新卒採用では大手企業に入るチャンスが多いことから、有名企業や業界最大手を目指す方は多いでしょう。
通信業界を目指す場合は、NTT東日本を選択肢に挙げる方は少なくありません。
一方でNTT東日本のような大手企業は、学生の応募が殺到することから選考が厳しくなるのはいうまでもありません。
厳しい競争を勝ち抜くには、自身を強くアピールできる自己PRが必要になります。
今回はNTT東日本向けに自己PRの作り方と自己PRで評価されるポイントを解説します。
NTT東日本に応募する方で、自己PRに悩んでいる方は、ぜひ本記事を参考にしてください。
NTT東日本とは最大手の通信事業者
刺さる自己PRを作るには、エントリーする企業をよく知る必要があります。
本章ではNTT東日本とは、どのような企業なのかを解説します。
NTT東日本が求める人物像
NTT東日本は、求める人物像に以下の特徴を挙げています。
- ・主体性のある人
- ・変化を成長の機会と捉えて楽しめる人
- ・困難な状況でも粘り強く最後までやりきる人
- ・夢を実現するための情熱を持ち、仲間と協調・協創できる人
- ・本質を見極め、新しい価値を創造したい人
- ・つなぐ想いに共感できる人
全体的なキーワードとして、変化と情熱を持った人を求めている傾向にあります。
NTT東日本の平均年収・初任給
昨今では新入社員の初任給が上昇傾向にあることから、NTT東日本を受ける方も気になる方は多いでしょう。
NTT東日本の初任給は以下のとおりです。
高専卒・短大卒・専門卒 | 283,390円 |
大学卒 | 301,390円 |
修士了 | 313,390円 |
博士了 | 376,760円 |
※(2024年4月1日時点)
またNTT東日本の平均年収は、30歳前後で約600万円、40歳前後で約900万円とされており、高額な年収が期待できます
参考:NTT東日本 募集要項
NTT東日本の採用倍率
NTT東日本は知名度の高さから相当数の応募が集まり、採用倍率が高くなることは容易に想像がつきます。
NTT東日本の採用倍率は約30倍とされており、一般的な採用倍率より15倍以上となっています。
NTT東日本に入社するためには、相応の準備が必要といえるでしょう。
NTT東日本の選考フロー
選考フローを抑えることは、各企業の選考対策で最初のステップといえるでしょう。
NTT東日本の選考フローは、以下のとおりです。
- エントリーシート
- Webテスト
- 1次面接
- 最終面接
基本的には上記のフローで進みますが、場合によってはリクルーターとの面談やグループディスカッションが含まれるケースもあります。
NTT東日本向けの自己PRで評価されるポイント
自己PRで評価されるポイントは企業ごとに異なっており、評価のポイントは必ず押さえる必要があります。
本章ではNTT東日本向けの自己PRで評価されるポイントを解説します。
NTT東日本が求める人物像に合致する人柄である
NTT東日本では、明確に求める人物像に掲げていることから、自己PRの内容は求める人物像のいずれかに合致する内容にしましょう。
求める人物像に合致しない自己PRにすると、内容が素晴らしくとも自社に合わない学生と評価され、高い評価を貰うことは難しくなります。
入社後の活躍をイメージさせる内容である
自己PRは単に自分の強みを主張するだけでなく、強みを生かして企業に貢献する姿をイメージさせると高い評価を得られます。
たとえば、主体性を強みとしている場合、研究へ主体的に取り組んだエピソードを紹介すれば、入社後も積極的に働いてくれる学生と良い印象を持ちます。
NTT東日本向けの自己PRの例文4選
自己PRで評価されるポイントを把握できた一方で、実際にどのような文章を作ればよいのかわからない方は多いでしょう。
本章ではNTT東日本向けの自己PRの例文を4つ解説します。
NTT東日本向けの自己PRの例文:柔軟性をアピール
私の長所は、どんな出来事にも落ち着いて対処できる柔軟性です。
大学で所属しているオーケストラサークルの出来事で、本番直前に機材の故障に見舞われたことがありました。
突発的な出来事でしたが、日々メンテナンスをしていたこともあり、慌てずに対処をして事なきを得ました。
結果として、コンサートは無事開催することができ、観客に良い時間を届けることができました。
御社に入社後は、どのような場合でも落ち着いて判断をして、御社の業績に貢献できるように行動してまいります。
また日頃から準備を欠かさない姿勢も、突発的なトラブルに対処する手段と考えているため、基本を大事に行動いたします。
NTT東日本向けの自己PRの例文:粘り強さをアピール
私の強みは、厳しい状況でも諦めない姿勢です
大学生から始めた高級レストランのアルバイト経験を通じて、私の強みは磨かれました。
アルバイトを始めた当初、私の接客スキルは非常に未熟で、お客様からお叱りを多く受けました。
特にお客様への配膳時のマナーや対応が覚えられずに苦労しました。
このままではダメだと考え、業務終了後に振り返りと社員さんからアドバイスを受けるようにしました。
取り組みを続けた結果、最終的にはホールのリーダーとして接客を任せてもらえるようになりました。
このような経験から、厳しい状況でも、諦めずに取り組めば必ず成長できると自負しております。
御社に入社後も、同様の姿勢で取り組み、御社の発展に貢献いたします。
NTT東日本向けの自己PRの例文:協調性をアピール
私の強みは、目標をクリアに導くサポート力です。
強みは高校から大学生までの間、バスケ部のマネージャーをしてきた経験によって磨かれました。
マネージャーの役割は、練習のサポートだけと考えていましたが、チームの結果が出ないことに悔しさを感じ、私自身も変わる必要があると考えを改めました。
練習のサポートはもちろん、選手の体調管理やパフォーマンスのデータ分析などサポートの種類とレベルを上げるようにしました。
監督やキャプテンとのミーティングにも積極的に参加するようになり、マネージャーの立場からの提言を多くおこないました。
最終的には、チームは関東大会優勝の結果を残すことができました。
この経験を生かして、御社に入社後はチームメンバーに対してサポートを惜しまず、自分ができることを重ねていきます。
NTT東日本向けの自己PRの例文:発想力をアピール
私は配電盤への効率的な電力供給の研究を通して、強みである発想力を遺憾なく発揮してきました。
発想は突拍子もない考えではなく、海外の論文や実験で得た知見を基に生まれるため、高い確率で効果を発揮します。
研究では配線の課題に直面した際、人体の血管拡張術を基に新たな手法を開発して、課題を解決しました。
最終的には論文発表につながり、研究室の教授からアイデア力に対して、高い評価をいただきました。
御社に入社後も強みである発想力を生かして、現場で発生する問題の解決やサービス開発に貢献したいと考えております。
NTT東日本向けの自己PRの作り方
自己PRをどのような順序で作ればよいのか、わからない方は少なくありません。
本章ではNTT東日本向けの自己PRの作り方を解説します。
自己分析を通じてアピールポイントを整理する
自身の強みを理解できている場合には、いきなり文章を作りたくなりますが、一旦立ち止まっていただき、強みの整理から始めましょう。
生まれてから現在までを振り返り、得意なことや褒められた行為を振り返り、自身の強みをピックアップしていきます。
当初考えていた強みとは別の強みに気づける場合があるため、改めて強みを探す行為はおすすめです。
アピールポイントが伝わるエピソードを整理する
強みの再整理と同時に、得意なことや褒められた行為が具体的にどのようなエピソードだったかを整理しましょう。
エピソードは強みをアピールする際の裏付けとなるため、説得力の高い自己PRには欠かせません。
より具体的なエピソードとなるように、当時のことをよく思い出すようにしましょう。
アピールポイントを仕事にどのように生かすかを考える
自己PRでは、入社後に活躍できる学生と企業側を納得させる内容が求められます。
自身の強みを生かして、どのように企業へ貢献するかを考えます。
たとえば、発想力を強みとしている場合には、入社後に発想力で問題を解決できることをアピールします。
PREP法でまとめる
NTT東日本向けの自己PRの材料が集まったら、PREP法でまとめて完成させます。
- ・Point(要点):自身の強みをできるだけ簡潔に説明する
- ・Reason(理由):強みの理由を説明する
- ・Example(具体例):強みを生かせた場面を説明する
- ・Point(要点):NTT東日本で強みを生かしてどのように活躍するかを説明する
NTT東日本向けの自己PRの注意点:文字数制限がある
NTT東日本のエントリーシートでは、文字数制限のあることが多いため、超過しないように注意しましょう。
文字数を超過するとルールを守れない学生と捉えられ、書類選考で落とされることになります。
強く自分をアピールしたい気持ちから、文字を多く書きがちですが、文字数制限の有無は注意が必要です。
通信業界大手を目指すならスカウトサービスの利用を
NTT東日本のような業界大手の通信会社を目指す場合、一般的なエントリー以外にもスカウトサービスの併用を検討してみてはいかがでしょうか。
スカウトサービスとは、学生のプロフィールを基に企業が学生をスカウトするサービスです。
サービスに登録すると思わぬ出会いがあることから、近年おすすめのサービスです。
数あるスカウトサービスの中で、理系学生におすすめなのが『TECH OFFER』です。
『TECH OFFER』は理系学生に特化したサービスであり、通信系の企業が『TECH OFFER』を利用しています。
NTT東日本のような通信業界の大手企業を目指す方は、ぜひこの機会に会員登録してみてはいかがでしょうか。
まとめ
今回はNTT東日本向けに自己PRの作り方と自己PRで評価されるポイントを解説します。
今回解説した内容をまとめると以下のとおりです。
- ・NTT東日本の採用倍率は一般的な企業より高い
- ・NTT東日本向けの自己PRでは求める人物像にマッチした内容にする
- ・入社後の活躍をイメージさせる内容にする
NTT東日本は通信業界の最大手として魅力的な一方で、応募が殺到することが予想されます。
NTT東日本向けの自己PRの作成で悩んでいる方は、ぜひ本記事を参考にしていただければと思います。