャンスを逃さないよう、フラグを見分けながら対策していきましょう。

最終面接で落ちる確率

最終面接で落ちる確率

最終面接で落ちる確率は、企業によって異なります。

例えば、最終面接が入社意思を確認するだけのケースではほとんどの応募者が合格するでしょう。

一方で、最終面接での評価が採用可否に大きく影響を与える場合、最終面接でも不合格者が数多く出ます。

入社後すぐに退職されると、採用コストが無駄になるため、企業は採用を慎重に検討するケースが多くなります。

そのため、最終面接まで進めたとしても不採用になる確率があることを念頭においておきましょう。

最終面接で評価されるポイント

最終面接で評価されるポイント

①強みや能力

言うまでもありませんが、強みや能力は評価の大切なポイントです。

新卒はポテンシャルをみての採用となるため、能力や強みに加えて性格も重視される傾向があります。

説得力のある経験と能力をセットで訴求できれば、効果的なアピールとなります。

②入社に対する意思

企業は入社後も長く働く人材を求めているため、入社に対する意志の強さも重要視されます。

どんなに素晴らしい経験や能力があっても、入社意思が欠けている場合は採用に至りません。

入社後の困難に負けない入社意思を持っている点が、採用の最低条件になります。

③企業との相性

入社後も長く活躍し続ける人材を採用するために、組織との相性も評価のポイントになります。

個々が持つ能力を自組織で発揮できるかを見極めるために、現在在籍しているメンバーや組織風土と照らし合わせながら評価します。

最終面接で落ちる・不合格になる理由

最終面接で落ちる・不合格になる理由

最終面接は内定まであと一歩のところであり、最終面接で落ちる・不合格になるのは誰もが避けたいところです。

本章では最終面接で落ちる・不合格になる理由を解説します。

最終面接で落ちる・不合格になる理由を理解して、対策を立てましょう。

志望順位が低い

志望度は一次・二次面接でも合否に影響を与えてきましたが、最終面接でも同様に志望度が合否に影響を与えます。

企業側は最終面接に進んだ優秀な学生でも志望度が低いと判断すれば、採用することはありません。

また自社に対する志望度が低いと感じさせる学生は、活躍できるイメージが湧きにくいため、同様に採用を見送られる可能性は高くなります。

一次・二次面接で見せた志望度の高さを、最終面接でも引き続きアピールするようにしましょう。

業界・企業研究が十分でない

高いレベルでの業界・企業研究は熱意の裏返しにもなるため、企業に対して強いアピールになります。

一方で、業界・企業研究が十分でないと感じさせる受け答えは、入社への熱意が低いと捉えられて最終面接で落ちる要因となります。

最終面接で問われる業界・企業研究の質は、一次・二次面接とは異なり、経営層レベルの俯瞰的な理解が必要です。

業界での立ち位置や各部署で求められる役割など、一歩引いた目線を理解した上で面接に臨みましょう。

企業のビジョン・社風にマッチしていない

入社への熱意が高い場合でも、企業のビジョンや社風にマッチしていないと判断された場合は、最終面接で落ちる可能性が高くなります。

ポテンシャルや経験値が高い学生でも、企業のビジョンや社風にマッチしていない場合は活躍できない可能性が高いためです。

学生・企業の双方にとって不幸な結果となりやすいため、企業は相性も重視します。

逆質問ができていない

逆質問は業界・企業研究と同様に熱意のアピールになるため、逆質問の量と質は合否を決める要素になります。

最終面接で逆質問のない学生は熱意が低いと判断されて、最終面接で落ちる要因となります。

また、最終面接での逆質問は経営層レベルに合わせた内容が必要です。

今後の戦略や会社の現状、今後の業界についてなど経営層レベルしか答えられない質問を用意しましょう。

経営層レベルと話す機会は入社してからは少なくなるため、せっかくの機会と捉えて質問することをおすすめします。

入社意思の確認と考えて対策がおざなりになっている

もちろん最終面接を入社意思の場として用意している企業もありますが、基本的には一次・二次面接と同様に万全の準備をして臨みましょう。

ネットやSNSでは最終面接は意思確認の場との情報が出回っているため、最終面接の準備をせずに臨む方は少なくありません。

対策をせずに最終面接に臨んだ結果、普通の面接だった場合には良いパフォーマンスを出すことは難しくなります。

あと一歩のところで内定を得るところまで近づいてきているので、最後まで気を抜かずに対応することをおすすめします。

最終面接に落ちるフラグの例

最終面接に落ちるフラグの例

面接官の反応や雰囲気が悪い

応募者の発言に対する面接官の反応が薄い場合、最終面接で落ちる可能性があります。

基本的に好印象で共感できる回答を得られた場合、うなずきなどのリアクションを行うのが自然です。

反応が薄かったり、発言への否定や反論が多い場合は、面接官が思った回答を得られていないことや会社とのミスマッチを示しています。

企業側が求める回答ができていない可能性があり、面接の評価が低くなる可能性があります。

入社後の話が一切ない

最終面接で入社後の話が一切ない場合も、最終面接で落ちる可能性が高いでしょう。

不採用が決定した応募者に対して、面接官が入社後の話をすることは基本的にありません。

反対に、採用したい理系就活生には、内定後のスケジュールや各部門の情報などの話をすることがあります。

入社後の業務内容や配属希望部署など、今後の話が一切ない場合は採用の可能性が低いといえる状態です。

面接時間が予定より短い

面接時間が予定よりも短い場合も、最終面接が不合格になる確率が上がります。

本当に採用したい人材であれば、応募者への質問が多くなることに加え、自社のアピールも増えるため、面接時間が長くなる傾向にあります。

反対に面接が短時間で終わった場合は、早々に不合格と判断された可能性が高まったといえるでしょう。

ただし、最終面接で入社意思の確認だけを行う場合は、面接が短時間で終わったとしても合格するケースがあります。

メールで内定連絡をすると言われる

面接結果をメールで送ると言われた場合も、最終面接は不合格の確率が上がります。

内定の場合は、承諾後の必要書類の案内などを行うため、電話で直接伝える企業がほとんどです。

一方で、不合格者の場合はその後の確認事項もないため、メールで連絡を済ませるケースが多くなります。

ただし、応募者が多い場合などはメールで内定通知し、追って電話連絡する場合もあるため、一概にメールの合否連絡=不合格とは限りません。

最終面接後のメールが遅いのは落ちるフラグ?

最終面接後のメールが遅いと心配になりますが、連絡の遅さは落ちるフラグではありません。

ほとんどの場合は、選考が長引いているか、担当者に他の予定があるため、連絡が遅くなっています。

特に休日や連休を挟んでの選考時は選考結果の連絡が遅くなるため、不要な心配をせず、できる就活対策の実施を心がけましょう。

最終面接の合格フラグ・サインの例

最終面接の合格フラグ・サインの例

最終面接で笑いが起こる

最終面接の合格フラグ・サイン1つ目は、面接官の間で笑いが起こることです。

笑いは好感を持っているサインでもあり、ちゃんと話を聞いてもらえている証拠です。

また、自身の面白いエピソードなどが笑いを誘ったのであれば、話とともにあなた自身にも興味を持って貰えている状態となります。

大きな笑いでなくても採用担当者が笑顔になるのは、良い結果につながりやすい兆候です。

自分の考え方や価値観に共感してくれる

最終面接の合格フラグ・サイン2つ目は、自分の考え方や価値観に共感してくれることです。

面接では質問の受け答えを通して、自分の考え方や価値観を企業側に伝えます。

企業側が自分の回答に相づちや笑顔などのリアクションをする場合には、合格の可能性が高いと考えてよいでしょう。

相づちや笑顔などポジティブなリアクションは、自分の考え方や価値観に共感しているからこそ生まれるものであり、企業側は共に働ける人材と判断しています。

他社の選考状況を聞かれる

最終面接の合格フラグ・サイン3つ目は、他社の選考状況を聞かれることです。

企業側が最終面接中に他社の選考状況を質問するのは、内定を出した場合を想定しているためです。

たとえば、質問から学生が他社の内定を持っていないと判明したとします。

企業側としては学生を確保するために、他の企業より先に内定を出すことで採用を有利に進めるなど採用に向けた戦略を考えています。

企業によっては他社の選考状況を質問しないケースもありますが、質問があった場合には

最終面接の合格フラグ・サインと考えてよいでしょう。

入社後の話題が多い

最終面接の合格フラグ・サイン4つ目は、入社後の話題が多いことです。

企業が最終面接で入社後の話題を持ち出すのは、他社の選考状況を質問するのと同様に内定を出した場合を想定しているためです。

入社後のギャップをできるだけ減らし、長く活躍して欲しいとの思いから配属が想定される部署や会社の現状などの話を持ち出します。

最終面接で入社後の話で盛り上がる場合には、内定の可能性が高いといえるでしょう。

最終面接で健康状態を聞かれるのは合格のフラグ

最終面接の合格サイン・フラグ5つ目は、健康状態を聞かれることです。

健康状態を聞かれるのは、能力や性格には問題が無く、入社を想定している状態となります。

現在の健康状態を素直に伝える形で問題ありません。

また、聞かれなかったからといって、不合格につながるものではありません。

聞かれることの少ない質問だからこそ、合格に近づいているフラグです。

最終面接に落ちる人の特徴

最終面接に落ちる人の特徴

発言に一貫性がない

最終面接に落ちる人の特徴1つ目は、発言に一貫性がないことです。

自分が最終面接の面接官だと想定してみてください。

これまでの面接で高い評価を得ていた学生と実際話してみて、「これまでの面接と発言が違うな」と思ったら、どう思うでしょうか?

最終面接は、内定を出すか出さないかを決める、最後の摺り合わせです。

発言に一貫性がなければ、「この理系就活生はうちで何がやりたいのだろう? 」とマイナスな印象を持たれます。

入社して活躍できるイメージも湧きにくくなるため、最終面接で不合格の判子が押される可能性は高まります。

失礼な態度を取っている

最終面接に落ちる人の特徴2つ目は、失礼な態度を取っていることです。

面接では発言内容だけでなく、マナーや身だしなみも評価の対象になります。

せっかく最終面接まで進んだのに落とされないよう、今一度自分の言動が良い印象を与えるものなのか、確認してみましょう。

入退室のマナーや丁寧な言葉遣い、服装の乱れや清潔感は、ビジネスでは最低限のマナーです。

一度、キャリアセンターや友達に客観的にチェックしてもらうのもおすすめです。

企業研究や逆質問の準備が不十分

最終面接に落ちる人の特徴3つ目は、企業研究や逆質問の準備が不十分であることです。

二次面接までは何とか突破できたとしても、最終面接では事前の準備不足が合否を大きく左右します。

きちんと企業研究ができていなければ、経営層の興味を引く深い発言はできません。企業ホームページを一通り眺めただけで企業研究をしたつもりでいれば、痛い目に遭うでしょう。

また逆質問は、面接の印象を底上げする最後のチャンスです。

面接に好印象を与える質問を理解して、「特にありません」で終わらせることがないよう、下準備をしておきましょう。

最終面接はほぼ受かると準備を怠っている

最終面接に落ちる人の特徴4つ目は、ほぼ受かるだろうと慢心している人です。

先程も準備の大切さを解説しましたが、就活は準備で合否が決まるといっても過言ではありません。

準備ができるのは、謙虚に前向きに努力する気持ちがあるからこそです。

受かるだろうと高をくくって慢心していると、能力が高くても採用には至りません。

就活生はまだ何者でもないため、謙虚な気持ちで準備・本番に取り組むのが非常に大切です。

最終面接で合格する人の特徴

最終面接で合格する人の特徴

結論から回答する

最終面接に合格する人の特徴1つ目は、結論から回答できる方です。

どんなに入念に準備をしたとしても、面接の場で話の内容が響かなくては良い結果に結びつくことはありません。

企業の経営層に「採用したい」と思わせるためには、まず最初に結論を述べ、何を伝えたいのかを明確にしましょう。

また、事前に想定される質問の答えをある程度準備しておけば、落ち着いて回答できます。

会話のキャッチボールが成立する

最終面接に合格する人の特徴2つ目は、会話のキャッチボールが成立する方です。

面接は、ただ質問されて答えるだけの場ではありません。

最終面接になかなか受からない人の中には、自分をアピールすることでいっぱいになり、コミュニケーションが取れていない方がいます。

最終面接では緊張しやすいですが、できるだけ落ち着いて面接官の話を最後まで聞いてから質問に答えましょう。

ひたすら壁に向かってボールを投げるのではなく、会話のキャッチボールを意識して、スムーズなコミュニケーションを取りましょう。

志望理由に一貫性があり社風と合う

最終面接に合格する人の特徴3つ目は、志望理由に一貫性があり社風に合う方です。

面接を重ねていくうちに、「毎回同じ志望理由を答えても大丈夫?」と心配になる方もいます。

不安になるかもしれませんが、発言には一貫性を持たせましょう。

面接官は、これまでの面接の評価を共有しています。

選考で評価されていた志望理由と違う発言をすると、最終面接の場で「思っていたよりも志望度が低いのかもしれない」と判断されかねません。

また、社風とのマッチ度も重要です。

最終面接の前には企業研究を振り返って、自分をその企業に合う人材として打ち出しましょう。

最終面接で落ちたと感じた時の対処法

最終面接で落ちたと感じた時の対処法

失敗を振り返る

最終面接で落ちたと感じた時の対処法1つ目は、失敗を振り返ることです。

試験結果が返却された後、振り返りをするように面接でも失敗から学ぶことが大切です。

最終面接をなかなか突破できない人は、十分に振り返りをしていない可能性があります。

だめだった時に気持ちを切り替えることも必要ですが、まずは何がいけなかったのかを振り返り、次に活かせるポイントを見つけてみましょう。

企業研究を再度おこなう

最終面接で落ちたと感じた時の対処法2つ目は、企業研究を再度おこなうことです。

最終面接を他企業の選考と並行で受けている場合には、改めて他企業の研究をおこない、選考に備えましょう。

企業は常に動き続けているため、新たな情報発信やビジネス展開など企業活動が知らない間におこなわれている可能性があります。

選考では最新の情報にキャッチアップできていないと「熱意が低い」と判断されるため、選考に備えて十分な企業研究が必要です。

想定質問をリストアップして対策する

最終面接で落ちたと感じた時の対処法3つ目は、想定質問をリストアップして対策することです。

企業研究と同様に、最終面接を他企業の選考と並行で受けている場合には想定質問を用意して、面接対策の精度を上げましょう。

最終面接でよくある質問は以下のとおりです。

  • ・「志望理由を聞かせてください」
  • ・「内定が出た場合には、どうしますか?」
  • ・「入社後のキャリアプランを教えてください。」
  • ・「弊社の事業で気になることや聞いてみたいことはありますか?」

ひととおり回答が用意できたら、次は深掘りに対する準備をしましょう。

深掘りされた場合に、どのように答えるかが用意できると、より万全の面接対策になります。

面接練習を重ねる

最終面接で落ちたと感じた時の対処法4つ目は、面接練習を重ねることです。

最終面接を突破できない人は、自分のどういう点がネックになっているのか自覚のある人も多いと思います。

緊張して上手く話せない、受け答えに自信がない、逆質問ができないなど、人によって不安材料はさまざまですが、すべて練習を重ねることで軽くなります。

大学のキャリアセンターを活用して、大丈夫だと思えるまで面接練習をしてみましょう。

逆求人型サイトを利用する

最終面接で落ちたと感じた時の対処法5つ目は、逆求人型サイトを利用することです。

就活のアクションは、必ずしも理系就活生から起こすものではありません。

ここ数年で浸透した逆求人型サイトでは、企業の方からアプローチがあり、就活で進行します。

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まとめ

最終面接まで通過しても、不合格になる可能性はあります。

内定を獲得するためには、事前準備を徹底して望むことが大切です。

最終面接に落ちるフラグが見られた場合も、面接内容によっては合格できる可能性もあるため、一喜一憂せず、最後までしっかりと受け答えしましょう。

今回の内容を参考に、志望企業の最終面接を突破し、内定を勝ち取ってください!