負けず嫌いな性格といえば、アスリートやアーティストなどに多くみられる性格であり、ポジティブな性格として捉える方は少なくありません。

面接での長所に、負けず嫌いな性格を取り上げようと考えている方も多いでしょう。

一方で、負けず嫌いな性格を協調性に欠けると捉える方も一定の割合で存在しており、どのように表現するかは悩ましいポイントです。

負けず嫌いの良い面をアピールできれば、面接で良い評価を貰える可能性は上がります。

今回は新卒面接で、負けず嫌いな性格を長所としてアピールする際のポイントと例文を解説します。

負けず嫌いな性格のアピールに不安を感じている方は、ぜひ本記事を参考にしてください。

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負けず嫌いな性格は就活で長所として使える

負けず嫌いな性格は就活で長所として使える

結論をいいますと、負けず嫌いな性格は良い面をアピールできれば、就活で良い評価を受けやすいです。

本章では、負けず嫌いな性格の特徴や企業が負けず嫌いな性格を評価する理由を解説します。

負けず嫌いな性格と特徴

負けず嫌いな性格とは、競争や勝負事で負けると落ち込んだり、怒ったりするような方を指します。

過去の経験から、負けるとひどく落ち込んだ経験などがあれば、負けず嫌いな性格と思ってよいでしょう。

また負けず嫌いな方は、競争や勝負事で負けるのを嫌がるため、普段の行動や咄嗟の判断、ふるまいで以下の特徴が見られます。

  • ・向上のために努力を欠かさない
  • ・ここぞの場面での集中力がある
  • ・リスクの回避能力が高い
  • ・プライドが高い

上記の特徴に当てはまる方も、負けず嫌いな性格と判断してよいでしょう。

企業が負けず嫌いな性格を評価する理由

負けず嫌いな学生を高く評価する企業は少なくなく、理由としては強い競争心から努力し続けられるためです。

負けず嫌いな方は周囲と比較して劣ることを極端に嫌うため、成果を出すために努力を怠りません。

継続性はビジネスで成功する要素として欠かせないため、企業側は負けず嫌いな方を評価する傾向にあります。

負けず嫌いな方が向いている職種

負けず嫌いな方が向いている職種として、営業職が挙げられます。

営業職は売上高や利益率など結果が明確であり、同僚や他チームとの勝ち負けがハッキリします。

他者からの刺激がモチベーションになりやすい負けず嫌いな方には、営業職は向いている職種です。

負けず嫌いの言い換え方

負けず嫌いの言い換え例としては、以下が挙げられます。

  • ・向上心が強い
  • ・粘り強い
  • ・努力を惜しまずにできる
  • ・諦めが悪い
  • ・ストイックである

応募する企業・職種によっては、ダイレクトに負けず嫌いと表現するのが相応しくないケースがあります。一方で、自身の長所である負けず嫌いな性格は変えられないため、表現の仕方を変えることで対応しましょう。

面接で長所を「負けず嫌い」と答える構成

面接で長所を「負けず嫌い」と答える構成

本章ではテンプレートとして使える、面接で長所を負けず嫌いと答える構成を解説します。

①結論:長所は負けず嫌いな性格と端的に伝える

結論ファーストがビジネスの基本のため、面接での回答もはじめに長所を伝えます。

「私の長所は、負けず嫌いな性格です。」

面接官はどのような点で負けず嫌いなのかに興味をもちやすくなるため、説明への理解力が高まります。

②エピソード:負けず嫌いな性格が際立ったエピソードを伝える

単に負けず嫌いと回答するだけでは説得力に欠けるため、負けず嫌いな性格が際立ったエピソードをあわせて伝えます。

「大学の部活では実績があるメンバーにも負けることが嫌だったため、多くの時間でトレーニングをおこない、自分を追い込みました。最終的には、3年生からスタメンにも選ばれるようになりました。」

エピソードは学生の個性を表現できる部分のため、自分らしいエピソードを盛り込むと企業側の印象に残りやすくなります。

③生かし方:負けず嫌いな性格を仕事でどのように生かすかを伝える

最後は入社後に負けず嫌いな性格を、どのように生かすかを以下のようにアピールします。

「御社に入社後は厳しい状況でも諦めない負けず嫌いな性格を生かし、よりよい成果を出すために努力し続けていきます。」

面接で長所を「負けず嫌い」と答える際のポイント

面接で長所を「負けず嫌い」と答える際のポイント

本章では面接で長所を「負けず嫌い」と答える際のポイントを解説します。

負けず嫌いな性格にポジティブなイメージを持つ方もいる一方で、ネガティブなイメージを持つ方も一定数います。

面接で良い評価を受けるためには、ネガティブな印象を与えない工夫が必要です。

他者の意見や姿勢を受け入れる姿勢をみせる

負けず嫌いな性格に対して、競争心の高さから他者を受け入れないとの印象を持つ方はいます。

ネガティブなイメージを払しょくするために、回答に他者の意見を受け入れる姿勢を盛り込みましょう。

競争に打ち勝ったことだけを強調すると独善的な印象を与えるため、注意が必要です。

企業に合わせて「負けず嫌い」を使い分ける

企業には各々で求める人物像があるため、企業に合わせて負けず嫌いの表現を変える必要があります。

たとえば、個人の自律性を重視する企業に対しては、向上心が強い性格と表現した方が良い評価を受けやすくなります。

応募する企業に合わせて、負けず嫌いの表現を変えるためにも企業分析は念入りにおこないましょう。

他者ではなく自分に勝った点をアピールする

負けず嫌いな性格をアピールする際、チームメイトやクラスメイトに打ち勝ったことを強調しがちですが、独善的な印象を与えるため注意が必要です。

他人や組織のことは後回しであり、自分さえよければ良い人物との印象を与えかねないためです。

協調性は多くの企業で求められるため、他者ではなく自分に打ち勝ったことをアピールしましょう。

自分に打ち勝ったことをアピールすれば、自律性の評価にもなります。

面接で答える長所「負けず嫌い」の例文

面接で答える長所「負けず嫌い」の例文

本章では面接で負けず嫌いな性格を長所として回答する例文を解説します。面接で負けず嫌いな性格を長所として回答する際、注意すべきポイントがいくつかあるため、回答作りは簡単ではありません。NGな回答例とあわせて、参考にしてください。

面接で答える長所「負けず嫌い」の例文①:部活

私の長所は負けず嫌いな性格です。

負けず嫌いな性格が功を奏したのは、大学のサッカー部での出来事です。

大学のサッカー部は強豪であり、高校の全国大会経験者が多く入部するほどのレベルでした。

最初はレベルの高さに諦めそうになりましたが、実績があるメンバーにも負けることが嫌だったため、トレーニングでひたすら自分を追い込みました。

トレーナーやコーチにアドバイスを仰ぎながら、地道に努力を続けた結果、最終的には3年生からスタメンに選ばれるようになりました。

厳しい状況でも諦めずに努力ができる人間だと自信が持てるようになりました。

御社に入社後も、どのような状況でも諦めずに努力を続けて、成果を上げていきたいと考えております。

面接で答える長所「負けず嫌い」の例文②:研究

私の長所は負けず嫌いな性格です。

負けず嫌いな性格が功を奏したのは、大学の研究室です。

研究室では切り口こそ違いますが、他のメンバーも同じ分野を研究するため、刺激を受けていました。

特に、同期が研究で良い成果を出すたびにモチベーションが高まり、一層研究に打ち込むようになりました。

自分の考えだけでは行き詰まることが少なくなかったため、研究室の先輩や准教授にアドバイスを受けるようにしました。

さまざまな方にアドバイスをもらいつつ、研究を地道に続けた結果、私の論文は非常に高い評価を受けました。

研究室の教授からは研究結果はもちろん、柔軟な姿勢を評価していただきました。

御社に入社後も柔軟な姿勢で努力を続けて、研究成果を上げていきたいと考えております。

面接で答える長所「負けず嫌い」の例文③:サークル

私の長所は負けず嫌いな性格です。

負けず嫌いな性格が功を奏したのは、大学の吹奏楽サークルです。

吹奏楽サークルでは毎年秋に大規模な演奏会を実施しており、演奏会に向けて仕上げをしていました。

当時は例年に比べて仕上がりが良くないため、楽曲のレベルを落とす案も出るほどでした。

先輩方が作り上げてきたレベルを落としたくないと考えた私は、各パートリーダーと話し合いの場を持ち、問題を解決するように努めました。

多くのパートから全体合わせの時間が少ないとの意見が出たため、私はスケジュールを調整して全体練習の時間を増加させました。

ギリギリまで練習を重ねた結果、演奏会は例年通りのレベルで開催できました。

御社に入社後も、どのような状況でも周囲の方と協力しながら努力を続けて、成果を上げていきたいと考えております。

面接で答える長所「負けず嫌い」のNG例文①:エピソードが具体性に欠ける

私の長所は負けず嫌いな性格です。

負けず嫌いな性格が功を奏したのは、大学のサッカー部での出来事です。

大学のサッカー部は強豪であり、高校の全国大会経験者が多く入部するほどのレベルでしたが、最終的には3年生からスタメンにも選ばれるようになりました。

御社に入社後も、どのような状況でも諦めずに努力を続けて、成果を上げていきたいと考えております。

上記の内容では、負けず嫌いな性格がどのような形で、ポジティブに働いたのかがわかりません。過程を具体的に説明すれば、自身の人柄を企業側に理解してもらえる可能性が高まります。

面接で答える長所「負けず嫌い」のNG例文②

私の長所は負けず嫌いな性格です。

負けず嫌いな性格が功を奏したのは、大学の研究室です。

研究室では切り口こそ違いますが、他のメンバーも同じ分野を研究するため、刺激を受けていました。

特に、同期が研究で良い成果を出すたびに、モチベーションが高まり、一層研究に打ち込むようになりました。

研究室の先輩や准教授からアドバイスをいただきましたが、オリジナリティに自信を持っていたため、自身のアイデアを形にすることに注力しました。

結果として、私の論文は非常に高い評価を受け、学会で発表するに至りました。

御社に入社後も、どのような状況でも諦めずに努力を続けて、研究成果を上げていきたいと考えております。

上記の内容では独善的な印象を持たれるため、マイナスの評価を受けやすくなります。

発想力は研究で重要な素養ですが、周囲のアドバイスに耳を傾ける姿勢を強調し、他者と協力ができる人物との印象を与えましょう。

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まとめ

今回は新卒面接で、長所を負けず嫌いな性格とアピールする際のポイントと例文を解説しました。

今回解説した内容をまとめると以下のとおりです。

  • ・負けず嫌いな性格は就活で長所になる
  • ・負けず嫌いな一面だけでなく他者を受け入れる姿勢もみせること
  • ・企業に合わせて負けず嫌いの表現を変える

厳しい競争が続くビジネスの世界では、負けず嫌いな性格は成功に欠かせない要素の一つになります。

本記事を参考に企業に好印象を与えられる回答を作り上げ、面接に臨んでください。